まだ拙い文しか書けないので間違いとか違和感あったら教えてくれると嬉しいです。
第一話 憧れの場所
朝の光が差し込む「お日さま園」。
俺は鏡の前で赤い癖っ毛をくしゃくしゃとかき回した。
「今日から雷門中か……。憧れの雷門サッカー部楽しみだ!」
隣で眠そうにあくびをしていた狩屋マサキが、ジト目で見上げる。
「朝から暑苦しいんだよ、コウ。サッカー部楽しみって言ったって入るのに試験があるんだろ?もしかしたら落ちて入れないかもな」
「なんだよマサキ、お前だって本当は興味あるんだろ? 雷門のサッカー!」
「別に。俺は面倒臭いからいいよ。……アンタみたいなサッカー馬鹿と一緒にするな」
俺は瞳子さんに見送られ、園を後にした。
俺は、物心つく前からお日さま園にいた「捨て子」だ。親の顔も知らない。だが、サッカーへの情熱があれば、どこでだって生きていける。
*
雷門中学校の校門をくぐり迷うことなく旧部室――歴史あるサッカー部の拠点へと向かう。
だが、そこで俺が目にしたのは、異様な光景だった。
雷門の神聖なグラウンドにはセカンドチームと思われる生徒達が倒れており、前にビデオの試合で見た雷門の黄色いユニフォームを着た選手達と不良のような服装をした少年が相対していた。
「な、なんだこれ……何をやってるんだよ」
「生意気な一年生が雷門サッカー部に喧嘩をふっかけたみたいね」
異様な光景に驚いているといつの間にかすぐ横に雷門の制服を着た白髪の少女が立っていた。
「え……誰?」
「
困惑する俺に対して藤原紫は淡々と応える。
「あ、ああ俺は
「さあ知りたいのなら本人に聞いてみればいいじゃない」
本人……あの不良か。
雷門サッカー部はお払い箱だとか物騒なことが聞こえるが大丈夫なのか?
そう思っているとグラウンドはどんどん一触即発の雰囲気になっていく。
「セカンドチームを倒したからといっていい気になるな!」
不良っぽいやつに威風堂々と言い渡すキャプテンマークを持った男。神のタクトで有名な神童さんだ。そんな神童さんの言葉にも引かず不良のような少年は言い返す。
「よく聞けこれは『提案』ではない――『命令』だ!」
不良のような少年はそう言い放つと無造作にボールを蹴り上げる。その視線の先には、古びたサッカー部の看板があった。
禍々しいまでの威力を秘めたシュートが、看板を粉砕せんと放たれる。
体が勝手に動いた。俺は部室の前へ飛び出すと、炎のようなオーラを一瞬だけ足元に爆発させた。
「……っらぁぁぁあ!!」
渾身の力でシュートの軌道に足をねじ込む。
凄まじい衝撃が右足を襲う。骨が軋むような感覚。本来なら完全に止めるつもりだった。だが、重すぎる。
「ぐっ……おらぁぁぁ!」
力任せに足を振り抜くと、シュートは看板の横を通り抜け、部室の壁を派手に削って止まった。
「……ほう。俺のシュートを逸らしたか」
剣城が冷ややかな視線を俺に向ける。
俺は荒い息をつきながら、鋭い黄色い瞳で剣城を睨みつけた。
「……君、大丈夫!?」
グラウンドから特徴的な茶髪の少年が心配そうに声を掛けてきた。
「ああ、大丈夫だ。君は……」
「俺は松風天馬!」
「俺は不知火恒陽だ、コウって呼んでくれ。にしてもサッカー部に入ろうとして初っ端からこんなことになるなんて……」
「君もサッカー部希望なの?俺もここのサッカー部に入りたいんだ!」
天馬は嬉しそうに俺に聞く。どうやらかなりサッカーが好きなようだ。
「そうか奇遇だな……まあこの状況をなんとかしないとそれどころじゃなさそうだけど」
「うん、そうだよね……ってみんな移動してる!早く追いかけなきゃ」
俺と天馬は先輩達を追いかけて学校にそびえ立つ大きな施設おそらくサッカー部棟であろう場所まで走って行った。
*
「ええ、彼との接触は問題なく成功したわ」
先程コウと話していた少女藤原紫は走っていく2人を見ながら腕時計に向かって何かを話していた。
「もちろん、彼は私たちの仲間……必ず協力してくれる。だから期待して待ってるといいわ
ーー“SARU”」
彼女はそう言うと腕時計をいじり始める。
すると、光と共に消えてしまった。
ホーリーロード編までの設定集とか欲しいですか?
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いる
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いらない