狩人になりたいって言ったら思ってたのと違った 作:アウリオン
(こいつじゃないがリオレイアには因縁があったな)
気配を感じて振り替えればリオレイアがいた
(蛇の次は竜か。まったく、食ったばっかで胃が重いというのに)
そんな思いとは裏腹にジンオウガは高揚していた
(さぁ・・・がっぷり四つに組ようか!)
二つの咆哮が戦いの火蓋を切った
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戦いは一方的だった
(火の玉も大したことない)
リオレイアが食らい付くが堅くて通らない
(ヌルい!ヌルいヌルい!やる気あんのかてめぇ!)
楽しめる、そう思っていたのになんだコイツの体たらくは
(くたばれ!)
電撃を浴びせる
リオレイアは力尽きたようだ
(つまらん・・・つまらんつまらんつまらん!!)
もっとだ。もっと強いやつと殺し合わなければ
殺せ、全てを
壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ!
目に写る全てを蹂躙しろ!
(っ!俺は今何を考えた?)
血の気が失せる
(ウイルスか、もしくは記憶を失う前の自分か・・・笑えない冗談だ)
ふとリオレイアを見る
必要以上に痛め付けられ見るに耐えない
("コレ"を俺がやったのか)
覚えている、俺がやったんだ
(目をそらすな、受け入れろ)
自分に言い聞かせる
(やりすぎた、悪かったよ。お前は俺の糧になった。ありがとう、そして・・・すまなかったな)
誰にも届かない感謝と謝罪
(情けない、強くなるために殺すと決めておいて・・・こうして心が揺れて・・・いくつも命を奪っておいて)
だけど、だからこそ
(俺は止まらない。俺の糧となった命の為に。俺が奪った命を無駄にしないために。)
止まるわけにはいかない、絶対に
(氷海に向かうか)
道はわからない、けど歩みを進める・・・が
(その前に食っとくか)
小腹がすいた
_________ギルド__________
「ジンオウガが居たって本当ですか!?」
新人ハンターが思わず声をあげる
「あぁ、どうやら原生林に現れたらしい。だけどどうやら別の場所に移動したらしい」
「そうですか・・・」
「生きててよかった・・・」
新人ハンターは静かに泣き出す
「よかった・・・本当に・・・」
新人ハンターが泣き止んだところで
「どうやら方角から氷海に向かっているらしい」
「氷海?なんでそんなところに?」
「それがわかれば苦労しない」
「そうですけど・・・」
「だがお前が氷海に向かうにはHRが足りない」
「・・・マジですか?」
「マジだ」
「どっどどどうしましょう先輩!」
「落ち着け」
「だ、だだだって!」
「いいから落ち着け!」
拳骨をおとす
落ち着いたところで
「氷海に対応できるジンオウガなんてジンオウガ亜種位のもんだ。つまりジンオウガが氷海に行ったところで環境に対応できない。」
「じゃあ、不味いじゃないですか!」
「話は最後まで聞け」
「ギルドはあのジンオウガを保護する方針で動いている」
「っ!てことは!」
「そうだ。保護する前にやられたらそれまでだが・・・とにかくあのジンオウガの安全は保証できるはずだ」
「でもなんでですかね?」
「俺らだけじゃなく我らの団ハンター達も助けてもらったらしいし仲間と判断されたとか?」
「だといいんですけどね・・・」
もやもやしながら、けれど確信がない以上納得するしかなかった
ジンオウガside
(なにここさむっ!)
氷海にて絶賛迷子中
(取り敢えずさっきまで居たところに・・・戻れねえ!)
洞窟に戻ろうにも場所がわからない
(ヤバい!さむい!しんでしまいます!)
亜種に会う前に凍えてしまう
すると
(ティガレックスだ・・・)
ティガレックスがいた
(どうする?戦うか?)
少し考えてから
(ここでの戦いに慣れればいい。だが勝てるか?)
果たして勝てるのか
(負けても、ここでじっとしていても結局死ぬ。だったら足掻いて死んでやる。)
(覚悟は出来ている。まぁ、死んでやる気はないけどな!)
そうしてティガレックスに飛びかかった