Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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騎馬戦で溺れるわけないと思った。

これ、二人くらいならキャリーがいけるっぽいと思った。

 

恐らく沖田さんが騎手になって騎馬を組むなら、個性の相性的に二人だけでも事足りるのだ。

 

「沖田さんたち二人で勝ち抜けに行きます?」

 

「多分それだと体育祭の意図に合わないんだよなぁ…」

 

どうせ狙われることがわかっている騎馬を誰が好き好んで組みたがるのだろうか。

 

(まあ俺らに声かけてくるなら一緒にやるか)

 

スタートラインでなぜかスムーズに出ていた普通科の人を警戒するけれど、他の人だったらどうなのだろうか。

 

まだ個性が把握できるA組がいいんだけど。

 

「沖田さんたち…一緒に組まない?」

 

声をかけてきたのはやはりと言うべきなのか、緑谷たちだった。そりゃまあ壁によりかかって孤立してる二人組だもんな。

 

「緑谷と麗日か…なんで?」

 

「二人でいたから…だけど…」

 

「いいよ。俺も緑谷と話したいことあったし」

 

原作主人公と話せる機会なんて中々にないし、このメンツでならある程度作戦もできるだろう。

 

「…んで、始まったと」

 

開幕の声がなった瞬間から即行動。というかそのレベルじゃないと追いつくことなど到底できることではない。

 

(投影、終了)

 

準備期間の最中に作っていたジェットパックを取り出す。

 

「…沖田さん、ちゃんと自分で着けれる?」

 

「はい!装備くらいは簡単です。とはいえこのつける時は無防備になるのが辛いところですね…」

 

「そこは俺の腕の見せどころってことで」

 

複雑な機構をしていない単一兵器だったらどんなもんでも作り出せるので適当に槍ぶすまを作って出す。最初に止められなければ崩されることがない6メートルの高さである。

 

『おいコラ!実況のことも考えた戦闘をしてくれヒーロー科!壁だけ出されても怖いんだっての!』

 

「ったく、しょうがないな…」

 

実況のことを考えろと言われても危険になるからやりたくないんだけどな。

 

とはいえしょうがないので沖田さんのところだけ鉄の殻で囲って前に出る。

 

「来たらぶっ飛ばしてやるよ…!」

 

手には投影したプラスチック刀の二刀流。爆発を防いだりとか氷結はきついけどこれでもなんとかなる。

 

「賞金首はここにいんだぞ…?誰もかかってこないなんぞアホなのか…?」

 

「言われなくても殺してやるわこのゴミがアァア!」

 

やってきた爆豪だが空中に浮いてる。爆発で移動してきているけど、投影の能力を忘れてたのかねえ。

 

「金的狙われるに決まってんだろ…」

 

当たってもさほど痛くはないプラスチックとはいえ、威力を殺さないでそこを狙われるのは痛いだろう。本当なら下に騎馬がいるから当てられないんだが。

 

「ロボット的に言えば『騎馬戦のルール守っていれば狙われるとなかったのに…』ってところかな?」

 

「……コロ……す…」

 

悶絶してこっちを睨んでくる爆豪が回収されるのを見つつ、峰田のもぎもぎや凍結を警戒するために空に飛ぶ。

 

「止まったら勝てないんだよねぇ…」

 

最悪は緑谷と麗日に任せるとはいえ、ここで防衛戦はちょっと荷が重い。

 

「お前、騎馬なのにこんな離れてて大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だ、問題ない!」

 

轟から心配されたがその前に赤い髪の方に回り込む。一瞬で隣が氷で埋め尽くされ殻に当たる寸前─緑谷が壊してくれた。

 

(露払いしてくれるならありがたい…!)

 

チームプレイにしてはワガママだけど、こっちのほうが暴れやすくて楽だ。

 

「テメエのネタは割れてんだってよ」

 

氷の出し方は前を薙ぎ払わない限り正面から少し赤によればいい。問題は八百万と上鳴だ。

 

(近距離で作られると反応が遅れるんだよなぁ…)

 

困ってると後ろから声が。

 

「えー、2位以降のポイントもらったら協力しよっかー?今ならアフターサービスで襲わないよ?」

 

「渡してやるから協力しろっ!」

 

最悪1位のポイントさえあれば勝てるから、と…そこのぐーたらマカロンを貪ってるB組の誰かに協力を頼む。

 

「いいよーありがとー…集めるの面倒だもんね、やってくれるなら越したことはないし」

 

変に間の抜けた声とひんやりとした足首の感覚。あと面倒とかいって凄い怠惰なやつ。

 

(こいつまさか…!)

 

ため息をついてテーブルに置いているタピオカミルクティーを取った瞬間、やっと全てが理解した。

 

「これにしがみつけ緑谷たち!()()()()…!」

 

返事を聞く前に船に近い漆を塗った盾を投影して投げ、沖田さんの卵の殻を割る。

 

「どうしましたか?」

 

「話は後、速く飛べ!」

 

ジェットパックはもうついているので充分。燃料はあと3分は耐えられる。

 

1位のポイントだけを持った沖田さんが空に飛びたったのと同時にズズッと間の抜けた音が響く。

 

「…えげつな…」

 

上から見れば波が彼女を中心にして流れていったことに気づく。あっという間に波は静まり、後には水だけが残った。

 

(これで勝たせるなんて恐ろしいことこの上ないなぁ…)

 

「ここで濡れてるのと濡れてないのだと大きな違いがありますよねぇ…」

 

これなら轟も爆豪も派手な個性は使えまい。

 

「じゃあこの隙にポイントちょーだい」

 

「はいはい…」

 

この空気を作った張本人、すなわち大天使の高校生。

 

メタトロン・ジャンヌへとポイントを投げ渡した。

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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