【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない() 作:しがないフィクサー
ハジオン(ヴァレンチーナロージャ)って名前考えた人天才か?面白過ぎてマンションの自室でセッチォナトゥラ・デル・エレファンテしちゃった(大迷惑)
今回はミョのお話でございます。ミョ視点でお話進みます。まぁ前回みたいにがっつり書いてるわけではないので…気楽に読んでください!
感想、評価、お気に入りをお願いいたします!!
私が小さい時だった。まだ私が裏路地で死に怯えていた時だった。私が夜になっていたことに気付けず、もう少しで掃除屋の波が来るとなっていたギリギリの時だった
『こっちだ!!早く!!』
私に手を差し伸べてくれる人がいた。私はその手を掴む。そのまま一気に建物の中に入った。私を助けてくれたのは一人の男だった。私は彼に感謝した。ありがとうって。そしたらその男、何て言ったと思う?
『当たり前のことだよ。人を助けるのは』
不思議な奴だと思った。都市でそんなことを考えるなんて、頭がおかしいんじゃないかって思った。まぁその後に赤い霧に会ってそうでもないって分かったんだけどね。で、掃除屋が過ぎた後、私は建物から出ていった。男がお土産にパンとか干し肉を渡して来たのを覚えてる。まぁ貰った。変な匂いもしなかったし。その日はそれで終わった。もう二度と会うことは無いだろうと思ってた。…でも、また会うことになるとは思わなかった
『いらっしゃいませ。4名様でしょうか』
そこに、あの男がいたんだ。片目を隠すように髪を伸ばしていたから一瞬分からなかったけど。まぁ向こうも私のこと覚えてないみたいだったし。でもあの男が赤い霧のファンだなんてびっくりしちゃったよ。しかもフィギュアを手作りするガチ勢!!同じ赤い霧のファンとして理解出来るよ!!
「…それを本人の前で言うの、止めてくれないか?」
「え、何で心の声を聞き取れてるのさ。怖い」
私は隣に立っている彼を見る。心底嫌そうな顔……いや、仮面で見えないけど絶対してるよこいつ!!声まで何か変えてるし!
「聞き取れるも何も途中から口に出してたぞこの阿保ウサギ」
「酷い!!阿保じゃないもん!!」
「じゃあ馬鹿だよ」
何なのこいつ!!普通隣にこんなナイスボディでピチピチスーツ着た女の子いたら鼻の下伸ばすでしょ!!あ、今こいつ仮面してんのか。顔見れないじゃん!!チェッ
「で?私に電話して来たじゃん?わざわざ戦場で集合だなんて…何をさせたいわけ?」
実はこいつからこの戦争が始まる前に電話を貰っていた。試しに渡しておいた連絡先が役立つ日が来るなんてねぇ
「いや、そもそも俺はお前に集合しようなんて言って無いんだが…」
「うわぁ、そうやって呼び出した女の子をないがしろにするんだぁ。最低だねぇ。そんなんだから女が離れて行くんだよ?」
私が冗談めかして言うと彼は急にスンッと無表情になった後、目が死んだ。え、マジ?
「止めろ。ガチで。洒落に。ならない。から」
うわ、何か震えだした。え、あ、ガチで?
「え、あ、うん。ごめんね??」
完全に予想外過ぎる…一体何があったんだこいつ。まぁ、取り敢えずこの話は置いといて…
「おほん!…で、私に何して貰いたいんだっけ?」
私がそう聞くと彼も気を取り直したようだ
「あのなぁ…前に電話で言ったろ」
「私は直接聞かないと聞き取れないんですぅ~!」
「ウサギなのに難聴なのかぁ…可哀想に…」
は?ぶち殺すよ?誰がババアだ!!ああん!?(言ってない)すると彼が話し出す
「はぁ…お前には煙の怪物の相手をして貰いたいんだよ」
私はその「煙の怪物」という言葉に反応する
「…へぇ?何それ。煙ってつくからL社の兵器か何か?」
「まぁ、間違いじゃない。俺も詳しくわ知らないよ」
彼はそう言いながら何かを見せて来る。これは…?
「こいつ、まぁ…あるフィクサーを少し守って欲しくてな」
その写真には少しくたびれた青臭い男が写っていた。全身真っ黒スーツ。まさに駆け出しフィクサーって感じだけど…
「…何で?特に死んでも問題なさそうな奴だけど」
私がそう聞くと彼は答える
「死んだら駄目なんだよ。これだけは確定してるのさ。で、このフィクサーが煙の怪物に遭遇するんだ」
「ふーん…だから守って欲しいって?」
私がそう言うと彼は頷く。…ふーん…こんな男がねぇ…特段何も感じないし、普通のフィクサーだとしか思えないけど…でもなぁ…
「ただ程安い物は無いよねぇ~?」
私は指で輪っかを作る。ただ働きは嫌だよ?
「…いくら欲しい」
ありゃ、案外簡単に納得するのか…つまらないなぁ。…!良いこと思い付いたぁ!
「あんたの時間が欲しい」
「なんだ?T社の特異点使えばお前に俺の時間渡すくらいなら…」
「ちげぇよ」
ちっ!こいつクソ鈍いなぁ!!この鈍さが女が離れて行った原因なんじゃねぇの!?
「はは、冗談だよ。…時間が欲しいねぇ…具体的には?」
「お、なんだよー。分かってんなら言わせんなよなぁ?…デートだよ!デ•エ•ト!!」
私がそう言うと彼はすんごく、すんごく眉間に皺を寄せて渋い顔をする。渋柿でも食べたのかな?ふざけなやこの野郎
「…デート…ですかぁ…うわぁ…デートかぁ…うわうわぁ…」
「んだよぉ!!文句あんのか!?ああん!?私の体の何が駄目なのか言ってみろよぉ!!」
「いや、普通に綺麗だしそこら辺は問題無いんだよ」
「…………お、おう」
…まーじで?こいつこのノリなの?ド天然なの?天然ジゴロなの?…ちょっとドキッとしたじゃん
「…な、なら何が問題なのさ!ええ!?」
「…俺さ。そう言うのはしないって決めてるんだ。デートも、恋愛もさ」
その言葉に、何か意味が込められているのを感じた。何だろう。ただ面倒だとか、そんな甘い感情では言って無い
「…何で?」
私は純粋な興味本位で彼に聞いた。が
「今、それは関係あるのか?…まぁ、デート以外なら何でも買ってやる。俺の手作りの赤い霧のフィギュアでも作ってやるから。ほら、行った行った」
「ちぇっ!なんだよもう…分かったよ」
私は歩き出す。そして、彼に振り返って言う
「…ねぇ、あんたさ…生きてて楽しい?」
私の言葉に、特段意味はなかった。ただ、彼に対して聞いてみただけだった。だけど…彼はそうではなかったようだ
「…お前には言われたくないな」
「…それ、どういう意味?」
「さぁ?…取り敢えず、続きは喫茶店で話そうじゃないか。そこで報酬を渡すよ」
彼はそう言って去って行った。…変な奴
「…はぁ、まぁ良いか。さて!煙の怪物って奴を探しますかぁ!…あ、違った。この男か…まぁ、探せば見つかるでしょ」
私は彼に言われた通りにその男を探し始めた
数時間後…
「全然見つからないんだけどぉ!!?」
何で!?少なくとも顔さえ見えれば分かるよ!?なのに何で見つからないのさ!!えぇ!?可笑しいだろぉ!?
「ちぃ!!面倒くさいなぁ…ん?」
ここから数百m、なにやら音が聞こえる。おおよそ人の体からは出ないであろう音。そして何かしらの武器による音でもない。この音は……
「……へぇ?あれが煙の怪物って奴?」
私は首にかけていたマスクを取り出す。恐らくだが煙を使った攻撃をしてくるのだろう。このマスクは必須だ
「…さーて…行きますか」
私はその音のする方向に走り出した。そして、見えた。動く煙の塊。煙の中、その中から煙を吹き出す何かがいることを確信した
「あはは!!良いじゃない!!面白くなって来た!!」
そして、その煙の中に突っ込んだ。そして、そして、私が、私が見たのは……
「……あ」
[■■•○■■][■□●○●€○♤][\●°♤○●○|●●○|○]●□●○[《|{□●●□■□■6]]6{7][{●{□|□▪︎•■■¤][|•□•《□●|¤]?????????
ブツンッ………Now loading……データ取得中…禁忌接触データ…無し
[生態反応消失を確認。再生成を開始します]
機械的な音。満たされる液体。その中に、ミョが作られ始める
[生成完了。起動します]
その音声とともに、ミョの目が開かれた
「……あー……死んだ死んだ」
生成ポットが開き、私は出る。すると
「ミョ。何に殺られた」
BBA……じゃない。ニコライが話しかけてくる。私は答えた
「L社の煙を吹き出す奴!はぁ…なーにが対応して欲しいだよぉ…あんなの私一人で倒せるわけないじゃん!!」
「ほう?L社のか…お前でも対応出来ないのか?」
ニコライがそう聞いてくる。まぁ、私一人だとせいぜい数分持つかどうか。今回のは完全に油断してたし…煙の噴出、手らしき器官の攻撃、それらを回避すればなんとか?死にまくって一番強い私をぶつければ行けるかな?…まぁ、そんな手間かける必要ないか
「まぁ頑張ればって感じかな?」
「ふむ、そうか。記録は取ってあるな…良し。では出撃しろ」
けっ!このBBAがよぉ…!!少しは休ませろっての!!
「はいはい!分かりましたよ!!」
私は再び戦場に向かって走り出す。さて、私を殺した責任は取って貰わなきゃ……ね?それに……
「あいつからの報酬、絶対に受け取りたいからね」
待ってろよー!!赤い霧の手作りフィギュアー!!
はい(はいじゃないが)
何か自分で書いてて「どうしてこうなった」って場面がいくつか…まぁたのしから良し!!
以下登場人物紹介
R社第4群 ウサギチーム 隊長 ミョ
ウサギチームのトリガーハッピー。ロボトミだと誤訳でマオという名前になっていた。煙の怪物に殺された。なおクローン技術で再生成された。作中で何回死んでるんやろね
認識阻害仮面を付けた誰か(変声済み)
ミョなら煙の化物任せられるやろ。だって死んでも生き返るし!!さすがだぜR社。便利便利。って感じでミョにくたびれた青臭い男のフィクサー護衛を頼んでいた。一体誰のことなんだ()ちなみにミョに護衛対象が認識阻害仮面を付けていることを伝えるのを忘れている。おバカ!!
くたびれた青臭い男のフィクサー
恐らく6級くらいで黒い仮面を付けている男。サルでヴァドールな人と一緒に行動中。一体誰なんだ!!()
以下は煙の化物について
煙の怪物
どこぞの自称9級が煙戦争で見た化物。恐らく旧L社の特異点による産物だと思われるが詳細は不明。図書館の黒い沈黙接待の第2フェーズで出てきていた。恐らくこの姿が煙の化物だと考えられる。背後の背景は自称9級が見た旧L社の特異点だと思われるが実態は不明である
以下駄文
ミョ「私さぁ?好きな人出来たかも!」
ニコライ「その相手が不憫でならない」
マキシム(通信越し)『おい、相手殺すなよ。腹上死が目に見える』
ルドルフ(通信越し)『よりによって年中発情期のウサギにか…南無阿弥陀仏』
ミョ「てめぇら一回再生成されろやぁ!!」
認識阻害仮面を付けた誰か「あっ。相手が仮面付けてること言うの忘れてたぁ!!」
イオリ「何やってるのさ…はぁ、私が何かメモを忍ばせておくよ」
認識阻害仮面を付けた誰か「ありがとうイオリ!愛してる!今度ワインでも送る!!」
イオリ「全くもう……あんたいつか刺されるよ?」
認識阻害仮面を付けた誰か「都市なら刺されるのは普通だろ」
イオリ「駄目だこいつ」
※数日後、送られて来たのは数十年物のワインである(数百万眼)
イオリ「…大切にしよ」
ご視聴ありがとうございます!
感想と評価、お気に入りをお願いいたします!!