現代版宿儺みたいな清楚系天才美少女呪術師が、バタフライエフェクト的により良いハッピーエンドを連れてくる   作:五条を救いたい

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2005年9月 姉妹校交流会

 

 

「――『姉妹校交流会』だぁ??」

 

「毎年9月に、東京校と京都校による合同で行われる恒例の催しだ」

 

「なんでわざわざ、そんなことすんだよ」

 

「学生同士、普段は交流のあまりない姉妹校同士。競い合うことで己を知り、仲間を知り。より呪術師として切磋琢磨しあうためだ」

 

「それを私と悟に?」

 

「ああ。例年なら上級生がメインだが今回は悟と傑、()()()のお前たちにも参加してもらう」

 

 呪術高専東京校。

 一年生の教室で、五条たちは担任教師である夜蛾から姉妹校交流会について説明を受けていた。

 

 東京にある呪術高専だが、姉妹校として京都にも同じく呪術師のための学舎がある。

 年に一度、9月。

 定例的にこの2つの姉妹校は、学生同士の交流という名目で集まり二日間にわたる交流会を行う。

 

 本来ならば上級生がメインで参加するものだというが、どうやら夜蛾によると、今年の姉妹校交流会には一年生である五条悟と夏油傑も呼ばれるらしい。

 

「硝子は?」

 

「裏方として参加だ」

 

「…………へえ、回復役(ヒーラー)ってことね。じゃあさ、つまりは()()()()()()だよな?」

 

 五条の問いかけに夜蛾はうなずく。

 

「『姉妹校交流会』は二日間。初日は団体戦、二日目は個人戦が行われるのが通例だ。ルールはその年によって変わるが、戦闘があると思ってもらって構わない。呪術を研鑽し合う場だからな」

 

「いいね。最強(オレら)の出番ってわけだ。京都校の奴らを俺たちでぶっ飛ばして格の違いをわからせてやるか」

 

「悟、やりすぎてはいけないよ。一応、同じ呪術師の仲間だからね。しっかりと手加減をしないと」

 

 五条と夏油がお互いに笑い合う。

 

 呪術御三家、五条家。

 その相伝術式である『無下限呪術』と、五条家の人間にのみ現れる『六眼』という特異体質。

 400年ぶりに現れたこの2つの抱き合わせをその身に宿した五条悟。

 

 そして、呪術師の家系ではなく一般から生まれた術師である夏油傑。

 彼は千、あるいは万をも超える呪霊を従えることのできる極めて強力な術式――『呪霊操術』を持って生まれた。

 

 五条悟、夏油傑。

 彼らは呪術高専へと今年入学したばかりの一年生だが、秘める力は未完成ながらすでに一級品。

 最強――そう豪語しても文句が言えないほどに。

 

 だが。

 夜蛾は余裕そうな態度で笑う2人へと、諌めるような重苦しい口調で告げた。

 

「決して油断するな」

 

「あん?」

 

「去年の『姉妹校交流会』は東京校のなすすべも無い敗北によって終わった。それも、当時一年生だった京都校のとある生徒の手によって蹂躙されるという形でな。仮に、今年も()()が出てくるならば…………」

 

「私たちが負けると?」

 

「東京校の先輩たちがそいつに蹂躙されたって? でも、先輩たちより俺らの方が強いでしょ」

 

「女の子? 本当にこいつらより強いの?」

 

「やってみないことにはな。だが、俺は去年『姉妹校交流会』で彼女の力を実際に目の当たりにした。はっきり言おう。あれは怪物だ」

 

 夜蛾の言葉が教室に重く響く。

 冗談の気配もなく、これほど真剣に語る担任の姿に五条は思わず押し黙った。

 

「それで、どんな人?」

 

 家入硝子の端的な問いかけに、夜蛾は答えた。

 

「呪術高専京都校二年、廿楽(つづら)藍花(あいか)――特級術師だ」

 

 

 

 

 

 

 

 原則的に、姉妹校交流会は前年に勝利した学校を会場として開催される。

 そのため、五条たちは呪術高専京都校へとやってきていた。

 現在、交流会の一日目。

 一年生ながら参加者となった五条と夏油は、他の参加者とともに会場へ足を踏み入れた。

 

 今回の姉妹校交流会、団体戦のルールはいわゆる陣取りゲームのような形式だ。

 お互いのチームは指定された陣地に集まった状態でスタートし、陣地には『フラッグ』が設置される。

 勝敗はこの『フラッグ』を奪うか奪われるか。

 相手チームから奪い、自らのチームの陣地へと持ち帰ることができれば勝利。

 持ち去られたら、敗北。

 相手を殺したり再起不能の怪我を負わせない限りは、戦闘や妨害行為も認められる。

 ルールはこの通りシンプルだが、攻守の振り分けや読み合いといった戦略も重要となるだろう。

 

「――ま、全部倒せば良いわけだ」

 

「そうだね。だが、問題は京都校のエース。特級術師の廿楽藍花だ。一筋縄ではいかないだろう」

 

 五条たちは、会場となっている京都高の敷地内にある森の中を2人で駆ける。

 東京校の他の参加者とは別行動だ。

 

 独断ではなく、2人が『フラッグ』を奪いに行く攻撃役を買って出たためである。

 去年の敗北の記憶がある上級生たちは敵のエースである廿楽と相対することに尻込みをする人が何人かいて、前に出ようとはしなかった。

 ゆえに、一年生ながら彼らがその役目を負った。

 

 しかし、五条たちに不満はない。

 むしろ都合が良い。

 なぜなら、廿楽と戦いたいと思っていたからだ。京都校の『最強』をぶちのめし、自分たちこそが真に『最強』であることを証明するのだ、と。

 むしろ、他の京都校の生徒も全員ぶちのめす。『フラッグ』を奪うまでもなく勝利する。

 2人はそう息巻いて、この交流会に臨んでいた。

 

「話によれば廿楽の術式は『流水操術』だって話だろ。術式のレベルでは俺たちの方がよっぽど上だ。この会場に水辺があるかはわからねえけど、戦う場所を選べば完封できる」

 

「『流水操術』は水を操る術式。海や湖といった水場であれば強力だが、そうでないなら術式使用に大きく制限がかかる。今日は幸い、天気も良い」

 

「去年は大雨だったってさ」

 

「環境に大きく依存する術式だ。とはいえ、相手は特級術師。仮に術式が使えなくとも、決して油断できる相手ではないだろう。悟、くれぐれも警戒は怠らないようにね」

 

「わかってる」

 

 話しながら五条たちは京都校の陣地を目指していた。森の中を進み、やがて開けた場所に出る。

 そこは神社だった。

 本殿、拝殿、参道、灯籠、鳥居、石段。

 森の中にぽつんと作られた神聖な神社の境内に入ったところで、ふいに夏油が足を止める。

 

「待て、悟。祓われた」

 

「廿楽か?」

 

「わからない。だが…………この先だ」

 

 夏油は交流会が始まってからすぐ、自身の術式によって使役した呪霊を偵察のために複数隊放っていた。

 そのうちの数体が祓われた。

 

 夏油の視線が向かうのは前方。

 つまりはちょうど2人が駆けていた道の先に誰かが、おそらく京都校の術師がいる。

 警戒を高める。

 いつでも戦えるよう、2人は構えた。

 

 ――そのとき。

 ぞわり、と肌が粟立つ感覚を五条は覚えた。

 

 それは呪力だった。

 知らない何者かの呪力が、肌の上を薄く撫ぜるような不快な感触を伴って通り過ぎていく。

 こんな感覚は初めてだった。

 五条は生まれながらにして強者であり、自らよりも明確に上と思える存在など見たことがなかった。

 

 だけど、これは。

 その呪力は、あまりにも不吉で恐ろしいものだった。

 

「っ! 感知されたか!」

 

「来るよ、悟」

 

 最大級の警戒をする五条の耳に石段を上がってくる足音が聞こえてきた。

 やがて、鳥居をくぐってその姿が見える。

 

 長い黒髪の少女だった。

 色白で、小柄で、一見すると今にも折れてしまいそうなほどに弱々しく見える。

 なぜか、雨も降っていないのに呪具でもなんでもない傘を差していた。しかし、ふと傘の隙間から見えたその赤色の目に宿る意思は強く、鋭く。

 ――そして何よりも、その小さな体からは悍ましいほどの莫大な呪力が立ち上っていた。

 

「悟!」

 

「呪力の底が見えない! 流れも、まったく澱みがねえ! コイツ、かなりやる!」

 

 五条の六眼は呪力を精細に視認する。

 その能力によって、相手の呪術師の力量や術式といったものを一眼見てある程度見抜くことができる。

 

 目の前の少女を六眼を通して見た五条は、その少女の呪術師としての力を測る。

 そして、一瞬で理解した。

 ――怪物。

 夜蛾のその評価は誇張でも間違いでもなかったことを。

 

「その()は少し、不躾ではありませんか?」

 

 少女が口を開く。

 五条の視線を咎めるような、その目に宿る六眼という能力を批判するような。

 しかし、その言葉とは裏腹に彼女はどこか嗜虐的で、楽しげに赤い目を細めた。

 

「…………お前が廿楽だな」

 

「ふふ。目上の人への態度もなっていないみたいですね。どうやら、東京校は生徒への躾ができていないみたいです。そこは先輩、と付けるべきですよ」

 

「あ? 目上だの先輩だの、お前みてぇなちびっ子じゃ説得力ねえよ」

 

 五条の言葉に少女――廿楽藍花の眉がぴくりと動く。

 

「…………虚勢を張って。お可愛いこと」

 

 やれやれと、廿楽はこれ見よがしに肩をすくめる。

 

「そういうあなたたちは五条家の神童と、一般の出ながら目覚ましい活躍をしているという夏油傑君ですね。わたし、知ってますよ」

 

「まさか、悟はともかく私まで特級術師である廿楽先輩に名前を覚えられているとは光栄ですね」

 

「あら、しっかりした生徒もいるみたいです」

 

「悟は甘やかされて育ってきたからこの通りクソ生意気なやつなんです。ご容赦を、先輩」

 

「あ゙あ゙ん!?」

 

 夏油の言いぐさに五条はキレる。

 

 しかし、視線は変わらず廿楽に向けたまま。決して警戒を怠ってはない。

 警戒を怠ることなんて、できなかった。

 

「さて、雑談はほどほどに。始めましょうか」

 

 廿楽の言葉に五条は臨戦態勢を取る。

 

「まさか、勝てると思ってる? 『流水操術』なんだろ。大きな水場のないこの場所で、俺と傑を同時に相手するのはきついでしょ。降参するなら見逃してやっても良いけど」

 

「ええ、まぁ。たしかにきついかもですね」

 

 この境内には手水舎があるが、術式で操る水の量としては心許ないだろう。『流水操術』は操る水の量が多いほどより大きな力を発揮する。

 反対に水が少なかったり、そもそもその場になかったりした場合は実力を発揮できない。

 

 相手にとっての環境不利。

 こちら側の数的有利。

 たしかに呪術師としての完成度では劣るかもしれないが、『無下限呪術』によって圧倒的な個の実力を発揮できる五条と、『呪霊操術』によって無数の戦力と手数を用意することのできる夏油。

 総合的に見て、有利なのはこちら側。

 

 相手がどれだけ強力な呪術師であろうと、五条と夏油は2人で最強だ。

 タッグを組めば負けるわけがない。

 

 五条は冷静にそう分析し、勝利を疑わなかった。

 

「ですが、それで特級は務まりませんから」

 

 しかし、廿楽は何の問題もないと言わんばかりに余裕たっぷりな顔で笑ってみせる。

 

「お先にどうぞ。ハンデとして先手は譲ってあげましょう。きっとそのくらいがちょうどいい」

 

「あっそ、後悔させてやるよ! 傑、やるぞ!」

 

 術式を発動する。

 

 五条の持つ術式は『無下限呪術』だ。

 できることは二つ。

 一つは自身の周囲に無限を具現化させることであらゆる干渉を近づくほどに低速化。すなわち、相対的な距離を無限にすることで無効化する力。

 絶対的な無敵、不可侵。

 ニュートラルな『無下限呪術』。

 

 そして、もう一つ。

 この無限をさらに増幅させることによって虚数空間を作り出し、引力を発生させる力――

 

「――術式順転・『蒼』!!」

 

「わあ」

 

 廿楽の体が突如として上空へとすっ飛ぶ。

 五条の術式によって作り出された引力が廿楽を空中に投げ出し、身動きの取れない状態にさせたのだ。

 

 そしてそこに合わせるのは当然、夏油。

 

「出し惜しみは無しだ!」

 

 夏油の『呪霊操術』によって10体の呪霊が出現する。そのどれもが最低でも準二級以上の強力な呪霊。さらに、夏油自身の呪力も上乗せして強化する。

 

 その言葉の通り、夏油は特級術師である廿楽に対して出し惜しみなどする気はないらしい。

 最初から、一気に勝負を決めるための動き。

 10体の強力な呪霊が空中に投げ出された廿楽へと突っ込み、喰らわんと牙を剥いた。

 

 しかし、廿楽は明らかな危機的状態にありながらその余裕の笑みをまったく崩さない。

 

「『無下限呪術』に『呪霊操術』ですか。すごい術式ですよね。羨ましいです。でも――」

 

 接近する呪霊。

 自らへと喰らいつこうとする呪霊へと、廿楽は軽く触れる。

 それを起点に軽やかに身を翻すと、呪霊を足場にするようにその背中へと足を付けた。

 

 そこからはあっという間だ。

 傘をたたみ、呪力によって強化したそれを呪霊の背中へと突き刺し体が落とされないように固定。

 そうして得た空中よりはマシで、しかし不安定な足場を頼りに。

 向かってくる呪霊を洗練された軽やかな身のこなしと、莫大な呪力出力によって引き上げられたパワーで次々と蹴散らしていく。

 瞬く間に、9体の呪霊を仕留め。

 

 残った最後の呪霊、足場となっていたそれを傘を中心として一回転。

 勢いをつけたかかと落としによって、廿楽自身の体とともに地面へと叩き落とした。

 

「…………その見た目で体術もできるのかよ」

 

 思わず、五条はそう漏らす。

 

 廿楽の小柄な体では、どっからどうみても近接戦闘ができるようには見えなかった。

 だが結果はこの通り。

 不安定な足場で、夏油の呼び出した強力な呪霊たちを無傷なまま一方的に討伐してしまった。

 

 しかし、呪術師の身体能力というのは身長や筋肉量ではなく呪力による身体強化がモノを言う。

 呪力の操作精度と出力。

 そのどちらもが圧倒的と言えるほどに高い廿楽なのだから、その肉体自体の筋力や強度がどれほど低かろうがこの結果は順当なものと言えた。

 

 五条の呟きが聞こえたのだろう、不機嫌そうなムッとした表情をする廿楽。

 

「次はわたしの番ですね」

 

 廿楽が術式を発動する。

 操れる水もない状況でいったい何を、と身構える五条の()に信じられないものが映った。

 

 呪力(マイナス)呪力(マイナス)がかけ合わさり。

 産まれるプラス、反転した呪力。

 それが廿楽の体に刻まれた術式へと流し込まれた。

 

「術式、反転――」

 

 そうして、その術式は真逆の力となって放たれる。

 

「――――からから」

 

 廿楽の膨大な呪力が、彼女を中心にした周囲へと無差別に解き放たれていく。

 その力は劇的だった。

 

 乾く、渇く、枯れていく。

 

 草花が、木々が、土が、周囲のあらゆるものから水分が奪われて瞬く間に枯れ果てていく。

 

「水の反対は乾燥だってか!」

 

「悟、離れるよ!」

 

 五条と夏油は、自分たちも巻き込まれてしまう前にとその場から退避する。

 もしも、この力が人体にまで及んだ場合。

 おそらく体中の水分が奪われ、枯れて、一瞬にしてミイラとなり死に至ることになるだろう。

 

 冗談ではない。

 無下限によって守られた五条なら影響をシャットアウトできるだろうが、夏油は無理だ。

 

「ちびっ子! これ殺すのは無しって話だぞ!?」

 

「避けたじゃないですか。それにどうせ、あなたには効かないでしょう?」

 

「私は死ぬが…………」

 

「避けると思いましたし、現に避けました」

 

「あのちびっ子、なんかキレてる?」

 

「悟、君のせいだと思うよ」

 

 廿楽の術――『からから』の効果はしばらくして消え去ったが、その力は広範囲まで及び神社やその周囲の森まであらゆるすべてを枯れさせた。

 もはや、周囲に広がるのは枯れ果てた大地。

 

 避けることができたが、仮に避けられなければ水分を体に多く含む人間を含めた生命は即死。

 かなりめちゃくちゃな力であった。

 だけど真に恐るべき点は、おそらくこれ自体が本命というわけではないということ。

 

「さきほどは、水が無いから降参がどうとか。ずいぶんとナメたことを言ってくれましたね」

 

 廿楽が傘を広げて頭上に差す。

 

「無いなら、用意するだけです」

 

 少女の背後に巨大な水球が現れる。

 

「それが本命だったってわけか」

 

「水がなければ術式を使うことができない。『流水操術』の明白な弱点なんですから対策するのは当然でしょう? 『からから』はそれ自体に殺傷能力がありますが、体に水分を含まない呪霊には効きませんからね。なので、この技の本質的な役割はあくまでもこっちというわけです」

 

 廿楽が術式を発動する。

 

「流々竜」

 

 少女の背後に浮かぶ巨大な水球が形を成していく。

 

 それは、竜だった。

 水によって構成された式神の竜が現れ、廿楽を守るようにその周囲を囲む。

 その数は4体。

 恐ろしいことに、その竜たちはもれなく莫大な――特級呪霊相当の呪力を秘めているようだった。

 

 五条の頬に冷や汗が流れる。

 

「では、ここはフェアに。わたしからもあなたたちに同じ提案しましょうか。――降参するなら、見逃してあげてもいいですよ?」

 

「っは! 冗談言うなよちびっ子! ちょうど、楽しくなってきたところだろ!」

 

「悟の言う通り。勝つのは私たちだ」

 

 一切諦めることも臆することもなく、五条と夏油の2人は目の前の敵を睨んだ。

 

「いいでしょう。ならば――――蹂躙です」

 

 

 

 

 

 

 

 その後、五条たちは廿楽に限界まで喰らいつくも敗北。

 東京校の他の生徒たちも廿楽の手によって撃破され、姉妹校交流会の初日は京都校の勝利に終わるのだった。

 

 五条と夏油はリベンジを誓う。

 自分たちの最強を示すため、廿楽という壁を超えるためにと、より濃密な鍛錬へと打ち込んでいくのであった。

 

 




◾️五条悟
 呪術高専東京校一年生。
 原作の過去編からさらに一年前。この時期の五条はまだ反転術式も領域も習得していないので、わりと付け入る隙があったりする。
 すでに特級なのかは不明。
 藍花との戦いでは無下限バリアもあるので、いろんな技をぶち込まれながらも耐え続けて善戦。
 最終的に超頑丈で脱出困難な水球に閉じ込められ、呼吸を封じられたことで降参した。
 多分、無下限バリアは空気奪う方法なら貫通できる。
 できるはず。
 できるよね?
 できなかったらすまん。
 もしダメそうだったら藍花が領域使って倒したことにします。

 敗北し、最強を証明できなかったことをめちゃくちゃ悔しがってる。
 なんだかんだ張り合いのある相手が出てきてことには喜んでるし、強者は素直に認める性格なので藍花への好感度は高い。
 明確な目標ができたのは大きい。
 今後、藍花を越えるため原作以上に猛特訓を始める。五条過去編の時期には原作以上に強くなるのが確定した。

 青春をめちゃくちゃエンジョイ中。


◾️夏油傑
 呪術高専東京校一年生。
 原作では闇堕ちしてしまった悲しき悪役だけど、この二次創作では救われることが確定している。
 藍花との戦闘では手数の多さを警戒されて真っ先に気絶させられた。

 五条同様めちゃくちゃ悔しがってるし、五条と一緒に原作以上の猛特訓を始めたり積極的に強い呪霊を集めたりする。五条過去編の時期には原作以上に強くなるのが確定した。
 藍花に対しての好感度は普通に高い。
 先輩として、呪術師として素直に尊敬してる。

 青春をめちゃくちゃエンジョイ中。


◾️廿楽藍花
 呪術高専京都校二年生。
 現代版宿儺みたいな、呪いの王スペックとして自然発生的に生まれたバグキャラ。身体的な部分では異形の宿儺に大きく劣るけど、呪術師としてのスペックは完全に同格。
 五条や夏油といった強者たちと切磋琢磨できる分、宿儺よりも力を磨きやすい恵まれた環境にいる。
 主に五条とは同格なので良い影響を与え合うだろう。

 呪術師の家系出身。
 禪院家と遠縁だけど一応親戚。
 強キャラ感を出していたが、特級術師になったのはわりと最近。とある離島で特級呪霊と戦って、なんやかんやあってその島を呪霊ごと海の藻屑へと沈めた。
 海に囲まれた日本なんて、チョチョイとやれば普通に滅ぼせることがバレたので当然のように特級認定。
 この時点で領域も使える。
 今、呪術界において五条と双璧を成す危険人物。

 前年の姉妹校交流会では雨が降っていたので、やりたい放題して東京校にトラウマを刻んだ。
 当時は一級術師で反転未修得。
 夜蛾の怪物評は半分以上天気のおかげだったのが真相。

 性格は温厚で一見すると清楚系。
 しかし、サディスティックな面があり戦闘時にはとくに顕著で攻撃的な戦いを好む。
 自他ともに認める超絶美少女。
 嗜虐的な笑みがチャームポイント。
 ただしロリ。
 低身長と貧乳をとても気にしている。
 毎晩牛乳を飲んでバンザイ体操をするという涙ぐましい努力をしているが、これ以上成長することはない。
 お可愛いこと。

 五条は後輩のくせに生意気だから好きじゃない。
 夏油は先輩扱いしてくれるので好き。

◾️流水操術
 水を操る術式。ただし水を生成する術式ではないので、別途操作する水を用意する必要がある。
 本来、術式自体の価値はそれほどではない。
 藍花の場合は本人の呪いの王スペックによって津波とか起こせるレベルの出力になってるのでバグ。

◾️使用技
 『からから』
 術式反転。
 水の反対は乾燥。
 あらゆるものから水分を奪う。奪った水分は消失するのではなく蓄え、術式に転用することができる。
 生物にとっては即死技。
 呪霊は多分体に水分とかないので効かない。
 周囲に無差別に放つのと、触れることで対象を選択して放つのとで使用方法が二つある。
 前者はより多くの水を得られるが回避できる。
 後者は回避できず問答無用で即死。一瞬でミイラ。

 『流々竜』
 東洋竜の姿をした水の式神。
 某カードゲームのウォータードラゴンみたいなやつ。
 強さは特級呪霊相当だけど漏瑚みたいな上位の特級呪霊には勝てないし、花御や陀艮にも及ばない。
 特級呪霊の実力幅広すぎ問題。
 さすがに虫ケラ君にはかなり余裕を持って勝てる。
 数は4体。
 藍花はそれぞれ『(あお)』『(うるる)』『(こん)』『(へき)』と名付けて可愛がっている。
 竜たちも藍花のことが好き。


◾️メロンパン
 当二次創作最大の被害者。
 現代版宿儺みたいなロリが突如としてポップしてきたせいで、今頃発狂しながら頭抱えてる。
 こいつが苦しめば苦しむほど、我々の健康に良いのでたくさん苦しんでほしい。
「あぁ〜! チャート崩壊の音ォ〜!!」
 でもこいつは忍耐強くて努力家で決して諦めないし、周りの迷惑を考えないクソカスな人生エンジョイ勢なのでロリが現れてもそれはそれで楽しもうとすると思う。
 そのポジティブさは見習いたい。
 多くの原作キャラが助かる予定だけど、こいつは死ぬことが確定しているのでせいぜいその短い余生を楽しめばいい思うよ。
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