シスターフッドの生臭神父はパンツが見たい。   作:誰か

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生臭神父はアビドスと出会う

 

「うおおおおおおおおおお!?!?!?」

「待ちやがれぇ!!」

「追え!逃がすなぁ!」

 

 おっす!俺浅木キヨト!みんな、今何中?俺今誘拐犯(未遂)のスケバンからヒフミ連れて逃走中!

 

「大丈夫かヒフミぃ!生きてる!?」

「い、生きてまーす……!!」

「だから言ったろ!ブラックマーケット来るなら制服は着ないほうが良いって!こういうことになるから!!」

「き、肝に銘じで置きます…!」

 

 さてさて、不味いことにったぞ?咄嗟にヒフミ連れて逃げ出したは良いものの順当に追ってきやがる……ここで下手に大立ち回りすると、警備隊のマーケットガードが出張ってきてまたさらに面倒事だ……つか俺ここにエロ同人買いに来たんだけなんだよ!

 

 取り敢えず裏道に入ってなるべく事を荒立てず穏便な暴力で解決するしかねぇな……うおっ!?前から人がっ!?

 

「んっ?」

「ちょっ!?あぶっ……そこの白髪さん!?そこどいて!?」

「はぶっ!……きゅ、急に止まってどうしたんですか!?」

 

 突然脇道から現れた白髪のケモミミ少女に道を妨げられ、慌てふためく俺……すると、その白髪の少女は小首を傾げてくる。すると、同い年くらいの年頃の生徒を見つけて安心したのか、ヒフミが声を上げる。

 

「あっ人が……助かった……!あのっ!助けてください!」

「んっ、なるほどわかった。」

 

 次の瞬間、白髪の少女は背負ったアサルトを抜いて容赦なく引き金を引こうとする……俺は咄嗟にアサルトの銃身を叩いて弾道を逸らすと、頬に弾丸を掠めて声を荒げる。

 

「ちゃっ!?いきなり俺を撃つなよっ!?」

「……誘拐犯でしょ?」

「ちげぇよ!!!何もわかってねぇじゃんか!?」

 

 最悪だ!なんで二度も誘拐犯扱いされなきゃなんねぇんだよ!?(ヒント:自業自得)

 

「シロコちゃん?どうしたんですか?」

「何かあったの?」

「んは〜……皆早いよぉ……」

 

 すると、白髪の少女の友人らしい人物らも次々とやってくる……少し緩い服装をした明るめの髪色の少女に、黒髪ツインテールの少女。そしてピンク髪の……ピンク髪の……あれっ?この子どっかで……

 

「ん〜?あっ、分かった。ナンパぁ?駄目だよウチの後輩に手を出しちゃあ……」

「ちげぇって!?」

「あ、あのっ!私達追われてて……」

 

 話がまたこじれそうな所に、ヒフミが助け舟を出してくれる……サンキューヒフミ。今度磯辺焼きご馳走してやるからな。

 

“皆待ってよ〜……!!”

「あっ、先生!」

「遅いよぉ先生〜」

 

 んっ?先生……?そう思い声のほうをみてみれば、そこにはいつぞやのシャーレ奪還のときに出会った先生が息も絶え絶えになりながら駆け寄ってきていた。向こうもこちらに気づいたようで呼吸を整えて声をかけてくる。

 

“………ぜぇ、はぁ………あれっ!キヨト?久しぶりだねなんでこんな所に?”

「久しぶり……でもないか。」

「えっ?先生と知り合い?」

“どうしたのキヨト?またハスミに追われてるの?“

「年がら年中追われてるみたいな言い方やめてくれねぇかっ……て、そんな話してる場合じゃ……」

「見つけたぞ!!」

 

 見つかったぁ……不良共がまた大手を振るって近づいてくる。

 

「漸く追いついたぜ……ん?また人が増えてんな。」

「へへっ、あんたらもどーだい?この二人を人質にトリニティに身代金をせしめる完璧な作戦……どーだい?」

 

 すると明るめな金髪ロングヘアーの(敢えて何処とは言わないが)デカい子と先のケモミミ白髪の子が何も言わずに近づいてくる………何か、嫌な予感がする。

 

「おっ!いいねぇ、報酬は山分けーー」

「えい☆」

「んっ。」

「「ぐふぇっ!?」」

「あっ普通に殴り倒しやがった!?」

 

 つか銃使え!?何普通に当身で気絶させてんだ!?

 

「殴り倒しちゃったよ……こいつら結構大人数引き連れてたからすっ飛んでくるぞ?」

「んっ、全員倒すだけ。」

「なぁ、先生。この子ら戦闘民族過ぎないか?つかこの子たち誰……」

“ま、まぁ色々あってね……事情はあとで説明するよ……”

 

 すると、何処とない喧騒がこちらに近づいてくる。早いな、こいつらの仲間がまたやってきたようだ。本当はマーケットガードが面倒だから逃げの一手で収めたかったが、殴り倒したしもう穏便にも済ませなさそうだし何より……

 

「き、キヨトさんどうしましょう……

「面倒臭ぇ!もう二人殴り倒したあと何人殺っても同じだろ!!!!!全員蜂の巣にしてやらぁ!!!」

「へんな方向に舵切っちゃった!?」

「質の悪い悪役みたいな思考回路ね……」

 

 

 

 

 この後目茶苦茶全員ぶちのめした。

 

 

 その後当然のようにマーケットガード呼ばれたので逃げた。

 

 

 

 


 

 

 

 そんな一節がありつつ、今はブラックマーケットのとある公園で休憩中……がてら、自己紹介だ。

 

「んじゃあ改めて。俺はトリニティ総合学園三年。浅木キヨトだ。」

「えっと、同じくトリニティ総合学園2年の阿慈谷ヒフミです!」

「んっ、宜しく。」

「トリニティって……キヴォトスのお嬢様学校じゃない!」

「……でも、キヨトさんの方はお嬢様には見えませんね☆と言うより……付き人?」

「付き人て……これでも俺はトリニティでもそれなりの名門の生まれなんだぜ?」

「人は見かけによらないねぇ〜」

「おいこら。」

 

 ちなみに、この子たちは砂漠の廃校寸前の土地……アビドス学園の生徒達らしい。ケモミミのシロコにデカいノノミとツインテールのセリカ……そしてピンク髪のホシノ……なぁんか見覚えあるんだよな。

 

 ……しかし、アビドスねぇ。2年前に一回『仕事』で行ったきりだな。

 

「でもアビドスか。懐かしい名前だな。」

「えっ!?アビドスを知ってるの!?」

「2年前に一回だけ行ったことがあるよ。」

「「「えぇっ!?!?」」」

 

 派手に驚かれたな……まぁ、確かにこんな所で自分達の縁と縁がある奴とであるなんて思わねぇか。

 

「うへぇ〜?本当?二年前じゃおじさんが一年の時かぁ……」

「あっ、なんだよタメだったのかよ。」

 

 んじゃあ、二年前に行った時にホシノと会ったことがあるんだな……つっても俺も当時の生徒とは全く話してなかったから覚えてないのも当然か。

 

 ()()()()()()()は中々忘れられねぇんだけどな。

 

「それにしても、お二人とも揃ってこんな所で何を……?」

「男女2人そろってデート……って、感じてもないみたいだしね。」

「お前彼女居ない暦=年齢の俺を侮辱してんのか?」

「恥ずかしげもなく言う事じゃないでしょそれ……」

 

 まぁ、そりゃあそうだ……つーか、そもそもなんか勘違いしてねぇか?

 

「そもそも俺とヒフミとは同じトリニティでも初対面だな。今日初めて顔知った位だわ。」

「えっ!?ヒフミちゃんは二年であんた三年でしょ!?二年近く同じ学校なのに会わなかったの?」

「トリニティはマンモス校だからな。一年程度で全域の生徒全員覚えられる訳無いだろ……」

「……言われてみれば確かに……」

 

 そう語れば納得したようにみんな一様に頷く…………一応俺も懺悔室にちょくちょく来るような奴らとかならちゃんと覚えてるけど、そう全員覚えられはしねぇんだよな。

 

 一分派で普通の学園の全校生徒に近い人数がそろってるし……それがホスト組だけじゃなくてシスターフッドやらほかの組織の分もあるんだから……

 

「わ、私は噂だけならかねがね聞いた事がありましたけど……」

 

 ヒフミその噂絶対ろくな話じゃないだろ……俺未だにあのマリーに初対面で変態扱いされて引かれたの覚えてるからね。メンタルヤバいからね。

 

「えっ?何っ?有名人っ?」

「ある意味……」

“うん、なんか察したよ。”

「察したってどういう意味だ先生ゴルァ!?」

“いや、キヨトならなんとなく流れる噂の予想つくよ!?ハスミがシャーレにたまに来てから何回君のことで愚痴ってると思ってるの!?”

「アイツそんな事してたの!?」

 

 くそっ!ハスミめ、あいつのことだから全部を正直にそのまま先生に伝えたに違いねぇ!普通に信用問題だろ!……つか先生めっ何時ぞやのシャーレ奪還の恩を忘れたか!?俺それなりに頑張ったぞ!?

 

「……そう言えば先生、キヨトと知り合いだったみたいだけど……」

“うん、私が初めてキヴォトスに来た日。一緒に戦った内の一人がキヨトなんだ。”

「初期メンです。どーぞよろしく。」

“話の6割何言ってるのかわかんなくなるんだけどね……”

「おっ、すげぇな。サクラコは8割分かんないって言うぜ?」

「サクラコって誰!?」

「俺の上司。」

 

 あいつ何気に俺との付き合い長いはずにになぁ……全く、浅木キヨト検定があったら2級だな。俺?4級くらいかな……とと、話がそれた……んで、結局何をしてたかって話だったな。

 

「俺もヒフミもブラックマーケットで欲しいものがあって買い物してたんだよ。」

「は、はい!どうしても欲しいものがあって……」

「へぇ、どんなの?」

「これです!」

 

 そう言ってヒフミは例のペロロ様とか言う白い前衛的な鳥のぬいぐるみを取り出す。

 

「とあるアイスクリーム屋さんとのコラボで入手できた期間限定の品物です!」

「おぉ☆モモフレンズですね!私も大好きなんです!ぺろろちゃん素敵ですね!私はミスターニコライが好きなんです!」

「ミスターニコライですか!?わかりますよ!あの哲学的な所が……」

「う〜ん。なんか分からんが……楽しそうだからいっか!」

 

 趣味なんてその人が楽しければなんぼですからね!俺何もわかんなかったけどヒフミやノノミさんが楽しそうだからいいや!!

 

「それで……貴方は何を買いに来てたの?」

“…………まぁ、なんとなく察せるけど……”

「いや、別に。普通のエロ同人買ってただけ」

「ワァァァァァァ!?!?!?」

 

 俺が紙袋からさっき買ったエロ同人を出せば、セリカに全力で腕を叩かれてエロ本をはたき落とされる。おいおい、これ買ったばかりなんだぞ?ドロついたらどうするんだよ……

 

「いてぇな。はたき落とすことないだろ?」

「あるわよ!?何いきなりそんなのだしてるのよ!?この変態!!」

「変態じゃねぇ、仮に変態だとしても変態と言う名の神父だよ。」

「神父な訳ないでしょアンタが!?」

 

 神父なんだよなぁ……弁明する意味もないから言わないけど……

 

「しかし、最近の子供は意外とこう言うのに耐性ないんだな。」

「耐性の問題じゃなくてアンタの人間性の問題じゃないの!?」

「馬鹿野郎!こう言う小さなエロの積み重ねが人をオトナにするんだよ!!やれ純粋だのなんだの言っても!16.17でエロを全く知らないなんて唯の世間知らずだからね!?」

“何を言ってるの!?だいぶ暴論だよそれ!?”

「トリニティ青少年少女健全育成条例改正案反対イイイイイイ!!!表現を律する暇があるなら己の心を律する術を覚えろ!!漫画もネットもアニメもない時代からロリコンは存在しているんだ!!そこに蓋をするんじゃあない!!向き合い律する心を育むのが大切じゃないのか!!因みに俺はロリコンよりも年上の包容力ある人妻が好きです!!」

“言いたいだけでしょそれ!?と言うかもう全然違う話になってんだけど!?”

 

「確かにニコライさんのあの本の解釈は良かったですよね……」

「はい!自分のなかの世界観がぐっと広がって多様化したように感じました!」

 

 

「……ヒフミとノノミはまだモモフレンズの話ししてる。」

「うへぇ〜……本格的に収拾不可能になってきたねぇ〜」

 

 

 

 

 

 

 こうしてヒフミとノノミのモモフレンズ談義と、キヨトの(よく分からん)思想吐露は10分近く続いたと言う…………

 

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