【お知らせ】憑依転生者南雲ハジメの青春記録。 作:無気力キャルちゃんマン
キヴォトスに魔王が生まれた日
■■■■の世界 第1章第1節
どうやら
今までの経験を踏まえて、
これからどうするかを決める前に、まずは装備の確認をした。
宝物庫含めほとんどの装備はあったが、一部アイテムと俺自身の能力が制限されているようだ。おそらくだがトータス*1のクソ神*2と戦う前ぐらいの能力と装備だと推測できる。
初見の世界で十全に力を発揮できないことはストレスだが、経験則から言って大体の異世界だと神代魔法ですらオーバーパワーなところもあるし、心の中の両親も「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ。問題ない」って言ってるし大丈夫だろう。
というわけで目覚めた廃墟の周辺を軽く探索してみたが、辺りは同じような廃墟だらけでこの世界の特定に繋がりそうなものはない。だけど気になることが一つある。
空にある円環はなんだ?
■■■■の世界 第1章第2節
適当に歩いていると人の気配を感じた。
アポカリプス世界じゃなくて良かったと安堵しつつ、さっそくその方角へ歩いて行くと、感知範囲に妙な気配を感じた。
二足歩行の獣? それにこの感じはロボットか? 多種族が共存する世界なんだろうか?
視界に入った人は、頭上に光輪を浮かべ、銃を持った女子高生のようだった。
あっ、
ブルーアーカイブの世界 第1章第3節
ヘイローの無い人型男性なんて目立つことこの上ないので、騒がれる前に適当な路地に隠れることにした。
とりあえず世界の特定はできたが、ブルアカは妹ほどしっかりやっているわけじゃないんだよなぁ……。やっぱり妹を呼んで助言してもらうか。
右手の指輪*3を光らせて導越の羅針盤を取り出し、元いた世界を探査する――が、
なんだこれ? 靄がかかっているような曖昧な感覚がする。この世界の内側ならハッキリしているんだが、境界の向こう側が蜃気楼のように実像を結ばない。
これじゃあ世界を越える転移は無理だな。
まあ、しばらく待っていれば向こうがなんとかしてくれるだろ。人材も物資も潤沢だしな。
さて、これからどうするかな――と考えたところで、後ろから三人の女子生徒が近付いてくるのがわかった。
「おう、そこのやつ。痛い目に遭いたくなかったら持ってるもん全部出しな」
ニィと口が裂けるのを感じる。これからの行動指針が固まった。
「どうした。はやくし――《ドパンッ!》――ろ?」
唖然とする不良生徒は、背後を向いていたはずの人影が、いつの間にか煙立ち上る拳銃を向けている摩訶不思議な現象を目撃したことだろう。
そして隣にいる生徒と顔を見合わせ、真ん中にいたはずの生徒を追って視線を後ろに送った。
そこには拳銃弾一発でのびている知り合いの姿が……。
「い、いちげきで……」
「みえなかったぞ……」
サーっと顔色が青くなった二人に、俺は平和的な交渉を開始した。
「痛い目に遭いたくなかったら持ってるもん全部出しな」
ブルーアーカイブの世界 第1章第3節 おまけ
「おらぴょんぴょん飛べよ。どうせまだ隠してるもんあんだるぉお?」
「もう本当に何も持ってないんですぅぅぅぅッ‼」
「ていうか下着ッッ、服ッッ、なにか隠すものをおおぉぉォォッ!!」
「…………」*4
本編に入れるかわからない一口メモ。
南雲ハジメ(オリ主化)
『ありふれた職業で世界最強』の主人公だった人。上位次元の魂が憑依した原作主人公憑依転生者。なんで憑依したのかもなんで転生したのかもわからない。憑依したからか、元々そういう世界線だったのか、何故か双子の妹ができる。血縁も戸籍も南雲ハジメだが魂が違うので天職も違う。
よく異世界転移する人。原作より性格がちょっとマイルドかも?
双子の妹Uさん(本来の主人公)
転生者が割り込んだからなのか女性として産まれた原作における南雲ハジメ。双子の兄に脳を焼かれている。自分の知る創作物の世界が、自分の住む世界と同じ次元にあることを知っている。
兄と一心同体だと思っている人。人生エンジョイ勢。
不良生徒A
下着に隠していたなけなしのクレジットを持っていかれる。酷い目に遭っている人その1。
不良生徒B
服まで剥ぎ取られたのに大好きなマスコットのキーホルダーだけは即行で返却されてちょっと不満。酷い目に遭っている人その2。
不良生徒C
気絶から覚めたらすげぇ偉そうな男の前で友達が裸でぴょんぴょんしてて宇宙猫になった。これから酷い目に遭う人。