【悲報】都市に転生して喫茶店経営してたらネームドしか来ない() 作:しがないフィクサー
不定期更新とか書いといて同じ日に作品を2つ投稿するのはどうなんだ…?…不定期だからいいのか!(納得)
なんか気づいたら評価8.75になっててびっくりした。ありがとうございます!
僕が彼に会ったのは指令を渡しに行った時ですね。それ以外の関係はありません。…ただまぁ彼に指令を渡そうとしたら指令が書かれた紙が燃えて無効になったのは驚きでした。彼自身は何もしていないようで本部に問い合わせたんです。そしたら指令の伝達ミスとのことで、急遽無効になったとのことです。しかも彼自身に指令はまだないらしく…はい。つまりは完全にこちら側のミスでした。このようなことは滅多になく伝達ミスした者は厳しく処罰されたのですが…流石に彼にお詫びの何かをしないと指の面目が潰れるかもしれない。
と、いうことから本部は彼の喫茶店に資金援助をしているらしいです。たかが喫茶店の店主になぜそんなことを?そのように抗議する方もいましたが…彼を見ていないからそんなことが言えるのでしょう。僕の目から見ても彼は刺激するべきでは無いとわかります。これは勘ですが…彼に手を出せば指同士の関係が著しく低下するような気がします。まぁ勘ですのでそこまで気にする必要はないかと思いますがね。
…おや?どうしましたか?…僕に指令ですか。…わかりました。では行ってまいります。…「コーヒーを毎日1杯飲め」ですか。「自身の身体を1000回傷つけろ」なんて指令もありましたし断然マシですね。インスタントでもいいですが…ちょうどいい場所がありますね。そうすればもう一つの指令も達成できそうですし
カランカラン
「いらっしゃいませ。おや、あなたはこの前の…」
僕が店に入ると彼がこちらを見て挨拶をする。どうやら顔を覚えてくれていたようだ
「お久しぶりです。その件では申し訳ありませんでした」
「いえいえ。まさか人差し指から資金援助をされるとは思ってもいませんでしたよ。それで…今回は指令を持ってきたんですか?」
「いえ。今回は僕の指令を行うために来ただけです。早速ですがコーヒーを頂けますか?」
僕がそう言うと彼は理解したようでコーヒーを1杯入れてくれる
「どうぞ。砂糖とミルクはお好きにお使いください」
「ありがとうございます」
僕はコーヒーのカップを持ち口に運ぶ
「…!おいしい」
コーヒーはあまり飲んだことはないがこれはおいしいと思った。何といえばいいのだろう。このコーヒーは僕がおいしいと思うような何かがあるのだろうか。それとも…そういう技術なのだろうか?僕が考えていると彼が僕に言った
「別に何か特別なことをしてるわけじゃありません。ただ…この場所がその人の安らぎになるように尽力しているだけです」
「…そうですか」
僕はもう一度コーヒーに口をつける。なるほど、確かに安心感がある。どうしてかはわからないけど…でもそれでいい気がする
「おかわりが欲しかったら言ってくださいね。どうせなら何か軽食でも作りましょうか?」
彼がそう聞いてくる
「…おねがいできますか?」
「かしこまりました」
彼がそう言って店の奥に消えていった
「…さて、仕事をしますか」
僕はその場から立ち店の壁に触れる。…だが触れようとすると跳ね返される感覚がある
「…やはりですか。この店はだいぶ特殊なようですね」
本部から調査しろという指令が来たときは何事かと思いましたが…確かにこれは異常です
「…駄目ですね。この店に来るためにどのような道を歩いたか思い出せません」
何度も思い出そうとするが無理だった。これはこの店のせいなのか、それとも彼自身の力なのか…
「まぁ、今回はこれぐらいにしましょう」
そう言って席に戻る。それと同時に彼が戻ってくる。片手には皿を持っている
「こちらピザトーストでございます。お熱いのでお気を付けください」
「ありがとうございます」
彼が僕の前にピザトーストを乗せた皿をおく。丁寧にも半分に切ってくれている
「いただきます」
僕はそう言ってピザトーストを持ちほおばった
「おお!これもおいしい!」
トマトソース、玉ねぎ、ピーマン、ソーセージそしてたっぷりのチーズ。それらすべてが完璧に合わさっている。正直言うと飲食店を出した方が儲かるのではないだろうか?
「気に入ってくれたようで何よりです」
「本当においしいですよ。飲食店の方が儲かるのでは?」
「飲食店ですか…流石に一人で経営するのは無理がありますね。そもそも私自身は細々とやっているのが性に合っていますから」
「そうですか」
僕はぺろりとピザトーストを食べきってしまった。いやー、食べ物でこんなに満足できたのはいつぶりでしょうか
「ごちそうさまでした」
「はい。お粗末様でした。お皿おさげしますね」
「コーヒーのおかわり。もらえますか?」
僕がそう聞くと彼は「もちろん」と言いコーヒーの入ったサーバーを持ってきてカップに注いでくれる。僕は注がれたコーヒーを飲む。…本当においしい
「ふぅ…大変満足しました」
僕はそう言って立ち上がる
「代金は「必要ないですよ?」…え?なぜですか?」
僕がそう聞くと彼が答える
「だってすでに払ってもらいましたから」
…ああ。そうだった
「すみません。忘れていました」
「いえいえ。大丈夫ですよ。またいつでもいらしてください」
「はい。ではまた」
僕はそう言って店を後にした。さてと…あれ?僕はあの店で何を調べたんだっけ…まぁいいでしょう。忘れたということは特に重要ではないということでしょう。さて、戻って書類の整理をしないと。僕は急ぎ足で帰って行った
■■■視点
「やすらぎのためには不安を取り除かなければならない」
俺は食器を洗いながら呟いた
「なら代金をその人の不安にすればいい。思いついたときは「馬鹿か?」と思ったけど案外何とかなるもんだな」
俺は店の扉に近づき吊るしておいたドアベルに手を振れ…鳴らした
コロンコロン
瞬間、すべての食器や椅子、店そのものがドアベルに吸い込まれる。そして先ほどまで喫茶店だった場所はただの廃墟となる
「便利だが…問題点としては道具や食器、椅子などは付属品じゃないことかな?」
俺はドアベルを木箱にしまいその場から立ち去る
「さて、明日はどこで、そして誰がやすらぎを求めてドアベルを鳴らすのかな?」
はい(はいじゃないが)
以下登場キャラ紹介 (名前の元ネタは)ないです
人差し指の伝令 フルカム
性別は男性。オリ主に指令を渡そうした。なおトラブルで無効になった模様。人差し指の本部から喫茶店について調べろという指令が出ていたが「なぜか」調べた内容を忘れてしまった。当の本人はまだ調べていないと思っている。そのため毎日調査にくるので、ほぼ常連みたいになっている。見た目はLORのヤンくんが黒髪になって片目隠れになった感じ
■■■の情報を更新 (以下はオリジナル設定です。原作には登場しません)
EGO:やすらぎ
カーリーのように自力で開花したEGO。なおこのEGOは本来は特別なものではなく、ロボトミの白夜(光の方)がしっかり7日間続いていれば都市の誰でも手に入れられる。その効果としては自身の心に安らぎを与える物。一見何の役にも立たないが。心の安らぎを乱す存在がいるのなら、その存在にたいする武器にもなる。またオリ主のように音を鳴らせばそこが喫茶店になるようなドアベルに変化させるなどの特殊な使い方も出来る。
オリ主の場合は光の種による開花ではないため自分自身の意思で変えられるのでかなり自由度が高い。例えば「音を鳴らせばそこに喫茶店ができる」や「音を鳴らしたのがお客様ならばその者の不安を取り除き、それを代金とする」という能力が付与できる
本文でフルカムが喫茶店の壁に触れられなかったのは「喫茶店の破壊や破損は禁止」という能力によるもの。また記憶がなくなっていたのは「喫茶店に関する情報(内部構造、来るための道)を、喫茶店を害しようと利用する客にのみ。記憶消去を行う」という能力によるもの。フルカムの喫茶店を詮索する行動が「喫茶店を害する行動」としてとらえられた結果。記憶が消されました
なんか長々と書いてしまったがとりあえずは「喫茶店」そのものがオリ主のEGOだと思ってくれればいいです
次回は翼組です。どっちを書くか悩んでいますが…それはお楽しみということで!
ご視聴いただきありがとうございました!