【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない()   作:しがないフィクサー

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どうも、作者です。スランプ気味だったがまた調子出てきました。毎日とは行かなくても数ヶ月空けるのは避けたいなぁ…

今回はハナ協会です。事前に言ってた通り「落ち着ける」の人はまだ出ません。オリジナルキャラばかりですが許して…!出るならローランと一緒にかなぁ…

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幕間 ハナ協会がやって来た

その日、ハナ協会は慌てていた。何故かと言うと…

 

「翼の動向はどうなっている!!セブン協会からの情報は!」

そのように怒号を飛ばす俺はハナ協会南部2課の部長、ケルンだ

「リウ協会は何と言っている!!」

「南部1課が研究所側に付くと連絡がありました!!」

「何だと!?何故だ…!!そんな不利益をリウ協会が…!」

ことの発端は一ヶ月ほど前にとある研究所がL社に宣戦布告したことから始まった。当時は誰も気にしなかったが…何故か裏路地の有力者がその研究所に資金援助をし、さらにはR社にも強力要請をしたらしいではないか。これはいかん!と他の翼が立ち上がり、L社側に付く者と研究所側に付く者の2つに分かれたのだ。片方は利益の存続と関係を深めるため。もう片方はL社の特異点と翼に成り代わるため…最悪だ。これは都市を巻き込んだ全面戦争になりかねん。というわけでその対応に追われているわけだ…

「くっ…!!そもそもL社もまともに利益が出せていなかったのだ。不満をもつ翼も多い…そんな時に取って変われる技術を持った研究所が出てきたのだ…そちら側に付く者も多くなるのは必然…!!」

考えれば考えるほどこの事態を納めるのは不可能だと思いしらされる。もはや協会では止められないのかもしれない

「リウ協会には再度考え直すように要請しろ!!セブン協会には情報の早期の伝達を要請しろ!!」

「はい!!」

部下たちはそれぞれの協会と再度連絡を取る。私は手元にあったコーヒーの缶を一気に飲み干す

「何とか…何としてでもこの事態は納めなければ…!」

結局その日は、全く心休まない日だった…

 

「はぁ…」

俺は自分の席でため息をつく。時刻は午前0時…この時間に出掛けても掃除屋に巻き込まれる心配は無さそうだな

「…そういえば…チラシがあったな」

俺はハナ協会で噂になっていたある「喫茶店」を思い出す。特定の人物の前にしか現れないという怪談…近頃は都市怪談として登録されるかもしれない場所だったはず…俺にはそのチラシの内容が見える。何処からどう見ても普通のチラシだった…

「…いや、何を考えているんだ俺は…」

行ってみたいなどと思ってしまった自分がいる。そのような場所は大体録でもないのだ。都市怪談が突如都市の星に変化する事例も数多くある…下手に近づくのは駄目だろうに…

「…コーヒー…飲むか」

給湯器に近づき、お湯を出そうとするが…空だった

「………カフェインが!!足りない!!」

ええい!!迷っている暇は無いな!!俺は直ぐ様身支度をし、外に飛び出したのだった

 

 

カランカラン

 

 

「いらっしゃ「コーヒーを!!一杯!!」え、あ、はい!」

俺は扉を蹴破る勢いで店の中に入る。店主らしき男が慌ててコーヒーを用意しているのを見ながら、俺はカウンターに座る

「お、お待たせしました…」

店主がカップに入れられたコーヒーを目の前に置く。俺はそれを掴み、一気に飲み干す

「っ~!!旨い!!」

「そんなビールみたいに…」

はっ!…俺は何を…疲れ過ぎて頭がおかしくなっていた…

「す、すまない店主…あまりにも疲れていてな…」

「いえいえ…見れば分かります。近頃は何やら物騒らしいですね」

「ああ…翼同士が睨み会っていてな…いつ爆発するか分からんからハラハラしている…お代わりを頼む」

俺は愚痴りながら店主にお代わりを頼む。店主はポットからコーヒーをカップに注ぐ。俺は注ぎたてのコーヒーを口に運ぶ

「ふーむ、本当に旨い」

何というか目が覚めるな。風味も、酸味も、苦味も、全て完璧だな。いや、もはや完全飲料なのでは?

「ふぅ…こんなにも美味しいコーヒーがあったとは…」

「気に入ってくれたようで何よりです」

…しかし…この店主。強いな。少なくとも1級フィクサーの実力はある。…む?

「店主…もしかして…赤い霧と一緒にいた男か?」

俺は思い出す。まだ俺がハナの下積みだった時。まだ赤い霧が名を馳せる前だった。その時、彼女の隣にいたのが…目の前の男だった記憶がある。確か…名前は……ん?名前は何だったか…。まぁ良いか。俺は目の前の店主を見ると少し驚いた顔をしていた

「…覚えてたんですか」

「ああ、まだ下積みだった時だがな…あの時のあんたと赤い霧は本当に仲良さそうだったな。うちじゃあ最高のカップルだとか言われていたぞ」

俺がそう言った瞬間、店主の顔が強張る。しまった…赤い霧は死んでいたんだった…

「す、すまねぇ!変なことを…」

「…いえ、もう過ぎたことですよ」

店主はカップを拭き始める

「…彼女…赤い霧とは子供の頃からの付き合いでしてね…まぁ仲は良かったと思います。彼女が俺をどう思っていたのかは知りません、知ろうともしませんでしたから。最後は…相討ちでしたか?」

そう、赤い霧は調律者と二人の爪を相手に相討ちになったのだ。これだけでも都市ではとんでもない偉業である。その噂が広まり、事実だと言うことが知れ渡ったことで、彼女は最強と呼ばれるようになった。…まぁ生前からもおかしかったがな

「フィクサーや若い奴らからすれば希望の星だろうな。間違いなく、赤い霧は都市を変えた。それが城の壁を少し叩いて凹ませた程度だとしても、いずれその凹みが、崩落を起こす…今はまだ崩れる前なだけさ」

「…慰めてくれてるのなら心配は要りませんよ。お互い、覚悟はしていましたから」

「…強いんだな、あんた」

俺は再び口にコーヒを運ぶ。赤い霧とその相棒…赤い霧の方だけにしか注目が向かなかったが…その相棒も十分強いじゃないか。

「あんた、何で喫茶店を?他にも稼ぎ口はあるだろうに」

俺がそう聞くと店主は片方の腕を見せて来て、俺は言う

「…義手…事故か?」

「手だけじゃなくて足と目もですがね。まぁ事務所同士の抗争に巻き込まれて…という感じですね」

片目にかかった髪をどかすと機械の目が覗く

「なるほどな…不便だろ?」

「いえ、案外便利ですよ?痛みを感じないし、壊れた時は取り替えれば良い」

とことんポジティブだな…と思った。これくらいの精神がなければ都市で喫茶店なんて経営できないか。すると店主が言う

「あなたは見たところハナ協会のようですが…こんな時間に出歩いていいんです?そろそろ掃除屋が通る時間ですが…」

「え、そんな筈は…って!?」

気付いたら既に2時を回っていた。あと数時間で掃除屋が来るところだった…!そんなに話していたのか!?俺はカップに残ったコーヒを惜しむように飲み干す

「ごちそうさま!代金は…払ってたな!!また来るよ」

俺は急いで店を後にした。帰ったらまた仕事か…いや、頑張ろう。あの店主も頑張ってるんだ。現役の俺が弱音を吐いてどうする!

「翼同士の衝突を止めるのは無理なら…せめて被害を最小限に納めるようにしなければな」

俺は頭の中で計画を立てながら、帰路につくのだった

 

 




はい(はいじゃないが)

今回は大分短くてすまない…ハナ協会でオリジナルキャラとなると書くのが難しいのだ…すまない…!

以下はキャラクター紹介(元ネタとかは)ないです

ハナ協会南部2課 部長 ケルン
 ハナ協会所属の男性フィクサー。最近は翼同士の衝突が起きそうでハラハラしている。オリ主と出会ったことで最高の眠気覚ましのコーヒを知った。協会に戻った後、避難計画の立案が進められる

やっと幕間終わりました…今後はネームドしか出てこないと思います。既存のオリジナルキャラクターはそのまま出てくると思います。次回は…やっぱり自分も幼少期シャオとオリ主の絡み見たいので…書こうかな?まぁお楽しみ!

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