今年の夏コミは行くことが確定しました。初参加だけど大丈夫かな〜なんて思ってたり。
ブルアカとアーマードコアのブースは絶対見ます(鋼の意志)
それでは本編です
ザッ・・・・・・ザッ・・・
「ハァっ・・・ハァっ・・・」
全身が痛い、撃たれたところの血が止まらない、いつ気絶してもおかしくないほど力が入らない。それでも、その痛みを我慢して一歩、また一歩と全身の力を込めて足を少しずつ進める
「アズサ・・・アズサ」
地面に横たわる妹の前に膝を下ろして名前を呼ぶ・・・返事はない
「逃げよう、ここから」
動かない妹を背負い、足を踏み出す・・・だが数歩歩いたところで限界が来て倒れてしまった
「ぐッ・・・!!」
一緒に横に倒れたアズサは動く気配がない
「守れなかった・・・いや、違う、俺が見殺しにしたんだ」
そうだ・・・俺が・・・俺が・・・アズサを・・・
「あ、あぁ・・・あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ーーーー!!!」
ピシッ
声にならない声を出し続け、何かが砕ける音が聞こえた
「ーーぐあッ!?」
強烈な頭痛が襲い、両手で頭を抑えつける。徐々に痛みが引いてきたところで、目の前に空間を歪ませ"ナニカ"が現れた
球体のソレの周辺は、空間が引き寄せられたように歪み、中心は奈落のように何も視えない。そして・・・
「呼んでいる・・・」
吸い寄せられるように、地面を這いずって近づき、宙に浮くソレに手を伸ばして触れようとした瞬間・・・意識を失った
気がつき目を覚ますと、奇妙な感覚を感じた。水中だ。でも息はできているし、視界もはっきりとしている。陽の光が差し込んで俺を照らしている
身体が水中?を上昇し、水面から顔を出す
「海・・・?」
辺りを見渡しても何もなく、見えるのは海水と遠く水平線から伸びてきている太陽、そして薄紫色に透き通った空
「ここが地獄・・・?」
地獄にしては何も痛くも苦しくもないし、目に映る景色が良すぎる
"ここは地獄じゃないよ"
「!?誰だ!」
いつの間にか後ろに男が立っていた。しかも気づいたら浅瀬の上に座り込んでいたため、急いで態勢を直す
"ごめんね、君を驚かせるつもりはなかったんだ"
男は「まぁそういう反応になるよね・・・」と言って困ったように軽く笑っている
「・・・ここは?どうして地獄じゃない?」
"ここは・・・うーん、説明が難しいんだけど、簡単に言えば君と私の別次元の世界って感じかな"
「別次元の世界・・・?人は死んだらこうなのか?」
"人が亡くなったらどうなるか・・・それは私にもわからないかな。それと、勘違いしてるみたいだけど、君はまだ生きてるよ"
「・・・お前は誰だ」
"私?私は・・・ただの大人だよ"
・・・大人。そうだ、あいつら大人が俺たちの自治区に来てから全ておかしくなったんだ。あいつらは俺たちから搾れるものは全て搾って、俺たち子どもを自分たちの戦力として利用していった・・・そして内戦を起こした
「だから・・・大人は殺す」
俺がまだ生きているのなら、俺が死ぬまで大人を殺せばいい。そうすれば、今度こそ地獄に逝ける、アズサを殺した罪を償える・・・
"それはダメだよ"
「黙れ、大人の命令は受けない」
"じゃあお願い、ただ理由もなく人を殺すのはやめてほしい。大人にも良い人はいるから"
「なら悪い大人は殺していいよな」
"もちろんだよ。君たち子どもに害なす悪い大人は消えるべきだからね"
「お前はどうなんだ」
"私は君たちの味方だよ。本当は私がやってあげたいんだけど、ここから離れられなくてね・・・だから、君にこれを預けるよ、手出してくれるかい"
嘘を吐いてない人間の目をしていた。恐らく信じても大丈夫だろうと思い、手を差し出す。男は俺の手を取り、冷たくも暖かい両手で包み込むと、何かが身体に入ってきた気がした
「何をした?」
"君の役に立つ物を渡したんだ。あっち側に戻ればわかるよ・・・それじゃあ、そろそろ君を戻すよ。こっちに長く居ると危ないからね"
「そうか、戻り方がわからないから任せた」
"うん、またね!・・・もう1人の私"
「!?待てどういうーーーー」
気づけば俺は簡易治療所のベッドの上だった。アズサも俺と一緒に救助され・・・死んでいなかった。今は一緒のベッドに横になっている
「兄・・・さん」
眠ってるアズサが寝言を言う
「アズサ・・・本当によかった」
・・・・・・何かを忘れている気がする・・・何を忘れているんだろう
「・・・っ」
また耳鳴りが・・・まあ時間が経てば治るかな
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「・・・?」
とある一棟のビル、その一室の暗いオフィスで男は"なにか"を感じ、書類に筆を走らせる手を止めた
「ふむ・・・アレの危険性は彼女も知っているはず・・・だが彼女なら・・・いや、それでもあまりに危険すぎる・・・」
先ほど感じた"なにか"の原因の危険性を知っている男は、白く光る顔の亀裂を歪ませ笑う
「クックック・・・まったく勝手なことをしてくれましたね」
男はデスクを立ち、ブラインドの隙間から外を見る
「ふむ・・・仕方ありません、直接行って確かめなねば」
男はそう言うと、黒い霧に包まれその場から消えた
「敵は撃ってくるやつだけだ。それ以外は全て無視しろ」
「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」
カタコンベから出てきたアリウスの各部隊が命令を受け各々の任務に就く
「さっきの爆発は何よ!?」
「そんなの私にもわからない!」
「襲撃です!意識のある人は反撃を・・・!」
調印式会場の大規模爆発を耐えた者は銃を取り、突如現れたガスマスクを着けた戦闘員へ反撃を開始する
しかし、相手が悪過ぎた。中には正義実現委員会や風紀委員会といった戦闘行為に慣れている者たちもいたが、アリウスはヘイロー持ちを迅速に制圧する術だけを学び、毎日1日も欠かさず訓練している。アリウスは全員が戦闘のプロだ
実戦は初の者も多いが、全員が内戦経験者、戦場の地獄には慣れていた
「撃ってきた!2時方向!」
「制圧する」
部隊のマシンガンナーが敵へ向けて制圧射撃を行い敵の身体を遮蔽から出させない。その隙に隠れて近づいた別の隊員が手榴弾を遮蔽に投げ込み制圧する
「よし、進むぞ、あとは
「サオリ、状況は?」
「今のところ大きな問題はない・・・だが、空崎ヒナと剣崎ツルギが厄介だな。偵察員が確認している」
「ヒヨリとミサキの部隊が担当だったな・・・
「まだ顕現は確認されてない・・・遅いな」
俺の『劫火』が影響してるのかもしれない・・・もう少し神秘の量を少なくするべきだったか?・・・いや、あれ以上は威力が小さ過ぎて敵が残りすぎるな
「2人は既に交戦中か?」
「ヒヨリは交戦して1分が経った。ミサキはもうすぐで連絡が来る筈だ・・・それにしても、あの爆発を起こした本人が、しかも本人から起きたっていうのにこんなにピンピンしてるのは恐ろしいな」
「硬さには自信があってな。それは普段俺と訓練してるお前ならわかるだろ?」
「ああ、そうだな」
その時、無線機から焦った声をしたミサキから連絡が入る
『聞こえてる?リーダー』
「ああ聞こえてる、どうした?」
『2分前に正義実現委員会とその幹部2名と会敵現在交戦中なんだけど!!ヒヨリの部隊がやられてヒナがこっちの敵と合流した・・・!』
「落ち着け、そう矢継ぎ早に言われてもわからん」
「だいぶ焦ってるな・・・」
これは・・・このままだとミサキが危ないな・・・下がらせようか
『増援を!!』
無線を開いてミサキに指示を出す
「ミサキ、撤退しろ」
『撤退?どこに?』
「ヒヨリの部隊の場所まで撤退だ。
『・・・ざっと1小隊は』
「ならそいつらにその場の防衛を命じてからヒヨリと合流だ。いいな?」
『・・・わかった』
「ミサキなら落ち着いてやれば大丈夫だ」
無線を切って息を吐く。指示出しはやっぱり慣れないな
「ふぅ・・・」
「流石だな。最初は焦ってたミサキもすぐに落ち着けてたぞ」
「コツはこっちの焦りを出さないで冷静に優しく命令することだ」
「焦ってるのか?」
「当たり前だ、この戦いが始まってから焦りっぱなしだよ。焦らない指揮官はいない、だからその焦りを心の中だけに留めて指揮するのが指揮官において最も大事なものの一つだぞ」
焦らない指揮官はその戦闘に興味がないか、部下の命を道具としか見ていない奴だ・・・お前のことだぞベアトリーチェ
「どこに行くんだ?」
「ヒヨリの部隊を見てくる。弱ってるところを狙って敵が来るかもしれないからな」
「あ、来てくれたんですね・・・!」
「怪我は?」
「えへへ・・・いっぱい撃たれちゃいました」
「今治療する、動くな」
ヒヨリの手を取り、神秘を流す。数秒で傷が治っていき、ヒヨリは不思議そうな顔をして驚いている
「あれ?さっきまで私、傷だらけだったのに!?」
「今回は特別だからな」
「ありがとうございますリオーーあっ」
「・・・それはもういい、好きに呼べ」
「え、いいんですか?えへへ、やったぁー!!」
そう嬉しそうにはしゃいでそのまま俺に抱きついてくるヒヨリを押し戻す
「任務中だぞアホ。いいか、もうすぐここにミサキの部隊が来るから、合流したら追ってくる敵を2つの部隊で足止めしろ」
「倒さなくていいんですか?」
「ヒナとツルギ2人を相手にお前たちじゃ厳しいだろうな・・・まあ倒せたら何か褒美をやる」
「えへへ、じゃあ頑張りますね!」
「おう頑張れ、じゃあ俺は他の子たちも見てくる」
それから俺は、傷つきながらも周りを警戒し続けている子たちを回って治療しながら、ヒヨリに話したことをもう一度説明して回った
水着マリーだぁあああ!!
マリー可愛いよマリー......見ているだけで惚れ惚れする
新規2人も水着姿が可愛いねぇ
貯金しなきゃ()