Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

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「スタァ…ふん、なんでここに来なきゃいけないのかしら?」

「いやまあマスターが自慢したいからじゃないですか?完璧とは程遠いマスターさんですね」

「ふむ、ではパンチクラオンの時間と行きましょうか」




逃げるのがいいっぽい。

 

…三十六計逃げるにしかず、父さんが手に持ってるのに書かれているのは風林火山である。

 

 

父さんから学んだ大切なこと、それは「やばいときに仕切り直しをすること」だ。しないと母さんに殺されていたから、というのが正しいけれど。

 

「逃げられると思ってる?他のサーヴァントならいけるかもしれないけど、私だよ?」

 

鋭く睨みつけられ足がすくむ。そういやカルデアと同じならスキルレベル10やん、確実に殺される案件じゃねえか。

 

(んん〜…というかサーヴァント全般に言える疑問はどうなってんだこりゃ?)

 

頭の中で浮かぶのはよくも悪くも曖昧な境界線。ノッブや沖田さんはマスターとして俺のことを認識していたし、少なくとも宝具というものは母さんや父さんが使っているし確認済みだ。

 

スキルのクールタイムってどうなってんだこりゃ。

 

「どうして固まってるの、マスター」

 

「…ごめん、ちょっと逃げる」

 

納刀されると困るので速やかに逃げる。考える前にまず行動、これ大事。

 

人混みの中に紛れ込むために気配を消すと隣からデコピン。わざとらしい挑発だが無視して撤退しようとした…が。

 

「…何をそんな焦る必要がある?」

 

「てめ、ざけんな…!」

 

横からでてきた神父にドナドナされた。こいつそもそもどっから俺がここに来ることを知りやがった。

 

 

 

 

 

「いやさ、ポテチとコーラをカラオケで貪るのって美味しくない?つーか美味しいって言え、おい」

 

「唐突に連れてこられて美味しいとかどうとか気にできるわけねえだろ」

 

カラオケに連行されたものの、歌うなんてことをしようとは思わない。隣で麻婆豆腐食ってるやつがいるのにそんなことする度胸はない。 

 

(ってかなんで堅物そうな愉悦がDICEのメンバーなんだよ…)

 

隣で呑気にポテチで遊ぶロキが後ろから刺されないことを願うばかりである。

 

「唐突に攫った理由は?」

 

「君が困っていそうだからだね。神父とは迷える子羊を助けるもの、何人たりとて助けない理由がない」

 

「うえっマジメちゃんかよ。ちなみにあの人斬りに関してはメフィストに対処してもらってるから問題ないよん」

 

「テメェら本当にアルターエゴか?」

 

神に仕えているものと神としての自覚が足りない連中である。神話時代の倫理感から考えれば進化したとも言えるけどね。

 

(つーか他のアルターエゴも見習ってほしい…あ、でもアルターエゴの連中ってどいつもこいつもヤバいか)

 

「まあ殆どアルターエゴは制限あっからな。そこの愉悦については事情が違うから話は別だが」

 

「神の意思があればどこにでも駆けつけよう─ああ、マジカル☆八極拳については修得しているので安心してくれたまえ」

 

「何も安心できねえんだが…?」

 

人体破壊特化の型なんてやりたくないっす。母さんから教わるほうが2倍くらいまし。

 

「あ、ちなみに知っといたほうがいい話と知りたくない話と永久発狂する話ならどれが聞きたくない?」

 

「最後の話だけは絶対に聞きたくない」

 

「あえてここで発狂するのも一つありだと思うが」

 

「発狂するのみたいだけだよね?」

 

うむ、と満面の笑みで頷かれる。なんならロキも親指を立ててるから見てみたいんだろう。人の不幸は蜜の味ってのは愉悦としてはやりたいことこの上ないはずだ。

 

「いやじゃあ最初の二つだけ聞いとくよ」

 

「知っといたほうがいい話ね。職場体験で来る予定だった危険サーヴァントが揃いも揃って消息不明なんだよね☆」

 

「クラスはEXクラスを除く7騎士だ」

 

…OK、つまり死ねってことか。地形破壊が基本なサーヴァントが知らない原作と共に来襲してくるとか碌なこと起きねーじゃん。

 

「あの、レアリティとかわかる?」

 

「そこまで掴めてるわけねーじゃん…って、言いたいんだけどさ。なーんかおぼろげながら浮かんできたんですよ」

 

足を使ってカラオケのデンモクを雑にジャグリングし、こちらへと突き出す。

 

「ツナ、アン、ジャガ*1、卵、マリン、ゾーさん、スロット」

 

「ロキ、お前本当におぼろげながらで喋ってんだろ」

 

アイアンクローを顔面に行うと仮面が吸い付いたせいで一瞬先輩の顔が見える。さっと回って新しい仮面をつけ直したが、表情はスンと澄ましている。

 

「あ、2025年12月のときに8年11ヶ月前に実装されたサーヴァントって聞いたよ」

 

「急に具体的になったなぁ…」

 

だからといって知っているわけないじゃん、が本音である。確かバビロニアの時期とかそんくらいだったような…

 

「それと知りたくない話だな。えーと…あ、まだフォーリナーがケリュドラ以外にいた「見つけた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋ごと裂かれたせいで言葉すら聞こえない轟音が響きわだった。思わずしゃがんで避けたが返す刀に殺されるだろう。

 

「ん、じゃあ足を斬りおとすから動かないで。間違ってマスターを殺したくはないから」

 

にっこり笑っているがその目には光が微塵たりとてない。

 

緩慢な動作で振り下ろされる刀が、妙に恐ろしく思えた。

*1
そこのチミィ!!道場で女心を学べ!!

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
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