現代パロな多重クロス世界だと思ったらゴジュウジャーな仮面ライダーの世界でもあった件 作:名無しのモンスター
「「「「変身」」」」
静かに宣言した4人のデセオ・ウォーズ参加者が、その姿をオリジンライダー、レガシーライダーのものへと変化させていく。
『トランス・オーケー!! 仮面ライダー雷虎!! レディ・ゴー!!』
『デセオ・ウォーズ、スタート!! レッツ・ファイト!!』
『トランス・オーケー!! 仮面ライダーアマゾンネオ!! レディ・ゴー!!』
『NE・O!!』
『トランス・オーケー!! 仮面ライダーナーゴ!! レディ・ゴー!!』
『Beat』
『Ready……Fight』
『トランス・オーケー!! 仮面ライダーファイズ!! レディ・ゴー!!』
『Complete.』
善逸が黒と橙色を基調とした虎の侍──仮面ライダー雷虎に変身した中、3人もそれぞれのライダーへと変身を果たす。
蓮の身体を纏うのは、生物の有機的な禍々しさと無機質な鉄の質感が歪に融合した、冷たい光沢を放つ青い甲冑。
胸部から肩にかけては赤く蠢く筋肉のような生体組織が覗き、まるで外骨格の隙間から命そのものが脈動しているかのような不気味さを醸し出していた。
顔面を覆うのは、吊り上がった鮮烈な黄色い双眸。鋭利なバイザーの奥で獲物を射貫くかのように光り、頬のラインは猛獣の牙を思わせる鋭角を描いていた。
頭部から背中へと伸びる背鰭のような突起、そして手足の鋭利なカッター状の刃は、立つ者すべてを裂き散らす凶器としての洗練を物語っている。
威圧感というよりは、生存本能に刻み込まれた恐怖を想起させているその戦士の名は、仮面ライダーアマゾンネオである。
言葉が変身した戦士は、漆黒のアンダースーツをベースに、鮮烈な青と蛍光ピンクのサイバーポップな配色が躍動する、音楽の熱量を宿した造形をしていた。
胸部から肩にかけてを覆う重厚な装甲は、大型のスピーカーやイコライザーを思わせるメカニカルなディテールで構築されている。その中心部や各パーツの隙間からは、まるでビートに合わせて波打つイコライザーのように、青く鋭い光のラインが走っていた。
頭部の猫耳状バイザーの下には、大ぶりで宝石のような透明感を持つ複眼が佇み、その周辺にはヘッドホンを装飾したかのような黄色と青のメカニカルなイヤーギアがセットされている。
手足の装甲にはポップなピンクの差し色が幾何学的に配置され、軽快かつ華やかなシルエットを描き出していた。
気品ある猫のしなやかさと、エレクトロニックな重低音を全身で奏でるようなダンサブルな洗練が、過剰なまでに融合したその戦士は、仮面ライダーナーゴ ビートフォームである。
織莉子がなったのは、ネクストファイズに似た姿の戦士。だがその姿は、後年に生み出されたネクストの洗練され過ぎた未来感とは異なり、無骨なまでに無駄のないインダストリアルな美しさを放っていた。
全身を覆うアンダースーツはマットな質感を残した漆黒。そこに走る赤い光のラインは、ネクストファイズのようにスマートフォンの画面を滑るグラフィックのごとき細身でスタイリッシュな面光線ではなく、太く、脈動する血管そのもののように荒々しく体に刻まれている。
胸部装甲もまた、ネクストの流体パーツで統合された滑らかな胸甲とは異なり、無骨なシルバーの金属パーツが力強く噛み合い、メカニックとしての重厚感を剥き出しにしていた。
頭部において最も違いを物語るのは、真円の黄色い巨大な複眼だ。
ネクストファイズのバイザーが、デジタルデバイスのように複雑で鋭利な三日月状の赤と黄色のレイヤーを見せるのに対し、この原点のファイズはどこまでもシンプルかつ圧倒的な存在感を持つ2つの円環。
その丸い巨大な眼球の真ん中を1本の赤い光ラインが縦断する造形は、電子機器の最新鋭というよりは、暗闇に浮かび上がる怪異のような冷徹な威圧感を宿している。
極限まで洗練されスマートになった未来の姿と比べ、どこか兵器としての無骨さと、黎明期の機械が持つ生命的な生々しさを残したフォルムの戦士の名は、仮面ライダーファイズ。
稲妻の速さを誇る雷の虎の侍と、捕食本能に抗う獣の
互いの隠れた狂気を見せつけながら、今、ぶつかり合う。
「……ところでだが、アンタは女性の相手をして大丈夫か───あっ」『雷虎ノ日輪!!抜刀!!』
蓮ことアマゾンネオが善逸こと雷虎に、女性との闘いどころか女性への免疫は問題ないのかと問いかけようとするも、それよりも先に雷虎が動き出す。
電光石火のような速さでファイズとの間合いを詰めながら、呼び出した雷虎ノ日輪を抜刀形態にしながら振るう。それはファイズが取り出したファイズエッジによって阻まれるが、先手としては十分だった。
そしてこの時、ファイズを見据えていた雷虎は……仮面越しに、彼女を鋭く睨みつけていた。
「随分と私に怒りの矛先を向けてくるわね……ディスクを奪うために、貴方をハニートラップで弄んでいた隣の彼女の事はいいのかしら?」
「騙す騙される場面なら、何度も遭遇したから割り切れている。けど、そうしてきた奴以上に、死角から変身前のライダーを暗殺しようとした奴が許せない。たとえ女の子でも、さすがに激おこだよ? 俺は」
雷虎ノ日輪を握る力を強め、その力を持ってして振るい、ファイズエッジの刃を弾く。そしてガラ空きとなった腹部の装甲に太刀を入れ、その装甲から火花を散らさせる。
「ガッ⁉︎ ッ、やってくれるわね……‼︎」
すかさず三度振るってきた雷虎ノ日輪を、ファイズは後退しながら回避。続けざまに雷虎ノ日輪が連続で振るわれるが、当たる寸前のところで後退しながら回避したり、ファイズエッジを振るって弾いたりして防いでいく。
だがそんな中、ファイズはとある違和感に気づく。
「(これは……この男の攻撃に、
雷虎の剣を振るうスピードが、徐々に速くなってきているのだ。
電光石火の如く、落雷する雷の如く、振るわれる太刀は戦況に適応されていく毎に速くなっていく。それが雷虎に秘めた能力の1つなのだ。
早い成長スピードによって、闘いの中で学習していく……とは正にこの事だろうか。雷虎の剣捌きは速度を増していき、やがてファイズの装甲に刃を連続で当てていった。
「キャアッ⁉︎ アガッ、クッ、ウァッ……‼︎」
どうにかして対処しようにも、速さを増していく雷虎の太刀に押されていくファイズ。このままいけば、必殺技らしきものの発動もなしに、ファイズはやられる事だろう。
このままいけば、だが。
『Beat Axe』
「これ以上はダメです」
追撃を行う雷虎に対し、ナーゴが何かを振るいその刃となる箇所で雷虎ノ日輪の刃を受け止め、鈍い金属音と共に火花が飛び散った。
鮮やかな青とマゼンタピンクのツートンカラーで、黒地のネック部分と鮮やかな蛍光色が対比された、変形型のフライングVギターのような鋭い角を持つ斧。それがビートフォームのナーゴが使う武器──ビートアックスだ。
斧の刃となっている、ボディの下側に伸びるピンク色のパーツの重さに押されたのか、雷虎は雷虎ノ日輪が弾かれたのと同時に後退し、構えながらナーゴを睨む。
前を向き直した時には、ナーゴはファイズを庇うように立っており、ビートアックスを本物のギターを持つようにし、ギターモードに変えて抱えていた。
「……単に同盟を組んだとは思えないな」
「彼女は私の願いや意思に応えてくれた有志なんです。そして私も、彼女の願いに賛同した。有志を倒されたら、お互いが困りますからね」
一瞬だけ、雷虎ノ日輪が微かに揺れた。ナーゴとファイズが有志として手を組んだ。それも、双方の願いを聞き、賛同した事によるものだと。
もしや彼女達の願いは共通のものでは? それで手を組む事に互いの利益があると思ったのだろうか? 様々な疑問が浮かんできたのか、雷虎は思わず問いかけた。
「……ちなみに聞くけど、アンタらの願いって何?」
「喪ってしまった恋人を生き返らせる。それ以外ありません」
「私は自分が生きる意味を知りたい。それを理解できれば、それでいい」
「……似た願いを持っているわけじゃなさそうだ。組みたいと思った理由を深掘りしたかったんだけど……な‼︎」
雷虎が大地を蹴れば、一瞬で2人との間合いを詰めていた。同時に雷虎ノ日輪を振るっていたが、それはビートアックスの弦に見える部分によって防がれた。
『Burst Mode.』
そこにナーゴの背後から、ファイズが黎明期の携帯電話を模した拳銃から、赤いエネルギーの弾丸を3発同時に発砲。雷虎はそれらを後退しながら回避する。
そして、これによって話す余裕が生まれたのか、ナーゴがまた喋りだす。
「……話によれば、織莉子ちゃんも大切な人を喪ったそうです。それ以来、彼女は『自分自身を見てもらえない』という孤独感を抱いて……」
「言葉も恋人を喪った事で、彼女自身の在り方を見失っているの。これらに、喪った人が誰なのか以外の違いがあるとでもいうのかしら?」
また雷虎ノ日輪が微かに揺れる。2人が共闘するに至る、双方の願いの共感と共通点。それが何なのかを理解するも、手段の取り方からすれば、理解したくはなかった……そんな自分自身の嫌味に対する震えだ。
「……自分自身を取り戻すという、もう1つの目的もあっての願い……つまり、どちらも喪った何かを取り戻すための願いって事か」
「そういう事です」「そういう事よ」
同時に肯定するナーゴとファイズ。
するとナーゴがビートアックスの、弦を模した黒いモールドが走っている、ギターのネックにあたる部分に触れる。そしてその根本付近にある、青やピンクのカラフルなボタン──エレメンタドラムを1回押した。
『Rock Fire』
ノリノリなロックンロールの音楽が鳴ったのに合わせ、再び斧のように持ち、アックスモードに変える。そして走り出しながら雷虎に向かって横薙ぎに振るえば、刃に燃え盛る炎が宿る。
危機を察知した雷虎が雷虎ノ日輪に稲妻を宿し、逆さ持ちにしながらその炎の刃を受け止める。稲妻と炎が相反してぶつかり合い、一瞬の爆風を巻き起こした。
鍔迫り合いが起こる中、ナーゴは再びボタンを押す。今度は3回連続でだ。
『Funk Blizzard』
ファンキーで軽快なサウンドが鳴ったのと同時に、先程まで炎を宿していた刃が、今度は冷気に包まれる。それに合わせてか、雷虎ノ日輪がかなりの速度で凍りつき始めていた。
「ッ⁉︎ ヤバッ───」
雷虎は思わず3度目の後退を図るが、その凍結は持ち手のところにまで迫ってきていた。このままいけば、少なくとも雷虎の両手は氷漬けになってしまう。
このままいけば、だが。忘れてないだろうか。これは2vs2のツーマンセルである事を。
「させるか‼︎」
「キャアッ⁉︎」
硬直する2人の間に割って入り、刃並みの手刀でナーゴの右腕の装甲に火花を散らさせる者が。アマゾンネオだ。
彼の野生じみた手刀が、装甲を通して右腕から中心に響いたのか、ナーゴは思わず後ろに引き退がった。それによってか、雷虎ノ日輪を凍らせていた氷結は一瞬にして砕かれた。
「ご、ごめん。また助かった……」
「気にするな。あんなのを見たら、誰でも放っておけないはずだ」
『BLADE LOADING』
右腕の装甲から溢れ出た暗灰色の特殊合金と赤い細胞組織が、一気に前方に向け延伸した。
噛み合う金属の軋みとともに形成されたのは、鈍い鈍色を放つ重厚かつ鋭利な大剣だ。直線的で無骨な刀身の側面には、流れる高エネルギーを思わせる禍々しい赤のラインが這い、刃先にかけては1
腕部と完全に一体化したその刃──アマゾンネオブレードは、まるで肉体から直接生えた凶器そのものの圧倒的な質量感を漂わせていた。
「善逸……あの猫のレガシーライダーは俺がやる。お前はもう1人の方を相手するんだ」
「藤井……?」
突然、アマゾンネオがナーゴの相手をすると宣言したため、雷虎は何故だと言わんばかりに戸惑いを見せる。そんな中、アマゾンネオはアマゾンネオブレードの剣先をナーゴに向けながら、双眸を鋭く光らせる。
「彼女の相手は、俺がしないといけなくなった。彼女が叶えたいという願いを聞いた事で尚更……な」
「………………そっか。分かった、そいつの相手は任せた」
雷虎がアマゾンネオの意見を聞いた事によってか、一度退がってからファイズの方を見据え、改めて雷虎ノ日輪を構えた。そして駆け出しナーゴを素通りし、雷虎ノ日輪を振るってファイズが持つファイズエッジとぶつかり合った。
そんな彼をよそに、アマゾンネオはナーゴを睨みつけたまま、所謂霞の構えをしながらアマゾンネオブレードを構え直した。
そんな彼を、ナーゴは突然冷笑する。
「笑えてきますね。貴方達の行動は、まるで偽善者同士の傷の舐め合いに見えます」
「何?」
「お聞きします。貴方の願いは何ですか? そして、彼が叶えたい願いが何なのか分かりますか?」
それは一体どういう意味だ。何故急にそんな事を聞く。そういった考えがアマゾンネオの頭の中に過ってくるが、彼女達の願いを聞いた事もあってか、正直に質問に答え始める。
「……俺の願いは、『
「そうですか……でしたら尚更分かりませんね」
「……どういう事だ」
アマゾンネオの、仮面越しでナーゴを睨んでいた目がさらに鋭くなる。自分だけで、雷虎の願いまでも……否、それどころか自分達そのものを否定されたようで、怒りの導火線をなぞられた気分になったようだ。
「叶えたい願いが似たようなものではないという事は、協力し合うメリットがないと思えるからです。善逸君の願いは、貴方が守りたいという日常が変わるかのような願いじゃないですか」
「……だからなんだというんだ」
睨まれ続けても尚、ナーゴの発言は止まらない。
「叶えられる願いを賭けた闘いというものは、いかなる手を使おうとも叶えたくなるもの。だけど、自身と似た願いを持っている者がいるというのなら、参加者が自分達だけになるまで協力し合うのが効率的にもいいもの。互いを利用し合い、お互いが叶えたい願いへと近づきますからね。私達は喪った命を取り戻すという願いを持っているのですから、手を組んでもメリットがデメリットよりも多いわけがない」
「………………」
淡々と、まるで2人が共闘している事を否定するような発言を続けるナーゴ。だがアマゾンネオは睨むだけで、否定の意見を出そうとしていなかった。
彼女の意見もごもっともだ。多くのレガシーディスクを手に入れれば、最悪でも最後の1人となれば、どんな願いだろうと1つだけ叶えてもらえるのだ。
そんな闘いの中で、効率的ではないと思われる行動は、本気で願いを叶えたい者達からすればよろしく思われるはずがない。だからこそ、アマゾンネオは思ったのだろう。彼女の言い分を完全に否定するのはどうなのだろうか……と。
しかし。
「ですが、貴方達の方はどうなのですか? 貴方はただの日常を守りたいだけ。対して善逸君は自分の日常を変えたいと思っている。それって、この闘い以降で協力し合っても、途中から願いの違いからの衝突で互いに自滅するのがオチになるだけでは? でしたら、願いの種類が異なる者同士で協力しても良い事なんて───」
さすがに我慢の限界だったのだろう。
ナーゴが気づいた時には、アマゾンネオは既に間合いを詰めアマゾンネオブレードを振るってきていたため、間一髪ビートアックスでそれを防ぎ鍔迫り合いとなっていた。
「願いが似ているから……という理由だけが、手を組む理由になると思うか?」
「ッ……⁉︎」
『CRAW LOADING』
ブレードを持っていた左手を離したかと思えば、その手首の甲に備わる装甲が隆起し、内部の機構がギチギチと音を立てて展開された。
皮膚を押し破るようにして突き出したのは、曲線を描く3本の巨大な爪だ。特殊合金の黒と、生体組織の赤が混ざり合った爪身は、猛禽類の鉤爪のように鋭く前方に歪曲している。
先端は光を鋭く反射させるほど薄く研ぎ澄まされ、指先の動きと完全に連動しながら、その爪──アマゾンネオクローは、あらゆるものを引き裂く準備を整えて微かに震えていた。
「なっ……ウァッ⁉︎」
そのクローが装甲を削ぐように振り下ろされ、ナーゴの装甲に激しい火花を発生させる。その衝撃を、装甲を貫通されたかのように強く受けたのか、ナーゴは思わず後退りする。
鍔迫り合いから解放されたアマゾンネオブレードを軽く下ろし、アマゾンネオは言葉を繋げる。
「この闘いは、あまりにも醜いと俺は思う。人の悪いところ、裏の顔が次々と出て、それらは周りにも被害を及ばせる……そんな結果的に誰も喜ばない闘い、俺達は望んでいない。だからそうならない道を探すために、俺達は大勢で協力し合っているんだ。皆が皆、それぞれ叶えたい願いを持っていて、それらが異なっていたとしても……な」
向かい合うナーゴは仮面越し眉根を寄せ、吐き捨てるような沈黙を保たせる。
一見すれば甘い青臭さとも取れるその言葉。だが、数々の裏切りと惨劇を目の当たりにしてきたような発言をしながらも、折れずに紡ぎ出されたかのようなその響きには、どんな苛烈な脅迫よりも重い拒絶の意志が込められていた。
言葉の端々に滲む諦念と、それを上回る圧倒的な善性。その青臭くも強固なエゴを前に、場を支配していた重苦しい緊張感が、じわじわと形を変えていっていた。
「それとだが……たとえ協力関係を結べなかったとしても、俺はお前達と闘う事に変わりない」
「……それは何故ですか?」
周囲に漂う死線と荒い息遣いの中で、アマゾンネオの佇まいだけがどこか異様なほど静まり返っている。
問いかけてきたナーゴの瞳を射抜くように見つめ返すと、その口から淡々とした、けれど重く冷たい言葉が紡ぎ出された。
「失ったものは本来、失ったままに終わり、新しい何かへと繋げ、新しいいつもとなるものの始まりへとなっていくものだ。なのに……その失ったものを復活させてしまったり、蘇らせてしまったら、そこにあるのは『本来失ったままにしなくちゃならないはずの、無価値な何か』だけだ」
「なっ……⁉︎」
喉の奥で息を詰まらせたナーゴは、言葉を失って絶句した。その言葉は、まるで鋭い針のように敵が最も触れられたくなかった歪みに深く刺さっていた。
アマゾンネオの言葉に一切の迷いはなく、仮面越しにあるその目はただ冷ややかに眼前にある『歪み』を見据えている。動揺で一瞬隙が生じたナーゴの足元へと視線を落とし、アマゾンネオは追い詰めるように静かに問いを重ねた。
「仮に蘇らせたとして、中身まで本人そのものだという確信はあるか?」
ナーゴのビートアックスを持っている手が、ワナワナと震え始めていた。核心を突かれても尚、彼女自身の願いに対する想いを無下にされた事が、どうしても納得できないようだ。
重い空気にのしかかられながらも、ナーゴは仮面越しの口を重くゆっくりと開いた。
「………………………………私の願いは」
「ん……?」
『Metal Thunder』
ヘビメタな重厚感の溢れる音楽と共に、ビートアックスに電撃が纏われる。そのビートアックスを豪快に振えば、アマゾンネオが咄嗟に盾代わりにしたアマゾンネオブレードをあっさりと押し飛ばした。
そして、一気に何もかもが爆発したかのように、流暢かつ怒り混じりな言葉を紡いできた。
「私の願いは‼︎ 私なりの彼への贖罪のため‼︎ 彼自身が抱えている無念や罪・自身の不甲斐なさを赦すため‼︎ そして、彼の不甲斐なさを変え、私への真な想いを向けれるようにするためなんです‼︎」
ナーゴの悲痛な叫びに合わせてか、ビートアックスが纏っている電撃が激しく漏電し始めた。
「彼の……誠君のためならば‼︎ 私はどんな罪でも背負ってみせる‼︎」
狂気じみた悲しき叫びが響く中、ナーゴは大地を蹴り、アマゾンネオとの間合いを一気に詰めながらビートアックスを力強く振るった。
採用キャラを簡潔に紹介
桂
出典作品:School Days
変身ライダー:ナーゴ
温室育ちのお嬢様
端正な顔立ちに加えて思わず目を疑う様な抜群のプロポーションという人目を引く容姿
常におっとりした物腰で丁寧語を用いる
内気で引っ込み思案な性格であり、男性恐怖症でもある
居合の経験者であり、その腕前は笹の葉から滴る水滴を両断する程
願いは『喪ってしまった恋人を蘇らせる』事
愛する恋人を蘇らせる為であれば、謀略やハニートラップも含めて如何なる手段も辞さない
藤井 蓮(はっぴーでぃすとぴあ氏)
出典作品:Dies irae
変身ライダー:アマゾンネオ
愛称は『練炭(れんたん)』
創作に多く見受けられる『何処にでもいる普通の高校生』
社交性に欠ける人付き合いが苦手な一匹狼
争いや面倒事を嫌っており、何の変哲もない平凡な日常を何よりも愛している
自身が女っぽく見えることにコンプレックスを抱いており、それに触れられるとすぐに不機嫌になる
「失ったものはもう二度と戻らない」「失って戻ってくるものに価値はない」など独特の価値観を持ち、「だからこそ今あるものを大切にするべき」として、非常に仲間思い
織莉子は訳あってもうちょっと後で紹介する事にします。ネタバレ回避のためっす……
なんだかこの小説の執筆のモチベが下がってきている気がするので、AI生成の部分ありの読書参加型の複数転生者モノも亀更新で並行してみたいのですが、よろしいでしょうか?
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ポケモンSVのガワだけ別作品のならいいよ
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遊戯王DMの憑依転生モノならいいよ
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ドラゴンボールの憑依転生モノならいいよ
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ダメー‼︎