【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない()   作:しがないフィクサー

29 / 30
どうも。作者です

今回はモーゼスの視点でお話が進みます。リンバスで年齢がおよそ49歳だと言うことを知り、その美貌に性癖がねじれて逆に正常(異常)になったのは良い思い出だよ。何ですかあの脚の美しさと腰付きは。て言うかねじれ探偵読んでないんだよね…解釈違いは覚悟の上だよぉ!!…読み始めます…読んでて解釈違いを発見したら即効で直しますのでご了承を!

今回はちょっと短いですが許してぇ

感想と評価、お気に入りをお願いいたします!


ウアジェト 隊長 モーゼスの視点

暗い、暗い裏路地に、幼い私はいた。空腹だった。水を欲していた。温もりを欲していた。だが、それら全ての望みは叶わないと、私は理解していた。このまま死ぬのだろう。ネズミに殺されるか、野犬に食い殺されるか、掃除屋に掃除されるか。私はどの死が訪れるか、ずっと待っていた。…しばらくして、ネズミたちが裏路地に入って来た。死ぬのだろうと、私は確信した。彼らの手にはナイフやバットが握られていた。…せめて、楽に終わらせて欲しいと願い、私は目を閉じた。…だが、そうはならなかった

『彼女に死なれては困るんだよ。ネズミども』

次の瞬間、「ゴトリ」と何かが音を立てて落ちた音がした。私を目を開く。そこに…一人の男が立っていた。男はネズミたちの首を、体を次々に真っ二つに切り裂いていった。…そして、ネズミたちが全員静かになった後、私の方に向き直った

『…やぁ、初めまして。お嬢さん?…直ぐに安全な場所に連れて行くからね』

そして、彼の指が私の額に触れて……次に目覚めた時、私はディアス様の屋敷にいた。暖かいベッド。暖かい食べ物。飲める水。そして、私の命。…叶わないと思っていた物が目の前にあった。私は聞いた。あの男が何処にいるのかと私は側にいた看護士に聞いた。すると、看護士は言った

『?ディアス様がお連れになったのですよ?』

私はそれを聞いて不思議に思った。私はそのディアスという人物にまだ心当たりがなかったからだ。すると、部屋の扉が開き、そこからディアス様が入って来た。初めて見た時は…いかにも金持ちという印象で、それでいて不思議と惹き付けられるカリスマ性を感じた。ディアス様が看護士を退かせ、ベッドの隣にあった椅子へと座った。そして、私に言って来た

『やぁ、気分はどうだい?』

私は特に問題無いと答えた。ディアス様は『それは良かった』と言って微笑んでいた。私は改めて、あの男の行方について聞いた。すると、ディアス様はしばらく黙った後、こう言った

『…あいつがあなたを助けたのは間違いないよ。…でも、あの男とは極力関わらない方が良い。私でも、あの男に利用されてるとしか思えないからな。忘れなさい』

私はその言葉の意味が分からなかった。どういう意味かと聞こうとしたが、その機会が訪れることは無かった

 

 

そして、長い年月が流れた。私はディアス様に妹のように可愛がられ、育てられ、そしてディアス様の持つ『ウアジェト』という組織の隊長になっていた。最初こそ、戦い方も知らない幼子だった私が、隊長を任される身となるとは思ってもいなかった。そんなある日、ディアス様から私の率いる部隊に向けて任務が与えられた。その内容は…

『研究所側に付き、敵対組織から守護せよ…ですか』

ディアス様からは時期に大きな衝突が起こると聞かされていた。その中で、研究所側に付くということも知っていた。だから、特段驚きもしなかった。今回の任務も、ディアス様の采配があれば問題無いと思って…いや、信じ切っていたのだ。だから私は部隊を率いて、戦場に向かった

 

 

「…ああ」

私は己の愚かさと、軽率さを痛感していた。最初こそ、何の問題も無かった。敵対組織…翼やフィクサーたちを殺し、戦域を広げ、優勢だった。…だが、私たちは知らなかったのだ…空の脅威を。戦域を維持しようと行動した最中、突如空から無数の物体が飛来し、私の部隊を壊滅状態にした。それらは隊員を空に連れ去り、貪り、そして捨てた。私は撤退を指示した。だが、間に合わなかった。遅すぎた。ここは、既に、あの蛾どもの狩り場だと言うことを思い知らされた。私は、私は、恐ろしさに、その、絶望的な状況に、耐えきれず…逃げ出して、しまったのだ。仲間を置いて、そして…私の誇りすら、投げだしていた。そして、今。私はあの日と同じように、暗い暗い裏路地に逃げ込んでいた。そして、そのまま膝を付いた。…ああ。あの日々が、あの暖かいベッドも、食べ物も、綺麗な水も、全部、全部……偽りの…温もりだったのか

「…くそ……くそっ…クソッ!!クソッ!!クソッ!!クソッがぁ!!」

私は拳を幾度となく地面に叩きつけた。その度に、痛みが、骨の砕ける音が、私を痛め付けた。だが、やめなかった。そんな痛みが、むしろ自身への罰と、戒めだと、私は感じていた。…しばらくして、私は拳を止めた。既に、私の腕はあらぬ方向に向いていた。私は壁に倒れるように寄っ掛かりそして、座った

「……ははは」

私は、理解した。ディアス様…いや、ディアスは、あの女は、私を愛していたわけじゃないと。私という人形を、大事に、大事に育て、そして、絶望させる。その絶望が、あの女にとって最高の嗜好品なのだと。私は、ただ、嗜好品を作るための、材料でしかなかったのだと

「…クソッ…!!」

ああ、今さら後悔しても、遅いか。…体が、冷たいな…

「…これが、私の…死か」

暗い裏路地で、一人寂しく、死に至る…ははは!なんて美しい物語なんだろうな。…ディアス…お前は、これで喜ぶか?…きっと、楽しんでいるのだろう?…なら、せめて…お前の玩具としての私の役目を…さっさと…終わらせて…やるさ

「……は…はは…」

目が、霞む。体が、動かなくなる。死ぬ。死が、私を、待っている。それを悟り、私は…目を閉じた

 

 

「…っ?…あ、う…あぁ?」

目が、覚める。死んでいない。何故、どうして、私は死んでいない

「お?起きたか」

「…誰…だ」

私は、誰かに背負われていた。…顔は見えないが…男か……?

「いやぁ、死にかけてるとはねぇ……何とか間に合って良かったよ。ある程度の治療はしたから」

男は軽い調子で言う。確かに、私の体に包帯やガーゼなどが巻かれている

「……何故……助けた」

私が掠れた声で聞くと男は笑って言う

「だって、死なれたら困るんだもん」

「っ…!?」

その言葉を、私は聞いたことがある。あの日、裏路地で、私をネズミたちから助けてくれた男と、同じ…!!

「………お前……もし、かして……私は…君、と…一度…会ったことが、あるか…?」

私がそう聞くと男は「まじか」と言って笑った

「覚えてたの?俺のこと。いやぁ、数十年も前の話なのに、凄いね。さすがだよ」

男は歩き続ける。一体、何処に向かっているのだろうか

「…何処に……向かってる」

私が聞くと男は言う

「安全な場所」

「安全……?…この戦場に、そんな場所は…無い筈だが」

「知ってるよ。「比較的」安全だ。そこにあんたのお仲間さんもいるから」

私の…仲間…?…まさか…!ウアジェトの…!!

「…っ!みんな、生きて……!いるのか……!!」

「…いや、俺が助けられたのはあんたを含めて三人だけさ」

「……そうか……そう、か…!」

私はそれを聞いて、安堵した。まだ、生き残りがいた。私以外にも、生き残った者たちが…

「…ありがとう……感謝、する」

「はは、あんたみたいな美人な女性にそんなこと言われるのは嬉しいね。……もう少しでつく。…死ぬな」

彼がそう言った瞬間、心が、暖かくなったのを感じた。これは、何だろうか

「……ふふ…ああ」

私は男…いや、彼の背中で笑った。私は初めて、本当の…人の温もりという物を知れた

 




はい(はいじゃないが)

この後モーゼスは安全な場所に移されて、そこでエズラと再会して、ハン•ヒジュンに嫌われて(?)。無事回復してFa○k youディアスして原作通りエズラと一緒に事務所を設立します

以下登場人物紹介

ウアジェト 隊長 モーゼス
 後のねじれ探偵。ディアスに拾われて捨てられた人。かわいそう…なおオリ主に何かしらの感情を持ったが自覚してない。なんか心がポカポカするらしい。何だろうね()

モーゼスを助けた男
誰だお前は!!()察して

以下駄文

エズラ「モーゼスさーん!!」大泣き
ヒジュン「…嫌い」
モーゼス「Fa○k you ディアス。それはそれとして何か心がポカポカする」

モーゼスを助けた男「ん?なんだよイオリ」
イオリ「……ツンツン」
モーゼスを助けた男「ちょ、指で脇腹つつくな!何!?俺何かした!?ちょ、やめ」
イオリ「……ツンツンツンツン」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。