Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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33550335回目の絶望を君に

坂に転がっていく小石─まあ、自分の意志で止まれないものに対して適切な表現とおおよそ言えるだろう。

 

 

「最初の行動。これはラヴィニアが一切関係していない別の出来事だが、夢の中でアビーと接触した。このときに俺の体内にある聖杯を生み出そうとして体をいじくった」

 

「このときに俺からフォーリナーに関する記憶が抜け、その際に一部NPCの容姿が抜け落ちた。他に抜け落ちたものを覚えていないが、恐らく幕間に出てくる親族あたり」

 

ラヴィニアの容姿には似ても似つかない。というか仮にスカウターみたいなのがあったとしたら20もいかないくらいには似てない。

 

(それを見抜くことも不可能だった訳だが)

 

頭の中で整理するべき情報がごちゃごちゃになってしまう。今は気にする余裕もないから後で確認したほうがよさそうだな。

 

「それでフォーリナーとして目的を果たすために固有結界に等しい陣地を欲した。もちろんそんな大きさのものはないから、本来ならばこの駒は揃わないはずだった」

 

「だが、物事には例外が存在する─ちょうど、絵本が『個性』を獲得するくらいの例外くらいは」

 

「膨大な固有結界をもつ絵本。不条理に世界を塗り替えられる大人にとっての脅威そのもの」

 

「ナーサリー・ライムをどんな方法でかは知らないが入手した時点で手駒としては最高級だろう」

 

もう片方の宝具を使われた場合は二度と抜け出せなかったので運がよかったと言うべきか。本来なら入った瞬間にゲームセットにしなかったところに意味があるのだ。

 

(つってもペラペラと俺が喋らされた時点で詰みの気配がするんだよな…)

 

わざわざ相手にヒントを渡す犯人など駆け引きを楽しみたい奴くらいしかいない。そんな奴と目の前のラヴィニアの性格とはどうしても合わないのだ。

 

恐らくバレなきゃ何をしてもいいで奇策を使う少女。明らかに愉悦や愉快など微塵も興味がないのは明白だろう。

 

 

「いや、あるいはサーヴァントに相応しい舞台が整ったからこそだな。ジルのほうから恐らく声をかけた。正確に言うならば『責任を取りにきた』が適切かな」

 

「フォーリナーが意図せずしてジャンヌメタトロンに迷惑をかけた─それだけで狂信者が抑止するために動くのには充分過ぎた。なぜ俺の夢のことを知っていたのか…は」

 

「恐らく遊園地を選んだことにも関係しているんだろ?」

 

言葉を肯定するかのように笑みを深めるラヴィニア。まさかジルのジャンヌ狂いだったから─なんて、思考停止をすることは許されない。

 

舌で唇を湿らせ、もう一度喋り始める。

 

「獅子身中の虫としてジル・ド・レェはお前のことを監視していた。恐らくだが人を殺した瞬間にはラヴィニアの体がフォーリナーとして完成する」

 

「…だが」

 

「ナーサリー・ライムが再現してジル・ド・レェが汚した世界では()()()()()()

 

考えれば出てくるもの─じゃあ、ないのだけれど。

 

遊園地の世界であって、Fateに関係するもの。

 

奏章のアーキタイプが作ったものではない。それにしてはピエロがいた。

 

他のFateの世界線では─残念ながら、ない。

 

つまり『FateではないけれどFateのキャラが出た場所』に限られる。

 

そしてもう一つ、ラヴィニアが言っていたものが手がかりになる。

 

「セイバー」と「アーチャー」。たった二つしかないが、筋力Dのアーチャー扱いされてるならエミヤが必ず入る。

 

(ただ…それだけでアーチャーと呼ぶ必要はなかった。他の要素が必ず邪魔をするからだ)

 

そしてサーヴァントにおいてセイバーからアーチャーの実装順は殆どない。少なくとも9周年以降はなかったはず。

 

「とすればお前が言ったセイバーとアーチャーを実装順と仮定するとFGОでは成り立たない」

 

遊園地の世界。セイバーとアーチャーが両方とも実装された。そして『開拓』と『列車』。

 

 

「つまりこの世界は『崩壊:スターレイル』のピノコニー─遊園地の、夢の世界」

 

「それだけじゃジル・ド・レェがキミの夢を見た理由には「なる。というかヒントはある」…!」

 

「俺自身の名前。シャトーの際に出てきていたサーヴァントの一人ならば、到底不可能ではない」

 

「そして、テメエの名前。考えてみれば簡単なことだ」

 

「稚拙なヒントであった2つ目の暗号。あれが正しく致命的だ」

 

プロポーション。そうじょう─僧正。ピジョップ。

ナイト。キング。

 

「プロポーションがわからなくてもここまで来ればわかる。チェスだろ、これ」

 

「チェスに関係しているキャラクター。ピノコニーの聖杯戦争を超えた先ともなれば、自然と宿した神もわかる」

 

「この言い方じゃ正確ではないな。宿した神というより、神本人としてこの世界に来たが正しい。演技が崩れない程度にしか喋らなかったのも、アビーの触手に抵抗できないのもそのせいだ」

 

そして俺は、言ってはいけないとわかった言葉を口にする。自らを破滅へと向かわせる言葉─彼女の真名を。

 

 

 

 

 

そうだろう?ラヴィニア=ウィリアムズの正体。偉大なるカイザー─ケリュドラ!

 

 

 

 

 

 

「─ありがとう。チェックメイトだ」

 




「マスター。ボクの勝ちだ」

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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