東方転生魂   作:夢路

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さあテンプレな展開きましたよー。

後オリキャラも登場だよー、わりと重要なキャラになる予定だよー。

ちょっと展開早いかな?と思いましたが、これが夢路クオリティ。

さあ、ゆっくりしていってね!





あと初めて活動報告を書きましたので、できれば見てください。


ノアプロジェクト

           

妖怪たちが大挙して攻めてきてから早4日。

 

 

あれから事後処理やら被害状況の確認、補充や怪我人の搬送などで駆けずり回り、さらに書類の山脈の切り崩しをおこない、それがようやく終わって少し休憩中の私の元に、火織がやってきた。

 

 

 

「ツクヨミが天守に呼んでいる?私と永琳をか?」

「はい、先ほど連絡がありました。なにやら重要な話があるとか・・・」

 

 

 

ふむ?あいつが、ねえ・・・。

 

 

 

「・・・いやな予感がするわー。あいつが重要な話とか・・・」

「それはよくわかりますが、ばっくれたりしませんように」

「うへえ・・・」

 

 

 

ツクヨミはいつぞやでも触れた通り、ここ、高天原の指導者であり、民が崇拝する神だ。

神は基本的に人々の生の感情が具現した存在だ。人々の信仰という形で生の感情を受け取らなければ消えてしまうが、それと引き換えに強大な力を持つ種族である。

事実ツクヨミも絶大な力を持つ神であり永琳でも勝つことはできないだろう。

私?私は余裕ですが、何か?

 

 

ともあれ、

 

 

 

「あいつを崇拝する民の気持ちがよくわからんわー」

「その言葉、民の前では絶対言わないでくださいね?絶対ですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、場所を移して天守。基本的に高天原は未来都市の様相なのだが、ここだけはツクヨミの要望で古風な白といった感じになっている。

天守の警護、およびツクヨミの身辺警護をしている者とあいさつを交わし、指定されたツクヨミの待つ部屋にまで移動する。

 

 

 

「失礼します。衛士隊軍団長、八意獅音、只今参上しました」

 

 

 

まがりなりにも相手は目上。気心の知れた存在だが、親しき仲にも礼儀ありだ。

すると障子の向こうから

 

 

 

 

 

「おーう獅音!さっさと入ってこいよー!永琳もきてるぜー!」

 

 

 

 

 

そんな声がしてきた。

 

 

・・・やっぱ帰ろうかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局帰らなかったが、今は激しく後悔している。

 

 

「はーっはっはっはっ、いやー元気そうでなによりだ獅音!先日の一件ではご苦労だった!あれだ、大義であったぞ、だ!」

「・・・・・・・勿体なきお言葉でございます」

「おいおい獅音~、俺たちの仲だろ?固いことは無しで行こうぜ?」

「いえ、ツクヨミ様の前でそのようなことは・・・」

「何だよ~ホントお固いな~。そんなんだと嫁の貰い手いなくなるぞ猫ひ

 

 

 

ズドムッッッッ!!!

 

 

 

「何か、言ったか?」

「にゃ、にゃんでもないです・・・」

 

 

 

で、このおちゃらけ野郎がお察しだろうがツクヨミである。

普段は気心の知れたやつにしかこの『素』の状態を見せない。

信頼されているといえば、信頼されているのだろう。それは純粋にうれしいのだが、普段猫を被っている分、素の時との落差が大きく、はっきりと言うとめちゃくちゃ残念なのである。

これで美形で奥さん持ちなのだから世の中おかしい。しかもラブラブ。げせぬ。

 

 

あ、見れば永琳が苦笑している。オノレこのバカ。永琳に笑われてしまっただろうが。禿げればいいのに。

 

 

 

「なんか理不尽になじられた気がする・・・」

「気のせいですクソバカさっさと本題言いやがれです」

「うーん、まっ、いっか!」

 

 

 

おまけに頭もアレときた。本格的に駄目だなこの駄目神。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、本題に移ろう」

 

 

 

その一言で私たちは気を引き締める。

そこにいるのは先ほどまでバカをしていたものではない。

“王”の風格を持つ神が、そこにいた。

 

 

 

「獅音。そもそも俺はなぜこの都市の指導者、いや、“守護神”をやっているかは覚えているよな?」

「はい」

 

 

 

そもそもツクヨミは月を司る神だ。持っている能力も“月を司る程度の能力”というもの。

これは月という惑星から無限のバックアップを受けられるというもので、月という存在がなくならない限りたとえ信仰が無くなっても消えないし、神の持つ神力という力も無くならない、というものだ。

その力の特性に、夜になれば絶大な力を得るという特性がある。

まあ、それもそうだろう。月とは夜の象徴であり、妖怪たちも夜に活性化する特性がある以上、人々を守るという使命がある神の中に妖怪に対抗するため夜に強くなる神が生まれてもおかしくはない。

 

 

だがその特性上、朝になれば弱体化してしまい、妖怪たちにやられかねないという致命的な弱点も持ってしまっている。

 

 

そこで、こいつは普通よりも科学力が進み、かつ午前中は己の身を守れるほどに強い者がいるここをたより、月の加護と守りを与える代わり、午前中は己の身を守ってほしい、といってきてここの守護神をやっている、というわけだ。

 

 

 

「そう。そして、いつの日かここの科学力で月に向かい、そこであらたな都市を作る。そこに住めば俺はいつでも全開状態でいられるし、お前たち人間は“穢れ”から解放され、長い寿命を持つ月人となれるだろう。」

「ああ、それは憶えている。・・・ってことはまさか今回の話って」

「はい兄さん。ようやく月へ行けるだけの科学力と算段がつきました」

「そうか、ようやく・・・」

 

 

 

月へ、行くのか。

正直、個人的には長い寿命なんてものには興味はないが、月はどんな場所なのか、そこでの暮らしはどんなものになるのか。それは楽しみだった。

なにより、

 

 

 

「ようやく、約束を果たせるな。」

「・・・」

「・・・」

 

 

 

約束、というより契約か。

さきほど述べたツクヨミを月に連れていく、というやつだ。

私は長い寿命には興味はない。

だが、友人との約束を果たせないことほどいやなことはない。

 

 

 

「あとすこし、だな」

「ああ、あとすこし、だ」

 

 

 

そう、あとすこし。

 

 

 

「で、永琳。民が全員移住できるだけの月の都が完成して、民全員が乗り込める宇宙船ができるのにどれくらいかかる?」

「断定はできませんが、おそらく7年ほどかと」

 

 

 

 

7年。少し長いかもしれないが、今更7年など早いぐらいだろう。

私たちが出会って、もう10年は経つのだから。

あと7年。頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、獅音26歳、永琳20歳。

7年の月日が流れ、ノアプロジェクトと名付けられた計画は完了。

高天原の住人はみな月への移住に成功。

新たな生活が幕を開けた――――

 

 

 

 




もうすぐ原作キャラが出てきますのでご期待ください。


あと活動報告でも書きましたが明日から修学旅行がありますのでしばらく更新できませんのでご容赦ください。


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