Ghost & Dash― 最速を継ぐ者 ―   作:Kataparuto

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決着の時。


Act.16 風の聖域

 5周目。

 セクター1では豪とカナタとの利害は一致していた。

 ここでのスリップストリームの消失は後続車との闘いが始まってしまうからだ。

 逃げる豪についていくカナタ。

 後方でもエマが巧みなブロックポジションを維持してベッケンバウアーの追い上げを防いでいた。

 鬼気迫るエマグリーンの走りに、あのベッケンバウアーも苦戦しているのかなかなか前へ出てこられない。

 そうこうしている間に豪とカナタ、エマとベッケンバウアーというペアが生まれ始めている。

 ここからもしエマを抜いたとしてもベッケンバウアーが追いつける可能性があるとすれば6周目のセクター1までだ、それ以降でのオーバーテイクでは間に合わない。

 そうして順位が維持されたまま、セクター2へ突入する。

 突入すると同時に豪がさらに加速した。

 路面状況の悪化はそのままセクター2とセクター3で豪が乗るRX-8-TTF(ツチヤチューニングファクトリー)の持つ圧倒的な空力安定性からもたらされる走りの違いが出てくる。

 他のドライバーが踏めない状況でもあっさりとアクセルを踏み抜いていけるのはそのままタイムに直結する要素だ。

 

 見えない空気の力で車体のブレを最小限に抑えるRX-8-TTF。

 だが真後ろを走るトヨタ86もまた、路面に弾かれた車体を即座に立て直し、ぴたりと食いついていた。

 片桐カナタもまた、悪路に強い男だ。

 足の魔術師と呼ばれた奥山が仕上げたトヨタ86は、荒れた路面でもカナタの操作を余さず受け止め、RX-8-TTFと渡り合えるだけのポテンシャルを備えている。

 だからこそカナタは、セクター2へ入ってからの猛プッシュを仕掛けていた。

 先ほどのスリップストリームの妙からカナタは確信していた。

 ここで抜いても後方のRX-8がアシストせざるを得ない以上ラストラップである6周目で前にいても何とかなるはずだ。

 豪の真後ろ、スリップストリームを巧みに使いコーナーで仕掛けようとする。

 RX-8-TTFのブレーキランプが点灯。

 僅かに呼吸を遅らせてからの、レイトブレーキ。

 相手の車体にこすりつけるようにするりと車体を横へ出るいつものスライディングアタック。

 相手の意識の外、アウト側から差し込むカナタの得意技。

 

――ここだ。

 

 そう確信した次の瞬間、カナタはわずかにクルマが前へ放り出されるような違和感を覚えた。

 即座にアタックを中断し、姿勢制御へ切り替える。

 危うさを残しながらも86はかろうじて姿勢を取り戻した。

 

――なんだ……まだタイヤには余裕があるのに……。

 

 カナタは、コーナーへ入ったところでの意図しないグリップ力の低下を感じ取ったのだ。

 何かがおかしい。

 確かにここまでの追い上げにおいてタイヤの消耗はある程度あった、だがベッケンバウアーのアシストのおかげでその消耗は予想の範囲内で、最後のスプリントバトルはできるはずだ。

 しかしだ、コーナーへ入ろうとするアプローチ、カナタの得意とするアウトからのスライディングアタック、するりと横へ付けてしまうあの技がなぜか使えない。

 速度も十分乗っているのだが、ブレーキからの地面への食いつきがわずかに要求する領域に届かないのだ。

 この状態で飛び出したら明らかなオーバースピードでアウトからさらに膨らんでしまいチャンスがない。

 あまりにも不可解な状況にカナタは思わず緒方に無線を繋いでいた。

 

 『緒方さん、おかしいです。グリップが足りません!抜こうと思ったときにタイヤが思ったより食いついてくれないんです!』

 「な、なんだって!?」

 

 カナタからの言葉に緒方は慌ててテレメトリーをチェックする。

 しかし送られてくるデータはすべて正常、新装備したアクティブサスペンションのトラブルかと思ったが、これに関しては同席していた奥山の太鼓判もあり、正常に動作している。

 状況を見守っていた緒方と奥山だが、確かにテレメトリーで表示されるGの状況が、カナタが豪を抜こうとする瞬間、コーナーでのブレーキング時に車体へかかる減速Gがわずかに平均より低いように思える。

 すなわちブレーキでの踏ん張りが足りず、舵を取る前輪に荷重が乗せ切れていないということだ。

 

 「どういうことでしょうか奥山さん」

 「わからない……が、システム上はすべて正常だ。こっちも、この場面で故障が出るようなやわな整備はしていない」

 「だとしたら……」

 「案外、外側、カナタ君と86以外の要因ということなのかもしれないな」

 

 これは致命的ともいえる状況である。

 わずかに足らない分をドライバーがアジャストすればいいと言えば簡単な話だが、これは感覚的なほんのわずかなずれなのだ。

 これをブレーキングで調整するとなるとブレーキの力も、時間も長くなってしまう。

 となればカナタのあのスライディングアタックは成立しない。

 

 「カナタすまない!こっちでは原因がわからない!」

 『了解です……!とりあえず現在の順位をキープします、チェッカーまでに何とかこのトリックを見破ってみます!』

 「わかった、こっちでも何かないか探してみる、頑張れ……!」

 『了解です!』

 

 せっかくRX-8-TTFの速さの秘密を見抜き、こちらに有利な形へ持ち込んでいるというのに、追いつけても抜ける絵が見えない。

 そうこうしているうちにセクター3へ突入する。

 その後も真後ろからRX-8-TTFを見続けるカナタだったが、その姿勢制御には舌を巻くしかなかった。

 そして、改めてこのセクター3へ入ってしまえば正攻法ではオーバーテイクはできないことがわかる、少なくともスライディングアタックが使えてようやくわずかな可能性が見えるぐらいだ。

 

――豪さんめ……!

 

 片桐カナタの口角が上がり、彼は心の底からこのレースを楽しんでいた。

 先ほどまでの、ベッケンバウアーとのトレインは心躍った。

 自分の持てる技術すべてを余すところなく発揮できて本当に楽しかった。

 そして今も、目の前には大きな壁がある。

 8歳のころに天才少年とおだてられ、おごりのあった自分を叩きのめしてくれた大先輩。

 その攻略は一筋縄ではいかないだろう。

 

――行こう、エイトシックス!

 

 

 ラスト1周が始まる。

 泣いても笑ってもここが最後の周回だ。

 

 セクター1。

 意地の張り合いと利害の一致。

 その両方を抱えたまま、カナタがしっかりと豪の後ろへ付き最後のアシストを行う。

 だが、その後方、エマとベッケンバウアーはずっとやりあっていた。

 バトルを行う以上相対速度がどうしても落ちる、おかげでこの最後のバトルに邪魔が入ることはないだろう。

 前を見据える。

 ハイドロトラップを抜け180度ターン。

 豪とカナタ。

このレース最後のバトルの火ぶたが切って落とされた。

 まず仕掛けるのは当然後方のカナタだ、セクター3での抜き去るビジョンが見えない限りこのセクター2で仕掛けるしかない。

 それに足回りのセッティングも全セクターの中間となるここに最適化されている。

 勝負どころとしてはここしかない。

 生活道路特有のせせこましく左右へテンポよく振られるなかで、細かく隙を突くようにアタックを繰り返すカナタ。

 だが、そのことごとくを豪はブロックしてくる。

 

――フィーリングが……。

 

 上手くいかないのは豪のブロックが上手いのもあるが、ブレーキへのフィーリングがほんのわずかに異なることが足を引っ張っている。

 どうしてももう少しだけ突っ込みと踏ん張りが足りない。

 やりたいと思う動作にどうしても届かない。

 

――これを解かないと……。

 

 今までは捨て置いていた謎への挑戦、アタックする角度やブレーキング時間、これを細かく調整していく。

 いくつかのアタックを経て、カナタの中で一つの光明が見えた。

 共通しているのは、どうしても踏ん張りが足りないこと。

 タイヤは生きている。マシントラブルもない。

 ならば原因は外だ。

 だが、豪の後ろはスリップストリームにおける聖域ともいえる最上級の環境。

 整流された空気に吸われるように加速できるこの領域は、むしろ手放すのが惜しいほどだった。

 

――いや……、違う……!

 

 その気持ちよさそのものが罠だ。

 

 カナタはハタと気づくと同時に無線を入れる。

 

『奥山さん、スリップストリーム内におけるダウンフォース力の低下は!?』

 

 ひどく端的な言葉に奥山は意味をかみ砕いて考える。

 そしてその意味を理解しJから渡された土屋式空力論のあるページのことを思い出した。

 それは、後方乱流における副次的効果、メリットとデメリット……。

 

「いかん、カナタ君、その通りだ。RX-8の後方は整いすぎている!」

『了解です!』

 

 説明は後回しでカナタの言いたいことを肯定すると即座に返事が返ってきた。

 

「え、え!?」

 

 事情がつかめない緒方がワタワタと周りを見渡すが後方に控える奥山が応える。

 

「つまりだ……RX-8のスリップストリームは罠なんだ」

 

――TTF、これほど恐ろしいものを……!!

 

 片桐カナタは歯噛みする、目の前にいるRX-8-TTFの恐ろしさに。

 土屋式空力論によって武装されたそれは、究極の空力マシンともいえる状態だ。

 ボディ形状が大きく変わったわけではないがヴォルテックスジェネレータージェット、通称VGJにシンセティックジェットアクチュエーター、通称SJAの搭載によってボディの上を流れる空気の流れは極めて高い水準で整えられている。

 その結果、RX-8-TTFが走った後の空気には、他人が使える余力が残らない。

 直線では、むしろ通常より遠い位置からスリップストリームが効き、後方車に有利に働く。

 だが、これがコーナーになると話は別だ。

 RX-8がその整流能力で使い切った後の空気では、86が自分のダウンフォースを作るための圧力的余地が足りない。

 だからこそ、片桐カナタには僅かに踏ん張りが足りない感覚を生み出していたのだ。

 それが、RX-8-TTFの後ろで起きている現象だった。

 もちろん、カナタがここまで理屈立てて整理しているわけではない。

 ただ一つ、RX-8-TTFの真後ろに付き続ける限り勝てない。

 その事実だけは、走りの感覚として掴んでいた。

 

――だとしてどうすれば……!

 

 6度目のジャンプ、カナタから見ても見ほれるほど姿勢のいいRX-8が着地し、そのあとを86が追う。

 謎は解けた、だが、解けたからと言って物理現象が消えるわけではない。

 文字通りの抜けないクルマが前にいるのだ。

 クルマが走るときに必ず関わる風そのものが、全てRX-8の味方をしている。

 勝つにはRX-8の後方を完全に抜け出すしかない、だとしてもスライディングアタックでは直前までスリップストリームを使う都合上うまくいかない。

 何か別の方法が必要だ。

 得意のセクター3へ突入したRX-8-TTFがラストスパートをかける。

 2台が先ほどエマが赤羽にアタックを仕掛けた場所へと通りかかる。

 エマにアタックされた赤羽のフェラーリが歩道との段差に弾かれていたことをふとカナタは思い出した。

 その時、彼にひらめきが走った。

 

――ダメでもともと……!

 

 最大加速、RX-8-TTFのスリップストリームを最大に使った加速からの大外へ。

 右コーナーを大きく膨らんでアウトから4輪ドリフトで仕掛ける。

 だが、さすがに曲がり切れない速度に緒方と奥山が息をのむ。

 しかしそのコーナーには歩道があった。

 86はその段差を、まるで曲芸師のように軽々と乗り越える。

 その瞬間、横へ滑っていたGのベクトルが、乗り上げに伴って向きを変え、進行方向側へと変わった。

 結果、急角度で進路を変える。

 となれば、スリップストリームの外側、さらにそのコーナー速度はRX-8-TTFを上回る。

 その急激なベクトル変化は、この間のミニ四駆WGPエキシビションで見せたゼロシフトそのもの。

 

――ゼロシフト、エイトシックスバージョン……!

 

 土壇場での新技、それもカナタオリジナル。

 だが、これでコーナーで追いついたとしてもこのレースで最もセクター3への適性があるRX-8-TTFのほうが速い。

 コーナー外で再び差が広げられそうになる。

 だが、次のコーナーでまた追いつく。

 その反復の中で、わずかずつ86のノーズが並び始めた。

 最終コーナーへの突入。

 極限領域の星馬・豪と片桐カナタだが、その走りは正確無比に見えてわずかな動揺で、完全に理想通りというわけにはいかない。

 もはやここまでこれば意地の張り合い、最終コーナーを抜けてわずかな直線。

 

 『どっちだ!?』

 

 実況が吠える、完全に並んでいるように見えるその2台がゴールラインを超えた……。

 

 その後の裁定は荒れに荒れた。

 リザルト上は豪が1位、カナタが2位。

 だが、MFGのタイム測定はドローンがゴールラインを通過した時点を基準としており、これほど際どい同時飛び込みを想定した制度ではなかった。

 写真判定もビデオ判定もない以上、運営はそのタイム差で裁定を下すしかない。

 当然、議論は長く残った。

 それでも裁定は覆らない。

 そして当の本人たちがその結果に執着しなかったからこそ、この一戦はファンの間で伝説として語り継がれていくことになる。

 

 激戦の余熱を残しながらも、表彰台の空気そのものはどこか晴れやかだった。

 セレモニーの準備をする中、豪はふと遠くでベッケンバウアーとカナタが握手をしているのを見た。

 順位を落としてからの逆転劇。

 双方にメリットがあったとはいえ、あの一時的な協力関係は、いけ好かないゲルマンドライバーにも何らかの変化を生み出したらしい。

 ベッケンバウアーのおかげでカナタとの激戦ができたことを思えば豪としても感謝はあったのでその光景を見守ることとした。

 そうこうしているうちにセレモニーが始まり、豪とカナタへのエンジェルスによるキスが贈られるが……。

 そこでちょっとしたハプニングが起こる。

 片桐カナタへエマ・グリーンがナンバー7を差し置いて唇ごとキスをしてしまったのだ。

 豪としては大爆笑、片桐カナタとしては、最愛の西園寺恋が横にいる状況にこれで大慌て。

 何とも騒がしいセレモニーとなってしまった。

 これをもってシーサイドダブルレーンは終わり、残すはあと1戦、熱海ゴーストが残るのみである。

 片桐カナタと星馬・豪、兄弟弟子のその決着をつける時が迫っていた。

 




ということで決着はアンケート最多の予想通りということで。
今回書いてて楽しんだのがTTFの仕掛けた罠
整いすぎたスリップストリームはストレートでは聖域だが、コーナーではまるっきり反対に牙をむいてくるというものでした。
とくにこのシーサイドダブルレーンではトレインとスリップストリームにフォーカスが当たる話ですのでここに土屋式空力論の風を味方につけるの意味を見出したかったんですよね。

RX-8に風が味方に付くなら、対戦相手には?という問いかけの答えです。
楽しんでいただけましたでしょうか?

それでは残すはラスト1戦、どうぞお待ちください。


以下おまけ

『土屋式空力論』抜粋
第五章 後方乱流における副次的効果
――整流後流が後続車へ及ぼす影響について

著:J

 高効率な空力制御を施した車両の後方には、一般的な意味での乱流とは性質を異にする後流領域が形成される。
 これは単に空気が「乱されている」状態ではなく、車体前面で受けた流れを剥離させず、上面・下面・側面へ再配分した結果として生じる、比較的秩序立った流体場である。
 以後、本節ではこれを便宜上整流後流と呼ぶ。

 整流後流の第一の特徴は、抗力低減効果の持続距離が長い点にある。
 通常の車両後方では、負圧領域と渦構造は比較的早く崩壊し、後続車が得られるスリップストリーム効果の距離も限定される。
 しかし前走車の空力効率が高い場合、後流構造の崩壊が遅れ、後続車はより長い距離にわたり低抗力状態へ置かれる可能性がある。
 これは特に高速直進時において顕著であり、後続車側から見れば、要求出力に対する加速応答が改善したように観測され得る。

 だが、この整流後流は常に後続車へ利益のみをもたらすとは限らない。
 とりわけ、後続車が空力特性を利用して車体姿勢を安定させるタイプである場合、前走車後方の流体場は別種の制約条件として作用する可能性がある。

 車両がコーナー進入時に得る安定性は、タイヤ荷重だけでなく、車体上下・前後に生じる圧力差の影響を受ける。
 このとき後続車が前走車の整流後流内に深く入っている場合、自車周辺で新たに形成されるべき圧力勾配が、本来想定された水準に達しない場合がある。
 より平易に言えば、後続車は抗力低減という利益を受け取る一方で、自車が発生させるべき空力付加荷重の一部を失う可能性がある、ということだ。

 この影響は、常時大きく表れるものではない。
 直線区間ではむしろ有利に働く。
 問題となるのは、減速・姿勢変化・旋回入力が短時間に重なる局面である。
 そのような条件下では、後続車の車体各部に働く圧力分布が想定より平坦化し、結果として前後軸間の荷重移行量、あるいはヨーモーメントの立ち上がりに微小な差異が生じる可能性がある。

 この差異は、絶対値としてはごくわずかなものであっても、限界領域では無視できない。
 特に、前輪の応答性や、減速から旋回へ移る際の姿勢変化速度を高い精度で用いている車両では、その差異が運動性能へ直接表れる。
 しかも厄介なのは、この現象がしばしば機械的不調として観測されない点にある。
 タイヤ温度、ブレーキ、サスペンション、車高変化量のいずれも正常範囲でありながら、なお期待された運動応答だけがわずかに不足する、という形で現れることがある。

 このため、整流後流は単なる「長く効くスリップストリーム」として理解すべきではない。
 ある条件下では、後続車に対して加速性能の利得と、姿勢制御自由度の損失を同時に与える領域となり得る。
 言い換えれば、それは利益と不利益が同居した後流環境であり、単純な追走有利論では整理しきれない複合現象なのである。

著者補注

J

 本節で述べた影響は、現時点では一般的な車両すべてに一律に当てはまるものではない。
 前走車側の整流性能、後続車側の空力依存度、車間距離、速度域、姿勢変化率など、複数の条件が重なった場合にのみ顕在化する可能性が高い。

 また、この種の現象はログ上の数値変化としてはきわめて微小であることが予想される。
 したがって重要なのは、単一のパラメータだけを見ることではなく、減速G、車体姿勢変化、ステア応答、前後荷重移行量の変化傾向を重ねて観察することである。
 後流の影響は、しばしば「何か一つの数値が異常である」という形ではなく、「すべて正常範囲だが、組み合わせると応答に齟齬が出る」という形で現れる。

 少なくとも、空力的完成度の高い車両の後方は、後続車にとって単純な恩恵領域ではない。
 そこには、加速効率を引き上げる要素と、運動性能の再現性を乱す要素が同時に存在し得る。
 この点は、今後の高効率空力車両同士の競争環境において無視できない論点になるだろう。

土屋式空力論の謎への回答としてはどうでしたでしょうか

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