祖龍さん in オラリオ   作:モンハン楽しいね

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はい。
という訳で実質的なミラ対オラリオの決戦です。
この化け物相手にソロで戦えるハンター共はなんなんだ…?

ミラちゃんは竜ではなく龍なので、アイズの復讐姫も効果が薄いです。
どうやら本人の考えが重要らしいですが、龍だとわからされてしまっているのです(ΦωΦ)
この世界のではないけどモンスターではあるので無意味ではない


祖龍さん、待ちに待った大決戦に臨む

ミラがダンジョンを吹き飛ばした翌日、遂に決戦の時。

決戦場はダンジョン27層、水の迷都と呼ばれる場所だ。

 

「ふふ、楽しみね?えぇ、楽しみよ。

オラリオの冒険者(ハンター)さん達は用意できているかしら?」

 

「あぁ。僕らは問題ない。

精々抗うことにするさ。勿論、勝つつもりではあるけれどね。」

 

昨日の蹂躙劇を見てもなお勝つつもりだと言うフィン。

この場に集った猛者たちは皆、フィンの言葉に同意のようでそれぞれ闘志を漲らせる。その様子を見たミラは、いつもの微笑みをやめて、満面の笑みを浮かべる。

 

「えぇ、それでこそ、人間ね!

じゃあ、始めるわね?安心して?また、楽しめるように殺す気はないわ。」

 

そういうと、ミラの姿が消えて、その場には神々しいまでの純白が、存在した。薄暗い地下世界がその瞬間だけは光で満たされた。その場にいた人は皆、そう勘違いした。

それはまるで、神威を解放した際の光のよう。もしくはそれ以上の神々しさを放っている。

 

ダンジョンが、己の中に神がいると。恨みを向ける相手がいると勘違いした。

 

ダンジョンが哭いた。

純白の龍が、吼えた。

 

「な…にを…!?」

 

『ふふ、折角のお遊戯、邪魔されては興醒めだもの。

ダンジョンには邪魔しないように言い聞かせたわ。』

 

邪魔をするならばこのダンジョンを破壊し尽くす。

そういう意志を込めた咆哮をしたミラ。ダンジョンは、理解したのかしていないのか分からないが27層にモンスターを産み落とすことをやめた。

 

『じゃあ、いつでもおいでなさい?』

 

「【目覚めよ(テンペスト)。エアリアル】!」

 

我慢ができなかったのか、言い切る前に一人の少女が飛び出して来た。そのほぼ不意打ちのような攻撃に、龍は対応できなかった。その必要がなかった。

 

強力な風を纏ったたった一人の姫が巨大な龍の眼前に躍り出る。そのままその手に持った剣を振るい、その余裕を浮かべた表情を歪ませてやろうとする。

 

「アイズ!!待て!!」

 

だが、相手は禁忌。世界を滅ぼすことも出来る怪物。

いくら強力な風を纏っていようとも、それよりも強力な、嵐そのものとも言える古龍とも戦闘経験のある龍にはそよ風のようにしか感じない。

 

反撃とばかりに尻尾を薙ぎ払うミラ。

たったそれだけの事だが、その巨体から放たれる尾は当たれば即戦闘不能になるような威力を秘めている。

 

「あ…」

 

女神の戦車(ヴァナ・フレイヤ)!!頼む!」

 

「チッ…!!

テメェ、勝手に動かれるとこっちとしても邪魔なんだよ!

邪魔するくらいなら帰りやがれ!」

 

「あ、あぅ…ご、ごめんなさい…」

 

凄まじい速度でアイズを捕まえ、引く時間はないので抱えたまま尻尾を飛び越えて避ける。

その直後にアイズをフィン達の方に放り投げて叫ぶ。

 

「【銀月(ぎん)の慈悲、黄金(こがね)の原野、この身は戦の猛猪(おう)を拝命せし。駆け抜けよ、女神の神意を乗せて。ヒルディス・ヴィーニ】」

 

いくつもの詠唱が響くその場でも、更に一際圧力を放つ詠唱分。詠唱が終わると共に凄まじい速度でミラへと向かっていく”猛者(おうじゃ)”オッタル。

 

「オォォォオォォ!!」

 

「はぁっ!!!」

 

『────♪』

 

雄叫びを上げながら大上段から大剣を振り下ろすオッタルと、それに合わせて全力の突きを放つフィン。

それに相対するミラは、楽しそうな鳴き声を出しながら防御もせずに受ける。

 

ほんの少しの疵を付けはしたがダメージにもならず、鱗の1枚を剥ぐ事も出来なかったことに二人は少し目を剥く。

 

そのほんの少しの隙に鉤爪を──振るうと殺してしまうかもしれないので、手加減をしたブレスを吐く。

 

手加減されたとしてもゴライアス程度なら消し去ることができるブレスを避けることができずに直撃を喰らう二人。

奇遇にも元いた場所に押し戻された。

 

「…ぐ、あぁ、これは化け物だね…

連携しないとダメージすらまともに入らないみたいだ。」

 

「クク…文字通りの怪物…我が想いを示すに相応しい相手…!

【抜き放て、魔剣の王輝(おう)。代償の理性、供物の鮮血。宴終わるその時まで──殺戮せよ。ダインスレイヴ】

永久(とわ)に滅ぼせ、魔の剣威をもって。バーンダイン】」

 

「ヘグニ、離れろ。

【永伐せよ、不滅の雷将。ヴァリアン・ヒルド】」

 

フレイヤファミリアのヘグニが距離を詰めて至近距離での魔法を放ち、ほんの少しとはいえたたらを踏んだ所にヘディンの遠距離魔法が炸裂する。

 

反撃にブレスを吐こうとするミラに、そうはさせないと迫る影。

 

「【花開け(アルガ)。アガリス・アルヴェシンス】!

炎華(アルヴェリア)】!!」

 

「今度は、冷静に。

目覚めよ(テンペスト)。エアリアル】!!」

 

「はっ!やらせっかよォ!!

オラァ!!!」

 

「ティオナ!!」

 

「うん!

はぁぁ!!」

 

複数人のLv.4、5の連携攻撃によってブレスを中断させることに成功。もしもの時に控えて魔法を用意していたリヴェリアと、盾を正面から構えていたガレスもこれには安堵の息をこぼすが、すぐに気を取り直す。

 

ただブレスを防いだだけでなく、口の中でブレスが炸裂したようで少しだがダメージが入った。

フィンは、これを見て利用できないかと考える。

 

「皆!鱗が固くて攻撃が通らないが、自分の攻撃ならダメージは入るようだ!ブレスを構えたら即口の中で炸裂させてやれ!勿論僕も狙うし、鱗を破壊しにも行く!!」

 

『いいわね!いいわね!やっぱり頑張る人間は、見ていて楽しいわ!!もっともっと楽しみましょうね!』

 

実に楽しそうな声をあげるミラに、ろくなダメージになっていないと理解するその場の冒険者たち。

だが、これだけのメンバーが揃っていればなんとかなるとも確信している。

 

次の瞬間、巨大な尾が前線組の目の前に迫っていた。

油断などしていなかったはずなのに、目の前に迫っていた。どうやらミラがギアをひとつ上げたようで、純粋に攻撃の速度が早くなったかららしい。

 

前線組は、せめて、とそれぞれの武器を構えて盾にしようとする。

 

「リヴェリア!ガレス!防御を!」

 

「あぁ!【ヴィア・シルヘイム】!」

 

「任せろ!」

 

ガレスが即座に最前線で盾を構え、衝撃に備える。

リヴェリアが円形の強固な結界を張り、防御をする。

 

結界は直ぐに破られるが、それでもかなりの威力軽減にはなった。かなりの威力があるが、最高の盾役(タンク)であるガレスにとってはどうとでもなる威力。

二人がかりだが、きちんと禁忌の祖龍の攻撃を受けきった。

 

これを見たミラは、心底楽しそうに今度は紅い雷を前線組に落とす。予兆なんてない──と思っていたが、雷が落ちる直前に地面が光る事に気付いていた冒険者たち。

地面が光ったことを確認すると即座に回避行動に移り、誰も当たることはなかった。

 

猛者(おうじゃ)、もう一度、いけるかい?」

 

「─無論。」

 

一度ブレスを喰らって下がっていた団長二人が最前線に戻ってきた。

更には長い詠唱を終えてもっと速くなったアレンも前線へと戻ってくる。

 

「ミラ、二回戦目だ…!」

 

その言葉への返答は、白い炎だった。

咄嗟の判断で近くに居たメンバーが前線から離脱すると、地面が赤熱しているのが遠目にも理解できた。

 

「ほんと!!どこまでも異次元ね!?

炎華(アルヴェリア)】!!」

 

「……復讐姫(アヴェンジャー)…!!」

 

ギアが上がったのを理解した面々は、まだ温存していた強化バフがある人は強化バフをかけて、無い人はこれまで以上にミラの一挙手一投足に意識を向ける。

 

アイズがスキルを発動させると同時、目の前のモンスターへの憎悪が湧き上がるのを感じる。

だが、いくら強化したとしてもアイズが単体で勝てる相手ではないのであくまで冷静にと努める。これで相手が黒竜だったなら、そんな事は出来なかっただろうが、目の前の龍は神々しさすら感じる怪物。それに、ある程度仲を深めた相手というのもあるのかもしれない。

 

ここで、ブレスとは違うがそれ以上の圧力をミラの口から感じ始める。これは、昨日にダンジョン2層分吹き飛ばした、例の炎だ。

 

手加減をしている為わざわざため時間を作ったミラは、そのままその場で五分ほど待つ。その間に攻撃をして止めようとする前線組だが、その邪魔をするように先程までと違って狙いを付けない、激しい雷の雨が周囲に降り注いでいるためまともに近付けない。

 

「…ッ!ォォォ!!」

 

「くっ…!はぁっ!

ほんっと!規格外だね君は!!」

 

「んぐ…!

止めなきゃ…!!」

 

「【アガリス・アルヴェシンス】!【燃え上がれ(アルガ)】!!!」

 

近付けたのは、オッタルが多少のダメージ覚悟で接近したのと、フィンがその小さい体を活かして全弾回避しつつ近付けた。

それと、適当に放っているのでかなり威力は減衰している為自らに炎と風を纏ったアリーゼとアイズが無理やり近付いて攻撃することができたくらいか。

 

だが、その程度の人数の攻撃ではミラは歯牙にもかけない。結果、止めきれないと判断した四人は即座に離脱。

 

ミラは、殺し尽くすつもりはないので対応できるように、先にいくらか天井を崩しダンジョンの壁を盾として利用できるように塊を降らせていた。

 

防ぎ切れるとは思っていないフィン達だが、何もしないよりはマシだと覚悟を決めてダンジョン壁の裏に隠れ、それぞれが出来る防御を最大限構えた。

 

───(劫火)

 

昨日見た劫火と違い、手加減し尽くされたことが分かる炎。勿論直撃を喰らえば即死するのだが、ダンジョンの壁が赤熱はしても、溶けはしても、壊れない程度の威力に留められている。

 

そして劫火が終わると、また天井を破壊して障害物を降らせた。どうやらまた次やる時に使えということらしい。

 

「…はぁ、手加減されて、これか。

ほんと、ヤになるね。」

 

ぼそりと呟くフィン。そのそばに居たロキファミリアの面々は、小さく頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 




はーん!?
戦闘描写ってこんなんでいいんか!?
ヘッタクソでよくわからんのだが!?
ルビ振るの大変すぎません?

えー、何故か5話にも同じ話が投稿されていましたので削除しました()

それはそれとして、評価と感想、ありがとうございます。
物凄くやる気が湧いてきて楽しく書けてます(*´ω`*)
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