Little Gold, Little Light 作:のらもこ
テゾーロとサイラスの夏休みです。
「サイラス!」
「やあ、テゾーロ」
上品なシャツに身を包んだサイラスに、少しだけ気後れする。服に汚れがついてないかと、軽く裾を払った。
今日はサイラスと共にダイアゴン横丁を周る予定だ。帰りの汽車でサイラスから、一緒に行かないかと誘われて頷いたのだ。
「それで今日は何処から行くんだ?」
「時間も時間だし、まずはお昼にしないかい?」
サイラスがお腹を擦って苦笑するのに、同意する。普段は外食など絶対にしないが、今日くらいはいいだろう。
テゾーロはサイラスと会話しながら、ダイアゴン横丁の活気あふれる通りへと紛れていった。
お店では、しっかりと塩胡椒の効いた料理が出された。夏休みに入ってから家で食べている、水でかさ増ししたものとは大違いだ。
昼食を食べ終え、新学期に必要なリストを片手に大通りをうろつく。
向かいから少女が、親と思われる男性の手を引っ張って店先に並んだバルーンを指さしている。そのすぐ隣を2人の男の子が駆けていく。後を同じ髪色の女性が早足気味に追いかけた。
右を見ても、左を見ても家族で纏まって歩むもの達ばかりだ。この道を子供だけで歩いているのは、自分達だけのようだった。
「サイラスは俺と一緒で良かったのか?」
「ん? どういう意味だい?」
「いや……こういう買い物は、家族で来ることの方が多いだろう?」
駆け抜けていった子供の背を眺め、平坦に呟く。
「……いいんだよ」
「?」
「ううん、気にしないで」
あまり聞いたことのないサイラスの低い声に、思わず振り返った。
テゾーロと目が合うと、サイラスは誤魔化すように笑った。……もしかすると、余り家族仲がよくないのかもしれない。テゾーロは次の買い物先へと話題を移した。
「どう? これぐらいなら買ってみてもいいんじゃないか?」
「うーん……」
テゾーロとサイラスはかれこれ30分陳列棚の間を歩き回っていた。今いるのは『クィディッチ・クオリティ・サプライ』。箒やクィディッチ用品を販売している店だ。
最奥に近い棚まで進んだところで、サイラスが1つの箒を指さした。テゾーロは、顎に手を当てて唸った。
「別に、クィディッチをやるわけじゃないし……必要か?」
「クィディッチじゃなくても、自分だけの箒を持っていると何かと便利だよ」
サイラスの言葉に、もう一度箒へ目をやる。この辺りは型落ちしたシリーズで、店先のショーウィンドウに飾られたものより値段はかなり下回る。
箒は必須品ではない。だがホグワーツにある箒は古くて使い勝手が悪く、授業以外では使えない。1年生の頃、サイラスが持ち出してきたのが例外なのだ。あの後は、2人でバレないようにこっそり元に戻した。
「まあ、このあたりの値段なら買えなくはねえけど」
「最新のものには劣るけど、この『シルヴァーライン』は軸のブレが少なく、姿勢制御が素直だ。長時間飛行でも疲れにくい。クィディッチをやらないのであれば、尚更この安定性はお勧めだよ」
「そうなのか……中古品とかはねえのか?」
「箒の中古品は余り勧められないかな。確かに安いけれど、前の持ち主の癖なんかが残っているんだ。ほら、飛行術で使う箒って、物によって凄く飛びづらいことがあるだろう?」
「ああ、あれはそういうことだったのか」
テゾーロは立てかけられた『シルヴァーライン』を眺めた。
落ち着いた灰褐色の柄に、細い銀色のラインが入っている箒だ。銀色のラインは彫刻ではなく、木目に沿うように金属糸が埋め込まれているようだった。
睨みつけるように見上げていた時、丁度、店の窓から光が入り込んだ。箒の柄に、浮かび上がるように一筋の銀が煌めく。
「――よし、こいつを買う」
「! いいと思うよ」
お勧めした商品をテゾーロが手に取ったことが嬉しいのか、サイラスは少しだけ頬を紅潮させた。
支払いを終わらせ、紙包装の細長い筒をテゾーロは担いだ。
必要な物を買い揃えたり、店先を冷やかしているうちに辺りの空は紫色へと変化していた。
「じゃあまた新学期に」
「ああ」
簡素な挨拶を交わし、軽く手を上げて別々の道へと向かう。
テゾーロは荷物を抱えてノクターン横丁に繋がる石畳を歩いていく。そこで進路の先に、男が3人立ち止まっているのを見つけた。
「ちっ……」
何が目的でここにいるのかはわからないが、下手に出ていって目をつけられたくない。仕方なく、テゾーロは横の細い道へと足を向けた。
建物と建物の隙間、暗く淀んだ小道は至るところにゴミが落ちていて、ネズミが徘徊している。この小汚い道は普段使わないようにしている。よく浮浪者が座り込んでいたり、スリが横行していたりと、ことさら治安が悪いのだ。
絡まれないように、なるべく視線を固定したまま足早に抜けていく。
大股で足を進めていたテゾーロは、突然後ろから腕を取られ、焦り身構えようとした――が、そこにいたのは思いも寄らない相手だった。
腕を掴んでいたのは、汗だくになったサイラスだった。
「な、なんでここに!?」
「テゾーロこそ、なんで、こんなところにっ……!」
サイラスは息をきらしながら声をあげた。
呆気に取られていたテゾーロは、ハッと周囲を見渡した。道の先で座り込んでいた、淀んだ目をした男が立ち上がろうとしていた。男はサイラスをギラギラとした目で見つめている。
不味い――テゾーロは、サイラスの手を強く掴んだ。
「こっちだ!」
目を見開いたサイラスが何かを言う前に、テゾーロは走り出した。
細い路地裏を駆けながら、ノクターン横丁から抜け出す道をピックアップしていく。
(日が沈み切る前にサイラスを連れ出さないと)
テゾーロは手を強く握りしめたまま、細い道を右へ左へと駆け抜けていった。
薄暗闇に、店の明かりが灯ったダイアゴン横丁へ続く道に辿り着いて、漸く足を緩めた。
「はっ、はっ……ここまで、来れば、もう大丈夫だろ……」
手を離し、背後を振り返る。
サイラスは膝に手をついて、大きく肩を上下させていた。
「大丈夫か」
「はあっ、はあっ! っ……、テ、テゾーロは……」
どうにか息を落ち着かせたサイラスが口を開くが、言葉は途切れた。
咄嗟に目を逸らした。きっと聞きたいことが山程あるのだろう。しかし、答えるための言葉をテゾーロは持っていない。
「あー、俺はこの辺りに慣れているから……」
「それは、」
「もう今日は遅い。さっさと、あっちから帰ったほうがいいぜ」
遮るようにダイアゴン横丁の街並みを指差す。サイラスは口を噤んだまま立ち尽くしている。
落ちる沈黙に耐えかねて、口を開く。意識せず強い口調となった。
「何で、お前はあそこに居たんだよ。そんな綺麗なローブじゃ悪目立ちするだろ」
「……テゾーロに、これを渡すのを忘れていた。別れた後に思い出したから追いかけてきたんだ」
そう言って、サイラスは紙袋をテゾーロに突き出す。受け取った際に、紙袋ががさりと音を立てた。
「これは……?」
「箒を買うなら、必要だと思って」
目線を彷徨わせるサイラスをよそに、袋の中身を覗き込む。そこにはハンドクリームのような小瓶と水色の布が入っていた。ラベルには「箒手入れ用クリーム」と書かれている。
「!」
(まさか自分に?)
責めたてた手前、言葉に詰まる。紙袋を握ったままもごもごと口を動かした。
「……今日はもう帰るよ」
「っ……」
そういって眉を下げたサイラスが、テゾーロの横を通り過ぎていこうとする。咄嗟にその手を後ろから掴む。サイラスが目を見開いて振り返った。
「テゾーロ?」
「あっ、えーっと……」
衝動的に掴んでしまった。だが、何を言うつもりだったのか自分でもわからない。ぱっと手を離す。
「……なんでもねぇ」
「……」
薄汚れた石畳に視線を固定して、正面から刺さる視線を無視した。サイラスが少し困ったように首を傾げる。
「じゃあ……手紙でも送ろうか?」
「あ?」
「夏休みの間、暇だろう?」
「……まあ」
「僕は家で学ぶことが多いから、暇ではないけど」
「なんだそれ」
テゾーロは少しだけ笑った。
「それで、送ってもいいかい?」
「お、おお」
「じゃあ、そうするね」
戸惑いながらも、首を縦に振る。
頷いてから、あの小屋に住所なんてものはあるのだろうか、と思い至った。住所を書き取ろうと手帳を取り出すサイラスに、住所になり得るものはなかっただろうかと必死に記憶をかき回す。
「あ、『《ブラックウッド薬舗》脇 旧荷置き場』。これで入学案内が届いた」
「……、『《ブラックウッド薬舗》脇 旧荷置き場』だね」
サイラスは一瞬だけ手を止めたが、手帳に住所のメモを取った。サイラスは手帳を懐へとしまい、手を振って、薄暗い道から抜けていく。テゾーロもぎこちないながらも手を振った。
サイラスとダイアゴン横丁で買い物した日から数日がたった。数日おきに、小屋の窓を灰色の大きな梟が嘴で叩いている。
今日も、よく手入れのされた光沢を纏う灰色の梟が窓辺に止まっていた。紐で足に括り付けられた手紙を解いて受け取る。
梟便はホグワーツで毎朝大量に見ていたが、テゾーロ自身が使ったことは一度もなかった。
初めてサイラスから手紙が届いた際、まず梟の存在と大きさに驚き、呆気に取られた。急かすように窓を何度も叩くのに慌てて迎え入れた。テゾーロが手紙を取り外すのにもたついても、この大きな灰色の梟は、静かに佇んでいた。
手紙の封蝋を切りながら、小皿に水を入れて窓枠へと置く。梟は顔を下げて嘴を付け始めた。
カサリと畳まれた白い紙を開く。細く流れるような文字はサイラスの文字だ。流石は純血貴族といった様子で、歪で勢い良く跳ねるテゾーロの字とは似ても似つかない。びっしりと紙いっぱいに書かれた文章を横に、参考書を開く。
「えーっと」
サイラスの手紙にはテゾーロの読めない単語が多く出てきた。途方に暮れそうになったテゾーロを救ったのは、夏休み前にマクゴナガルから渡された教材だった。読み書きの課題とともに渡された教材はサイラスの手紙を読み取るのに大いに役立ってくれた。
手紙には授業でのこと、最近の魔法薬や魔法界の動き、魔法省の在り方など多岐に渡った。文章を読み解くのは難しかったが、内容はテゾーロの知らない世界が広がっていた。気づけば次に届くのが待ち遠しくなっていた。
今日も、参考書を横に少しずつサイラスの手紙を読み解いていく。
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Mr. Tesoro Guild
前回の君の意見は面白かった。
その後も少し考えていたんだけど、今日は魔法界の身分について書こうと思う。
魔法界では血統だけでなく、家柄・財産・職業などによって人間関係が固定されている。
その固定化は、子供の頃から始まっている。ホグワーツでも寮によって人間関係がかなり分かれているし、特に純血の名家の子供はスリザリンに集まりやすい。そこで作られた人間関係が、卒業後の人脈にも繋がっていく。
だから、別の寮にいる人間がその人脈の内側へ入ること自体が難しい。
卒業後に「寮なんて関係ない」と考える人間もいるだろうけど、既にできあがった人間関係や家同士の付き合いを考えれば、それでも簡単ではないと思う。
そして、身分の低い者が上の階層へ行こうとすれば、結局その階層の人間から「こちら側の人間」として認めてもらう必要がある。
だから、個人の能力だけでは既存の身分を覆せない。
だからといって、すぐにこの仕組みをなくせるとも思わない。人は自分と似た境遇の人間と付き合うほうが楽だし、家同士の繋がりにも利益がある。何百年も続いてきたものなら、なおさらだ。
君はどう思う?
From.Silas Pennington
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時間をかけながら、ゆっくりと目でなぞっていく。なんどか参考書を見ては、数行前に指を戻して読み直す。今日は魔法界の身分についての話らしい。
テゾーロは羽ペンを握り、先をインクへとつける。
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Mr. Silas Pennington
お前はそう思うんだな。
俺は身分がなくても、自分のやりたいことをやればいいんじゃないかと思う。
身分があるからって、好きなことができるとは限らないだろ。家や名前があるせいで、やりたくないことをやらされる奴だっている。
だから、上の身分に入ることが必ずしも良いことだとは思わない。
寮が違うからって、話したい奴と話さないのも馬鹿らしい。
話したいなら話せばいいし、周りがどう思うかなんて気にしなくていいんじゃないか?
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そこまで書いて、ペンが止まる。ふと、あの日のことをなにも伝えていないと気づいた。あの時の謝罪も、お礼も言えていない。貰った箒手入れ道具はテーブルの上に丁重に置かれている。
ちらりと梟の様子を伺う。
エサもないのに、灰色の梟は大人しく窓辺に止まっている。テゾーロが返信を書き終わるのを待ってくれているのだ。初めて手紙が届いた日もそうだった。
きっと、あの日サイラスの頭の中では様々な憶測が浮かび上がっていたはずだ。それでも、恐る恐る開いた手紙には、問い詰めるような言葉は1つも書かれていなかった。
このまま新学期に会っても、サイラスは何も聞かないまま優雅に挨拶してくれるだろう。
……本当にそれでいいのだろうか?
せめて一言ぐらい返すべきじゃないだろうか。
テゾーロは羽ペンを握り直す。
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箒の手入れ道具、ありがとう。 俺は問題なく過ごしている。
心配しなくていい。
From.Tesoro Guild
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本当に大したことは書けなかった。ただ、気にするほどでもないのだと伝えたかった。
灰色の梟に手紙を預け、飛び立つ姿を見送った。
テゾーロは傷んだ石畳の道を進む。空には薄く雲が張りついていた。
右手には手紙と小包が収まっている。これらを届けてこいと薬店舗の店長から頼まれた。ようは梟代わりだ。とは言っても断るわけにもいかない。普段、小屋を間借りしている立場なのだから。
ボロ小屋の中が、綺麗に整えられた一室になっていることは隠している。
店長が小屋に来たときは、必ずテゾーロから扉の外に出るようにしている。部屋の中に入らせなければ、幻覚魔法でボロ小屋にしか見えないのだから。
(もしバレたら、俺みたいなガキは追い出して、もっと金払いのいい奴に貸し出すだろうしな)
長期家賃分の金を携えて、テゾーロがホグワーツに通うと伝えに行ったとき、店長は快く承諾した。もっと揉めると覚悟していたテゾーロは拍子抜けした。
……店長はホグワーツに行けば、テゾーロの魔法も梟も使い放題だと算段していただけだった。懇切丁寧に学校外で魔法と梟を使えないことを説明すれば、あからさまにがっかりとされた。そんなやり取りがあって、このお使いだ。
行き先はこの界隈でも有名な、ボージン・アンド・バークス店だ。
音を立てないように、するりと扉から身を滑り込ませる。ボージン・アンド・バークスの店内は雑多に物が溢れていた。ホグワーツで魔法道具を見るようになったが、それでも何の用途で使うのかさっぱり見当がつかない。
カウンターには、身綺麗なローブを纏った客人が2人立っていた――純血貴族だ。片方の男が、入ってきたテゾーロをちらりと見て顔を顰めた。
(失敗した。もう少し後で来るんだった)
ノクターン横丁に純血貴族が来るなんて、碌な用じゃない。テゾーロは隠れるように、部屋の隅へと身を寄せた。
幸い、話は既に終わっていたのか、店主は店の奥へと姿を消した。
手持ち無沙汰に店内に積み上がっている商品を眺める。少し離れた場所では、2人の純血貴族達が昨今の貴族界隈について会話していた。特に興味もなく聞き流していたが、ある単語が耳に入り、意識が向いた。
「――またペニントンがやらかしたらしい」
(ペニントン?)
テゾーロは気づかれないように、カウンター前へ視線を動かす。
「またか。今年は大人しくしていると思ったんだがな」
「あそこの1人息子がホグワーツに入学したんだったか。あいつらにとって社交界の繋がりより、利益のほうが優先されるようだ」
「愚かなことだ。後々、首が締まるのは自分達の方だと言うのに」
「子供も不憫なことだな」
せせら笑いながら、見下す色をその目に浮かべている。
「それで? 今回の被害者は?」
「アシュフォードだ。当主が倒れてベッドに担ぎ込まれた」
「あそこか……確か、ペニントンの今代とは気が合わなかったな」
「それだけで呪われるなんて溜まったもんじゃない」
そう言って肩を竦める姿を伺いながら、テゾーロは眉を寄せた。
(またか……)
ホグワーツでも「呪われる」と、サイラスは距離を置かれていた。
耳を澄ませているテゾーロをよそに、男達は会話を続けた。
「今回"も"、確かな証拠は出なかったんだろう?」
「『呪いのペニントン』だぞ? そんなヘマはしないだろうさ。連中は自分たちが呪術の先駆者だからと、周りを侮っているのだろう」
「実際、これまでペニントン家を弾劾できていないからな……」
「だとしてもペニントン家の地位は脆弱だ。いつ転げ落ちたっておかしくない。呪いの技術があるから、かろうじて我々の世界に縋り付いている状態さ」
「呪いで利益を得て、呪いで障害となる相手を潰し、呪いで信用を失い、呪いで孤立していく……呪われているのは連中の方かもな」
「違いない」
嘲笑の声が店内の物に当たって跳ね返る。
店の奥から戻ってきた店主が、客人へと何かを手渡しながら説明している。テゾーロは聞かないよう、顔を伏せる。
ペニントン家は、呪いを振りまく家系として知られていた――だから『呪いのペニントン』。
(だから、何だって言うんだ)
サイラスの知性の灯った瞳を思い出す。あんな真っ直ぐと背を伸ばして前を向ける奴が、そんな後ろ暗いことをする訳がない。
テゾーロは
(サイラスは、サイラスだ)
やっぱり馬鹿馬鹿しい噂だったな、と1人頷いた。
シルヴァーライン:灰褐色の柄に銀色の金属糸が埋め込まれている箒。型落ちしており、速度はそれほどでないが安定性が高い。
大きな灰色の梟:サイラスの梟。大人しく、かしこい。
次回はサイラス視点の話となります。