現代パロな多重クロス世界だと思ったらゴジュウジャーな仮面ライダーの世界でもあった件 作:名無しのモンスター
「本当に美化委員をやっているんだ……」
「もしかしてだけど、俺が嫌々入れられた委員会だからサボるかもと思ってる?」
「いやいやいや、さすがにそんな事は考えてないって」
「ってか、お前はなんで美化委員じゃないのに掃除してるの?」
「何って、手伝いに来たからに決まってるだろ」
善逸と彼のオリジンディスクである雷虎から、オリジンディスクの事を聞いてから、俺は時々いつもより早く起きては善逸の美化委員の仕事を手伝ってあげる事にしている。
何故って? 善逸がこの広い学園で、美化委員の仕事として学園内を掃除する事が、滅茶苦茶大変そうだと思ったからだよ。敷地内もマンモス校だから、少人数で学園内を掃除するのは結構時間がかかるでしょ絶対。
……そういや、善逸の他に美化委員に入っている奴って、一体誰がいるんだ? 当たり前だけど、アニメに出ている学園の委員って風紀委員が多い印象だからなのか、美化委員が誰なのかとかはどのアニメでも掘り下げられてないからなァ……
いや、今考えるよりも善逸本人に聞けばえぇやん。
「他の美化委員は誰がいるんだ? それと今どこにいるんだ?」
「ん? あぁ……俺の知っている限りは、兄弟愛が炭治郎に負けない程強いエドワード・エルリックに、なんか将来はギャングスターになってギャングのせいで腐りきっている街を救いたいとかいう夢を持っているジョルノ・ジョバーナ先輩がいるな。彼等ならちゃんと別の箇所を掃除してるよ」
「外国人か外国人の名前の奴しかいねェ……」
「あくまで俺の知っている限りだから、他にもいると思うけど」
というかよく考えてみたら、善逸が取り上げられた奴が、というか善逸も含めて全員が金髪じゃねェか。金髪だらけって事は、もしこの学園に『きんいろモザイク』の大宮 忍がいたら、絶対彼女はハイテンションになるじゃねェか。
……エドワードことエドの弟の、アルフォンスことアルは、さすがにこの世界では鎧の体になってないよな? なっていたら色々と大問題だってマジで。
さらによく考えてみたら、ジョルノ……先輩は本家みたいな夢を持っているみたいって事は、ジョルノ先輩もデセオ・ウォーズの参加者になっていそうだな。
だって将来の夢のスケールがデッカいんだぞ? 普通だとなれないような夢だぞ? それを目指す事になるって事は、絶対デセオ・ウォーズ関連の何かが関わってきて、それでジョル先輩ノが……
いや、決めつけは良くないな。そんなにスケールのデカい夢を持っていない奴も参加しているんだし、叶えたい願いのスケールがデカい奴でも、自分の努力で叶えるのが基本的に常識なんだし。逆にデセオ・ウォーズがある方が非常識なんだよ。
ま、非常識だとかほざいている俺も、そのデセオ・ウォーズに参加しているんだけどな。しかもまだ叶えたい夢もないというのにね。でも主役ライダーみたいに平和のために闘う事を目指してはいるけどな。主役ライダーになったつもりじゃないけど。
「にしても、お前もよく美化委員の仕事をやっていけてるな。休んでいた時に押し付けられたんだろ? 学級委員とか風紀委員とかよりはマシかとは思うけど、こんな広い学園内を掃除するのはめっちゃ大変だろ?」
「まぁ確かに大変だけどさ……むっ⁉︎」
「うわっどうした急に」
突然真顔になったため、この後すぐに『尋常じゃない聴覚かオリジンディスクの反応で敵のレガシーライダーが来た事を察したのか』と思い、思わず警戒しながら善逸の視線の先を見据えた。
が、その予想は大きく外れた。というか、この時間帯と善逸の性格・人物像的に、外れない方がおかしい事を勘づくべきだったと後悔する事になってしまった。
視線の先にいたのは、2人の男女。男子が女子を担いでおり、女性の方は眠たそうに横向きのフランスパンを咥えている。
男子は、髪や瞳に赤みがかっており、左額に大きく目立つ赤い痣を持っていた。両耳には旭日の模様があしらわれた花札のような耳飾りを付けていた。
女子は、長い髪の数ヶ所を部分的に結び額を出し、先述の通りフランスパンを咥えている。そして朝に弱いせいか眠っている感じになっており、これも先述通り男子によって担がれている。
「禰豆子ちゃ〜んおはよ〜う♡ それと炭治郎もおはよう」
「おい声のトーンの差。あっおはようございます」
「おはようございます‼︎ それと善逸もおはよう‼︎ 悪いけど、今日も禰豆子を中学校まで運ばないといけないから、また後でな‼︎」
「おう、禰豆子ちゃんをしっかり運んでっていけよー‼︎ 禰豆子ちゃんもまたね〜♡」
「む〜……」
『鬼滅の刃』の主人公・竈門 炭治郎と、そのヒロインで炭治郎の妹・竈門 禰豆子。
善逸は炭治郎の親友の1人であり、禰豆子の事が大好きなのだ。だけど炭治郎と禰豆子で対応の差があるのはどうかと思う……お前それでも炭治郎の親友か?
「大好きな人が目の前にいると、隠す隠さないに関係なく感情が昂るものだから、これは仕方ない事だと思う」
「いや炭治郎への対応が冷たいってのも……いや人の心読むな。また異常な聴覚で人の心を読んだんか?」
「ただそっちがしてきそうな質問に、先んじて答えただけだけど?」
「合ってるからそれはそれでムカつく……」
というか開き直るな。禰豆子への愛情に対して開き直るな。いくらなんでも恋愛感情云々関係なく、好きな人の目の前でもそれなりの配慮とか我慢とかあっただろ。
「というか話変わるけど、炭治郎はここの寮暮らしじゃないんだな。やっぱり禰豆子とかの実家の問題か? 彼女、中学生みたいだし」
「炭治郎の事か? うん、あいつ実家はパン屋なんだよ。俺も帰りによく行ってる」
あぁ……やっぱり『鬼滅の刃』の世界のキャラは、通っている高校が違うってだけで、この現パロの世界でも『キメツ学園』とほぼ同じ設定になっているのか。どおりで禰豆子がパンを咥えているわけだ。
にしても、炭治郎が作るパンか……一体どんなに美味いんだろうな? 気になる。また今度みんなで行ってみるか?
「ところで、話は変わるんだが……お前のオリジンディスク、確か名前は雷虎だったよな?」
「ん? あぁそうだけど?」
「そいつが俺やひとりが持っているオリジンディスクと同じだったら、せめてこの学園にいるレガシーディスク持ちを、ディスクの探知機能で調べれたりできなかったか? まぁ変身中じゃないとその機能は働かないってのは分かっているけど、絶対もっと早く、何処かでオリジンディスク所持者以外も見つけられただろ?」
「あっ。あぁ……」
優一や斑鳩、シャロットや飛鳥だけじゃない。勇樹先輩だって、入華先輩だって、雪泉先輩だって……レガシーディスク所持者は学園内に思ったよりもたくさんいたんだ。
だったらもっと早く、そういった奴らを学園内で見つけられたはずだ。なのに俺があの場にいた時、誰も善逸というか雷虎と出会ったって話をしなかったから、怪しく感じてな……
「その事なんだけど、雷虎がその機能を手に入れられたのは、1ヶ月と半月前なんだよ。つまり使ってから5ヶ月程は掛かっていたって事。しかも闘うタイミングどころか、変身するタイミングすらも限られているんだ。そう簡単にポンポンとディスク持ちを見つけられたら苦労はしてないっての」
「そっそうか……すまん、お前にとっては当たり前かなみたいな事を聞いてきて」
「いや、別に浩司は悪くないでしょ」
それはそうだけど。でもオリジンディスクの事は無知無知の無知なんだから、変な事を言って『お前は何も分かってない』みたいな事を思わせるのもアレだし……
というか、探知機能を獲得したの、思ったよりも最近なんだな……しかも1ヶ月と半月前って事は、ディスクを手に入れてから4ヶ月半程で手に入れたって事?
そう考えると、晩成な感じのレガシーディスクの探知機能を手にした綺羅さんは……それよりも長い期間を経てやっと手に入れたって事か? あの人も大変だったんだな……
「まぁよく考えてみれば、この学園内で変身する機会なんて基本的にないから、誰がこの学園で持っているのかなんて分かるわけないか」
「そういう事。面倒だけど、地道にやるしかないって事」
やっぱりそうなるかー。まぁ何もかもが楽に上手くいくとは思ってはいなかったし、この後の事が有利になるとは思っていないからね。この際『仕方ないか』で済ませておくべきだな。
「ただ……」
「ん? ただ?」
「俺が思うに、これまでただの同級生という認識だった浩司達が、実はディスク所持者だったって事実が発覚したように、学園内のレガシーディスク所持者どころかオリジンディスク所持者は、意外と身近なところとか、ひょんな事から知った人達の中にいるんじゃないかとは思うんだよなぁ」
「あっ……」
ひ、否定できねェ……善逸がそう考えてデセオ・ウォーズに参加していたのだし、俺達も参加前からそうなるとは思ってなかったし、その可能性も全然否定できねェ……
「そうだな……例えば、こういう子とか」
そう言いながら善逸はスマホを動かしたかと思えば、目当ての画面が表示されたのか、それを俺に見せてきた。
そこに映っていたのは、水色のロングヘアーで眼鏡を掛けていた知性のありそうな女性。
水上 テック。高校3年の先輩。詳しくは不明だが、日本と外国人のハーフだ。
倫理観が無く冷たい人だけど、人を見る目が良いみたいなのか、彼女の発言から改善・解決へと繋げられたという人も結構いる。そのため賛否両論が強いとかどうとか……
しかも俺の知っているどの作品にも出てないキャラのため、知らない作品のキャラまたは転生者、それかただのモブの3択に分かれている2年生だ。
善逸が『意外と身近にディスク所持者がいるかも』との話題から、この人物の写真を見せてきたって事は、どうやら善逸はこの人がレガシーライダーである可能性を考えているようだ。
………………ん? 待てよ?
「えっちょっと待って。ホント待ってマジで。何? お前、同じ学園の人を盗撮していたのか? しかも先輩を? お前には好きな人がいるのに? 引くわァ……」
「違うわ‼︎ この人の事が好きだった先輩に何故か告白するためのコツとかを聞かされた時、頼んでもないのに送られたのをもらっただけだわ‼︎ どっちかというとその先輩が盗撮───」
「じゃあなんでお前はその写真を保存してんの?」
「………………………………」
おい黙って明後日の方向を見るな。せめてこっち見ろや。可愛いとか美しいとか思ったんか。可愛いとか美しいとか思ったから保存したんか。モテたい男の性ってか。……やっぱ引くわ。
「……で? なんでお前はその人が、レガシーディスクを持っている奴の1人だと思ったんだ?」
「えっ? あぁ……結論から言うと、『意外性』かな」
意外性?
「いやほらさ? この人はいかにも『闘いどころか体を動かすよりも頭を働かせる人』って印象が強いじゃん? けど、そういう系のキャラが、意外とデセオ・ウォーズに参加している可能性があると思うんだよね」
つまり、理系の人または理系っぽい人の多くが、デセオ・ウォーズに参加している可能性が高いって事か? 確かに盲点となりそうな人が参加してそうな気はしなくもないが……
「……言い方が悪かったらごめんだけど、そっちの彼女さんも、運動神経が運動部ほど良くないでしょ? だから、そういう人がデセオウォーズに参加しているって知った時は『意外だ』って思って……」
「それが闘いに足を引っ張らないようにと、本人の意思でトレーニングをしているから一応問題ないぞ。俺もそうしてる」
「あっそうなんだ……」
当たり前だけど、仮面ライダーに飽き足らず、ヒーローは闘うために結構動くからな。体力をつけておかないと、持久戦になった時がヤバくなる。だから俺達は基本として身につけているのさ、体力をな。
……よく考えてみれば、転生者云々関係なく、俺達みたいにトレーニングしているライダーもいるのかな? そういった奴らも仮面ライダーかどうか判断しておこうかな?
「まぁとにかくだ。誰が学園内にいるレガシーライダーなのかの判断をしたいのなら、まずは運動とかの身体を動かす系よりも得意そうなのがある奴から、もしかするとっていう堤で見ればいいって事か?」
「うん。俺のような尋常じゃないレベルの聴覚とかを持ってなくても、そうしていけばきっと当たっている時もあるよ」
なんか無自覚な嫌味に聞こえる気がするけど、気のせいだよな? 善逸も無自覚で言っただけで悪気はないんだよな? というか嫌味じゃないよな? ってか、ここまで反応するとか我ながらキモッ。
………………ん? ちょっと待って。
「勇樹先輩やその周りの仲間のライダー、全員が運動部に入っているんだよな? んで、優一も斑鳩も運動部に入っているし、シャロットもラグビー部に入っていると……そうなると、身近な運動部の友人とかにも目をつけた方が、他のレガシーライダーを見つけられる確率が高くなるんじゃね?」
「………………………………」
いや黙るなよ。罰の悪そうな顔するなよ。せめてこっち向けや。
♢
多重奏高大一貫学園──数多くの生徒が通う学園としては、存在しているのが珍しい空きの教室。移動授業でその教室の生徒達がいないからではない。元々空きとなっていたのだ。
ならば何故空きの教室が存在しているのかだが……学園長が、創立時の生徒数を大幅に間違えたからか、大工達に渡した設計図にミスがあったのか、そのどちらか……という噂があるとかないとか。
その教室に、1人の女子生徒が入室してきた。眼鏡を掛けた水色の髪の女子──水上 テックである。
彼女が何故この空きの教室へと入ってきたのか。それにはきちんとした理由がある。
「来たか。待っていたぞ」
「まさかこの私を呼び出したのが、貴方だったなんて思わなかったわ……
彼女の視線の先にいたのは、席の1つに足を組みながら座っていた1人の男子生徒だった。
紫のメッシュを入れた白銀の長髪に、縁無しの眼鏡でブルーライトを防いでもらっている碧眼を持つ、細身の美青年。
「……それで、こんなところに呼び出して一体何の用意かしら? もし目的が
テックは巍道を睨みそう口にしながら、胸ポケットから生徒手帳……とは別に入れていた、
お分かりいただけただろうか。善逸が浩司に語っていた、水上 テックがレガシーライダーである可能性。その予想が当たったのだ。長くデセオ・ウォーズを闘ってきた者の勘……というべきか。
巍道は彼女が持つレガシーディスクを見て、思わず目を細め鋭くするが、何を思ったのかハァッと溜息をつく。どうやら彼もレガシーライダーのようだが、『今は闘う気がない』と言っているようなのは気のせいだろうか。
「できるならばそうしたいところだ。初めて貴様と闘った時は、デシアゴーレムなどという不快で歪な輩が割り込んできた事で、気がつけば解散していたという形で有耶無耶になってしまったのだからな」
「だったら───」
テックの言葉を遮るように、意見を否定するように、巍道は首を横に振った。
「だが、話というのは
「……?」
ならば何のために自分を呼んだのか。テックがそう首を傾げていると、巍道は席の隣に置かれてあるバッグを取り出し、そこからとある物を取り出した。それは、黒と紫の配色となっている、ハンディカムタイプのデジタルビデオカメラであった。
それを見たテック、思わず顔を引き攣った。何故デジタルビデオカメラにしては本格的な物を所持しているのだろうか、と。
「ま、まさかそれで証拠となる映像を撮っていたの……? 何かを撮るのなら、もうちょっと安いものかスマホで良いでしょ……馬鹿なの?」
「証拠映像となれば、余計なものを入れられないようにし、より明確に伝えられるようにする必要がある。それができるようにするために、このカメラで撮影する事にしたのだ」
「そっそう……」
別に聞いているわけではないのだが……テックはそう思いながらも、問いかけながら巍道の話を続けて聞く事にした。
「……で、それが一体何だというの?」
「偶々見つけた場面ではあるが、あまりよろしくない事態が起きたようだ」
そう言いながら、巍道はカメラで撮影していたとある映像を映し出し、それをテックに見せてきた。
そこに映し出されていたのは……深緑色の蛙を彷彿とした弓矢使いの仮面ライダーと、水色の海豚をモチーフにした仮面ライダーの2人組が、青と橙色の配色となっている女性型ライダー──ジャンヌと、黄土色と焦げ茶の複雑な迷彩模様をしたライダー──ベイクを圧倒している場面だった。
その映像を見て、テックは何を思ったのか目を鋭くした。それも、深緑色の仮面ライダーと水色の仮面ライダーに対して、だ。
「これは……一方は仮面ライダージャンヌと仮面ライダーベイクなのは分かるけど、もう一方は知らないわね。どのシリーズでも見た事がない」
「……ほう? どうやら貴様も
「令和の仮面ライダーで、
「……それもそうだな。
テックと巍道。どうやらこの2人は転生者である。しかも仮面ライダーの知識は令和に放送された作品から得ているらしく、性格云々からして皆無というわけではないようだ。
多少の情報から知識を得たからこそ、深緑色の仮面ライダーと水色の仮面ライダーを警戒している。
「一方の仮面ライダー達は、私達の持っている仮面ライダーの知識内には存在していないどころか、私達がなれるレガシーライダーとは異なる相違点がある」
「相違点、ですって?」
「これを見ろ」
巍道がカメラの巻き戻し機能を使ったかと思えば、それが終わったのか改めてそこに映されている映像をテックに見せた。
そこに映っていたのは、黒髪にスーツ姿をした男性と、褐色肌にトゲトゲの金髪をツインテールにした三白眼の少女が向かい合っている映像である。
『レガシー・ベイク・ディスク!!』
『レガシー・ジャンヌ・ディスク!!』
『『セッティング・オーケー!! レガシーライダーバックル、アクティベート!!』』
その2人がレガシーディスクを起動させたかと思えば、両者の腰にレガシーライダーバックルが装填された。
そこで巍道が映像を一時停止したかと思えば、再生時間を動かしながら口を開いた。
「これがいつも私達が別の種類として使用している、レガシーディスクの内の2枚と、それらによって実体化したレガシーライダーバックルだ。そして、この2人の闘いに乱入しようとしている2人なのだが……」
次に再生されたのは、先程の2人──ジャンヌとベイクの変身者達とは向かい側にいる、様々な頭部にて跳ねている茶混じりの髪を持つ緑色のパーカーを着た男性と、腰まで届く深い紫色のロングヘアを赤いリボンでポニーテールで纏めたスタイル抜群の女性の姿。
すると2人も懐から、それぞれレガシーディスクを取り出した……が、彼等が持っているのとは、どれも色合いがかなり異なっていた。
本来のレガシーディスクは、白い色の星の模様と共に金色に縁取られた、中心に少し小さめの赤く丸いスイッチらしきものが出来ている、円盤型の物体である。
だが、男性のは銀色の星の模様と共に深緑色に縁取られ、スイッチは金色。女性のは星とスイッチの色は男性のと同じで、縁取っている部分は水色となっていた。
『
『
『セッティング・オーケー!! リープ
『セッティング・オーケー!! ネレイド
そしてそれぞれが起動した……のだが、『レガシー』の部分は『オリジン』と発音されていた。そのため、レガシーディスクとは性能も異なる可能性があるというわけだ。
それでもレガシーディスクと同じ様に、レガシーライダーバックルがそれぞれ展開された……が、やはりこの2人のバックルも、色合いどころかバックルの名前すら大きく異なっていたのだった。
それどころか、『バックル』という部分も『ドライバー』となっていたため、レガシーディスクとオリジンディスクのと比べて、名称の相違点も多いようだ。
レガシーライダーバックルは、銀色の装甲のような長方形をした鋼鉄の装置として、ベルトのように装着されるものだ。
だが、リープオリジンドライバーは銀色は深緑色となっており、ネレイドオリジンドライバーはその部分が水色となっていた。
「こ、これは……」
本来のレガシーディスクやレガシーライダーバックルとの、数々の相違点。
それはつまり、彼等がこれまでのレガシーライダー以上の、未知となる能力の数々を持っている可能性が浮上したという事と同じ。
そして……彼女達レガシーライダーにとって、これまで以上の驚異となり得る存在となった可能性が高まったという事だ。
カメラの電源が、ゆっくりと落とされる。
「これで分かっただろう? この2人の仮面ライダーは、前世での仮面ライダーシリーズには存在していないどころか、私達のようなレガシーライダーとは様々な部分が異なっている。しかもその2人が徒党らしきものを組んでいる。なら、彼等を野放しにして私達が争っている場合か? 違うのではないか?」
「……未知の驚異は、早めに処分するに限る。だから一時休戦して、お互い手を組む必要がある……貴方はそう言っているのね?」
「そういう事だ。そして貴様は、私が抵抗せずに共闘を申し込みやすい存在だ。だから一時的な協力を望みたいと思っている。お互いにとって、これは不利益では無かろう?」
「………………」
手を差し伸べ、一時的な同盟を申し込む巍道。
その手を取るべきか否か、それに一瞬悩むテックだったが、レガシーライダーとは異なる存在の仮面ライダーを野放しにしてはいけないという考えは、彼と同じである事は確か。
ならば、自分がこの後にすべき対応が何なのか……その答えは、既に出ていた。そして、差し伸べられていたその手を取る。
「いいわ。組みましょう、同盟。何ならお互いの厄介な存在を倒すまで、でもいいわよ?」
「……公利に基づくのなら、考えてやろう」
歪ながらも、ある意味真っ直ぐな転生者2人による同盟、ここに誕生。
編集中、何故か下書き保存した『禰豆子』の文字が、『禰』と『豆』の間で空白を勝手に作られるという問題が発生。なんで? しかも本来の『禰』の漢字が違うし。誰か解決法を教えてくれよ……
採用キャラを簡潔に紹介
巍道 因蛇羅(はっぴーでぃすとぴあ氏)
公利が為、合理と功利を重視する男
潔癖なまでに自他に厳しく、怠慢や軟弱を許さない
自身の思想を他人に当然の如く要求・強要する
他にも様々な身勝手な部分があり、本人はそれを悪行と自認しながらも辞さない様子
水上 テック(岸部元信氏)
どこか冷たい転生者
少々倫理観が欠けており、躊躇なく傷つく発言をしたりするが、本当はかなり心優しい
雷虎との共闘後の、次の次の闘いで、主人公陣営と闘わせてほしいライダーは?(文字数の問題で、誰のリクエストキャラかは伏せます)(投票数が多い程、2番目以降に多いライダーも登場させます)
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水上 テック ー クイズ(転生者)
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巍道 因陀羅 - ローグ(転生者)
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雲雀 恭弥 ー フォーゼ
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西条 拓也 - カブト
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時崎 狂三 - ???
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江ノ島 盾子 ー ワイズマン
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黒谷 ヤマメ - レンゲル
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汚い忍者 - ハッタリ
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ヴィルヘルム・エーレンブルグ - シグマ
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ヴラド・フリークス・スペンサー - デルタ
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真人 - ???
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美国 織莉子 - 555