【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない() 作:しがないフィクサー
今回はリウ協会の方々です。原作に登場しないオリジナルキャラばかりですが許して…
感想と評価をお願いいたします!
ここはリウ協会南部のビルの一つの会議室。そこには3人の男女がいた。一人は金色の刺繍が多く入った服を着ている男性。もう一人は自分の武器のメンテナンスをしているサングラスをかけた女性。そしてもう一人は机に突っ伏して寝ている金髪の男性
「…フレム…フレム!!起きないか!!」
「んぁ…?いでぇ!?何するだよ課長!!」
金色の刺繍が多く入った服を着ている男性、フオイェンが寝ている金髪の男性、フレムを叩き起こす
「自業自得だ!まったく…昨日は寝たのか?」
「いやぁー…新発売のスナックが多すぎて…あ!拳構えないで!!やめて!!」
二人が騒いでいると…
「…うるさいなぁ…静かにしてくれない?今、愛用の剣ちゃんのメンテナンスしてるんだからさぁ…」
剣を拭きながらそう言う女性はプルコ。二人には目もくれず自身の愛用の剣を拭いている
「プルコ!剣のメンテナンスは後でも良いだろう!ぬ…!こら!フレム!逃げようとするな!!」
「いやだ!!会議なんてしたくない!!僕は帰らせてもらう!!」
フレムの襟を掴むフオイェンと暴れるフレム。そして黙々と剣のメンテナンスをするプルコ。何ともカオスな状況だ。…だがフオイェンの一言で状況は変わる
「…近々、戦争が起こるかもしれない」
フオイェンがそう言うと二人の目付きが変わる
「…へぇ?本当なんだよね…?」
「…私の愛用の剣ちゃんが暴れることが出来るのか?」
「いつ起きるかは分からん。だが、近頃妙な動きがあるとセブン協会から連絡が来た。どうやらどこかの研究所がL社に宣戦布告する予定らしい」
フオイェンがそう言うと二人の顔が笑顔になる
「…久しぶりの大仕事ってわけだ…!!腕がなるなぁ…!」
「ふふ…剣ちゃんが沢山使えるとは…!くくく…!あははは!」
フオイェンはそのように笑う二人に対してため息をつく
「はぁ…まったく…お前たちのその戦闘狂はなんとかならないのか…まぁ良い。それで、今後我々はどうするかと言う問題だ。ほぼ確実に我々リウ協会に依頼が来るだろうが…」
「どうするも何も受けるに決まってるだろ!!」
「逆に受けないと言う選択肢ありますか?」
二人はそのように言う
「…だと思ったさ…まぁ良い。参加するということで良いな?」
「「いいでーす!」」
気の抜けた二人の声が会議室に響く
「はぁ……む…もう昼時か…」
フオイェンが時計を見るとすでに12時をきっていた。するとフレムが言う
「あっ!なら行きたいところがあるんですよ!!」
「ほう?どこだ」
「ある喫茶店です!」
「ここか?」
俺の目の前にはフレムが案内してくれた喫茶店があった。外装は何とも喫茶店らしい古ぼけた建物だった。
「ここですよ!この前チラシを拾った時から行きたいなーって思ってたんです!」
フレムがそのように言う。ふむ、確かに一目みたら取り敢えず入ってみたくなる佇まいだな…
「さぁ、入りましょう」
プルコがそう言うので俺は店の扉を開けた
カランカラン
「いらっしゃいませ。3名様ですね。お好きなお席にどうぞ」
俺たちが店に入ると店主らしき男が言う。俺たちは近くにあったテーブル席に座る
「さて、メニューは…あれ?」
フレムがメニューを探そうとしたが見つからない。すると店主が言う
「あ、うちメニュー無いんです。大抵の飲み物と食べ物は作れるので。言ってくれれば作りますよ」
なるほど。そのようなシステムの店なのか。この店主、随分と料理スキルが高いな…もしかしてどこかの元料理長だったのではないか?いや、今は注文だな…
「では…コーヒーとサンドイッチを頼む。あ、サンドイッチはトーストしてくれ」
「僕はコーラとぉ…あ!ここパスタってある?あるならナポリタンが食べたいな!」
「私もコーヒーを頼む。食べ物は…店主。オムライスを大盛りに出来たりするか?出来るなら2倍にして欲しい」
「かしこまりました。コーヒーお二つにコーラお一つ。サンドイッチのパンはトースト、ナポリタンにオムライスの大盛りですね。少々お待ちください」
そう言うと店主は店の奥に消えていく
「すごいな…あの店主は。随分と料理が出来るらしい」
「ですね。好きなものを頼めば作ってくれる店なんて滅多にありませんから」
「でしょお!?やはりここに来て正解でしたね!僕のおかげです!」
「調子に乗るな!…さて、さっきの続きだ。まずはどちらの勢力に付くかだ」
俺がそう言うとフレムが言う
「そりゃあーL社側につけば良くない?そっちの方が勝ちやすいでしょ」
だがそれをプルコが反論する
「いや、近頃L社はあまり利益を出せていない。そろそろ折れる可能性すらあった。ならば研究所の方につけば今後のためになる可能性がある。…なんなら不利な方に付けばさらに戦えるだろう?」
「…なるほど。それはありだ」
…この戦闘狂共め……だがまぁ俺も同じ意見だ
「では研究所側に付くということで良いか?」
「「良いでーす!」」
…そろそろこの腑抜けた返事をする二人を殴っても良いだろうが…!俺はぐっとその感情を抑えたのであった
しばらくすると店主が戻ってくる
「お先にお飲み物をどうぞ。コーヒーお二つにコーラお一つです。コーヒーはお熱いのでお気をつけを。砂糖とミルクが欲しい場合はこちらをお使いください。お飲み物はおかわりできますのでいつでもどうぞ。では、失礼します」
そう言って俺たちの前に飲み物が置かれた後、店主は再び店の奥に戻っていく。…コーヒーの良い香りだ。俺はさっそくカップを持ち上げ口をつける
「!…おお…!」
口に含んだ瞬間、コーヒーの風味が鼻を抜ける。酸味、苦味、それら全てがちょうど良い…!なんだこれは…!そう言う技術か!?
「…フオイェン課長…これ凄いです…!!」
「え、待って…これ手作りのコーラ!?え、ヤバい。旨い。当り過ぎるだろこの店」
いや、本当にその通り過ぎないか?何だこれは。正直あまり期待していなかったがこれは話が変わる
「…このぶんだと料理の方はどうなるのだ…!」
俺が恐れていると店主がトレイを持って戻ってくる
「お待たせしました。サンドイッチとナポリタン、オムライスの大盛りです」
俺たちの前に置かれていく料理。サンドイッチは見るからに表面がサクサクなパンと新鮮なレタス。そしてハム、チーズ。綺麗な三層構造になっている。俺は恐る恐るサンドイッチを手に取り…食べた
「…旨い…!!」
サクッという音の後にふわふわのパンが飛び込んでくる。かと思えばレタスの食感が食欲を掻き立て、ハムの塩気がほどよく感じられる…!!そしてこのチーズ!!なんと伸びる…!!とろとろタイプだとは…!!
「…か、課長…!!おむ、おむら、オムライスの卵…ふわふわで…!!中は半熟で…!!美味しい…!!」
「…やべぇ…何だこのナポリタン…!!ソーセージとピーマンと玉ねぎがたっぷり入ってるうえにトマトソースがめっちゃ旨い…!!パスタの麺もアルデンテで…!!あー、あー!ヤバい!!止まらねえ!!」
どうやら二人も美味しさに驚愕しているようだ。分かるぞ…!!俺もこのサンドイッチを食べて実感しているからなぁ…!
「気に入ってくれたようで何よりです。飲み物のおかわりいります?」
「「「いります!!」」」
結局、俺たちはそれぞれ食べ終わるまで飲み物を5回もおかわりしてしまったのだった…
「…課長…お腹たぷたぷです…。飲み過ぎた…」
プルコがそのように言う
「…奇遇だな…俺もだ…うっぷ…!」
俺の横ではフレムがカウンターに突っ伏している
「…炭酸…5杯は…馬鹿だった…うぅ…」
「当たり前だろう…すまない店主…不様なところを…見せた」
俺がそう言うと店主は笑いながら言う
「いえいえ。気に入ってくれたということでしょう?作る側としては嬉しい限りですよ」
「うむ…では…これで失礼しよう…さぁ行くぞ、フレム、プルコ…立て」
「「無理です…」」
「…はぁ…行くぞ」
俺は二人の襟を掴んで引きずって行く
「あー…課長…ゆらさないで…出る。逆流する…うっぷ」
「…しばらくコーヒーはいいや…うっぷ」
「あ、えっと…お気をつけくださいね…またのお越しお待ちしております」
「うむ…」
俺は小さな声で返事をして、店から出ていった。…しばらくは俺もコーヒーを控えよう…
それはある日のことだった
「課長ー。ビルの前に子供が立ってまーす。女の子でーす」
フレムがそう言う。窓の外から見ると確かに子供がいた。黒い髪の少女。その目は淡いオレンジ色をしていた
「…ふむ、孤児か?…プルコ。連れて来てくれ」
「了解です」
「連れて来ましたよ。課長。この子。ここに入りたいそうです」
プルコが連れて来た時、俺はその子に可能性を感じた。心の底に太陽を持っている。そのような気配を感じた
「…君、名前は」
私がそう聞くと、少女は答えた
「まだない」
「…そうか。なら…」
俺はその少女にこう名付けた
「そうだなではこれからはこう名乗れ…君の名前は」
「シャオだ」
この日、小さな龍が目を覚ます
はい(はいじゃないが)
オリジナルキャラクターしか出ないと言ったな。あれは嘘だ。シャオが子供なのは少なくとも煙戦争は経験していると考えたからです。図書館よりも前には既にリウ協会に所属してるならあり得るかなと…。現在の時系列はまだ煙戦争が始まるもう少し前です。でも何か調べてみたら図書館の時点で33歳とか書かれてるんだよな…シャオ。うるせぇ!二次創作だから良いんだよ!!
以下は登場人物紹介(元ネタとかは)ないです
リウ協会南部 1課部長 フオイェン
リウ協会南部で部長してる男性。着ている服には多くの月光石が縫い込まれている。そのため精神干渉に対して異常に強く、簡単には倒れない。武器は薙刀。あれー?おかしいな…未来ではシャオがリウ協会南部の1課の部長になってて月光石の刺繍が沢山入った服を着ていて薙刀使ってるぞ…これは一体()
リウ協会南部 1課 副部長 プルコ
武器大好きお姉さん。自分の武器を磨き上げ、そしてボロボロに使い倒すのが趣味。かなりの戦闘狂だがまだ理性はある。使う武器は長剣。リウ協会イサンが使ってる剣の強化版
リウ協会南部 1課 戦闘職員 フレム
脳筋。拳で叩けば相手は死ぬの精神。戦闘狂でプルコとは案外気が合う。好きなことは鍛練とお菓子の買い集め。新作のお菓子には目がない。武器は己の拳。やはり拳…拳は全てを解決する…!!
リウ協会に対するイメージが食いしん坊で固定されている…だって図書館でもリンバスでも取り敢えず何かしら食ってるじゃないか!間違っていないだろう
次回は…セブン協会かな?それともハナ協会かな?あ、ハナ協会の「落ち着ける(ページを1枚捨てて2枚引く)」の人は出てこないです。まだなだけで後に出てくるから…
ご試聴ありがとうございました!!