Fateの現パロだと思ったら全然ヒロアカだった。   作:ぜひもないよね!

9 / 45
続けます(感謝感涙雨あられ…)


体育祭が速すぎると思った。

 

ノッブの襲撃強すぎて草生やす余裕もなかったんだけども。

 

過冷却水とかいう武器じゃないものを無理矢理投影したせいでぶっ倒れた俺は、終わったあとの軽い説明を校長先生から教えてもらっていた。

 

織田信長達は違法な子どもであったこと。

名前や戸籍についてはただ名乗っているだけで違う可能性があるということ。

 

「目立った被害は相澤先生と君だけなんだけど…大丈夫なのかい?」

 

「いやまあ撃ち抜かれたわけじゃありませんし…」

 

最初の爆発のときに守り損ねた爆風の傷と鬼武蔵の攻撃をいなしたときに腕の骨が砕けたくらいなのでリカバリーガールがしっかり治療してくれた。

 

「無事に治っているならなによりだよ、キミ」

 

「まあ勝手に戦闘した以上お叱りを受ける覚悟はありますけどね…」

 

原作をそこまで知らないのでなんとも言えないけど、オールマイト込みで結構ギリギリの勝負だったはずだしなぁ。

 

それでも普通はヒーローに任せるのが正しいのだ。

 

「いやいや、そんなことはないさ!未知のヴィラン相手によくやってくれたと褒めたいくらいさ」

 

(…よかった)

 

校長先生の言葉に安堵して胸をなでおろす。

 

「ありがとうございます…」

 

そしてふと気づいた。今の感情に少しだけ他の、寧ろ負の感情が混じっていたことに。

 

(…いや、それは後で考えないといけないな。ヴィランに関係して何かを悔しいなんて思うわけじゃないし)

 

ということで自分の気持ちから逃げることと新しい情報を得るために校長先生に聞いてみることにした。

 

「そう言えばなんですけど、戦闘中に織田信長を名乗る女性がいたんですが…」

 

「心当たりなんてものはないね。ただ、聞いたところによると君はその人物と交渉していたそうじゃないか」

 

…喋ったことに対して文句を言うのはお門違い、そもそも緑谷たちもあえて見たわけではないだろう。

 

「いやまあ交渉できるものなら交渉しますよ。どうせ個性と名前くらいはヒーローをやるなら世間にバレることは避けられませんし。それに…」

 

「それに?」

 

「一番安全が確保できるのはソレでしたから。殺されるリスクより撤退させるリスクをとっちゃいましたけど…」

 

殺されれば明らかに作品が変わるだろうし、ここで止められたのはデカいだろう。実際に頭脳派の校長先生もしきりに頷いているし間違いない。

 

(後ろについているの間違いなくサーヴァントの誰かだし調べておきたいっちゃしたいんだよな…)

 

どんなトンチキサーヴァントが出てくるか理解できない以上、準備くらいはしておきたいのだ。

 

「それで捕まったやつから何か出ました?」

 

「いいや、そんなもの何もでなかったよ。あるのは個性を自由に振る舞っていいと扇動されただけらしいのさ」

 

「…なるほど。すいません、変なことを聞いて」

 

「生徒の気になることを答えるのが教師の役目だからね!」

 

気にすることはないさと笑う先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんな襲撃がありつつも体育祭本番。最初の競技は障害物競走だ。

 

「沖田さん辛いのでおぶってもらってもいいですか…?」

 

上位何名と言われているのに沖田さんはこちらに何故かお願いしておぶってもらおうとしてくる。11クラス分を一人背負って抜けと。

 

「なんで俺がそんなことする必要があるんだか…」

 

「おーねーがーいーでーすー!どうせこの後で協力する競技あるんですからそこで一緒になりましょうよ!」

 

ダダを捏ねてスタートライン前で赤ちゃん返りする幼馴染。なんとかしろと言わんばかりの目を向けられた。

 

(俺は危険物処理班かなんかだと思われてんの?)

 

とはいえここまで注目されてしまった以上、沖田さんに対して何かしないという選択肢はない。

 

嫌だ嫌だとゴネる沖田さんの膝の裏と背中を支え、前に抱える。

 

『見たかリスナー!コレがヴィランと戦ったやつの余裕なのか?お姫さま抱っこで腕を使わないつもりだー!』

 

「え、ちょっ、やめましょ!」

 

必死に文句を言おうとする沖田さんを止め、小声で伝える。

 

「諦めよう沖田さん。これ多分えげつない注目浴びてるから下手に降ろしたらまた煽られるよ」

 

今なら充分いい位置に立ててるし、と。

 

自分を奮い立たせて目の前のスタートラインを見る。

 

3.2.1.

 

 

 

 

 

GO!!』

 

 

 

「アブねっ!?」

 

初手から繰り出された氷を避けてロボインフェルノをすり抜けまくる。沖田さんの柔らかい部分が密着するが些細な問題だ。

 

「ヒィ!つ、綱渡りなんて怖いですよ…」

 

「沖田さんには関係ないでしょ。何のために投影したと思ってるの?」

 

大盾をかけて正面突破。走り抜けた後は投影を消したので後続への妨害もバッチリだ。

 

「地雷原なんぞ運だ運」

 

適当に走り抜ければどこにも埋まっていない。気がつけば後ろにしか人がいなかった。

 

 

 

 

『オイオイオイ!まさか恋の青春が若者としちゃ最強だってのか!?ぶっちぎりのワンツーフィニッシュ達成だー!』

 

「…わ、わぁ…」

 

「まあ沖田さんが1位か。妥当だな」

 

大きな歓声と共にそんな呟きをしたが、多分聞こえてないのでそっと怪我しないように彼女を降ろす。

 

 

『次は騎馬戦でのサバイバルよ!一組4人!』

 

…やべ、やらかしたかもしれない。

 

組んでくれる人いるのかね。

インターンどうしよう?

  • ランサー&アサシン
  • ライダー&セイバー
  • アーチャー&キャスター
  • フォーリナー&フォーリナー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。