IS<インフィニット・ストラトス> ~明日への翼~ 作:ラプラス0912
それではみんなで、ドライブイグニッション!!
昭人『んっ…朝か。』
水嶋昭人の朝は早い。
時間にして4時30分。まだ窓の外は薄暗く、物音ひとつ立っていない。
昭人は早速ジャージに着替え、部屋を出て行った。
昭人『ハァ…ハァっ…。』
毎朝の日課であるランニング。これは昭人が部隊にいた頃から続けているものだ。
毎朝5~8kmは軽く走っている。
昭人『ふぅ、こんなものか。』
しばらく走り、再びスタート地点の校舎入口まで戻ってきた昭人は、深呼吸をして辺りを見渡した。
昭人『それにしても…平和だな。』
つい二年前までは暗殺部隊で常に死と隣り合わせの生活をしてきた昭人。そんな昭人にとって、IS学園での生活は何よりも平和に感じるのだ。
互いが争うこともなく、流れる時間を自由気ままに笑顔で生きられる。当時は昭人が喉から手が出るほど欲していた物だ。
???『おい、水嶋。』
昭人『ん?』
不意にかけられた言葉に振り向く昭人。そこには…
昭人『織斑先生でしたか。』
千冬『あぁ、朝早くから感心するぞ。一夏にも見習ってもらいたいものだな。』
そう、出勤前の鬼教官こと千冬さんがいました。千冬は朝からランニングをしている昭人を褒めるように言った。
昭人『機会があったら誘っておきましょうか…?』
千冬『ほぅ、それは助かる。私は昔からなかなか家に帰れなくてな…。家のことは一夏に丸投げ状態だったんだ。そのせいで部活や友人との時間を作ってやれなかった。』
千冬は少々俯きながら言う。
昭人『そうでしたか。正直そういった事はよく分かりませんが、ここには俺とあいつの二人しか男がいないので、仲良くさせてもらいますよ。』
ずっと自身の生存のために一人で生きてきた昭人には、織斑家のような事情は理解し難い。一人でいても生活に支障は出ない。
しかし、束からの指示により一夏を護衛しなければならない。そして、今までとは全く異なる環境であるが故に協力者のような人材はいずれ必要となるはず。そう考えた昭人は、護衛などに関わらず一夏と接触するつもりでいた。
千冬『感謝する。さて、そろそろ戻れ。朝食の時間に遅れるぞ?』
昭人『そうでしたね。それでは、またホームルームで…。』
千冬『あぁ、遅れるなよ?』
千冬からの軽い忠告に対し、昭人は軽く手を振りながらその場を去っていく。
千冬はその去っていく昭人の背中を、口元を若干緩ませた表情で見送ったのだった。
昭人『…おいおい。』
あの後、いったん自室でシャワーを浴びてから食堂にやってきた昭人さん。勘弁してくれといった表情を浮かべた。なぜなら、一夏と一人の少女が隣り合わせで朝食を食べているが……暗い。
昭人『確か、しののの…の?』
し・の・の・の!だぞ昭人さんや。篠ノ之箒、一夏の幼馴染の女の子、剣道の日本一ですよ。
昭人『あぁ、束の妹か。全然似てないな…。』
そう呟きながら朝食を取りに行く昭人。本人は気にしていないが、昭人もこの学園の二人目の男子であるため、周りからの視線が集まっていた。
鯖の味噌煮定食を受け取り、空いてる席を探していると…。
???『おーーい、水嶋ぁ!!』
昭人『…。』
聞こえた、何が聞こえたかって?朝から暗い雰囲気をまき散らしてると思ったら、何もなかったかのように清々しい笑顔で手を振ってくる、織斑一夏の馬鹿の叫びだ。
一夏『おはよう、水嶋!!』
昭人『…はぁ。』
昭人は聞こえている、だが無視する。元来、水嶋昭人という人間は群れを嫌い静寂を好む。これは、たとえ自らが群れの中にいたとしても言えることである。
一夏『あら?水嶋?おーーい、水嶋昭人さーーーーn…。』
そしてこの男、織斑一夏という男。彼はそれを知らない。知るはずもない。故に発声対象が反応しない場合、反応するまでやめないのである。
昭人『…黙れ。』
一夏『ぐはっ!!』
昭人は、いつの間にか目の前まで詰め寄ってきていた一夏の腹に拳を入れた。一夏沈黙、世界は平和になったとさ…。
一夏『俺って世界の悪だったんだな…。』
昭人『何か言ったか?』
一夏『なんでもありません…。』
き、聞こえていただと!?
そんなことは置いておいて、一夏は腹をやや痛そうに抑えながら昭人の座るテーブルの向かい側に腰を下ろした。
昭人『こっちくんな、うつる。』
一夏『なにが!?』
昭人『はぁ、おとなしく飯が食べられないのか?お前は。』
昭人は半分呆れ顔で問う。
一夏『だってよぉ…さっきまでは箒がいたけど、朝から機嫌悪くて先に教室に向かったし、他に話せる人なんて水嶋しかいないだろ?』
昭人『俺がいなかったらどうしてたんだか…。』
一夏『そ、それは…。』
はい、会話終了。昭人は無言で朝食を食べ、一夏はそれを無言で見ている。
周りからは…
『織斑くんの前にいるのって、例の二人目の男子よね?』や
『ちょっと性格悪くない?』とか
『二人いっしょだと絵になるよね!!』だったり
『BLもありですっ、はぁ…はぁ…。』などと、馬鹿を言っている女子もいる。
最後…(-_-;)
昭人『まぁ、同じクラスだし、これからもいろいろと世話になるだろうから自己紹介くらいはしっかりしとくか。俺は水嶋昭人、水と嶋と昭と人だ。』
一夏『おいおい、適当だなー。』
いつの間にか食べ終えていた昭人が自己紹介を始める。一夏は嬉しいのか、笑顔になった。しかし昭人の説明の適当さに苦笑いへと変わった。
一夏『俺の名前は織斑一夏、えっと…うん、一夏だ。』
昭人『酷いな。』
一夏『お互い様だろ!』
昭人『一度来た夏はもう来ない…か?』
一夏『夢も希望もないですね…。』
軽いコントみたいな雰囲気になり、会話を楽しんでいた。後に分かったのは、一方的に一夏がボケ突込みを披露しただけだったらしい。
千冬『いつまで食べている!食事は迅速に効率よく取れ!遅刻したらグラウンド十周させるぞ!』
盛り上がっていた食堂に千冬が入ってきた。辺りは静まり返り、颯爽と食堂を後にする生徒たち。それに紛れて男子二人も教室へ向かおうとした、しかし…
千冬『おい、待て。』
一夏『ひゃい!!』
昭人『ん?』
呼び止められてしまった。Oh freeze…
一夏『いやー、まさかただのプリント運びだったとは!!』
昭人『それだけで平然と殺気むける…解せぬ。』
一夏『あはは…。』
そう呼び止められたのは、教室までプリントを届けてほしいという依頼だった。
まだこの時代にもあったんだね、プリント…。
その後、授業が始まった。一夏は一分に一度は絶望的な表情を浮かべ、昭人は頬杖をつきながら退屈そうに授業を聞いていた。
昭人『寝るか…。』
退屈に負けること、多々ありますよね。今がまさにその状況であり、昭人は頬杖から腕枕に変形させて深い眠りについたのだった。
しかし、その眠りも長くは続かず…
箒『あの人は関係ない!』
昭人『…ナニゴト??』
昭人は早々に起床するのであった。
昭人『…。』
一夏『…。』
箒『…。』
三人は学園の屋上に来ている。あの後、睡眠を邪魔された昭人は箒に『邪魔するな!』と怒鳴り、一夏が二人の手を引き屋上へ連れてきたのだ。
金髪ドリルが詰め寄ってきたが、昭人が『…死ぬ?』と殺気を送り黙らせたとか…おっかないですね(-_-;)
どんだけ嫌ってるんだかww
昭人『で?』
一夏『ん?』
昭人『ん?じゃない…なんで俺まで連れてこないといけないんだ?』
来たはいいが、理由もなしに連れてくるわけもなく、昭人は一夏に問いかけた。
一夏『いやー、これといって意味はないんだけどさ。あんな教室にいるよりはましだろ?』
この学園に来て、珍しい昭人や一夏は一日中視線を浴びている。まるで動物園のパンダのようだ。間接的に昭人はストレスを感じていた。
昭人『そうだな、それには同感だ。それと…そこの。』
箒『な、なんだ?』
昭人は一夏の答えに頷きながら共感し、次に横からこちらを見て黙っている箒に声をかけた。
昭人『怒鳴って悪かったな。謝っておく。』
箒『い、いや!私の方こそすまなかった。大声で叫んだりして…。』
声をかけられたことと、いきなり謝られたことに驚き、あわてて返事をする箒。
昭人は自然と彼女を束と照らし合わせる。
昭人『ほんと、全然似てないんだな。』
箒『えっ?』
昭人『束の妹なんだろ?あいつとお前、姉妹だって言われても信じられないぞ。』
そう、あの姉にしてこの妹は正直ありえない。性格も顔のパーツも、それに…耳もない。
一夏『水嶋、知ってるのか?』
昭人『知ってるもなにも、ここに来る前は束と行動していたからな。』
箒『姉さんと!?』
昭人が自分の姉と行動を共にしていたことに驚きを隠せず、思わず昭人に詰め寄る箒。
これには幼馴染の一夏も驚いている。
昭人『あ、あぁ…てか、近いぞ。』
箒『うっ、うわぁっ!!///』
距離にして数センチ、もはや接吻のごとし。
我に返った箒は、顔を真っ赤に染め上げながら大声を出して離れる。
昭人『騒がしいところは似ているか…。』
一夏『騒がしい…のかな?』
箒『う、うるさい!!』
そんなやり取りを続けているうちに、休み時間終了を告げるチャイムが鳴った。
一夏は『やっべ!出席簿だ!!』などと叫びながら慌てている。
昭人と箒は呆れながら一夏を追いかける。
昭人『おい、篠ノ之。』
箒『なんだ?』
去り際に、昭人が箒に声をかける。
昭人『他人の事情に首を突っ込もうとするやつは気にしなければいい。』
箒『うむ、そうだな。そうするとしよう。』
箒は昭人の言葉の意味を理解し、大きく頷いた。対して昭人は柄にもないことを言ったため、自分にため息をプレゼントしていた。
一夏『おーい!早くしないと遅れるぞー!!』
昭人『…うるさい。』
箒『ふっ、そうだな。』
自分たちを呼ぶ一夏に文句を言いながら、昭人は屋上を去って行ったのだった。
後から聞いた話によると、その後の昼休みに先輩から一夏強化の誘いを受けたが、『私は篠ノ之束の妹ですので結構です。』と言って追い返したとか。束っていう言葉、逃げ台詞として扱いたくなったのは言うまでもない。
昭人『…いよいよか。』
あれから6日がたち、昭人はいつものように起床しランニング、朝食を食べた。
今日は予定していた金髪ドリル駆逐会。ワクワクが止まりません!!
昭人は早速、試合場である第三アリーナに向かうことにした。
バシーーーーンっ!!!
到着して間もなく、ISといえばこの音!!でおなじみの出席簿サウンドが響き渡った。
鳴らしたのはもちろん千冬、そして喰らったのは…。
一夏『…。』
もちろん、一夏でした。
昭人『朝からご苦労なことだ。』
千冬『水嶋か、準備は?』
昭人『万全、とまでは言いませんが…好調です。』
千冬『そうか、それならば安心だな。実は織斑に用意されている専用機の到着が遅れていてな、悪いが順番を変更させてもらった。』
昭人『そもそも、順番なんてありましたっけ?』
真耶『えぇ!?水嶋君、授業で言いましたよね!?』
一夏『あ、もしかしていつも寝てるから聞いてなかったのか?』
一夏よ、それは言ってはいけなかったよ。
千冬『…。』
千冬は無言で出席簿を構える。本能的に死を察知した昭人。膝をついて一言。
昭人『マチクタビレタナ…。』
水嶋昭人は千冬に頭が上がらない、新たに判明した事実である。
頭上のモニターにはセシリアが専用機であるブルー・ティアーズを身にまとい、今か今かと待機している姿が映し出されていた。
昭人『やる気満々…。』
千冬『なんだ?怖気付いたのか?』
昭人『冗談はよしてください。それに、言いましたよね?』
千冬『ふっ、そうだったな。確か『奴の汚いドリルは俺がへし折る』だったか?』
昭人『そうです。やりすぎず盛大にいきますよ。』
千冬『あぁ、頼んだぞ。』
千冬に肩をたたかれ、発進台へと足を進める昭人。誰にも見えないが昭人の口元は緩んでいた。
昭人『…影縫。』
呟くと首元の漆黒のリングが輝いた。もちろん輝きも漆黒であり、それは見る見るうちに昭人の全身を包んでいく。
輝きが晴れた時、昭人の体は輝かしい光沢をもった影縫の本体に覆われていた。
頑丈かつスマートに整えられたボディライン、かぎ爪のごとく鋭い指先を持つ手足、今にも人を喰らいそうなその姿に、場が静寂と恐怖に包まれる。
そして、その姿はを見て誰もが言うだろう…。
一夏『し、死神…?』
そう、『死神』であると。
昭人『織斑。』
一夏『な、なんだ?』
急に声をかけられ、恐怖を感じながらも返事をする一夏、昭人と目を合わせる。
昭人『いいか?俺はクラス代表などに一切興味なんてない。すぐに終わらせてバトン渡すから、そのつもりでいろよ。日本の猿の実力、見せてやろうぜ…。』
一夏『お、おう!水嶋も負けるなよ!』
昭人『あぁ。それでは織斑先生、行ってきます。』
千冬『よし!出ろ!』
千冬の掛け声を合図に、昭人は会場へと飛び立った。
セシリア『あら?あなたは二番目ではなくて?』
会場に入ってセシリアと向かい合う昭人。セシリアは最初の対戦相手である一夏でなく昭人が出てきたことに首をかしげている。
昭人『悪いな、織斑の専用機が少し遅れている。』
セシリア『そうでしたか。まぁしかし、結果は同じこと。どちらが先にわたくしと戦ったとしても、このブルー・ティアーズの前では平伏すことしかできないのですから!!』
巨乳が胸を張るってこういうことか。と、感心するのは後にして。話を進めましょう。
昭人はそんなセシリアを何とも思わない。
昭人『そうか。』
どうでもいいように返答する昭人。
セシリアはそんな昭人を頭に怒りマークをつけて睨んだ。
セシリア『そうかって…あなたはわたくしがどれ程の実力者なのか知っていて??』
昭人『知らん。』
セシリア『そ、そうですか…よくわかりましたわ。やはり日本の男は猿のように他人を馬鹿にしかできない者の集まりだということを!!教えて差し上げましょう、圧倒的な実力差を!!』
昭人『…。』
目の前の前に現れる―警告! 敵IS射撃体勢に移行…-といった文字。
昭人はそれを目にしてもなお、セシリアを眺めるだけで微動だにしない。
セシリア『お別れですわ!!行きなさい、ブルー・ティアーズ!!』
セシリアは昭人に向かって四機のビットを飛ばしてきた。
そこでようやく昭人が行動に移る。
四機のビットが不規則に飛び回り、予測不可能な死角からビームを放ってくる。しかし昭人はそれを当たり前のように避けていく。
セシリア『当たらない!?』
セシリアは自らが操るブルー・ティアーズに絶対的自信を持っていた。相手の行動を予測し、死角を捉えるスピード。付いてこれた相手など今までいなかった。
そんなブルー・ティアーズにのビットを軽々と避ける昭人に多少だが焦りを感じていた。
会場の応援席にいる生徒たちもざわめきだす。
一夏『すごい…。』
箒『あ、あぁ…。』
控室で昭人の様子を見ている一夏たち。昭人の動きに一夏や箒だけでなく、千冬たちも驚いていた。
千冬『予想はしていたが、ここまでとはな。』
真耶『織斑先生…彼はいったい?』
千冬『そうだな、ウサギの飼い主…とでも言っておこうか。』
真耶『は?う、ウサギ??』
千冬『まぁいい。山田先生、水嶋が何やら動きそうですよ。織斑、篠ノ之、お前たちもしっかり見ておけよ。』
真耶『は、はい!』
箒『わかりました…一夏?』
一夏『…水嶋。』
千冬の言葉に返事をしない一夏。箒はそっと一夏を見て、気が付いた。
昭人を見る一夏の拳が、強く握られていたことに。
昭人『ロック…。』
セシリア『なんですって!?』
昭人の呟きを聞いて、今度こそ焦りを隠せないセシリア。
こうも簡単に自分の演算が逆算されるなんてことは経験がない。人間は誰しも未知というものを恐れる。
昭人『発射準備…。』
四機すべてのビットをマルチロック、行動パターンを予測。
質量、速度などに対する最適火力を瞬時に計算する昭人。必要最低限のエネルギーしか使わない昭人の戦い方である。この神的演算能力は束と居ることで身についたものであり、束曰く『特訓すれば、あっくんはだれにも負けない演算ができるよっ!!』とのことだ。
すべてを計算し、そして…
昭人『射出!!』
周りを浮遊するビットすべてにビームを放つ。もちろん外すこともなく命中。
爆発が起こり、辺りは煙に包まれた。
セシリア『なっ!?いったい何が…わ、わたくしのブルー・ティアーズに何をしたというの!?』
昭人『黙れよ。』
煙が晴れて中から現れた昭人。人をも殺せそうな目でセシリアを睨む。
怒りが徐々に漏れ出しているのだ。これは昭人本人にはわからないらしく、無意識な感情暴走である。
セシリア『ひっ…。』
セシリアは恐怖のあまり後退、体は小刻みに震えあがっている。
昭人『さっきから馬鹿みたいに喋りやがって…喋るしか脳のない馬鹿女が。戦いに会話は必要ない。お前の言う実力者っていうのは、みんなこんなにうるさく喋るのか?』
セシリア『そ、そんなことは…。』
昭人『お前は本当の戦いを知らない。』
セシリア『っ…。』
昭人『平伏すことしかできない?圧倒的な実力差?笑わせるな…。普通の男はそうするしかないだろうが、なんたってISを持ってないんだからな。』
事実そうである。女尊男夷とはよく言うが、それは女性にISが扱えたから生まれた社会形体であり、昭人や一夏のように男性でもISが扱えるなら変わることはなかった。IS生みの親である束には昭人が何度も問いただしたが、そのたびに本気で謝られて終わってしまった。要するに、現段階でISを扱う男女が争えば結果は見えている。
ISへの対抗策を持たず戦意喪失した男たちに勝ち誇ったところで無意味なのである。
セシリアは確信をつかれ何も言えない。
昭人『お前は調子に乗り過ぎた。教えてやるよ…これが本当の実力差だ。』
突如、昭人の身に纏う影縫が黒く光りだす。これはもう、光ではない。言うなれば…闇である。
セシリア『な、なんですの!?』
誰一人、何が起こるかなんて予想すらできない。できるのはただ一人、昭人のみである。
闇は徐々に昭人を飲み込みながら膨らんでいく。
そして、完全に体が飲み込まれようとしたその時である。昭人の口が開かれた…。
昭人『能力解放…纏影相喰!!』
ついに!!
ついにでました、『纏影相喰』!!
戦闘シーンに不慣れなため非常に読みずらいとは思いますが、がんばっていこうと思いますので、よろしくお願いします!
解放されし力『纏影相喰』。
その力の正体は!?そして忍び寄る新たなる災い!?
次回、第三話~セカンド幼馴染、降臨~