狩人になりたいって言ったら思ってたのと違った   作:アウリオン

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第2話

 

 

リノプロスを食べた後になんだか近くで誰か騒いでるようだった

 

(ハンターが狩りでもしてるのか?だとすれば見つかるとめんどくさそうだな)

 

騒がしい方とは逆方向に向かったところ

 

 

「あ」

 

この前のハンターがいた

 

 

 

 

 

 

新人ハンターside

 

(ヤバいヤバいまた会っちゃったー!

どうしよー!)

 

この新人ハンターは先輩ハンターと一緒にケチャワチャ狩りに来たのだが先輩とはぐれてしまったのだ

 

(嗚呼、父よ、母よ先立つ不孝をお許し下さい)

 

などと考え遠い目をしていると

 

ズン・・ズン・・・ズン・・・・ズン

 

(あれ?どっか行っちゃった?)

 

 

 

 

ジンオウガside

 

 

(急にひざまずいて遠い目をしたり虫取網構えたり、ひょっとしてアイツ馬鹿?)

 

失礼なことを考えてた

 

 

 

ハンターside

 

「俺一人にケチャワチャ狩らせた事について言うことはないか?」

「申し開きもございません」

 

コイツから頼んできたのにどっか行きやがって

 

「で、なにしてたんだ?」

「えーっと、そのぉ・・・」

「なんだ?言えないようなやましいことでもしてたのか?あ?」

 

ちょっと不機嫌そうに言うとモジモジしてすごく言いずらそうにしていたので

 

「はぁー。わかった、怒んないから言ってみろ。」

「本当ですか?」

「本当だよ、うっかり拳骨するかも知れないけど」

「怒るんじゃないですか!」

「だぁー!いいから説明しやがれ!」

「えーっと、実は・・・」

 

どうせ虫と戯れてたかハチミツ採取に精を出してたんだろうと思ってたら

 

「また、ジンオウガさんに会いまして・・・」

 

は?

 

「それで今回も見逃していただいたんですけど腰が抜けちゃって」

 

 

またギルドに報告か・・・

取り敢えず拳骨を落とした

 

 

 

 

 

ジンオウガside

 

 

(これはマズったな)

 

 

ジンオウガの目の前にはリオレイアがいた

 

 

(どうするか・・・)

 

 

新人ハンターから離れた後リオレイアと遭遇してしまった

理解してるとはいえ戦うのは初めてなので苦戦を強いられていた

 

 

(尻尾の毒が厄介だな。いや、それ以上にリオレウスを呼ばれたら勝ち目がない)

 

リオ夫婦と呼ばれるくらいだしいつ来てもおかしくない

 

(安易に動くべきではないか?かといってこのまま動かずリオレウスが来ても話にならない。さっきやられた右目も見えないし、クソっ、どうすれば・・・)

 

どうしたものかと考えていたら

 

「とりゃあ!」

 

先程の少女が飛び出してきた

 

 

 

 

新人ハンターside

 

先輩からの有難いお説教のあと

 

「お前の会ったというジンオウガに接触しよう」

「はい?」

 

この人私よりアホなのか?

 

「お前の会ったジンオウガが無害なのか、それとも気まぐれなのかでギルドの対応が変わるだろう。それにお前が見たのは幻覚かもしれないし」

「先輩、失礼ですね。わたし泣きますよ?」

 

「それに、襲われたらどうするんですか?」

「その時は逃げるしかないな、支給品もないし」

「それもそうですね。」

「んで、そのジンオウガはどっちに行った?」

「こっちです」

 

ジンオウガが歩いて行ったところに向かうと

地面は抉れ、木々がなぎ倒されていた

 

するとそこには右目を失いフラフラしたジンオウガと片翼が折れたリオレイアがいた

 

「ジンオウガが!」

「あっ!おい、まて!」

 

何故かわからないけどジンオウガに死んでほしくない!

そう思ったわたしはリオレイアに切りかかっていた

 

 

 

ジンオウガside

 

(まさかハンターがまだ帰ってなかったとは・・・)

 

その事に驚きつつも

 

(リオレイアと、あわよくば俺も狩って帰る算段だろうな。あそこの弓兵が俺から目をそらしてるうちに逃げるか)

 

リオレイア達から背を向けて逃げようと思ったが

 

「きゃあ!」

「くそっ!」

 

背後から悲鳴と、矢を放つ音が聞こえた

振り替えれば少女はリオレイアに襲われている

 

(当たり前だ、化け物同士の戦いに割って入ったのだから。俺には関係ない)

 

関係ない筈なのに

 

(なぜ俺は・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

少女を助けたのか

 

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