Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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今日レイドなのに投稿するマスターがいるってマジ?


せっかくだからと話そうと思った。

 

個人戦までの休憩時間なら好き勝手してもいいだろう。

 

 

せっかく同じグループになったとなると、原作を知っている者のムーブをしたくなった。緑谷を翻弄する友人ポジションって中々やれないからね、しょうがないね。

 

「…てことて緑谷、誰にも聞かれないここで話そうぜ」

 

控え室として用意されている場所ならノックして入ってくるやつのほうが多い。空気を読まずにつっこんでくるような奴は中々にいないだろう。

 

「…わかったけど、どうしてこんな慎重なの?」

 

「人の個性について聞くし俺の個性についても話すからな。ほら、人を暴くならちゃんとそれ相応の個性と理由を持って分析するってことだ」

 

もちろん俺は原作知識として緑谷がワン・フォー・オールを受け継いだということを知っている。だからといって俺が唐突にその話を出すのはリスクがもの凄くおかしい。

 

(せめてある程度はわかりやすい推論を立てなければならないんだよなぁ…)

 

「どうしてそう思ったの…?」

 

「俺の個性の使えない武器みたいなところがあるんだよ。例えばコレとかな」

 

パッと出せたのは槍ニキのゲイボルグ。母さんの槍と比べて短いし持ちやすいのでこの後の個人戦で使う予定だ。

 

「コイツは『狙ったところに必ず当たる』っていうとんでもない槍なんだが、そこまでの再現ができてない。仮にイレイザーヘッドとA組の連中が槍を使ってタイマンで対決したら負けるわけだ」

 

「いや、キミの動きはイレイザーヘッドにとって微妙に苦手な部類だから勝てると思うけど…」

 

「本題はそこじゃない。つーかプロヒーローに勝てるかどうかの分析はしてない」

 

強い理由は母さんの修行のえげつなさのせいで槍含めてある程度の武術は使えるというだけだ。

 

(まあ実際に今の一年生で戦うって条件つきならいい勝負で負けるけどな)

 

とはいえさっきも言った通り本題からはほど遠いので一旦脇に置いておく。大切なのはここからだ。

 

「…話を戻すぞ。俺が言いたいのは武器をもらったところで人が扱えるわけないってことだ」

 

「うん…それがどうしたの?」

 

ここまで追い詰めてヤバいことに気づいた。オールマイトが執着してる理由を話したら不味いのではないか。

 

(かといってここで雑な推理の結論を出すと違和感があるし…困ったな…)

 

「恐らく緑谷の個性は『もとからあった』じゃなくて『植え付けられた』に近いだろ?」

 

「……!」

 

選ばれたのは致命的な言い回しを間違えることでした。コレならオールマイトが絡んでもなんら違和感がないしね。

 

「それでもって更に言うことがあるならもともとの個性は『無個性』か『力に関係する個性』」

 

「個性が二つあればどっちかしか使わないし、それなら幼い頃から使っていなかったかそもそも似ていた個性と混ざってえげつない個性になったかの2択だ」

 

「時期まで入れるのなら試験直前か入学式前。正確にはわからないけど、個性把握テストで先生が個性を『制御できない』って消したことを考えるとまあ入学式前あたりが妥当かな」

 

「そこまで出れば緑谷がオールマイトに気にかけられている理由は大体察する」

 

「オールマイトは自分と似ている個性に変化した緑谷の肉体の経過と異常がないかのトレーニングをしている…って、ところか」

 

まあ本当のことを知っている身からすれば結構トンチキなことを言っている自覚はあるが。

 

「…それを聞いてどうするつもりなの?」

 

「別に何もする気はないぞ。今のだって勝手な推論をお前に押し付けただけだし」

 

何もするつもりはない、とアピール。そもそもFGОのキャラを止めるのに忙しくなる以上、誰が来るのかはわからない。

 

(カリオストロ伯爵は確実にいるし間違いなくリンボもいるだろう)

 

異性の使徒関連は絶対にいるし搦め手がえげつないほどあるはずだ。他のサーヴァントも出てくるとどうなるかわからない。

 

「あえて伝えた理由は特にないぞ。個性に頼って戦わないだけ立派だし応援したいってだけだ」

 

緑谷くらいしか知らないのでなんとも言えないが、ジャンプの作品だしいいタイプになるだろう。

 

「…」

 

「悪いな、初戦からこんなこと言っちまって。何か聴きたいことがあったら教えるよ」

 

どんな質問が来てもある程度は返せる自信があった。だから割りと傲慢なことを聞いた。分析して問題ないと判断した。

 

「キミは、何が目的なの?」

 

だからその言葉には少しだけ驚き、そして自分のことを振り返らされた。

 

「…そうだなぁ…強いて言うなら聖杯を掴むことだ。ヒーローなんざこれっぽっちも目指しちゃいねえ」

 

あるかないかわからない、この世全ての願いを叶える願望器。Fate世界との融合なら、もしかするとあるかもしれない。

 

(ヒーローに憧れないのは、おかしい話だけどな)

 

語ることは終わったのでその場を後にするために踵を返す。

 

 

 

 

「ったく、こういうシリアスは嫌なんだけどなぁ…」

 

独り言を呟くと何やらスマホから着信音が。

 

【沖田さん:不味いですよ!ノッブたちが射的で遊んでます!】

 

「…あのさぁ」

 

シリアスから切り替えるのにいいかもしれないけど。

 

ノッブ、なんでこっちにいるのさ。

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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