【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない()   作:しがないフィクサー

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どうも、作者です

20連で恥オン手に入ったぜぇ!!…ヒースルチオ??知らない子ですねぇ…(爆死)ヴァルプルがあるからためるんじゃ

今回も今回で名前しか出てない『蝿の王』を独自解釈、設定で登場させますのでご了承下さい

気持ち悪くなるかもなのでご注意ください。リンバス9章のネタバレが若干あるのでご注意を

感想と評価、お気に入りをお願いいたします!


煙戦争 第三戦線 『蝿の王』

腐った肉の匂い。撒き散らされた臓物。苦痛の中で悶え、苦しんだ顔が至るところにある。私はそんな中を歩いて行く

「……空気が不味い」

胸元から葉巻を取り出し、先端を口で噛みちぎり、火をつけ、吸う

「…ふぅ…多少はマシだな」

この戦争での私の仕事は研究所側について、勝利させること。ゴッドファーザー様がそのようにおっしゃられた。ならばそれを遂行するのが親指の勤めだ

「…ふぅ」

煙が空中に広がる。…さて

「…あれがここら一帯の支配者か?」

私の目の前には黒い壁が…いや、違うな。無数の蝿がそれぞれ群がり、巨大な壁のように見せている

「…」

試しに目の前の蝿の塊に向かってショットガンを撃ってみたが効果がない。いや、表面だけなら効果があるだろうが内側まで届かない

「…厄介だな」

恐らくこの壁の向こう側に本体がいるのだろう

「…はぁ」

何とも面倒だな。これならカポllllの三人を連れてくるべきだっか?しかし…ゴッドファーザー様が私一人に頼まれたのならばそうは行かないな

「さて、どうやって突破するか…」

しばらく葉巻の煙を燻らせながら考える。まず強行突破は無しだな。そのようなことをすれば余計な力を使う。最悪の場合本体にたどり着くのも無理だ。となると…炎か。蟲ならば良く燃える筈だ…良し。私は愛用のショットガンの弾を詰め替える

「…『猛炎弾』…葉巻5本ってとこか」

ショットガンをガチャンと鳴らし、弾を装填する。そして、目の前の蝿の壁に押し当て…撃った。瞬間、無数の炎が弾け、蝿を一斉に燃やして行く

「ふむ…あと3発必要か」

再度引き金を引き、撃つ。撃ったら薬莢を取り出し、薬莢を袋に入れ、弾を装填し、また撃つ。そして…穴が空いた

「ふむ…これなら開けれるな」

私はショットガンを下ろし、腰に提げていた鉈鋸に手をかける。そして…

「…『パレルモ•ナチェッタ(鉈)』」

瞬間的に引き抜かれた鉈鋸は開いていた穴を中心に十字に斬撃を入れ、穴を切り開いた

「…良し」

そして私はその空いた裂け目をくぐる。これで中に入ることができたな。…さて

「…貴様か。ここの『王』とやらは」

私の目の前にはそびえ立つ死体の…城、というべき物があった。その上に、死体で築かれたであろう玉座に座る人の形を取っている『蝿の王』がいた。体には常に蝿が蠢き、その複眼からは気色の悪い視線を感じる。そしてそれに付き従うように控えているのは…あれも蝿だ。人と同じサイズの蝿。あれは護衛か?

『…』

その蝿の王は答えなかった。その代わり

「…『パレルモ•セーガ(鋸)』」

私の後ろに回していた蝿の一匹を剣を鉈から鋸に変形させ、切り伏せる。その蝿は縦一直線に真っ二つに切り裂かれ、地面に音を立てて崩れ落ちる

「…今のは…この私が親指のアンダーボスであり、ボニャリッテ家の長女であることを理解しての行動か?蝿の王よ」

相変わらず目の前の蝿は答えない。ただ、私を獲物としか見ていないようだ

「…そうか…沈黙は肯定と捉える。…であるならば、貴様は親指に歯向かった愚か者であり…神聖なるゴッドファーザー様を差し置いて『王』の名を名乗る…大罪人だ…よって親指の規律により…貴様を粛清する」

私は再度鋸から鉈に剣を変形させる。そして体勢を低く屈め…

「…『セッチォナトゥラ・デル・チェルヴォ(鹿の解体)』」

一気に蝿の王の目の前に跳んだ。瞬間、控えていた蝿どもが飛び出して来る。まるで王を守らんとする騎士のように。だが…関係ない

「邪魔だ」

蝿の一匹の額に片手でショットガンが放たれ、頭が吹き飛ぶ。そしてもう片方の手で鉈を振り下ろしもう一匹の蝿を叩き切る。蝿どもはどんどん湧いて出てくるが関係ない。このままあの不遜な蝿の首を落とす…そう思っていた時だった

 

 

            ジュッ

 

「っ!?」

私は直ぐ様後方に飛び退く。今、何かが焼ける音が…違う。焼ける音ではない…これは…

「…酸か」

下を見ると蝿の体液により地面が蒸気をはっしながら溶けていた。なるほど、通りでここまでの道中の死体は溶けていたわけだ

「…この鉈鋸とショットガンが遺物で助かったな」

あれ程の強酸でも手に握っている鉈鋸とショットガンには特に劣化は見られない。この二つは私が若い頃に遺跡潜りから買った物だ。確か名前は…

「『獣狩りの鉈鋸』と…『機械の神の散弾銃』だったか?変な名前だから最初は警戒していたが…使って見れば私にぴったりだったわけだ…さて」

私は構え直す。強酸があるならば警戒する必要がある。遠くからこのショットガンでチクチク攻撃するか?…いや、まともな威力を与えることは出来ないな。なら…

「…酸に溶かされる前に速やかに粛清する…これだけだな」

となれば即断即決だ。再度私は蝿の王に向かって走り出す。案の定守りに他の蝿どもが出てくる…が

「『コルポ・ディ・プンタ(一点突き)』」

素早く鉈と鋸を切り替えながら切り、、ショットガンで道を作りながら進んで行く。この速度なら酸はほとんどかからない

「『セッチォナトゥラ・デル・コニリオ(兎の解体)』」

更に速度を上げる。もっと、もっと早く。あの蝿の首を逃がすな。狩れる距離まで詰めろ…!!

「『セッチォナトゥラ・デル・チェルヴォ(鹿の解体)』!!」

…そうだ…あれは…獣だ…!!血肉を求める!病を広める!!…獣だ…獣だぁ…!!!そうだ!このまま…!!このままあの獣の首を…!!首をぉ!!

「刈り取るんだぁ!!!アッハハハハ!!!」

今、私の中には獣を狩るという肉食生物の本能が昂っていた。こんな風になり始めたのはこの鉈鋸を使い始めた頃だ。最初こそは心底参っていた…だが…この都市ではこの本能は最大の武器になった…!!これが!!この本能の昂りが私を強くした…!!そして、今!!私の目の前には獣がいる!!切れ…!切れ…!!この蝿どもの肉壁の先に…!!本獣がいる!!

「『セッチォナトゥラ・デル・エレファンテ(象の解体)』!!!!」

そして、肉壁を抜けた。目の前には、あの蝿が…獣の、首が…ある!!

「刈り取らせて貰う!!」

そして、私は獣の首目掛けて鉈を振るった。…が、甘くなかった

       

           ガギィン!!!

 

「なっ」

刃を掴まれた。あの速度だぞ。1級フィクサーですら止められない速度に対応して──瞬間、私の目は焼けていた

「っぐぅあ!!?」

直ぐ様離れる。酸をかけられたのか…!?一体いつ…!見えなかったぞ…!!

「…貴様ぁ…!!」

視界が歪む。くっ…!両目が…!!

「っ!?がぁっ!!?」

私が目に気を割いていた瞬間に横から強い衝撃が襲い、私は真横に吹き飛ばされ、地面に転がる

「ぎっ、がっあっ…!!」

まずい…!咄嗟に受け身を取ったが…!これは……!!

「…右腕が…!!」

右腕が力無く垂れ下がる。何とか鉈鋸は握られているが…持ち上がらない…!

「くそっ…!」

視界も奪われた。利き手は使い物にならない…

「…かなり…まずいな」

幸いにも既にこの場の地形は把握している。あとは私の聴覚と嗅覚、触覚が頼りか……ふぅ

「……行くぞ」

私は目を閉じ、走り出す。すると複数の足音と羽音が聞き取れた。右斜め前から4、左から3、上から9、後ろから4…殺れる

「『パレルモ•フチーレ&ナチェッタ(散弾銃と鉈)』!!」

私は左手に持っていたショットガンを素早く撃ち放つ。左、後ろのすべてを撃ち抜き、体を回し遠心力で鉈を振るい前と上から来ていた蝿を切り裂く。腕の上げ方、銃の反動、遠心力。それらすべてを利用した攻撃。本来ならパレルモ剣術は1対1の勝負でのみ本領を発揮する。だが、それでは1対他には対応出来ない…ならば…このショットガンを組み込めば対応出来ると私は考えた。これにより、1対他でも遅れをとることは一切なくなった

「ふっ!!はぁあっ!!」

体をひねり、躱し、進み続ける。匂う。腐りきった蟲の臭い…!!この先にいる…!!私は更に速度を上げる。右手が悲鳴を上げている

「っ…!!」

だが、まだやれる…まだ、動かせる…!!あと数十m。次は逃がさない。今度は、必ず…狩る!!

「『コルピ・ソッターニ(狩人)』!!」

あと10m。更に速度を上げる

「『セッチォナトゥラ・デル・コニリオ•フチーレ(兎の解体•散弾銃)』!!」

更に詰める。あと5m

「『セッチォナトゥラ・デル・チェルヴォ•セーガ(鋸)!!』」

腕が千切れそうになるだが、行ける。もう、届く…!!このまま…!!あの蝿を…!!

「…捉えたぞ」

 

 

『…』

蝿の王は初めて感情を表した。何故ならこの戦い、蝿の王には無数の軍勢が控えていた。なのに、目の前の女は、親指の女はその軍勢を流れるように処理していた。目を潰した。片腕を潰した。なのに、まだ動ける。何故?何故?何故?蝿の稚拙な頭が、疑問を出し続ける。それに…

『…何故、弾丸が尽きない』

先程から数百と撃っているあの銃。普通ならリロードが必要だ。だが、何故だ。何故発射が止まらない。おかしい。これは禁忌に触れないのか?頭は何をしている

『…っ』

更に女は速度を上げている。あれがパレルモ剣術という物なのか。だが、おかしい。もはや身体は限界の筈、何故速度を上げれる

『…後退を』

蝿の王は危険を察知する。この女は、危険だ。リウ協会のあの炎により、一度燃やされたかけたこの身。幸いにも瓦礫の下の死体に本体を置いていたおかげで助かった。何やら一人の男が我が蛆の一匹を捕獲していたが…まぁ良い。今は退避を──

「『標的』」

『っ!?いつの間に─』

瞬間、蝿の王の身体に弾丸が突き刺さる。そこから緑色の液体が蝿の王の身体を蝕む

『っ…これは…』

K社の崩壊アンプル弾。事前にレイダが入手していた高級弾。それが蝿の王の身体に円形状の、緑色の的を形成していた。逃げなければと蝿の王は羽を開く…が

『っ!?』

「…動きにくいだろ?このショットガンの力でな…弾が当たった相手に強い衝撃を与えられるんだ。それこそ、まともに動けなくなるぐらいに。まぁ、極稀にしか起きないがな」

女は淡々と語る。そして、手に握った鉈を、無理矢理振り上げる

『…『強酸』』

蝿の王は口から酸を吐き出す。このままなら直撃する…が

「ふっ!」

バァンと鋭い音が鳴り、レイダの身体は僅かに横に逸れる。銃の反動で身体を動かしたのだ。見えていない筈の目で

「…二度も当たらないぞ…!!蝿!!」

レイダの振り上げた鉈が重力をのせて蝿の王の頭に叩き付けられる

『っ!?バカ…な…!?』

本来ならば通る筈の無い刃が、蝿の王の固い外装を砕くようにして蝿の王に打撃を与えていた

「あれだけ速度が乗ってたんだ…固い物を砕くぐらいなら何ら問題ない…!!」

鉈はまだエネルギーを失っておらず、更に食い込んで行く

『っ!!』

蝿の王は初めて恐怖を感じる。心臓を潰されるならまだ良い。最悪蛆の王子として再度成長すれば良い。だが、脳は駄目だ。潰されては蛆の王子として再度成長することすら潰される…!!

『離せぇ!!』

「離さない!!」

レイダはショットガンの銃先を鉈に当て、撃ち放つ。その衝撃で鉈は更に食い込んでいく

『ごっ、がぁ…!?』

蝿の王は本格的に焦り始める。過去にこれ程までに追い詰められたことはなかった。リウ協会は蛆の時に遭遇さえしてなければ問題無く、簡単に殺れていた。だが、この女は、成虫の状態の我をここまで追い詰めた。何と言う脅威…!!これは……このまま相手していては…!!死ぬ!!

『…あまり使いたくなかったがな…!!…『超振動羽音』』

「何を─」

瞬間、蝿の王の周囲数㎞に渡り、音圧が響き渡った

「──っ…あ…??」

レイダの耳と鼻からは血が流れ出る。あまりの音圧とその振動により、脳と鼓膜の両方にダメージが入っていた。不安定だった五感が更に壊れている

「…っ、あ…ぉ…な…に…が…!…??」

『…ゴホッ…ふぅ…やはり喉と羽の同時発音は厳しいか…さて』

蝿の王は目の前でいまだに混乱しているレイダに向かって歩き出す。この女は危険だと、本能が理解していた。今ここで潰さなければG社にとっても大打撃となる

『…貴様の実力は評価しよう、アンダーボス。レイダよ…死ね』

そして拳が振り上げ、下ろされた

 

 

「…ああ」

今の、私は…どうなっているのだろう。腕は折れ、血を流し、アンダーボスとしての威厳は無くなっているのだろう。…ああ、何か、近づいて来ているな…ここまでなのか……ふふ、まぁ…悪くない人生だったな…ああ、そうだ。悪くなかった…後悔はない……やり残したことも……

 

   『またいらしてくださいね。レイダさん』

 

あ…ああ…くそっ…!!…何が…後悔がないだ…何が…やり残したことはない…だ……!!まだ…まだ…あるじゃないか…!!

「…■■■さんに…まだ…まだ…!!何も…返せて…いない…!!」

あの日、私を裏路地から助けてくれた彼、彼のおかげで、今の私が存在している。彼のおかげで、私はここまで強くなれた。彼に追い付きたくて、もう一度会いたくて、力を付けて…そして…ようやくまた会えたと言うのに…私は…わたし、は……

「…救われた命を…彼に救われた…この命を…」

 

      

 

       捨てるつもりだったのか?

 

 

 

瞬間、蝿の王は謎の力により、遠くに弾き飛ばされた

 




はい(はいじゃないが)

これで終わりじゃないよ。今続き書いてるよ。待っててね。て言うかまじで文章量よ。コレンナの時は約4700字なのに今回約5300字だぜ?600字増えてるぅ!!

以下登場人物紹介

東部親指 アンダーボス レイダ
 ▼おや?レイダの様子が…?

以下は『蝿の王』について分かってる情報とオリジナル設定
分かってる情報
特異決戦兵器:蛾の姫
 リンバス9章で名前だけ登場した。またヴァレンチーナロージャの人格ストーリーでロージャと戦闘していた。勝敗は不明だが親指の親方相手に1歩早く行動出来ていたのでかなり強いと考えられる。また蜚蠊の皇帝と同じく拳による攻撃もあるらしい。また食べた人間の死体を吐き出して強酸性の攻撃も出来る。また、一度殺られても『蛆の王子』として際復活出来るらしい
以下オリジナル設定
『我らは…腐臭とともに、死肉の中に巣を構える。王族たちは蔑視の中でも、永久不変に増殖し、成長する。そしてある日、お前たちが作り出した血肉の山を糧に…いつしかこの世の全てを溶かし尽くすであろう…
繁殖。増殖。溶解。接種。繁殖。溶解。増殖。接種。溶解…』
戦場に広まったその悪臭は、蝿たちを引き付ける格好こ餌である。詰み上がる血肉は蝿たちの繁殖の場となり、蛆を育てる揺り篭となる。さあ、蝿よ。我らが軍勢よ。皇帝を守るための盾となり、矛となれ

蛆の王子→蝿の王の幼虫説が合ってた…やった!

ご視聴ありがとうございました!!

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