呆れ返る程平和な日記   作:坂木みさき

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まだ思いつくのでパッと

特に決めていませんが、1話1作位のペースの予定です。カービィやワドルディはゲーム準拠で喋りません。
喋るのはゲームて喋るキャラだけです。



カービィフレンズ・夢の泉

‪☆月α日

 

デデデ大王が国中の食料を盗んだ事件から少し経ってからのある日、俺は違和感を覚えた。

 

最近、夢見が悪いことに。

この国で目覚めてから夢を見ることが増えたが、基本的には幸せや楽しいなどプラスな夢なことが多いのだが、最近は少し悪夢が増えてきた。

かと言ってこの国で最弱の俺に出来ることは特にないので、カービィに相談しておくことにしよう。

 

ちなみになぜ俺がこの国で最弱なのかと言うと、ワドルディ1人にすら勝てないからである。

 

これっぽっちもワドルディに敵わない。俺がワドルディに勝っているのは身体の大きさのみであり、それ以外はワドルディに全てが負けている。

まあ、ワドルディ達は基本的に大人しいし、俺になにかしてくることは無いのだが……

 

ではなぜ気づいたのか?

それはたまたまワドルディやカービィ達とわちゃわちゃと遊んでいた時である。

楽しくなってテンションが上がったのか、みんなとは少し大きく、博士より小さい青いバンダナを巻いたワドルディが俺にジャンプで胸元に飛び込んできた時、いつもならワドルディやカービィを抱えている俺が吹き飛ばされたからである。

 

倒れたとか尻もちとかではなく、吹き飛んだ。ワドルディ5匹分くらいの距離で。ワドルディ基準の距離だと飛んだと思えないだろう?だが、体格差の問題がある。

 

その時思ったね。あ、俺はワドルディに勝てないなって。

博士曰く基本的にワドルディ族はこの国では最弱らしいのだが……そのワドルディ……バンダナくんに吹き飛ばされたってことは多分勝てないなと思った。

 

バンダナくんは悪気がないとはいえ俺を吹き飛ばした後からずっとよそよそしい。多分怪我をさせたとか、俺が怒っているとか思っているのかな?

 

ちなみに全くもって俺は怒っていない。ちょっとした事故だし、別に吹き飛んだ時に怪我もしていないからである。まあ、少しだけぶつけたから痛いかな?とは思ったけど、ご飯食べたらすぐ治ったし。

 

だからバンダナくんに気にしないでって伝えたいんだけど、なかなか俺の家に遊びに来てくれないから会えないのである。

 

俺は平和な国とはいえプププランドをひとりで遠くまでは出かけられる訳じゃないので、自分からバンダナくんには会いに行けないのだ。カービィと出かけてもいいけど、基本的にカービィは旅人の時の習慣なのかよく一人で出かけているのでなかなか頼みにくい。ちなみに夕飯には帰ってくるからカービィと俺の家で一緒に食べている。

 

バンダナくん、また遊びに来て欲しいな。

 

‪☆月β日

 

今日もかなーり夢が悪夢だった……ここ数日悪夢が続いている。うーむ、プププランドに何か起きているのだろうか。

博士から教わったことのひとつに、プププランドの観光名所もあった。夢に関連する事だと……夢の泉?だったかな。

 

いつかカービィやワドルディ達と行きたいと思っているのだが……まだまだ行けるのは先になりそうではある。

 

ただ夢の泉?に何かあって悪夢を見るようになるくらいならカービィに頼んで見てきてもらおうか……

でも数日前からカービィが帰っていないようなのだ。どこに行ったんだ?

もしかしたらカービィも悪夢を見るのに気づいて先に夢の泉に向かったのかもしれないな。

 

あ、あと今日は久しぶりに博士が家にやって来て、もう少しで解決するから我慢してね、と伝えに来てくれた。

ありがとな、博士。

 

‪☆月μ日

 

数日ぶりに日記を書く。

 

悪夢が酷すぎて最近寝れておらず体調を崩していたのだが、カービィが夢の泉に起きていた問題を解決してくれたらしく、久しぶりに快眠できた。

カービィも冒険から戻ってきた時に俺の家に報告をしに来てくれたのだが、俺がベッドの上で苦しんでいるのを見かねて、一緒の布団で寝てくれていた。カービィは俺から見たサイズだと抱き枕としてちょうどいいし、夜空から帰ってきたのか少しだけカービィの体がひんやりしていて気持ちが良く、気づいた時には抱きしめていた。

 

目覚めてから無理やり抱き枕にしてしまった事を謝りつつ、今回も事件解決のお礼としてM印のトマトと、俺特製のいちごのショートケーキをカービィに見せてみた。

Mトマトはカービィの好物と言うことは知っていたが、たまたま記憶に浮かんで作ったショートケーキを見たカービィは飛んで跳ねて大喜び。

 

そこまで喜んでもらえると作ったかいもあるというものである。

まあ、プププランドは果物は結構自生しているがケーキはなかなか見ないからレアモノだろう。

カービィもショートケーキがレアモノということに気づいて喜んでいたのに貰うのを躊躇うものだから、思わず笑ってしまった。

 

俺に笑われてすこし「むっ!」としているが遠慮せずに食べてくれと伝え、前の事件解決時と同様、俺もMトマトを片手にカービィに促した。

 

先にMトマトを齧り、「今回もありがとな」と伝え、にっこりとしたカービィがトマトを一口でぱくりとたべ、うっとりとした表情でショートケーキをフォークでちまちま食べているのを見て、また俺は笑ってしまった。

 

可愛いやつだな、カービィ。




俺(あなた)……「プププランド基準」最弱。ご飯を食べれば怪我が治る。基本的にプププランド住民。
カービィとはほぼ同棲している。

カービィ……基本的には一人で出掛けることが多いが、あなたといつか出かけたいなと思い、プププランドを探索している。
あなたが体調を崩したことは博士から聞いており、解決に乗り出した。あなたを苦しめてしまったことを少し後悔。ショートケーキは美味しかった!
前までは夕飯を食べたら家に帰っていたが、この件を境に寝る時もあなたと一緒。ベストフレンズだからね!

バンダナくん……最近他のワドルディより体が大きくなり、力が着いてしまい、他のワドルディより感情が表にでてきている。ただ力加減や感情の制御が上手くできない。ちなみにまだ話せない。あなたに怪我をさせてしまった事を後悔している。力を制御するために成長中

博士……ぜんちぜんのう。なんでもわかる。あなたアドバイザー
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