Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。 作:ぜひもないよね!
…圧には、勝てなかったよ…
そっかー敵側にノッブ来るのかーみたいなノリだと絶対に負けるの酷いんだが。
「やったー実習ですよ実習!正直沖田さんとマスターなら2vs2は余裕のよっちゃんでしたもんね!」
バスの中ではしゃぐ沖田さんだが、ヒーローコスチュームは第一再臨。沖田さん的には動きやすいらしい。
(そもそも沖田さんの個性って対人特化過ぎない?)
とんだ初見殺しもあったもんだ。一分も経たない内に後ろから峰打ちで気絶させるものだから沖田さんは戦闘で個性禁止という雄英高校にあるまじき方法が取られたのだ。
「マスター?もしかしてバス酔いですか?」
「いや、雄英高校の敷地広いんだなって。バスで移動するなんて考えたことなかったし」
昨日なんかマスコミが侵入してきたからちょっと不安なだけである。空から侵入するなんてことも現実的だろうし。
(ふーむ…悩みどころだよねぇ…)
自分ならどう対応するか─なんて考えるのもご都合主義かもしれないけど、普通にジャンプの世界なら普通に起きたところでおかしくはない。
そこまで考えたところで揺れていたバスが止まり、USJにやってくる。
「ほら行くぞ。ヒーローコスチュームは着用しているな?」
相澤先生が声をかけ、全員でぞろぞろと降りる。
「いざ行こう!レッツ・DAN・ジョー!」
…あれこいつは爆豪の代わりに受かってたんだっけ?
もちろんと言うべきか、もろちんと言うべきか。中ではちゃんと人の気配がまばらに配置されていて、災害の要救助者らしく見つかりにくい位置にいた。
「随分本格的な施設なことで…」
「逆にここがちんけな施設だったら沖田さんたちはここに入ろうなんて思わないじゃないですか」
「それもそうだよなぁ…」
13号さんも仰向けに倒れていてとても訓練のオリエンテーションとしてはわかりやすいのではないだろうか。
(にしたって人の集まり方が変なんだよなぁ…空白にするべきところはもう少し中央じゃない?)
各エリアにある安全地帯的な何かではヒーローの出待ちをするが如く円ができていた。出入り口は封鎖されているし少し警戒しよう。
「沖田さん、こっち来といて」
「ダメですよマスター、今は授業中で…」
いやんいやんと桃色な方向に思考を飛ばしている沖田さんは警戒の欠片も持っていない。仮にも剣豪なんだからそれくらいやってほしい。
(まーそんなのは無理な気もするけどな)
気持ちの切り替えも含めて中々やり辛い現状、そこまで求めるのは酷いマスターである。
「(…んーと、戦闘態勢。なんとなくヤバそう)」
「(マスターの直感ですね。もう抜刀しときます)」
そして抜刀した直後、正面に黒いモヤが現れる。ブルーアーカイブの某服さんなみに怪しさ満点なのだが、それよりも恐ろしいのは鉄砲だ。
「失礼、私は黒霧と申します。今日こちらに伺った用件は…オールマイトに息絶えていただきたいとのことでして」
BOMB!!
「やらせるわけ、ないだろ!」
投影、開始。
一瞬にして作り出した名前もない大盾は衝撃を受け終えた瞬間に消し、破片が飛び散らずに殆どが無傷で済んだ。自分の腕に少し痺れと血がでたのはまあ、許容範囲ではないだろうか。
「ギャハハハ!他のやつしか巻き込もうとしただけなのに自分がわざわざ盾になるのバカ過ぎるんですケド!」
「…はぁ」
流石に危害を加えるまで弾正が敵である─なんて思っていたとは俺もまだまだだな。
「それもテメエの個性のせいか?」
「お?存外賢いところあるの?でもそんなこと教えてあげる義理なんてないし!」
爆弾を沖田さんと一緒に斬り捨て、やっと黒霧が連れてきた軍隊に目を向ける。明らかに主犯格なこと間違いない真人みたいな手だらけがいるな。
「…待て、お前ら。こいつらを二、三人殺せばオールマイトが来るんだろ?」
「ならそこの突出した奴らを散らすなりなんなりして殺せばいいだろうが。イレイザーはこいつで抑えられる、速くそいつらを殺せ」
そいつの的確な指示と共に飛んでくるのは弾丸。斬って捨てられる速さでもないのでミニ鉄板を出して防ぐ。
「きついってのドブカスが…!」
「酷い暴言吐かれて傷ついたんじゃが儂。そこにいる奴らごと皆殺しにするならはよ散らしてそこの二人だけなぶり殺しにしたほうがええよ」
遠距離の手段はないみたいじゃし、と。
「もちろん儂が直接戦闘してもええんじゃがそれよかお主の成長を優先するべきと先生から言われてるしのぉ」
露払いとして手助けくらいはさせてもらうわい。
殆ど普通なら見えない速さでイレイザーヘッドの肩と足が撃ち抜かれて動かなくなる。
「殺しはしとらん。殺すならヒーローより生徒のほうがよいと言われてるしの!」
「ヴィランみたいな言い回ししやがって…」
ノッブとの戦闘にはならなさそうなだけマシだが。ギャグ補正のあるときならともかくシリアスなら勝てるわけがない。遠距離持ちのサーヴァントで鉄砲無限は勝てるわけないだろいい加減にしろ
「…沖田さん、助け呼んでくるか周囲の安全確保」
「マスターは?」
「当然─あれを倒してしまって構わないんだろ?」
それっぽい大見得を切って、鉄砲を投影する。
「たかだか10分─守りきってやるよ!」
装填した閃光弾を爆発させ開幕の狼煙をあげる。
…BATTLE、開始。
インターンどうしよう?
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