誕生した場所は・・・まあ、テンプレということで。
始まり
始まりは、一人の男の子が生まれたところから始まった。
男の子は生まれたときは本当に普通の赤ん坊だった。
ごく普通に泣き、笑い、ハイハイを始め、歩けるようになった。
だが男の子の意思がはっきりし始めたころ、その異常性は頭角を現し始めた。
男の子は端的にいえば天才だった。あっという間に周りの大人たちよりも頭はよくなり、いっそ異常といえるカリスマ性と言えばいいのだろうか。周りを従わせ、男の子が住んでいた村を発展させていった。
男の子は成長し、だいたい6歳ほどの年になったころにはもう村は街といえる規模にまで成長した。
田んぼを耕し、食器を使い始め、武器も剣といったものに変わっていった。
だが男の子、いやさ少年の異常性はそれにはとどまらなかった。
たった一人で自分の身長の倍以上の大きさの獣を倒したのである。
それも、いまだ6歳ほどの少年が、である。
ここまで来ると天才などという言葉ではかたずけられなくなっていった。
いうならば天賦の才。文武両道を体現する存在だった。
街一番の力自慢よりも力を持ち、一番武器の扱いのうまかったものよりもうまかった。
少年は名実ともに街最強の存在となった。
そんなころ、少年の住む集落の周りに異形の存在が現れ始めた。
巨大な虫のようなもの、手足の多い獣のようなもの、恐竜のようなものも居たし、人のような姿をしたものもあらわれた。
その存在は並みの剣ではかすり傷一つつかないし、力も強かった。何より、人を襲って食らった。
人々はいままで見たことのない強敵を前に恐怖し、少年を頼った。
そんな人々の願いを聞き、少年は異形と戦い、そしてあっさりと勝利した。
人々は問う、なぜ倒せたのかと。
少年は言った。私は、私たち人が持つ「霊力」を使ったのだと。
そこからはもうとんとん拍子だった。
人々は少年に霊力の使い方を教えられ、異形の存在、「妖怪」に対抗できるようになり、一部の者には「能力」が発現し始めた。
ちょうどそのころ、少年には妹が生まれた。
妹もまた天才であった。
妹は武もこなすが、どちらかといえば知の人であった。
少年を超える頭脳をもって街を発展させ、もはや未来都市といえる様相となった。
少年と妹は互いに助け合いながら成長していった。
人々は少年を武の象徴、妹を知の象徴とし、あがめた。
集落を率いる神と呼ばれる存在の信頼も厚く、二人の生まれた家は都市随一の名家となり、性として「八意」をもらいうけた。
月日は流れ、現在少年は19歳、妹は13歳。
兄「八意獅音」と妹「八意永琳」
天才の名をほしいままにする兄弟であった。
いろいろと言いたくなるでしょうが、とりあえずこんな感じです。
次回から本格的に物語が動き始めます。