ゆるゆるなTRPG好き達による日常   作:雨の三つ橋

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S・W1.0編1章「沈黙の届け物」下

ケイト「〇〇の後輩とね、どんな話の流れか忘れたけど『やおい』について触れたんよ」

 

ラディマン「どういう……(笑)」

 

ケイト「その子いわく、『やおいってショタでしょ?』って。いやそれは完全に別物だぞ!?

 って言ったけど一言も聞こうとしなくてさ。どっちの事を知ってるのかむしろ私の方が

 聞きたいくらいだった」

 

カーチス「オレでさえそれはちげえって知ってるが……(笑)」

 

ラディマン「ショタはロリの対義語ですよね」

 

ケイト「対義っつうと語弊あると思うけど、そうね(笑)」

 

GM「でも実際どのくらいの認識かなんて一人一人聞くわけにも行きませんしねぇ……」

 

ケイト「んえ? 吠紗(ぼえしあ)くんそっちは慣れてるの?」

 

GM「『やらないか』と一緒にされるのが心外なくらいには存じてます(笑)」

 

ケイト「そか(笑)」

 

GM「去年、△△先輩の封神の18禁本を製本手伝いましたし」

 

ケイト「中学生になにやらしてんだあの女」

 

 

 

GM「はい、ではカゾフの入口で魔神ゾーナ・リージュを撃退することに成功した皆さん。

 警備兵達も一緒に戦っていましたから、何が起きたかここで説明してすぐ宿屋に行っても

 いいですし、警備隊詰所に直行することもできます」

 

ケイト「あれって魔神だったん?」

 

GM「『デーモン・ジャー』から出て来そうなのは全部魔神でいいのではと」

 

 ※デーモン・ジャー:ランダムでデーモンを呼び出せる非売品マジックアイテム。

 ただし36分の1の確率で使用者が異界に引きずり込まれる。

 

ラディマン「今すぐ……用事はもう済ませていいのではないか」

 

ジルフィエル「この魔封じの石は、渡してよいものでしょうか?」

 

カーチス「まだ戦いそうな予感は有るけど、配達依頼だし渡さなきゃダメだろ(笑)」

 

ケイト「メタい事を言えば警備隊隊長から依頼されるだろうから(笑)行こうか」

 

 

GM「はい、では警備隊詰所。『わたしが依頼主のゼノン、警備兵司令だ』」

 

カーチス「依頼主つったぞ!(笑)」

 

GM「『もう予測されているから手短に言うが、配達してきてくれたその石を持って――』」

 

ジルフィエル「メタいメタい(笑)」

 

ラディマン「そもそも、その石は魔神対策で頼んでいたものなのか? だとしたらその日数で

 既に相当な被害が出ていそうなものだが」

 

GM「『そこは偶然だ。魔法の発動体に指輪など小さい品が使われる事がある、と周知され始め、

 その石を留置所に設置しようと頼んでいたのだが、昨日の夜もデーモンが襲撃をかけてきてな』

 ……つまり、同じ場所に同じ姿のデーモンが現れ、これは意図的な襲撃だと思ったのです」

 

ケイト「判断早いなー。いい上司だ」

 

GM「門の前の戦闘の状況を詳しく聞いたりして状況は前後しますが、そこはカットで」

 

 

ジルフィエル「では報酬額の相談と参りましょうか(一同笑)」

 

GM「『公務の一環だからわたしの判断では上乗せできんぞ? 事件解決で3200ガメル、

 そのうち前金として400ガメルを渡そう』」

 

ジルフィエル「事件解決は、何をもって解決とするのでしょう?」

 

GM「……そういえばそうですね。どうしましょう」

 

一同「(爆笑)」

 

ジルフィエル「GM(笑)、今のは、解決とされるまでに警備隊での調査もあるだろうし、

 もう事件が起こらないって確信できるまで期間が空きますよね、その期間の滞在費を

 考慮してくれませんか、という交渉で……(笑)」

 

GM「いやもちろん『原因』は設定してあるんですが、ゼノンさんがそれを知ってるはずも無く、

 言われてみればゼノンさんはこれをどんな事件だと想定してるんだろう? と」

 

ジルフィエル「……そういえばそうだな。うーむ(一同笑)」

 

ラディマン「昨日の襲撃の時も撃退したんすよね?」

 

GM「はい、警備兵に犠牲を出しつつも倒しました」

 

ラディマン「倒したはずなのに何度も現れるという事は、召喚してる犯人が居るって想定で

 いいんじゃないすか? その犯人の捕縛を要請するってことで」

 

GM「あ、いいですね。ありがとうございます、それ採用で。犯人が人間と仮定するなら

 『犯人がわかったら警備隊に連絡してくれれば人手を出そう。人間相手なら任せておけ』

 と言われます」

 

ジルフィエル「滞在費は出してもらえませんか(一同笑)」

 

ケイト「もういいよそこは(笑)かなり報酬はいいし」

 

カーチス「そうかあ? オレひとりぶんしか雇えねえぞ」

 

ジルフィエル「最大値を基準にするな!(笑)」

 

 ※報酬の基本額は冒険者レベルの二乗に50~200を掛けた数値とされる。

 カーチスの場合は4×4×最大の200と計算すると3200。

 

ラディマン「SFC(スーファミ)のゼノンさんは、しぶちんだったのに」

 

ケイト「この人もSFCキャラなんだ? もう忘れてるなー私」

 

ジルフィエル「聞いて驚け、同じようにブリザード使ってくる敵が相手なのに、

 なんと五人パーティーで1900ガメルしかもらえん」

 

ケイト「やっす(笑)」

 

ラディマン「しかも『簡単な仕事だと思っていたが非常に危険だったようだ』と言って

 上乗せするんですけど、それが1700が1900になるだけなんすよ」

 

ケイト「そりゃしぶちんだわ!(笑)」

 

GM「基本ルールブックでは冒険者レベル×200ガメルが基本報酬額になってますが、それでも

 あのシナリオに挑戦するのはレベル4が普通ですから五人分には圧倒的に足りません(笑)」

 

ジルフィエル「公的機関の悲哀ということにしておいて差し上げましょうか(笑)」

 

GM「一応、『引き受けないのであれば、このままここで配達依頼完了でお別れだ。逮捕依頼は

 冒険者の店に出すから心配しなくていい』と言いますが」

 

ジルフィエル「もちろん引き受けますよね?」

 

カーチス「そりゃな」

 

ケイト「……断ったら配達依頼の経験点もらえたりする?」

 

GM「配達するだけなら戦闘は避けられるとして、

 『プレイヤーの努力にかかわらず必ず判定しなければいけない障害』が無いので経験点0に」

 

ケイト「そういう計算!?(一同笑)」

 

GM「さすがに全部そんな計算だとワンダリングモンスターメインの旅シナリオとかが

 作れなくなりますからしませんけども、今回はそういう事にします」

 

ケイト「だいじょぶ、言ってみただけ(笑)」

 

ラディマン「では満場一致で、受けるでよいかな?」

 

ジルフィエル「ああ、期限も一応聞いておきますか。前金を返さなきゃいけない日数」

 

GM「警備隊に被害が出てますんで、三日経ってなんの手がかりも手に入れられなければ、

 ということにしましょう。三日後の朝が期限です」

 

ジルフィエル「わかりました、お受けしましょう。警備隊の皆様にも幸運が有らんことを」

 

カーチス「決めゼリフ作ったのか……?(一同笑)」

 

GM「『ならばこのマナ封じの石を預けよう。頼んだぞ』」

 

ラディマン「前金いくらでしたっけ?」

 

GM「400ガメル、ひとり100です。そこに配達完了の500、ひとり125も足してください」

 

 

ケイト「宿に泊まって朝でいい?」

 

GM「はい、朝になりました」

 

ジルフィエル「『ラック』使います(ころころ)かかりました」

 

ラディマン「では……カゾフの盗賊ギルドに顔を出して、情報を聞いてきてみるか?」

 

ジルフィエル「すごいな、この短期間で熟練のプレイヤーの動き」

 

ラディマン「ギルドは使ってみたかったんすよ(笑)」

 

カーチス「今、なんも手がかりはねえからな」

 

ケイト「そだね。任せるよー」

 

GM「私が中世の港に抱く勝手なイメージですが、活き活きした下町という風情、スラムっぽい

 あまり建て直されていない街並みが東側に広がっています」

 

カーチス「正しいっしょ、現実でもそんなん有るし」

 

GM「建築物の密集地帯、二階どうしが雑多に繋がって屋根にも上りやすいエリアに、

 盗賊ギルドたるその酒場は存在します。とても逃げやすいつくりです」

 

ラディマン「いい所だ。ここで子供達も技術を磨くのだな」

 

GM「『そういう事だな。おれがここの頭領のブルオードだ。今日はどうした?』」

 

カーチス「フランクだ!(笑)」

 

ジルフィエル「よくよく考えればSFCの盗賊ギルドってみんなトップが受付

 やってたんだなぁ……(笑)」

 

ラディマン「今、警備隊を騒がせている襲撃事件の犯人に心当たりは無いだろうか?

 と言って50ガメル金貨を1枚」

 

GM「『無い』」

 

一同「(笑)」

 

GM「『いや金が足りないわけじゃなくてだな、事件は知ってるがここ二日で起きてることの

 犯人を知ってる方がおかしいだろう』」

 

ラディマン「確かに……(一同笑)」

 

GM「『そいつは町の外から来てるんだろう? 人間が潜めそうな洞窟は四つばかり知ってる、

 位置だけならこの50ガメルで教えてやるが、内部の地図が欲しいなら追加で150出しな』」

 

ラディマン「地図は、150ガメルで四つとも?」

 

GM「『ああ。理由は見ればわかる』」

 

ラディマン「うん? どういう事だろう……では合計200ガメル」

 

GM「まず、町の西側、皆さんが来た方の海岸に二つ。(ペラリ)これと、(カキカキ)これ」

 

ケイト「シンプル! なるほど!(一同笑)」

 

 今描いた方は、少し曲がった一本道。

 

GM「そして町の東側の二つが、(ペラリ)これと、(カキカキ)これです」

 

カーチス「実質二択だなぁ」

 

 今描いた方は、三又。

 

ジルフィエル「と思わせて実は一番シンプルな所だったり」

 

ケイト「いやー一本道ってクマの巣だったりしない? グリズリー」

 

ラディマン「海岸にクマって住むんすかね?」

 

GM「どうでしょう? 鮭を求めて河口近くまで来たという事は有るかもしれませんが

 住むかというとわかりませんな……」

 

カーチス「という事は少なくともクマじゃあねえのな(笑)」

 

ジルフィエル「どちらに行きましょう。順当に考えれば西ですが」

 

カーチス「これも手がかりねえし、西の近い方から順番でいいんじゃね?」

 

ラディマン「確かに」

 

ケイト「異議なしー」

 

GM「近い方は一本道の洞窟です。食事1食、お弁当を買って、隊列を決めてください」

 

カーチス「狩りは?」

 

GM「町に近いですから運否天賦で、まず2D振って9以上が出たら何か居るとします」

 

カーチス「……食事は買っとくかー。買ったから出現振っていい?(ころころ)なんも居ねえや」

 

 

 ジルフィエル 食料1食、保存食6食 残金1015ガメル

 ケイト 食料1食 残金681ガメル

 ラディマン 食料1食 残金519ガメル

 カーチス 食料1食、保存食3食 残金871ガメル

 

GM「目的の洞窟へは、海岸の岩場に道も有りますが、崖上から下りることもできそうです。

 遠目で見たところ何も異常は無く、波の音だけが響いて静かですね」

 

ジルフィエル「足跡が無いか見ていただけますか? カーチスさん」

 

カーチス「ああ、そうか。岩場もレンジャーか」

 

ケイト「お前、たまにシャーマンの大地の精霊力とこんがらがるよな」

 

カーチス「なんでかそうなるんだ」

 

ジルフィエル「そもそもシーフ技能に足跡追跡は有りませんよ?」

 

カーチス「そうだっけ!?」

 

GM「足跡追跡どうぞー」

 

カーチス「うーい(ころころ)14」

 

ジルフィエル「(ころころ)1ゾロは出ませんかしら」

 

GM「人間の靴の跡も、獣の足跡も有りますが、ここ三日のものは無さそうだと思いました」

 

カーチス「ハズレだろうが、一応入っとくか」

 

ラディマン「では、わたしが前に(ポーン置き)」

 

GM「あ、ここの洞窟は外から光が入ってますから、見るだけならたいまつは不要です」

 

ケイト「そんなに狭いの!?」

 

GM「いえ、この曲がり角部分(カーブの外側)には壁が無く、海が見えてまして」

 

ラディマン「ほう……美しい」

 

ケイト「じゃあ今回は私が二番手で」

 

カーチス「あー、オレとラディーくんで忍び足して曲がり角を覗いた方が良くねえか?」

 

ケイト「ん、確かに」

 

ラディマン「承知した」

 

GM「ではお二人は忍び足判定を(ころころ)」

 

カーチス「(ころころ)12」

 

ラディマン「(ころころ)11」

 

GM「覗きこんでみると、誰かがここで火を起こしたであろう野営跡が見つかります。

 誰か冒険者が使ったのか、少しキャンプをしたかった町民が居たのか……」

 

ラディマン「何か物品は残っているだろうか?」

 

GM「薪用の石組みとかテントの重しとか……そうそう陰ができるようなものは有りませんし、

 探索に時間はかかりそうにないですね。時間経過なしで、たいまつ1本を見つけていいです」

 

ラディマン「やったぞ(一同笑)わたしが持っていいだろうか」

 

ケイト「誰も取らんよたいまつ1本(笑)」

 

 

ジルフィエル「では次の洞窟に参りましょう」

 

GM「西側の二つめの洞窟は、大岩で挟まれた狭い道を抜けながらの下り坂の先」

 

カーチス「吠紗くん帰り道が不安になるような景色好きだなあ!(一同笑)」

 

ケイト「これ(地図指し)海の方から入ることはできない?」

 

GM「そちらは完全に岸壁になってまして、干潮時でも泳がなければいけません」

 

ケイト「あー、私がアウトか。おっけ」

 

ジルフィエル「わたくしも駄目でしてよ」

 

ケイト「ハードレザーも水泳無理だっけ?」

 

GM「個人的には-4ペナルティで泳げていいと思いますが、ルールブックでは不可能でした。

 道が滑りやすいので皆さん2D振ってください。冒険者レベル+敏捷ボーナスで目標値10」

 

一同「(ころころ)」

 

ケイト「やばい1ゾロ(一同笑)あああああ~」

 

カーチス「なにやっとんじゃ」

 

GM「入口まで滑ったケイトさんは、張られていたロープに引っ掛かって止まりました」

 

ケイト「罠あったの!?」

 

ジルフィエル「効果は?」

 

GM「今のところ何もわかりませんが、ロープがどこかで切れたようで、今はロープはくたっと

 地面に落ちています」

 

カーチス「こりゃ鳴子か?」

 

ジルフィエル「奥から船を出されるかもしれませんね、急ぎましょう」

 

ラディマン「あ、確かに。海と繋がってるってことはそうなりますね」

 

ケイト「ごめん、みんなの盾になるから許して(一同笑)」

 

カーチス「前回と変わらなくねえ?(笑)」

 

                [北東:海に続く広い空間]

  (遠ルート)          |

 ┌──────[合流地点]───[T字路]

 |        |       |

 |      (近ルート)  [南東:大きめの空間]

[分岐点]─────┘

 |

 |

[二又(右は行き止まり)]

 |

[入口]

 

カーチス「ぱっと見、足跡は有る?」

 

GM「はい、何回か往復している足跡がレンジャー技能を使うまでもなく見つかります。

 詳しく調べるなら判定ですが」

 

ケイト「調べるのに時間かかる?」

 

GM「うーん……12ラウンドくらいで。2分」

 

ラディマン「微妙なところだな」

 

カーチス「調べねえでも行っていいと思うな、もう当たりだろうし」

 

ジルフィエル「そうですね、急ぎましょう。ラディマンさんお願いします」

 

ケイト「昨日、私にはやってしまいなさいとか言ったのに(笑)」

 

ジルフィエル「どーもラディマンさんは年上感がすごくて(笑)」

 

ラディマン「では最初の分岐に罠発見を(ころころ)11」

 

GM「(ころころ)罠は無いと思いました」

 

ケイト「よし、じゃあ罠が有った時のために私が先行しよう(一同笑)」

 

カーチス「ジルちゃんの方が生命点は高いぞ?(笑)」

 

ケイト「ダメージ受けるなら防御高い私の方が良さそうだと思って。突撃」

 

 

GM「ケイト、ラディマン、カーチス、ジルフィエルですね。最初の分岐から後は暗くなって

 いますから明かりを点けてください。通路そのものに罠発見をするなら再度判定をどうぞ」

 

ラディマン「ウィスプを呼んでおこうと思うがどうだろう」

 

ジルフィエル「よろしいかと。今は火を点けている時間も惜しいですし」

 

カーチス「ソーサラーいねえからな。防具買い終わったらティンダーのコモンルーン目指すか」

 

ラディマン「ではウィスプを(ころころ)呼べました。続けて正面の道に罠発見――」

 

GM「あ、そのウィスプの達成値はメモしておいてください、最初にぶつかった人が抵抗する時に

 使います」

 

ラディマン「了解す、5足して13っすね(書き書き)。罠発見(ころころ)も13」

 

GM「(ころころ)罠は無いと思いました。ここは距離が短いですから分岐点まで調べたという

 ことにしましょう」

 

ケイト「んじゃまた私が分岐点まで小走りに、ちゃりちゃりと」

 

カーチス「そうだこいつ金属鎧だった(笑)回り込まれて挟み撃ちされそうな地形で

 音立てるの勇気あんな(一同笑)」

 

ラディマン「確かに(笑)ではGM、距離が短い東側の道を罠発見(ころころ)12」

 

GM「(ころころ)落下物のトラップを見つけました。ロープを切れば簡単に解除できますが、

 派手な音を立てそうです。どうしますか?」

 

カーチス「もう見つかってるし金属鎧いるし今さらだろ」

 

ケイト「いや……犯人が逃げようとした所の足止めに使えるかもしんない」

 

ラディマン「だがそんなに急いでいる時に使うと我々が掛かる可能性もあるのではないか?」

 

ジルフィエル「分岐路を確認している時間ももったいないです、切ってしまいましょうか」

 

ケイト「うい了解」

 

GM「ではガッツンと、ゴミ捨て場から拾ってきたような金属たちがひとかたまりになって

 降って来てガチンガランと洞窟に音が響き渡ります。必要筋力5のダガーを入手しました」

 

ジルフィエル「ゴミの中に?」

 

GM「いえ頭上でトラップの糸を切るようになってました。うまくすればダガーが犠牲者に刺さる

 ようにと。クリティカル値10のトラップです」

 

ケイト「殺意高いな!(笑)」

 

カーチス「そりゃ町にデーモンけしかけるような奴だからなぁ(笑)」

 

ジルフィエル「今回はわたくしがダガーを持ちましょう」

 

GM「そこを抜けたら北ルートをぐるっと回ってきた道と合流しています。罠判定したのは

 この地点までとします」

 

 

ラディマン「最後のT字路までの罠発見(ころころ)はわぁぁ(一同笑)」

 

カーチス「ここで1ゾロかぁ」

 

ラディマン「すまないが、この道は調べてないも同然だと思ってくれ」

 

一同「スタートブックのセリフだ!(笑)」

 

ジルフィエル「とりあえず全員技能なしで振ってみましょう(ころころ)9」

 

GM「むしろ道が充分広ければ、常に全員振っていいかもしれませんね。1ゾロ経験点の差も

 ありますし」

 

ケイト「ここの道は広いの?(ころころ)」

 

GM「天然の洞窟ですから大小の差は有ります、さっきの頭上からのトラップが仕掛けられていた

 場所は二人並ぶと狭いくらいでしたが、ここは三人で並ぶこともできそうです」

 

カーチス「天然の洞窟で滑りやすいって鍾乳洞? もしかして壁にも隙間とか有る?(ころころ)」

 

GM「はいそうです、蛇などなら行き来できそうな隙間もそこらじゅうに。

 最大はジルフィエルさんの9ですね、罠は無いと思いました」

 

 ※自然の洞窟の違和感を見抜くならレンジャー技能の罠発見でも良いのだが、

 この時は全員「罠が人工物ならシーフ技能」と思っていたらしい。

 

 

ジルフィエル「さて、この先のどちらかに犯人が居るようですね」

 

ラディマン「船で逃げられることを考えれば、北東一択だろうな」

 

ケイト「私らファイターで前後を固めてれば、後ろから来ても対処できるだろーし」

 

GM「隊列はこのままで? ……では、ケイトさんが踏み出したところ、巧妙に砂をかぶせ

 隠されていたスイッチを踏んでしまい、腹めがけてダガーが二丁飛んできます」

 

ケイト「腹!? どういうこと(笑)」

 

GM「頭や心臓めがけてですと、ドワーフには当たりませんから……(一同笑)」

 

ジルフィエル「それはそれで二番目に歩いてた人に当たるのも面白そうだが(笑)」

 

GM「目標値11、普通の攻撃扱いで回避してください。一列になっていたので二丁めのダガーは

 むなしく後方へ飛んでいきました」

 

カーチス「水平二連発か(笑)」

 

ケイト「ほいほい(ころころ)いかん当たった」

 

GM「レーティング5の追加5でどれほど有効打になるか(ころころ)7点ダメージ。

 鎧と冒険者レベルで減らせます」

 

ケイト「(ころころ)1点来た。痛った!」

 

ラディマン「さすがパーティーの盾。たのもしい」

 

カーチス「ダガー突き刺さる割にダメージが低い気もすんな」

 

GM「クリティカルが出れば一般人なら一撃、くらいの威力は有りますよ」

 

ジルフィエル「追加ダメージ5って普通にわたくしを超えてますからね?」

 

カーチス「あーそんなもんか」

 

ジルフィエル「これだから一人だけレベル4は!(一同笑)」

 

カーチス「うへへーい(笑)」

 

 

GM「ほんのりと外の光がさしこむ出入口をくぐると、だだっ広い空間に出ました。

 東側の海方面には壁が無く、小さな帆船くらいは楽々通過できそうです。

 朽ちたタルの残骸などが隅に見られますが、これは昔のものですね。隠れられる場所は無く、

 人影は見当たりません」

 

ラディマン「これは……もう居なくなっている?」

 

カーチス「GM、足跡は?」

 

GM「足跡は調べてみないとわかりません。セージかシーフで、知力足して判定してください」

 

ケイト「セージ?(ころころ)12」

 

ラディマン「(ころころ)11」

 

GM「ケイトさんは、あまりに自然すぎる、船を係留しておくための設備が無いと思いました。

 もちろん錨のみに頼っていたとも考えられますが」

 

ケイト「たぶんもともと船は無かったと思うよー」

 

ジルフィエル「なるほど、むしろ万全にして待ち構える体勢ですか」

 

カーチス「どうかな、震えて隠れようとしてるかもな?(ニヤリ)」

 

ラディマン「いずれにしても、やる事は変わるまい」

 

ケイト「南東側の部屋へ」

 

 

GM「さきほどの罠のダガーを拾い、南東の広間の出入り口が見えると――」

 

ジルフィエル「あ、さっきのと合わせてダガー2本も、わたくしが持ちます」

 

GM「入口のロープの末端がここに有り、骨片や鈴など音の出るものが散乱しています」

 

カーチス「鈴が有んならそれだけでいいんじゃねえかなぁ(笑)」

 

GM「ゴミ捨て場から拾ってきたものなので鳴るかどうか……(一同笑)

 それはともかく、どうやってこの広間に入りますか?」

 

ケイト「私が音を出しちゃうからなー」

 

ラディマン「ウィンドボイスは?」

 

ケイト「ウィンドボイスは、発生源の音自体は消せないんよ」

 

カーチス「向こう側で音が出たように見せかけんのはどうだ?」

 

GM「見えている南側の壁まで5mくらいですから、ほとんど同じ方向から音がした、

 としか感じられないかと」

 

ジルフィエル「ああ、入る前にトランスファーは使っておきましょう。ラディマンさんに3点。

 このままではホールド2倍チャレンジすることもできませんから」

 

カーチス「警備兵が居ないから、ホールドする価値があるかはどうだろうな」

 

ジルフィエル「あーそれは確かに……召喚してる人間も居るんでしょうからね」

 

ラディマン「コンフュージョンの方が有効かもしれないと……」

 

ケイト「デーモンの方は暗黒魔法使えるなら、サニティで解除されんじゃない?」

 

ジルフィエル「いやデーモンに味方という概念が有るか……?(笑)」

 

ラディマン「消費も3ですしコンフュージョンかけてみます」

 

ジルフィエル「ともかく3点トランスファー(ころころ)かかりました」

 

カーチス「そういやGM、広間の中は明るい?」

 

GM「はい、たいまつが何本か有るようで炎の精霊力もはたらいています」

 

ケイト「戦略は敵を見て決めるとして、部屋への突っ込み方はどうしよっか」

 

ジルフィエル「万が一、なんの関係もない人だったらいきなり切りかかるのはまずいですし

 まずはわたくしが話しかけてみましょう」

 

カーチス「すげえ殺意ある罠くらった気がすんだけど(笑)」

 

GM「いやいや、野生の獣対策と思えばこのくらいは」

 

ケイト「獣が怖いなら町に住め(一同笑)」

 

ジルフィエル「苛政は虎よりも猛なりと言いますよ(笑)」

 

ラディマン「あらかじめ我々の存在がバレているなら、すでにデーモンが召喚されている可能性は

 無いだろうか」

 

ジルフィエル「そうですね、デーモンの姿を確認したらわたくしが先制攻撃しますので

 皆さんも続いてください。マナ封じの石もわたくしが持ちましょう」

 

ケイト「じゃあ隊列は……私とジルフィエルが先頭で?」

 

カーチス「古代語魔法を封じれると、ライトニング考えなくていいのが助かるなぁ」

 

 

ジルフィエル「では、わたくしから広間に突っ込みます」

 

GM「奥行き10m、幅6mくらいの……理科室くらいの空間の奥からソフト・レザーを着た男、

 そして今まさに出ようとしていたのかゾーナ・リージュと出くわします(ポーン置き)」

 

ジルフィエル「近ぁい!?(一同笑)」

 

GM「お互いに急なことですから、不意打ち判定と参りましょう。全員、レンジャー+知力で」

 

一同「(ころころ)」

 

GM「(ころころ)こちらはゾーナ・リージュのレベル5に足して11」

 

カーチス「オレは13」

 

GM「差が少ないのでどちらも不意打ちは無しですね。戦闘開始」

 

 

ケイト「敵の男は何か言わない?」

 

GM「『邪魔なやつらめ……』と忌々しそうに呟きますが、特に会話をしようとはしません」

 

カーチス「こんな人の来ない所でお人形遊びかい? いい趣味してやがるぜ」

 

GM「特に反応は見せません、根本的に人間個人個人を見ていないようです」

 

ジルフィエル「名も無き狂気の神でしょうか?」

 

ラディマン「ケイト、人間の男の方の怪物判定を頼む」

 

ケイト「怪物判定でわかるもんなのかなとは思うけど(笑)振るよー」

 

GM「確かにダークプリースト技能がわかるのは変ですよね……判定どうぞ」

 

ケイト「(ころころ)14」

 

GM「肉体的にはシーフレベル3の山賊なのではないかなと思いました」

 

ケイト「あ、隠された(笑)」

 

ラディマン「モグリの盗賊か?」

 

ジルフィエル「手下が20人いる?」

 

GM「居ません、レベル3になったからって手下が生えてきたりはしませんから(一同笑)」

 

 ※モンスターリストには、レベル3の山賊は20人くらいの集団の頭と有るため。

 

 

GM「人間のほうの敏捷は12ですんでジルフィエルさんどうぞ」

 

ジルフィエル「ラディマンさんはコンフュージョンで?」

 

ラディマン「うむ、そのつもりだ」

 

ジルフィエル「でしたら大物を足止めしましょう、盾を構えてゾーナ・リージュに接触」

 

ラディマン「盾構えてすぐ攻撃ってありましたっけ?」

 

GM「残念ながら……『武器を鞘から抜いて即座に攻撃』は有るんですが」

 

ケイト「私もメイスに持ち替えて同じ方に行こう、人間はシーフ同士ラディマンさんに任すよー」

 

ラディマン「では広間に入って……山賊? でいいのかな?」

 

GM「いまいち威厳が出ないのでダークプリーストと呼びましょう」

 

ラディマン「ダークプリーストにコンフュージョン(ころころ)14」

 

GM「はい無理です。混乱しました」

 

カーチス「やっぱシャーマン強いなぁ」

 

ケイト「だいぶ戦闘向きよね」

 

ジルフィエル「GM側としては一撃必殺が悩みのタネでもある(笑)」

 

カーチス「オレも広間に入って、デーモン撃つ(ころころ)13。ダメージが(ころころ)

 6+7で13点。ぼーん」

 

GM「うむ痛い。同時行動でゾーナ・リージュはランダムで、奇数ならジルフィエルさん、

 偶数ならケイトさん(ころり)奇数、ジルフィエルさんに氷の手で攻撃」

 

ジルフィエル「いらっしゃい(ころころ)13はなかなか出ませんね。このダメージは

 鎧で軽減できますか?」

 

GM「はい、できます」

 

ジルフィエル「ではラック無し(ころころ)これがさっき出ればかわせてましたのに!(一同笑)

 5ダメージ受けました」

 

ケイト「打撃点12は痛いなー。私を狙ってほしい」

 

ジルフィエル「ま、わたくしの生命点はまだ余裕が有りますから」

 

 

GM「ダークプリーストは混乱しています。2ラウンドめ」

 

ジルフィエル「片手持ちのままですと、この防御を抜ける見込みがほとんど有りませんよね。

 フォースも……(データ見て)生命抵抗14は10以上必要ですし。防御専念しておきます」

 

ケイト「ラディマンさん私にファナティシズムかけてくんない? 行動遅らせるから」

 

ラディマン「承知した。ケイトにファナティシズム(ころころ)成功」

 

カーチス「デーモンに攻撃(ころころ)12。ん? これ当たりだっけ」

 

GM「固定値と同じ数値ならソードワールドはプレイヤー優先ですね。このへんちょっと

 ややこしいのはあります。ダメージどうぞ」

 

カーチス「(ころころ)14点。へっ、刺さった矢が邪魔になってくるんじゃねえのかい?」

 

GM「腹と脚に突き刺さった矢を気にすることなく、ゾーナ・リージュは鋭い指を振りかざし

 (ころり)ケイトさん」

 

ケイト「11以上(ころころ)もちろん無理。鎧は(ころころ)よしよし9点止めたよ」

 

GM「混乱中のダークプリーストは省略して、ケイトさん」

 

ケイト「よっし全力フルスイング、ゾーナちゃんに5以上(ころころ)あっぶな(一同笑)」

 

ジルフィエル「ラディマンさんずっといい仕事してますね(笑)」

 

ケイト「ダメージ(ころころ)よっし13点!」

 

 

GM「ごりっと来ました、3ラウンドめ」

 

ジルフィエル「んー、キュアーウーンズの対象拡大もできますけれど、リスク分散の意味で

 今わたくしの傷を治しておくのは有りでしょうか」

 

ケイト「ラック残ってるうちに早め早めやっとくのはいいと思うー」

 

ジルフィエル「ではわたくし自身にキュアーウーンズ(ころころ)発動(ころころ)全快です」

 

ラディマン「わたしは回避が高いわけではないからな、ここは浮いてるウィスプを

 ゾーナ・リージュにぶつけておこう」

 

カーチス「そういや有ったなそんなのも!(笑)」

 

GM「達成値は13ですんで抵抗して、レーティング0でダメージください」

 

ラディマン「(ころころ)9、シーフ攻撃なら回っていた。8点ダメージ」

 

GM「モンスターレベルで減らして3点ダメージ。もうボロボロですな」

 

カーチス「そっかラディーくん追加ダメージぶんだけでモンスターレベルの軽減を抜けるのか」

 

ケイト「バルキリーの祝福を受けて、アッパースマッシュ!(ころころ)あっぶな(一同爆笑)」

 

ジルフィエル「ダイス変えた方がいいんじゃないか(笑)」

 

ケイト「当たったからいいの、ここからが重要なんだから(ころころ)ほら5ゾロー!

 13点だよ」

 

GM「おお、ぴったり。お見事、殴り飛ばされたゾーナ・リージュは天井に激突し、地面に

 落ちる前に異界へ送還されて行きました」

 

ケイト「メインファイターの面目躍如!」

 

 

カーチス「このダークプリーストの敏捷は12つったっけ、オレは行動しない。次のラウンドに

 全員でボコそうぜ(一同笑)」

 

ジルフィエル「わたくし達もみんなで行動を遅らせて、ラディマンさんのホールドが決まるまで

 待機というのはいかがでしょう?」

 

ケイト「いいね(笑)それなら私とジルフィエルは弓持っとこー」

 

ラディマン「いいだろう、やろう。GM、いいすか?」

 

GM「4ラウンドめでジルフィエルさんケイトさんがロングボウに持ち替えで――」

 

ラディマン「わたしはスリングのままだったから問題ない」

 

GM「5ラウンドめは各々行動を遅らせて、ラディマンさんがホールドですね。

 問題ありません、どうぞ」

 

ラディマン「(ころころ)うっ、低い」

 

GM「それは決まりませんでした」

 

ジルフィエル「ではトランスファーを……します?」

 

ラディマン「悩ましいな」

 

ケイト「こいつがフォース使ってくるかもしんないし回復用に温存しときたいかな」

 

ラディマン「確かに。では皆……ボコろうか(一同笑)」

 

カーチス「行動遅らせてないオレが一番早いけど、そうすっとオレの後にこいつが動くよな?

 オレも行動を遅らせる」

 

GM「はい、では全員同時行動」

 

ジルフィエル「ロングボウで射撃(ころころ)11は期待値で出ますね」

 

GM「そう考えると、モンスターリストに載ってるこの山賊って敏捷ボーナス1になりますよね」

 

ケイト「いやーモンスターはどうだろ、生命点12あるのに抵抗値は11だからシーフレベル2、

 細かいデータは雑魚敵用にいじってあるんじゃない?」

 

 生命力12なのでそのボーナスが2+シーフレベル2+2D6の期待値7=11という計算。

 

ジルフィエル「ダメージは(ころころ)10点」

 

GM「右腕に矢が刺さり、ハッと覚醒します」

 

ケイト「こっちもロングボウ(ころころ)当たって(ころころ)こっちも10点だわ」

 

GM「左腕に矢が刺さり、大きくよろけています」

 

ラディマン「君は踊り狂って……死ぬ」

 

ジルフィエル「ハンターハンターかい(笑)」

 

ケイト「天空闘技場のダブルの人か(笑)」

 

ラディマン「スリング撃ちます(ころころ)あっ、1ゾロ」

 

カーチス「トドメはまたオレがもらう事になりそうだな。ロングボウ撃つぜ(ころころ)

 命中、ダメージは(ころころ)お(ころころ)……20点(一同笑)」

 

GM「胸に深く突き刺さり、最期に右へ左へダンスしたダークプリーストは死亡しました」

 

カーチス「すまんやっちまった」

 

ジルフィエル「まあ、暗黒魔法って喋ることさえできれば発動できてしまいますし。

 情報を聞き出すこともできなかったでしょうから仕方ありません」

 

GM「逮捕したとしても、石牢に突き落として餓死を待つか、自分達の手で斬るかだった

 でしょう、一晩眠るたびにフォースやウーンズがバシバシ飛んでくる犯人なんて」

 

ケイト「死刑執行人だって戦える人とは限らんしなー」

 

 

GM「デーモンを召喚していたダークプリーストは倒しました。身に着けているものを漁ると、

 青黒い不気味なメダリオンが出てきます」

 

ジルフィエル「ふむ、邪神のシンボルでしょうか」

 

GM「といったところで終了としましょう。次回はシェイラおばあちゃんにメダリオンの謎を

 聞いてオランに帰ります」

 

ラディマン「あ、シェイラさんも出るんすね(笑)」

 

ジルフィエル「SFCのカゾフのキャラ全員出たんじゃないかこれで(笑)」

 

GM「おつかれさまでした」

 

一同「おつかれさまでしたー」

 

 

ジルフィエル「帰りに、あの一本道の洞窟で海を見ながら食事にしませんか?」

 

ケイト「いいねー」

 

GM「ああ、でしたら今、食料を1食減らしておいてください。次回はもう帰ってきた所から始めます」

 

 

カーチス「こいつ、メダリオンって首にかけてたの?」

 

GM「かけてました」

 

カーチス「オレの矢の方が幸運の女神に愛されてたみてえだな……」

 

GM「メダリオンが矢をそらしてくれるような事は無かったと(笑)」

 

ラディマン「チャ・ザ居るんだから幸運の女神って表現はこの世界に無いんじゃ?」

 

カーチス「いいんだよオレが感じてるんだから! 女神の愛を!(一同笑)」

 

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