Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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沖田さんと変わらないと思った。

「…おちついて聞いてほしい」

 

 

沖田さんの看病をした翌日、俺は病院のドクターからそう宣言された。

 

知らない天井から唐突に告げられたその言葉。俺は息が詰まるような感覚で喉元から不快な血が上ってくるのを本能で留めて声をひねり出す。

 

「どうしてですか」

 

「キミのカルテを見よう。多分…思っているよりも、酷い」

 

ためらいの言葉と共に見せられるタブレット。そこに表示されていたのは、結核のような病気の症状のほうならまだ納得できた。

 

「…全部レントゲンも撮った。キミの意識がない間に一通りは診察してる」

 

「結果は─ペストに近いもの、だ」

 

なぜペストにかかったのか、ならいい。近いもの、という言い回しがひっかかる。

 

(厄ネタの気配がする…けど、意味がわからない)

 

「…実際にキミが倒れたあとに診察したんだ」

 

「…いや、本当ならペストの症状だろうと判断して動くべきなんだけどね。キミがこの前入院していたときの先生からカルテをもらうとどうにもおかしい」

 

僕の方での確認をしたんだけどね、と続けられる。

 

「全ての値が正常なんだ。どこの部分にも異常は認められないし、精々が筋肉の酷使程度。殆ど一般的な高校生と変わらない」 

 

「けれど、今の君とは似ても似つかない健康状態だ。正直、僕だって信じられない」

 

「何言ってるんですか、ドクター。血反吐以外は健康ですよ」

 

体を触れば軽く冷たい程度。少し動きにくいが問題はまったくない。

 

「…今の心電図、よく見てご覧」

 

体に繋がれた細長いコードの先。平坦な線だけが見えるそのモニターには等しい値が等しく突きつけられる。

 

 

 

 

 

 

「ゼロ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「キミは─死体だ」

 

あくまでも声を平坦にして言われたその言葉に、意地で何かを返そうとする。

 

「生きてます!…ほら、俺は」

 

「そうなんだ。そしてキミの心電図も今僅かにだがあがった」

 

生と死の狭間。冥界と現世の境界線が容易く行き来している俺の体にはなんら違和感などない。

 

だと言うのに─死んでいる。

 

ゾンビにしては─よくできている。

 

「…ちょっとだけ、一つだけあり得る仮説があった」

 

「個性泰明期─今となっては強力な個性と体が適応していたのだけれど、仮に反発するような内容だったら。そういう時代の仮説だ」

 

彼からの言葉は─こちらを気遣いはしない。かといって真実をつきつける訳でもない。

 

「その当時としては破格の、それこそ僕らと殆ど変わらないかより強い個性をもった赤子が産まれたんだ」

 

「ただ、当然個性の代償がそこにはある。彼女はずっと自分の個性を使い続けないと体のなかに溜まって死んでしまう」

 

…ああ、そういうことか。彼の言っている意味が頭の中でやっと理解できた。

 

 

 

 

 

 

「休めなくなったんですよね」

 

「…端的に言えばそうなんだけど…恐らく、本当に長時間休まなきゃ問題ないはずだよ。どれくらい寝ていたんだ?」

 

「少なくとも…半日以上ですかね」

 

十二時間も動かないとペストの症状が発現する。それはシンプルな話─だけれど、二つだけ矛盾が生じる。

 

「でも倒れた時もおんなじ感じでしたよね?」

 

フォーリナー─とりあえず、遊園地で倒れた後も半日経っているはずだ。

 

「その前にヴィランと戦っただろう?あんな感じでカロリーを使い続ければいいらしい─もちろん、個性を効率的に使うのもいいと思う」

 

「そうですか…まぁ常に死にかけである以外は何も問題がないならいいんですかね」

 

つまり、個性を使い続けるか大規模な戦闘をし続けないといけないと。そしてもう一つ、聞きたいことがあった。

 

「これは、感染しますか」

 

「いいや、しない。というかペスト菌そのものがキミの体内から出ることがない」

 

告げられたこれまた衝撃的な事実。つまり、学生生活に問題はないということだ。

 

(まあ、仮に何か起きて発症したらその時は全滅だしいっか)

 

考えてみれば当然だけど12時間動かないなんてことをやるのは存外厳しい。危険なのは眠り薬くらいか。

 

「日常生活を送るなら問題ないけど、できれば他の部分でも強くなってほしい。あくまで対処法が見つかるまでだけど…」

 

不安げな表情をしているが、やることは変わらない。

 

「任せてくださいよ。どんなことがあったとしても死ぬ気はありませんから」

 

余裕満々にして体を全力で動かす。

 

(ま、どこまで粘れるのかねえ…)

 

ふと、雨の湿度の高さが体を重くする。

 

 

 

 

 

 

 

 

─願わくば、戦場で死にたいなぁ。

 




スキル1 戦闘強行A+

本人の意思によらず戦闘を強制され続けるスキル。世界を救う為に人身御供となった人間ならば誰でも入手しうる。例え自らがどれほど弱者であろうとも、何も成し遂げていないとわかっていても藻掻く者への賞賛、ないしは呪い。
戦闘中は自身のステータスが際限なく上昇し続け、戦闘外では自身のステータスを際限なく下降させる。
また、戦闘中でない場合は無意識の内に戦場となる場所を探す。

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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