今回キャラ崩壊が発生しています。
永琳ファンの方はご注意ください。
私八意永琳には敬愛する兄がいる。
名を八意獅音。
この都市の衛士隊の軍団長であり、都市最強の存在。
その力は剛力無双、その頭脳は一から千の答えを導き出し、戦えば一騎当千。すべての民の希望であり、憧れの存在。
それが私の兄なのだ。
「ああ、兄さん・・・」
私は兄さんを愛している。
私は兄さんを心の底から愛している。
・・・昔、というか数年前までなのだが、私は他人が嫌いだった。
自分たちが無能なのをいいことに、私と兄さんに群がってきてすがりついてくる有象無象の凡人共。
やれああしろこうしろとピーチクパーチクさえずりやがって。
なぜ自分たちでやろうとしない。貴様らそれでも人間か?
ああ、いや、自分たちでは何もできない屑だったかああごめんなさい。ゴミだもの、臭いだけで何もできないわよね。邪魔しかできないわよね。
・・・ああ、気持ち悪い。
あなたたち、いらないのよ―――!
でも、最近は、少し考えを改めた。
というより、兄さんが連中との付き合い方を教えてくれた。
兄さんは言った。「いいか、もし他人と顔を合わせるのが苦手なら、相手をジャガイモか何かかと思うんだ。そうすれば少しは気がまぎれるだろう」と。
実に慧眼。
つまりこういうことだ。
連中はまだ成長途中のジャガイモのように役に立たない。ゆえに食せるまでは大事に育て、十分に育ったら一気に収穫してやろう、ということなのですね?
※違います。
そしてこうも言った。「うまくできたら褒めてやるんだ。褒めれば伸びるというし」と。
つまり、褒めてやって恩をわざわざ売ってやれば、必ず見返りが来る、ということですね?
※絶対違います。
ああ、なんて素晴らしいのでしょう!兄さんこそ唯一絶対の存在だというのに、わざわざ有象無象に手をさしのべてやるなんて!
たしかに今回の新素材はなかなかいい出来でした。私がやれば半日で出来る事でしょうし、兄さんでも一日で出来るでしょうが、やつらは時間こそかかったもののしっかりとやり遂げました。
もちろん作り笑顔ですが、笑顔で褒めてやったら喜んで、「次回はさらにいい出来の物を作って見せます!」といってきた。
やはり兄さんは素晴らしいです!兄さんが言った通りになりましたよ!兄さんの言うことに間違いなど一つもないのだから!!
私のすべては兄さんの物です。
この思いはきっと間違っているのでしょう。
でも、あの日、あの時、私を理解し、救ってくれた兄さんは、私にとってまさに光のような存在でした。
だから、せめて心の中だけではあなたを愛させてください。
あなたは私の光だから――――
あ、先ほど妖怪が来たときのための警告音が鳴ったわね。
兄さんが殲滅に向かったのでしょう。すぐに終わるでしょうが、兄さんの手を煩わせてしまうなんて。
武器と妖力探知レーダーをもっとよくしなければ・・・。
このお話での永琳はお兄ちゃん大好きっ子です。
周りのかけてくる重圧に押しつぶされそうになったときに獅音に支えてもらって一線越えちゃいました、ってな感じです。(なんかちがう)
個人的に天才とは孤独で理解されない人たちだと思ってます。
ゆえに理解を示してくれる人なんかを大事にする。そんな人たちなんじゃないかな?
と思ってできたのが今回の永琳なんです。
うん、でもまあ、やりすぎたな、と思いました。
最初はこんなんじゃなかったんだけどな…。
ちょっと違うかもしれませんが、ISの束博士が似たような感じじゃないかと思ってます。