Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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シナリオクリア後のアフタートーク

…遊園地の話は大分まとめないとややこしい。本当なら全部言わなきゃいけないのだろうけど、病院だけ。

 

 

 

なにも知らない病院の天井でシエル先輩がお見舞いに来た。

 

「というわけで事情聴取…とまではいきませんけど詳しい話を聞かせてくださいね?」

 

「ええ…はぁ…」

 

「ほら、もっとシャキッとしてください!ヴィランを捕まえられなかったことを残念がるのはわかりますけど、そもそも子供たちを無傷で救助できたんだから大金賞です!」

 

結局、ナーサリーの固有結界のせいで戦闘がなくなっているはず…なのだけどサーカス小屋には戦闘をした痕跡が残っていたらしい。

 

(ったく、後始末までしっかりやってたのか…)

 

血の跡が瓦礫や天井の切り裂いたところまでついていたから相当激しい戦闘を中で繰り広げていた、と警察が判断したらしい。

 

「すいませんね、最初から応援呼んでればよかったです」

 

ちなみに俺としても詳しくヴィラン側のことを言えないので黙ることになる。ロキみたいにヴィランと見なすなって言われたやつもいるしな。

 

「いえいえ、構いませんよ。寧ろ私やXXさんみたいな大人でしたら気づけないような結界がありましたし…呼んだところで結末は変わらなかったです」

 

「ならいいんですけどねぇ…」

 

ナーサリーがどれだけ恐ろしいのかを再認識したところで体の異常を見る。腕に受けていた傷以外はさほど影響している様子もなく、ざっと見ている限りは無事なのだろう。

 

「それで、個性とか他の後遺症については?」

 

「まったくありません。強いて言うならキャパシティが上がっていたのでより個性の強度があがった…んじゃないですかね?」

 

はて、と首を傾げるような状況でもない。変な質問でもないけど、シエル先輩には違和感があったのだろうか。

 

ポンと手をうたれて話題が変わる。

 

「あ、マスター。ロキさんが面会したいって言われてますけどどうします?」

 

「…とりあえず用件だけ聞かせてください」

 

「なんでも他の事務所からのスカウトとのことです。最終的に決めるのがマスターですし、先に積もる話があればそれが終わってからと」

 

はえーロキって先輩だったんだと驚くのもつかの間、後ろから見覚えのあるピエロの仮面が。

 

「てな訳で俺もやってきたよん。いやー遊園地であんな大立ち回りするなんて才能あるね」

 

「あ…」

 

「んん?もしかして俺のこと見たことあるー?まあヒーローだからしょうがないけど、俺とキミは()()()…じゃね?」

 

わざわざ大袈裟に言いながらチラチラと見ているのはシエル先輩の視線。なるほど、確かにこの人がいる近くではまともに話などできまい。

 

(契約には忠実なのが悪魔としての立ち振る舞いだからなのからねえ…)

 

「すみません、何度か話に聞いたことはあったので」

 

「そうなんですね…でもロキさん、基本的にイレイザーヘッドと変わらないくらいマスコミが嫌いでしたよね」

 

「あー…いやまあ、ヒーローとしてはピエロの仮面被ってるけど身長的に。な…?」

 

確かにそんな小ささなら、場合によっては特定されるのだろう。

 

「なるほど…でもえげつない個性じゃないですか…?」

 

「…そんなこと言わないで欲しいんだけどなマスター。ちょっと他の人に聞かれたくないんだけど〜?」

 

とりあえず是が非でもロキがシエルさんに聞かれたくないのがわかった。強引にでもでていってもらったほうがよさそうだ。

 

「あー…多分ロキさんの事務所含めて特殊そうなのでシエルさんは席を外してもらってもいいですかね…?」

 

「そうですね。ではマスター、お大事に」

 

素直に席を外して扉が閉まるか否や「カレー♪カレー♪快復カレー♪」って聞こえる。なんでカレーを食べるのにそんなこじつけを必要とするんですかねぇ。

 

「…じゃ、先に契約の話だけしとくぞ。ディアブロの力を貸したから、次に『DICE』のメンバーを全員呼ぶときにゃ侵食されるってこと」

 

「まーこの後の林間合宿のときに呼ぶだろうから対価はそのときな」

 

随分嬉しそうにしながら笑いかけてくる。

 

「…根拠は?」

 

「悪魔ならラプラスを使えて当然だろ?世界の観測くらいはやれて当然だって」

 

「いやれいとうビームとほろびのうたあるんだからそっち使えよ」

 

ふざけた返答をしながら、頭の中で冷静にラプラスの悪魔─予測可能性についての減少のことを考える。

 

(うーんまあ林間合宿でなんかあることだけわかってれば収穫か)

 

「まーなんか下手にヒーローの増援とか呼ぶなよ、侵食されるって言ってもちょっと角が生えるだけだから」

 

「なるほど…ま、気長になんとかするよ」

 

ぐぐっと伸びをして窓の景色をみる。

 

どうにも美しく、わーきゃーと子供達の穏やかな笑い声が空高く響き渡る。

 

「あ、これ渡しとくわ」

 

パッと投げ渡されたのはケリュドラと俺が抱き合ってキスをしている写真。咄嗟に燃やそうとするが不可能だった。

 

「殺すぞ」

 

「いいや、別にいいさ。…精々頑張りなよ、シロ□□□□

 

俺の本名を小さく呟いて。

 

一つの写真という事実だけを残して。

 

 

…職場体験は、終わったのだった。

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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