引きこもりだった少女の暗殺教室   作:赤坂六梃

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▫️▫️▫️の時間

 

「お、おはようございま〜す...へへっ」

「おお〜!!鳴海さん、やっときてくれましたか!!!!」

 

数日ぶりに登校した私の蚊の鳴くような声で足音を殺して教室へ入った途端、めちゃくちゃ泣いいる殺せんせーが現れた、けれどなんだか触られている感覚はない...というか、残像みたいになってない?

 

「このまま来なかったら、先生あなたの家に行こうとしてたんですよ!」

「...私の家、宇宙人出禁なんで...てか、みんな何してるの?」

「そうでした。さっ、鳴海さんも早く席について中間テストに向けて勉強です」

 

私を気にかけてくれる視線をいくつか感じるが、今は私に構っている場合ではないのだろう、みんなは残像の殺せんせーに見られながらノートや参考書とにらめっこをしていた。

 

「さあ、一日しかありませんがどんどん詰めていきますよ!」

 

そう言われ、明日行われる中間テストに向けての勉強が始まった。

ん...明日?

 

「えっ、明日テストなの?」

「知らずにきたんですか!?」

「う、うん、もうあの件は忘れられてるかなって思って...そうか、テストか...」

 

あの件とは、まあ集会の時に起こった例の件である。この数日間恥ずかしさでしばらく家から出ることが出来ずにいたのだ。

そして、久しぶりに登校したらコレだ、あと数日篭っててもよかったかもしれない。

 

「ちなみに全員が50位以内に入らなければ先生はこの教室から去ります」

「...さようなら、数日間だけど楽しかったよ」

「にゅやっ!?なに諦めてるんですか!!」

 

しっぽり怒られ、その日は勉強をコレでもかと言うぐらいには頑張った、いやマジで。

そして、全員がテストを終えた数日後。教室は静まり返っていた。

理由は簡単で、前日つまりは私が久々に登校した日に理事長?って人が教鞭をとってテスト範囲を変えてしまったからだ。

 

「先生の責任です、この学校の仕組みを甘く見ていたようです」

 

殺せんせーは悔しさからか、顔を見せず私達に謝っていた。

サヨナラ殺せんせー、またいつか会う日まで...

 

「にゅやっ!!」

 

一人でに落ち込んでいると先生の驚く声が聞こえ、顔を上げるとどうやら赤羽くんがナイフを投げたようだった。

先生に近づくなり答案を投げ渡し、みんなもそれを見ようと近くへといくと誰かが「すげぇ」と言った。恐らくは範囲変更など関係ないぐらいの高得点だったんだろう。

「E組を出る気はない」「怖い」とか、ひたすら煽られて、それに続くように殺せんせーを口撃すると次の期末でリベンジです、と次なる目標を立ててさっきまでの暗い雰囲気は一気に吹き飛んでいった。

 

「いいな〜」

 

そんな楽しそうなみんなを見て、吐いた言葉は私のじゃないはずだ。

 

━━━

━━

 

少女は一人泣いていた、家族が全員死んでしまったからだ。

けれど数日後、嘘泣きではないかと疑うほど彼女は笑っていた、それも大声で。最初は壊れてしまったと身近にいた人は気が気ではなかった。

沢山いた一人の内が「大丈夫?」と、声をかけた、だが少女の返した言葉に周りは絶句した。

 

「ワタシ、やっと一人になれたのよ?こんな嬉しい事はないね!」

 

家族が死んだと言うのに、その少女は天真爛漫な笑顔でそう言ったのだ。

 

「これで私はワタシのモノだね...アナタの人生を汚すやつは一人残らずワタシが潰してあげるからね───愛してるわ、四葉」

 

鏡に映る自分を見ながら、その少女は笑みを浮かべていた。

 

 

 





短くてすまそ

四葉はテストの点数には一ミリも興味なく、鼻を噛んでそのまま捨てました
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