Little Gold, Little Light 作:のらもこ
アーネスト・クロウフォード
闇の魔術に対する防衛術の先生。元闇祓いで目つきは鋭く、顔に古い傷跡がある。
第5話 ギルド・テゾーロ/魔法学校の日々
ホグワーツでの学生生活は順調な滑り出しを見せた――わけでもなかった。
授業に関しては問題ない……いや、ひとつだけあるがどうにか対処している。全てが目新しく、学ぶこと自体が楽しかった。
複雑怪奇な校内でも、目的地には迷うことなく辿り着けた。動く階段は面倒だったが、道を覚えるのはそれほど苦手じゃない。ノクターン横丁の細い路地裏の方がよっぽど厄介だ。
問題は、グリフィンドール寮にテゾーロの居場所がなかった。
子供一人で舐められないように、奪い取られないように……テゾーロは、常に気を張っていた。ノクターン横丁で暮らすということはそういうことだ。だが、両親に守られて育った子供たちには、その立ち振る舞いは敬遠されるだけだった。眉を吊り上げ、口を引き結んだ無愛想な顔は、ただそれだけで距離を作った。
ウィーズリーの双子だけは積極的に絡んできたが――テゾーロはその勢いに、どう応じればいいかわからずにいた。
それでも、独りでいること自体は苦ではない。もどかしかったのは、歌う場所がないことだった。
寮内でテゾーロに向けられる視線は、決して好意的ではない。そんな中、無関心に目を逸らされるだけなら、まだいい。
――もし鬱陶しがられ、歌うなと言われたら?
せっかくここまで来たのに、息苦しい生活に戻される。それだけは耐えられなかった。
ホグワーツでは、二つの寮が合同で授業を受けることがある。今日の魔法薬学がそのパターンだ。
普段ほとんど喋らないテゾーロにも、こういう魔法薬学の授業ではパートナーがつく。理由には察しがつく。グリフィンドールとスリザリンは仲が悪く、顔を合わせるたびにちょっとした小競り合いや嫌がらせに発展する。
もし、テゾーロがスリザリン生と組めば、もう一人スリザリンと組むしかなくなる。それが嫌なのだろう。
今日のパートナーも、一度も話したことがない。
手順通りに、二人で一つの鍋に材料を放り込んでいく。次にビリーウィッグのトゲを一本入れるのだが――。
「おい」
「なに?」
「火をもう少し抑えろ。沸騰させたら駄目だ」
「あ」
鍋を見ていたはずのパートナーに、鋭く声を飛ばした。
「あ、ありがとう」
「沸騰したら効き目がなくなる。注意ぐらいちゃんと聞けよ」
「何だよ、その言い方!」
相手が眦を尖らせて声を荒げるのに、眉を上げる。俺が止めなければ、失敗していたはずなのに。
「水面が震えるタイミングでトゲを入れなければ、完成品と見た目が変わらない不良品となる……我輩の注意を聞いてなかったようですな? グリフィンドール二点減点」
「ス、スネイプ先生……」
それ見たことか。顔を覗き込ませた黒い教授に、腰が引けているパートナーを白けた目で見る。
誤魔化すように羊皮紙をめくり始めたパートナーを放って、テゾーロは鍋の火を止めた。
慎重にビリーウィッグのトゲを入れて、すかさず大きな匙で鍋をかき混ぜる。刻んだスカラベの羽根をそっと滑り込ませると、液体はもったりと緑色に変化した。
「よしっ」
慎重に液体を瓶へと移して、ラベルを貼り付ける。鍋の底には、まだ薬液が残っている。
「スネイプ先生」
「なんだ」
「”軽度打撲治療薬”が出来上がりました」
差し出した瓶をスネイプがじっくりと眺め、次いでテゾーロを見下ろした。
……なぜか何も言わない。この人独特の間だな、と思っているとようやくスネイプが口を開いた。
「……よろしい。前の机に提出しなさい」
「はい」
「しかし、パートナーを放置して一人で成果を出すとはなんとも浅ましい。グリフィンドール一点減点」
「はあ」
どうやら一人で完成させるのは駄目だったらしい。
パートナーに目を向けると、得意げにニヤニヤとした顔を向けられた。「いいからさっさと作業しろ」と思いながらも、口に出すのはやめた。
やることがなくなったテゾーロは、肘をついてぼんやりと周囲を見た。
二つ前のテーブルで鍋の中から煙が上がった。靴音を鳴らして急行したスネイプが杖を振って対応し、グリフィンドールが減点される。
どうにも、グリフィンドール生は魔法薬学のような慎重さを求められる学問を苦手とする者が多いようだ。スネイプのグリフィンドール嫌いは有名だが、一番手間をかけているのもうちの寮じゃないだろうか。
一方スリザリンでは、何の問題もなく静かに進められている。その中に、鍋を覗き込むサイラスを見つけた。
刻んだスカラベの羽根を鍋に入れ、匙でかき混ぜ、杖を一振り。手順は正確そのものだ。
……なんで、サイラスは一人で全部やってるんだ?この作業は二人一組で行うはずなのに。
よく見ると、隣の鍋に三人が寄っていた。
スネイプは何も言わない。サイラスは黙々と手を動かすだけだ。
授業が終わり、地下牢とも呼ばれる魔法薬学の教室から生徒達が一斉に出ていく。テゾーロも教科書を纏めて立ち上がった。
スリザリン生が後ろを通り過ぎていく。先程、鍋を三人で混ぜていた連中だ。
「まさかアイツとペアになるなんて」
「ペニントンとペアになるとか、ついてないね」
「もし、次に僕がペアにされちゃったときは助けてよ。どんな呪いがかけられるか、わかったものじゃない」
「わかった。それより……もう呪っているって聞いたよ」
「本当に?流石は呪いのペニントン家」
「関わりたくないね」
――また「呪いのペニントン」だ。
テゾーロに貴族のことなどわからない。"ペニントン"という名が何を指すのかも。だが、呪いという響きが不穏さを含んでいることは分かる。
汽車で話した様子からは、サイラス自身に問題があるようには感じなかった(寧ろ問題があったのはテゾーロの方だ)。
……それか、サイラスがマグルを受け入れていることが貴族連中にバレた?
いや、なら「呪いのペニントン」などとは呼ばれないだろう。
テゾーロは自分の中で考えを整理しながら、闇の魔術に対する防衛術の教室へと向かった。
初回の授業以来、テゾーロはこの日を心待ちにしていた。
アーネスト・クロウフォードという、目つきが鷹のように鋭い男が担当している。
元闇祓いらしく、顔の右頬から顎にかけては古い裂傷の痕が走っている。体格もいい。威圧的な気迫で教室を支配し、生徒たちは自然と近づこうとしなかった。
今日も教室に入ると、肩幅の広い姿が仁王立ちしていた。いつもローブは雑に着崩され、前はきちんと留められていない。
初回からずっと、机は使われず教室の端に追いやられたままだ。
「戦いには戦闘方法以外にも大事なことがある。それが何かわかるか」
鋭い視線でクロフォードは生徒一人ひとりをなぞる。ほとんどの生徒は身を縮め、うつむき加減で足元を見つめた。
テゾーロだけは、背筋を伸ばして前を向いた。クロフォードはテゾーロを見つめ、目を細めた。
「Mr.ギルド、戦うことで一番大切なことはなんだと思う?」
戦うことで一番大切なこと……。
「生き延びること。……でも、勝てたほうがいい」
「……正直だな」
クロフォードは視線を外して、ゴツゴツと教室を歩き始めた。
「生き延びることを最初に置けるのは、臆病だからじゃない。自分が壊れるってことを、ちゃんと想像できている人間の答えだ。勝ちたい理由なんてものはいくらでも増える。名誉、怒り、守りたいもの……」
足を止めると、クロフォードは生徒達に向き直った。
「だが、生き延びる理由は失いやすい。一つでも持っていないと、勝っても戻ってこられない。……とはいえ、すぐ見つかるものでもない。だから、今日はそれまで生き延びられるよう、攻撃を避ける練習をする。これから、私と1人ずつ対峙してもらおう」
生徒たちは互いに顔を見合わせ、身を引いた。クロフォード先生と一対一でなんて……と泣き出しそうな者さえいた。
だが、クロウフォードは構うことなく生徒の名前を呼んだ。
すぐに前へ出る者はいなかった。やがて、一人の生徒がおずおずと出てきた。足は震え、目に涙をためている。周囲の生徒は、同情的な視線を送った。
「私が使うのはインセンディオの魔法だ。威力は落とす。火傷はしない」
「は、はい」
「杖を構えろ」
震える手で生徒が杖を構えた。向かい合ったクロウフォードも杖を構える。
「インセンディオ!」
「ひぃ!」
「しゃがむな!杖の構えをとくな!敵から目を離すな!!」
クロウフォードの叱責に打たれ、生徒はガタガタと震えている。
結局、その生徒は一度も避けることは叶わず、這々の体で教室の隅へと戻っていった。
その後も、何人かの生徒が順番に前へ出て、クロウフォードと対峙した。
だが、誰もが腰が引けて反応が遅れる。中には避けようとした者もいたが、クロフォードの魔法速度についていけず攻撃が掠っていった。
テゾーロはそれらを見ながら、手順や魔法の構え方を頭の中で想定する。自分が前に出たら、どんな攻撃が来てどう避けるか。
「Mr.ギルド!」
「はい」
向き合って、目を合わせる。
クロウフォードは、ノクターン横丁にいた乱暴者達では相手にならない。隙のない佇まいに、半身を引いて自然と身構えた。深く息を吐き、強く杖を握りしめる。
「インセンディオ!」
テゾーロは前に踏み込んで身を屈めた。鋭い閃光が頭上を通り過ぎていく。くぐり抜けた先で、杖を持った腕を相手に向けて突き出す。
「インセンディオ!」
「!」
再び唱えられた魔法はテゾーロの足元に着弾した。咄嗟に横へ転がって避ける。
体勢を整えて起き上がろうとした瞬間、ぎくりと固まる。
目の前に杖先が突きつけられていた。
「反応は悪くない。杖の構えを解かなかったことも良かった。だが、避けた後を考慮しなければ直ぐにやられる。全ての魔法は杖先が起点だ。動きを注視しろ」
「っはい」
「グリフィンドールに二点」
テゾーロは立ち上がりローブの埃を払った。
――反応しきれなかった。
クロウフォードの言う通り、あれではすぐにやられてしまう。生徒達が固まる端の列へ戻りながら、唇を噛んだ。
授業が終わり、テゾーロが寮に戻ると、一瞬視線が集まりすぐに離れていった。
中には、グループの輪に馴染んでいるリアムの視線もあったが、隣の子に話しかけられて外された。
暖炉の直ぐ側で甲高い声ではしゃぐ女の子たちの横を通り過ぎる。慣れたように階段へと進んでいき、賑やかな談話室を後にした。
パタンと扉を閉めて、一つ息を吐く。
入学してから、どうにも雑談が苦手だと気づいた。同年代と会話した経験も、ほとんどなかった。そう思うと、初日にテゾーロを会話に参加させたリアムは相当凄かったのだろう。
だが、そのリアムも今はテゾーロと距離を置いている。
孤立し始めた当初、リアムはテゾーロに話しかけようとしていた。
だが、初日から寮内の輪に馴染んでいたリアムは、近づくたびに他の友人に呼び止められ、その場を去らざるを得なかった。
いつしか、テゾーロが距離を置く空気が生まれ、協調性を重んじるリアムには話しかけづらくなっていた。
一人寮室に佇むテゾーロは窓辺へと近づいていく。
窓からは広大な緑の敷地が見え、降り注ぐ太陽の光に目を細めた。テゾーロは空の向こうをじっと見つめる。
「……
囁くような歌声が部屋に満ちていく。今ならば、誰にも邪魔されない。大きく息を吸って――バタンと扉が騒々しく開き、テゾーロは咄嗟に口を閉ざした。
「だから、クィディッチには女性選手をもっと登用すべきなんだ!」
リー・ジョーダンが後ろに連れたウィーズリー双子を振り返りながら、ずかずかと部屋の中央へと進んできた。
「可愛い女の子は幾らいたって、」
「……」
「喜びが倍になるだけ…………何か、邪魔しちゃったか?」
無言で見つめるテゾーロを見て、リーは声を徐々に小さくし、頭を掻いた。
テゾーロは返答せず、窓辺から離れると床に置いていた教科書を手にとってベッドへと腰掛けた。
「む、何だよ。なんか一言くらい……」
「まーいいじゃないか」「僕らが邪魔しちゃったみたいだし」
へらりと笑った双子がリーの肩を軽く叩いた。
テゾーロへと視線を突きつけていたリーは、溜息を吐くと何かを拾い上げて踵を返していった。
「「邪魔して悪かったね」」
双子はそういうと、パタンと扉を閉めて出ていった。
教科書に視線を落としたまま、テゾーロはもう一度溜息を吐いた。
その日は朝から、何処に居てもほんのりと甘い匂いが漂ってきていた。
テゾーロは生徒が浮ついた様子を見せていることに首を傾げていたが、夜、大広間にやってきてようやく何の日かわかった。
今日はハロウィーンだ。
扉を潜ると、空にはくり抜かれたかぼちゃが浮いていて、直ぐ側を黒雲のようになった蝙蝠が駆け巡る。歓声を上げる生徒達と同様に、これにはテゾーロも感嘆の声を上げた。
席につき、蝙蝠の動きを目で追いながら、始まるのを待った。
斜め向かいに、ウィーズリー双子が顔を寄せ合い何かを話しながら座った。普段、双子はテーブル中央辺りに座っていて、端の方にいるテゾーロの所には来ない。
少し気を取られたが、すぐにダンブルドアが立ち上がったことに意識が向いた。
ダンブルドアが合図を送ると、テーブルの上に色鮮やかな料理が現れた。
テゾーロは早速、かぼちゃのパイに手を伸ばした。サクサクとしたパイ生地にもったりと甘いかぼちゃのクリームが口の中で溶ける。一人テーブルの下で足をバタバタと動かした。
気になっていた皮付きポテトにも手を伸ばす。塩っ気とほくほくの芋の味に、はふはふと熱さを逃しながらかき込んでいく。
こんな美味しいものを知らずにいた生活には、もう戻れないだろう。
テゾーロが次々に手を動かして料理を口にしていると、双子がテーブルに身を隠すように頭を屈めたのが目に入った。口に含んでいたローストポテトをごくんと飲み込んだ。
「もうそろそろ、いいんじゃないか?」
「ああ、今こそチャンスだ」
怪しい呟きにテゾーロが口を開く暇も無く、双子の片割れが勢いよく手のひら大のボールを頭上に放った。
くるりと回りながら投げられたボールは、大広間の中央真上に届くと、突然弾けた。
その瞬間、空間は彩りに包まれた。テゾーロは目を見張り、思わず息をのんだ。
色とりどりの花火が、食堂の天井から降り注ぎ、壁やテーブルに反射して煌めく。
小さなジャック・オー・ランタンや白いシーツのお化けが、生徒やテーブルの間を縫うように飛び回った。
ゆっくりと降りてくるバルーンは、途中で弾け、中に閉じ込められていた光の粒が飛び散った。さらに、ハートや星の形をした小さなマークが、光り輝きながら宙を漂い、時折くるりと回転して鮮やかな軌跡を描いていた。
テゾーロの口を開き、見上げたたま目を輝かせた。
光溢れる光景は、いつか憧れたショーを思い起こさせた。
歓声が食堂に広がり、生徒達は降ってくる光に手を伸ばした。
「見事じゃ! グリフィンドールに五点!」
「誰がこんな素晴らしいもんを作ったんだ!」
「ウィーズリーの双子ですよ!いつもは騒ぎばかり起こすというのに!!」
ダンブルドアやハグリットは大きく拍手して、マクゴナガルが楽しそうに肩を揺らした。
――そんな喜びの歓声は、そう経たず悲鳴にとってかわった。
「きゃああ!!」「うわあっ」
バルーンが料理の上で弾け、四方八方に食材が飛んだ。
生徒達が椅子から転げ落ちる。ジャック・オー・ランタンとシーツのお化けが、生徒のローブを下から勢いよく持ち上げた。まるでひっくり返った傘のようになった。
すぐ隣で、別の個体が飾られていたかぼちゃに体当たりした。かぼちゃはテーブルをレーンのようにごろごろと転がり――生徒の頭に直撃して、漸く止まった。
「ウィーズリー!!ウィーズリー!!これは、一体どういうことです!?」
「ああっ!そ、それは私のケーキですよ!?」
マクゴナガルが立ち上がり、スプラウトがお化けに奪われたケーキの最後の一口を追った。テゾーロは咄嗟に手を伸ばし、皿を抱え込んだ。
パーシー・ウィーズリーが泣きそうになりながらジャック・オー・ランタンを捕まえている。兄のチャーリーは腹を抱えて笑っていた。スネイプがここぞとばかりに「グリフィンドール十点減点!」と叫んだ。
双子のはしゃぐ声が混ざり、混乱は食堂全体に広がった。
結局、ダンブルドアがすべてを消し去り、事態は収束した。双子はマクゴナガルに引きずられるように連行されていった。
談話室の前で、テゾーロは先程の光景を思い返して立っていた。
あれはどうやっていたんだろう。光がこぼれ落ちるように広がって、誰もが目を奪われるような……自分もあんなふうに、誰かを驚かせたり楽しませたりできるだろうか。
廊下の向こうから、楽しげな会話が聞こえてきた。此方に歩いてくる双子に反省している様子はなく、何が失敗だったか、次はどうするかなどと会話している。
テゾーロはローブの裾を握って、彼らが近づいてくるのを待った。
寮の前で佇むテゾーロに気づくと、双子は立ち止まってぱちりと目を瞬いて足を止めた。テゾーロは、小さく息を吸って口を開いた。
「なあ、さっきのあれ……パーティで使った悪戯。どうやったんだ?」
「「!」」
途端、目を見開いた双子の顔色が明るくなった。
「あれが気になる?」「なら僕らが教えようか?」
「……おう」
テゾーロは少し視線を逸らしたまま答えると、フレッドとジョージはにやりと笑った。
「「なら、さっさと入ろうぜ!」」
「うわっ」
両側からテゾーロの腕を掴むと、引きずるように寮の入口をくぐった。そのまま、寮室へと繋がる階段を駆け上がっていく。
あまりの強引さにテゾーロは呆気に取られたが、楽しげに笑う二人の表情を見て、何だかおかしくなってきて笑みを溢した。
リー・ジョーダンはその日、ベッドの上に羊皮紙を散乱させて頭を突き合わせている三人に首を傾げた。
軽度打撲治療薬:効き目は弱いが、包帯の下に塗ると内出血が引く。
双子なら入学したてでもこれぐらいやってくれる、という謎の信頼を向けています。
何気に母親の言葉がトラウマになっているテゾーロです。
次はサイラスの話です。