最初に言っておきます。
更新するとか言って昨日更新しなくて申し訳ありませんでしたぁぁぁぁあ!
いや、途中までは書いてたんですけど、ちょっとミスって全部消しちゃいまして…。
それで挫折しちゃいました…。すみません!
そのかわり今日は2話は更新するのでご勘弁を。
今回グロ有りです。ご注意を。
両手に持った大戦斧を横薙ぎに振るう。
――――妖怪の胴体が上下に分断され、風圧だけで辺りの妖怪が空中に吹き飛ばされる。
返す刃で、下段から上段へ切り上げる。
――――それだけで衝撃波が発生し、空中に投げだされた妖怪が身を切り刻まれ、粉微塵になる。
そろそろただ振っているのが面倒くさくなったので、地面に思いっきり戦斧を叩きつける。
――――すさまじい衝撃が大地を揺らし、先ほどの比ではないほどの衝撃が妖怪たちを砕く。
「ふむ・・・こんなものか?」
地面に叩きつけた大戦斧―――「獅子王」を担ぎ直し、辺りを見回す。
そこは地獄の様相を見せていた。
地面には極大のクレーターが穿たれ、妖怪たちの肉と内臓と血が降り注ぎ、大地を赤く染めている。
ここに食事したばかりの者がいたら確実に戻していたであろう光景を前に、妖怪たちも恐怖して自分に近づいてこない。
しかし私の心には少しの感慨も浮かばなかった。
それも仕方ない。すでに私の感情は、そんな些細なことに気を取られる余地のないほど激しい激情に埋め尽くされていたから。
すなわち、怒りに。
「おい、お前たち」
少し遠くで身構えていた妖怪たちの体が面白いぐらいにビクつく。
まあ仕方がないだろう、今の私の声は出した自分が驚くほど平坦な声だったから。
「お前たち妖怪は人を襲う。それはいい。人を食らう。それもいい。どうでもいい。お前たちはそういうものだから。私の知らないところで勝手にやってればいい。顔も知らない人間が餌食になったって、憐れみこそすれ、それ以外のことはカケラも浮かばん。知らぬ知らぬ見えぬ聞こえん!」
それは偽らざる本心だ。
どこか遠く、見知らぬ場所で見知らぬ奴が死んだところで自分には関係ないのだから。
だが、
「私の前で、私の同胞を傷つけたな?殺そうとしたな?食おうとしたな?土足でずかずか踏み込んできたな?―――――ふざけるのも大概にしろよゴミ共!その汚らしい手で私の黄金の日々を奪おうなど、万死に値するぞっっっ!!!」
一気に感情が爆発する。
兵士の気配はもうない。指示を出して下がらせた。無事撤退は完了したようだ。
実にちょうどいい。
これなら――――
「――――一撃だ。一撃で消す。その下らん存在、塵ひとつ残さず燃え去り消えろ」
巻き込まなくて済むだろう。
獅子王に霊力を注ぎ込み、それを大上段に構える。
妖怪たちがその込められた霊力に気付き、こちらに向かってくるが・・・遅い。
「燃えろ――――」
獅子王炎陣――――
振りおろされた獅子王が地面に叩きつけられ、込められた霊力が炎に変わる。
叩きつけられた場所―――爆心地を起点として爆風と爆炎が奔り、さらに空から無数の火炎弾が降り注ぐ。
妖怪たちの大半が炎に飲み込まれ、逃げようとしたものを嘲笑うかのように火炎弾が追撃する。
灼熱地獄と形容しそうな光景が終わると、そこには妖怪たちのいた痕跡はなく、あるのはただ、いくつものクレーターと、焼け焦げた大地だけだった。
「消えろ消えろ、私の大切なものを奪おうとするやつはみな消えろ。ああこういうのをなんというんだっけ?」
ただ一人、無傷でたたずむ少女のような少年だけが、この地獄の中のただ一つの生ある存在が歌うように・・・
「そう、確か・・・こう言うんだ」
滅尽滅相――――――
嗤っていた・・・。
滅尽滅相という言葉は「神咒神威神楽」というゲームから使わせてもらっています。
・・・うん、いろいろ言いたいだろうけど、気にしないでください。
正田作品、面白いです、はい。わりと参考にさせてもらってます。
あと、サブタイのMuspellzheimrはムスペルヘイムと読みます。
ちゃんと書く私えらいえらい←自画自賛
次回もよろしくお願いします。