魔獣
異界ゲートと呼ばれるゲートを通じて地球にやってくる異形の化け物の総称。基本的に獣と呼ぶに相応しい姿をしている事が多いために魔獣と名付けられた。
2020年代の銃火器をほぼ通さない強靭な肉体と装甲車すら切り裂く強靭な爪を標準的に有しており、
魔法少女出現初期は数が揃っていなかったこともあり厳しい戦いが続いたが2050年に最後の異界ゲートが破壊された事で新たに魔獣が出現しなくなったことで2055年時点では絶滅寸前になっている。
魔法少女
異界からの来訪者である”妖精”と契約する事で魔力を操れる力を得た少女たちの総称。最初に出現が確認されたのは魔獣出現から約1年半後の事であり、魔法少女の存在が認知されるまでそこから更に半年の時が流れている。以降は妖精の増加と共に魔法少女も増えていき、人類の希望となっていった。
しかし、魔法少女になったとしても本人の資質や願いに応じてその力は大きく変化する。内気だったり戦いが嫌ならば防御や回復に特化したり、戦う意思が強ければ攻撃系の魔法を使えるようになったりする。魔法は魔法少女になった際に得る物から変化することはあれど新規に得る事は難しい為に後々後悔するケースも多い。
魔法少女は基本的に熟練の兵士を凌駕する身体能力を有しており、魔獣相手にまともに戦う事が出来るがそれでも1対1では魔獣の方が強く、魔獣相手の戦いは多人数による連携プレーが前提となっている。それでも強力な魔法少女ならばその限りではなく、1人で何体もの魔獣を相手にできる者もいる。
魔法少女の最大の特徴は年齢制限がある事である。基本的に30歳を超えると魔法少女に変身することは出来なくなる。これは魔法少女になるための魔力が枯渇するためであるとされている。魔力は5歳から30歳までの女性だけが持つ新たなエネルギーとされているがその用途は魔法少女に変身する以外に確立されていない。倫理的な観点から魔法少女になれるのは12歳以上に限定されている。
魔法少女は魔法少女委員会と呼ばれる組織に所属するのは基本となっている。この委員会は魔法少女が魔獣との戦いで本領を発揮できるように最大のバックアップをする事が基本的な役目となっており、魔法少女の訓練や教育、カウンセリング等多岐にわたる。中には魔法少女としての力を失った者達が職員となるケースもあり、後輩の魔法少女達の良き助けとなっている。
何故かは不明だが魔法少女は日本人少女が最も適性が高く、それ以外の人種は適性が低いとされており、全世界の魔法少女のうち、半数が日本人である。とある妖精曰く「猫にとってのマタタビのような物」らしいが具体的な事は妖精たちにも分かっていない。
委員会は世界中に存在しており、本部は日本の東京都に置かれている。
魔獣との戦いは下記の連合軍と連携して戦う事が基本であり、両組織は密接に関係を取り、良好な関係を維持している。
対魔獣連合軍
魔獣が出現して約半年後に結成された世界規模の軍事組織。魔獣を駆除するために各国の総兵力で構成されている。そのために兵器や装備の規格の統一が行われており、かつての各国で違う兵器が運用されていたころの面影は残されていない。
当初は言語の違いなどから連携が難しかったが2035年以降は英語を連合軍内での基本言語とし、2043年からは自動翻訳機が開発された事で言語の壁は突破される事となった。
各国の政治的影響力から逃れる為に完全な新規の国際組織として運営されており、資金は各国の国力に応じて支払われるがそれによる圧力は認められていない。
魔法少女が出現するまでは魔獣との戦いにおける主戦力であったが当初は魔獣に苦戦しており、結成から一月後に行われた大規模作戦では出現した魔獣のうち、半数を駆除する事に成功したが連合軍はそれで戦力を一度使い果たしてしまっている。その一週間後には上位個体と呼ばれる強力な魔獣の出現により連合軍は壊滅的な打撃を受ける事となり、魔法少女が出現するまでは人類の滅亡も時間の問題と言われる程になっていた。
魔法少女が増え、魔獣をより多く倒せるようになって以降は魔法少女に主戦力としての地位を譲り、支援に回る事が多くなったが連合軍兵士と魔法少女の関係は良好であり、ともに背中を預けられる相手として認識するようになっている。
2050年に最後の異界ゲートが破壊され、新たな魔獣が出現しないようになると異界ゲートが再び出現した時に備えつつ組織の解散に向けて準備を進めている段階にあった。
異界ゲート
魔獣や妖精が地球にやってくるときに通る異世界をつなぐ道。空中に浮いており、その姿はブラックホールのような姿をしている。妖精が通る異界ゲートは通った後に消滅するが魔獣が通る物は破壊されるまでつながった状態となるため魔獣が際限なく通ってくる。
異界ゲートは2040年時が最大であり、ロシアに5個、イギリスに2個、欧州に4個、南北アメリカにそれぞれ2個、アジアに8個が出現していた。この年以降異界ゲートの破壊が可能となり、積極的に破壊される事となった。
しかし、その研究は全く行われなかったために出現した理由もゲートの解明もされていない為にメカニズムは不明である。そのためにまた開いた時に備えて連合軍や魔法少女は警戒を怠っていなかった。