緑谷出久は安寧を求める   作:日鷹

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お試し投稿第一回

安寧者の常世くそつよ


第一話 安寧を求める時

安寧を求める時、鐘は鳴る、、、

 

作物の実る片田舎に現れた賊たちは畑を踏み荒らし

次々と民たちを手にかけた

一人の娘が救いを求めて村はずれの林に入り

武器を掲げる守り神、その像に祈った

やがて村中は赤く染まり、静寂が訪れた

血に塗れ立ち尽くす娘の手には

英雄の武器が握られていた、、、

 


 

 

 

 

 

緑谷出久は目が覚める、夢を見ていた気がする、、、

体を起こしぼやけた視界、体を起こすことの煩わしさを感じながらそれでも起き上がる

時間を確認する、まだ余裕のある時間だ、、、

 

だがベットから抜け出し着替えを澄まして朝食を食べる必要がある

まだぼんやりしているのか夢を見ているのような気分だ

思い返そうとして頭を巡らし声が出る

 

 

()()()

 

 

 

 

 


 

 

今日は変な夢を見た、砂漠を歩いていたそんな夢今まで見たことがあっただろうか

夢を記録したことはないからわからない、もしかしたら見たことがあるかもしれない

歩いて学校から帰る道中にそんなことを考える

現実から目を避けるように今日見た夢を思い出す

 

はぁ~

 

溜息が出る、今日の学校での出来事のせいだ

幼馴染に爆破されたノートを見る

自分の夢を真っ向から否定される、もう慣れた気もする、それでも暗い気持ちになって胸が痛くなる

 

ヒーローになれない、無個性の自分には

 


 

ごぼごぼ

 

視界が揺れる

体が重い

息ができない

突然の出来事にパニックになる

それでも理解できた、ヴィランに襲われている

 

苦しい、、、苦しい、、、

なんで、、、、こんなことに、、、、、

 

カアァン

 

砂漠が映る、死にかけの自分が見る幻覚だろうか

顔全体をどろどろとした液体に包まれた自分がそんなものを見るはずはない

コーラスともに鐘の音が聞こえた、幻聴まで自分は死ぬんだろう

 

 

 

 

 

 

 

 


 

hey!hey!Hey!そろそろ起きてくれるかい?」

 

「ぶは!、げほ、げほ」

 

「お!起きたね、よかったよかった、大丈夫!私が来た!」

 

苦しい吐き気がする空気がうまく吸えない、、、

それでも理解した自分は助けられた、そして目の間にあこがれの人がいる!

 

お、お、おぉ、オールマイトぉ!!!

 

「いやぁーよかったよかった、君はヘドロのヴィランに捕まっていたんだよ、けどもう大丈夫!私が!ヘドロヴィランを吹き飛ばして捕まえたからね!」

 

「あ、ありがとうございます!!! こ、ここ、これにサインを!!!ってしてあるーーー!!!

 

「HA--HA,HA,HA!、元気でよかった、それじゃ、これからも応援よろしくーーーーー!」

 

「あ、ま、待って!

 

ㇲヵ

 

伸ばした手が届かず揺れ動く

それでも伸ばし自然と体が動く、自らの足で地面を蹴る

 

ガシィ

 

今度は手が届きしがみつく

そして、、、

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

混乱した頭で考える、ついさっきあったことが受け入れきれない

現実を突きつけられたことはもちろんのことながら

あこがれの人の秘密

目にこびりついた現実は脳裏に刻まれ、夢も現実もあいまいにさせる

 

ドカン!!!

 

爆発音で現実に引き戻される

ヒーローが戦っている、現場に駆け付ける野次馬の波にのまれる

だれが戦っているのか、どんなヴィランなのか

そしてこんなことをしている意味があるのか

今まで考えないようにしてきたことが自然と出てくる

 

それでも観察する多くのヒーローが火事と爆発でヴィランに近づけずにいた

その先で、、、

 

幼馴染がいた

 

(っ!助けなきゃ!

 

「やめろ!」「とまれぇ!」「自殺志願者かよ!」

 

 

 

引き留める声は耳に届いていた

それでも体は止まらなかった

違和感がある、こんなにも自分は機敏だっただろうか?

 


 

家に着く、疲れた

疲労感、倦怠感、体が限界だと悲鳴が上がる

それでも部屋にもどってベットに倒れ伏すだけの力はあった、、、

 

 

 

 

熱い、あつい、、、

 

体が燃えるようだ

無茶をしたからだろうか?

ちがう?しがみついたけどそんなに疲れるようなことじゃない

飛び出したけど結局なにもできなかった、なにもされなかった、"攻撃も自然とよけられた?"

わからない、あつい、あつい、迷惑をかけて、心配させて、なにもできなかった

わたしはしぬのかな?

 

わたし?

 


 

目が覚める

自然と眠る前のことを思い返す

オールマイトに迷惑をかけた、友達を助けようとした、今思い返せば襲っていたのはヘドロヴィランでしがみついた自分のせいだ

それに助けに行って結局助けられた

説教された、、、けど体調がすぐれなさそうといわれて心配をかけてしまった、大丈夫と言って帰ろうとした

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幼馴染もあまりの様子にいつものように怒鳴らなかった

 

思い返して恥ずかしくなる

 

ごはんも食べてない、おなかすいた

食べに行こう、、、

 

「おはよう、、母さん」

 

あれ?声高い?

 

「わぁ!ど、どなた?」

 

 

「え?」

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女の子に、、、なってしまった、、、、

髪が伸びて、胸が大きくなっている、全身がやわらかい、けど太っているわけではない

筋肉は男の時からあまりなかったけど、筋肉が脂肪になったみたいだ

 

 

あそこもなくなっていた

顔も女性的になった、太る前のお母さんみたいだ

 

 

 

どうして、こうなった?




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