祖龍さん in オラリオ 作:モンハン楽しいね
それはそれとしてもう暫くはいいかな…(遠い目)
あ、それと、評価、感想、お気に入り、ありがとうございます<(_ _*)>
どれも私のモチベーションに繋がっていて、ここまで早く投稿できています!
戦闘開始から凡そ一時間弱。
「ここまで極限の戦いを続けると、あまり長くは無理だね。
短期決戦…が出来るほど甘い相手でもない…少人数ずつ戦って数人ずつでも休ませるか…?いや、今のメンバーから一人減らすだけでも厳しいものがある…」
フィンが思考を巡らせて、その思考時間を稼ぐためにガレスとオッタルが最前線でヘイトを稼ぐ。それだけではすぐに突破されるので、それをさせない為にアイズやベート、ヒリュテ姉妹、アリーゼ、アレンなどの近接攻撃組がチクチクとミラの注意を逸らし、ヘディンとリヴェリアが遠距離で火力を出していく。
その息もつかせぬ連携攻撃に、ミラは内心で舌を巻く。
そして、
本来ならば競い合い、ほとんど敵のようなロキファミリアとフレイヤファミリアだが、事ここに至っては敵対している余裕などない。ほんの少しでも連携が乱れると、その場で誰かが落とされるだろう。
そして誰かが落ちてしまうと、そこから連鎖的に前線の崩壊を招くことは誰の目にも明らかだ。
「僕の切り札を使うにも、詠唱する余裕があるか…?
…いいや、作るしかない、か。
皆!今から僕は切り札のひとつを切る!すまないが少しの詠唱時間を稼いでくれ!期待を裏切ることはないと、我が名に誓う!」
ひとつ覚悟を決めたフィン。
大きな声を出して仲間に伝える。それに対しての反応は様々。
「…なるほど。
確かにこのままでは
「はい!団長の命令なら死んでも時間を稼ぎます!!」
「ティオネ、相変わらずだね…あたしも頑張るけど、長くは稼げるかわかんないよー!」
リヴェリアが前線の結界と並行してフィンへの防御も担うと宣言し、ヒリュテ姉妹が更に前線へと躍り出る。
「ふん。下手な攻撃だったらわかってんだろうな、
「しくじんじゃねぇぞフィン!!」
アレンが更に速度を上げて攪乱に走り、ベートが大きく吼えてミラへの攻撃を激しくする。
「ふふんっ!このまま押し切っちゃうんだから!」
「…頑張る。【
アリーゼが強気なことを言いながら炎を纏い、アイズが黒い風を、否、黒い嵐を纏ってミラへと突撃する。
「えぇい!少しはわしのような老人を労わんか!
だがまぁ、やるしかないのぅ…!」
「
──期待するぞ。」
ガレスが叫びながらも盾をどっしり構え、オッタルがフィンの切り札にすこしの期待をみせる。
そして、大声と言うことは、当然ミラも聞こえている。
『ふふ、ふふふ!
まだ手札があるのね!それも、この状況を打開できるようなものが!それは楽しみね!』
ワクワクとした声色を隠そうともせずにミラの透き通るような美しい声が響く。時間稼ぎなどしなくても撃たせてくれそうではある。が、それはそれとしてやられっぱなしは悔しいのでその場にいる冒険者達は皆、攻撃の手を激しくする。
丁度いい理由もできたので。
「【
フィンの少し早口の詠唱が始まる。
詠唱にかかる時間などたかが知れているのだが、そのほんの少しを稼ぐのに苦労する相手がミラだ。
その為詠唱が始まったのを理解した面々は、邪魔をさせまいと一分の隙も無く攻撃をする。
「【語れ
フィンの詠唱がまだ続く。
鱗に傷が入ることすらあまり無いが、それはそれとしてここまで一方的だと禁忌として少し癪だ。
少しまともに反撃しようかと考えたミラは、ノータイムでブレスを自分の真下に吐いた。
「ぐぉっ…!?」
「がぁ…っ!?」
すぐ傍に居たアレンとベートを吹き飛ばし、それだけに飽き足らずある程度距離を取って隙を伺っていた他の前衛陣も皆吹き飛ばした。
そして距離を取ったミラは、そのまま純白の火炎放射を放射状に放つ。
「【ヴィア・シルヘイム】!!」
リヴェリアが用意していた結界魔法を発動させて火炎放射を相殺するが、火炎放射はミラ次第でいくらでも長く吐ける為、少しづつ結界が溶け始める。
リヴェリアがまずいと思い始めた、その刹那。
結界から飛び出すひとつの影。
「【
アイズだ。
その身に、嵐と見紛うほどの黒い風を纏わせながら無理やり炎を突破する。
そのまま、復讐姫によって強化された力任せに下からミラの顎を剣で殴りつける。
下からの強い衝撃に、ミラの口が勢いよく閉じられる。
炎を吐いていたのだから口の中で炎が炸裂する。龍の大きな牙の隙間から凄まじい勢いで炎が噴き出る。
流石にそれなりのダメージになったようで、口の中だがいくらか傷ついた。
ただし、アイズの攻撃で傷ついたのではなく、あくまで自分の攻撃で、だ。
「【轟く馬蹄、終わらぬ蹄跡、騎士達の歌は今もなお高らかに響く。すなわち誓約、
まだ、詠唱は終わらない。
『あぁ、これ程の高揚感を得たのはいつぶりかしら?
そう。そうよ。もっと、あなた達の死力を尽くして、
あくまでミラからするとお遊びだ。
時間潰しの遊戯。だけれど死力を尽くす人間を見るのは好きなようで、心の底から今の
「私も負けてられないわ!
【
アイズによる決死の突破によって感化されたアリーゼが全力の爆発を起こし、かなりの傷が入っていた鱗の一枚に罅が入る。
反撃を受ける前に、アリーゼは素早く後ろに下がる。
唯一のLv.4の為下手に攻撃を食らうと即ダウンしてしまうからだ。
だが、そのタイミングで引いたのは、アリーゼだけではなかった。
次の瞬間、フィンの切り札が炸裂する。
「【もし許されるならば】【今ここに、女神の
手に持つ槍を凄まじい勢いでミラの方へと投げる。
ただの投槍だと思うなかれ。これは、
ミラにあたると同時、その余波だけで階層全体を破壊し尽くすフィンの槍。更に、ただミラに当たるようにと投げた訳ではなく、先程アリーゼの攻撃によってひび割れたのを見ていたようで、その罅へと投げ、見事命中させた。
いくら祖龍と言えどもこれを喰らえば一溜りもない──
『流石におどろいたわ!
フィン、あなた凄いのね!私の鱗を破壊できるなんて!』
ということも無く、ひび割れた鱗を破壊した所で止まっていた。
これが
これが
これが──神ですら恐れる
『じゃあ、もっと遊びましょう!』
ここまでの戦闘で、
オッタルですらも死を覚悟で吶喊しようかと言う所だが、ミラの言葉には続きがあった。
『…と、言いたいところなんだけれど、今のフィンの攻撃でこの場所では戦うのが厳しくなったわ。
私は問題ないけれど、あなた達の足場が、ね?
だから…』
「今回のお遊戯はここまで。
オラリオの
クエストは達成。祖龍ミラボレアスが、あなた達の強さを認めるわ。特に、オッタルと呼ばれてた猪人さんと、フィンね。ふふ、楽しかったわよ?」
本来ならばもっと遊ぶつもりだったが、遊戯に使う盤が破壊されてはどうしようも無いというもの。
だからと言ってフィンを恨んだりはしていない。だって、楽しかったもの。
満足気に頷いたミラは、とりあえず暫く休ませてから帰りましょう、皆に言うと、全員が疲れからかその場に座り込む。
「あなた達が休んでる間の護衛くらいは引き受けてあげるわ。こんな所で疲れで死んでしまったら次遊べなくなるでしょう?
ふふ、存分に休んでちょうだい?」
遠回しに、暫くしたらまた
あー、疲れた…
暫くはほのぼのになるかなぁ…(当面の予定は未定)
なんか投稿頻度クソ高い気がしますが、多分次回は戦闘シーンの疲れで間が空くと思います(しらんけど)
追記
アンケートを作ったので、気軽に投票お願いしまーす!
6話目はゆるゆるの日常に決めてるんですが、7話目以降をどうするか、アンケお願いしまーす()
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