夜明けのプリンシパル ─ウインバリアシオンと彼女に惚れ込んだトレーナーのお話─   作:鵜鷺りょく

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毎度どうも、鵜鷺りょくです。

今回も第四章までの情報を色々まとめてみました。週末の更新に向け、振り返りにお使いください。

さて、次回より第五章。シオンとトレーナーの物語もいよいよ佳境に入ってゆきます。
二人があるべき“夜明け”を迎えるまで、もう少しだけお付き合いください。




あらすじと登場人物(第四章まで)

 

◆ あらすじ ◆

 

●出会いとメイクデビュー

 

それは、夜明けを目指すウマ娘とトレーナーのお話。

 

中央トレセン学園に通うウマ娘・ウインバリアシオン。誰よりも輝く主役になりたい彼女は、同期・オルフェーヴルへの憧れと劣等感に苦しみながら、それでも直向きに努力を積み重ねていた。

そんなある日、シオンは変わり者のトレーナー・松早と出会う。彼の不器用なスカウトを受け、彼女は念願のレースの世界へとデビューを果たすこととなった。

 

 

●夏の前進、秋の停滞

 

日本ダービーでの敗北をきっかけに、オルフェとの合同夏合宿で力をつけたシオン。しかし秋の神戸新聞杯、菊花賞でもオルフェには勝てず、次第に結果を出せないことに焦り始めていく。

そうして迎えたジャパンカップ。ブエナビスタたち格上の世代と対戦するも、周囲の期待に対する焦りから無茶な走りをして負傷。

先頭争いに混ざれず、みんなの期待にも応えられない。心身ともに追いつめられたシオンは、そのままケガの療養を余儀なくされてしまった。

 

 

●挫折と再スタート

 

学園の友人たちに励まされながら、それでもなかなか立ち直れずにいた療養生活の日々。

そんな中、年末の有マ記念にて、オルフェがブエナたちの世代に圧勝したというニュースが駆け巡る。

 

“もう、あいつには追いつけない。”

 

決定的な実力差に打ちのめされ、主役になるという自分の夢さえ、シオンは諦めかけてしまう。

ずっと傍で支えてくれた松早と対話し、思いの丈を伝えた上で、もう走れないことを告白する。

 

「俺はもっと、君の走りを見ていたい」

 

シオンの本心を知り、それでもなお、心からの正直な想いを告げる松早。

そんな彼の言葉に突き動かされるように、シオンはもう一度、一歩ずつレースの世界へ戻っていくのだった。

 

 

 

◆ 登場人物 ◆

 

ウインバリアシオン

 

●性格、キャラクター関係

 

本作の主人公。レースの世界で主役を目指す、諦めない頑張りやのウマ娘。

素直な性格で、いつも周りのことをよく見ている。自己評価が低く、オルフェや周囲のウマ娘たちと自分を比べては落ち込みがち。

 

劣等感や嫉妬といった感情が人一倍強い。特に同期のオルフェに対しては病的なまでに対抗心が強く、いつかレースで負かして悔しがらせることを目標にしている。

彼女との実力差は理解しており、だからこそ、信じて支えてくれるトレーナー(松早)のことは強く信頼している。仕事病で献身的すぎる彼を心配しつつ、ずっと傍にいてほしいと本心から望んでいる。

 

 

●物語において

 

クラシック夏までの間に実力をつけ、秋からはオルフェとの戦いも激化していく。そんな中、自分にも応援してくれるファンたちができていたことを知る。

最初こそ皆の声を力にして走れていたが、次第に期待に応えられないことを焦るようにもなっていった。

 

そこにジャパンカップでのケガ、そして開き続けるオルフェとの実力差を受け、やがて心身ともに追い詰められる。走ることさえ諦めかけたが、松早の言葉により何とか再起した。

シニア春の日経賞にてレースにも復帰。精神的にはまだ不安定ながら、それでも走り続ける道を選んだ。

 

 

松早(まつばや)

 

●性格、キャラクター関係

 

シオンの担当トレーナー。シオンの走りに惚れ込み、その夢が叶うことを誰よりも願っている。

不器用で口下手なところはあるが、誠実で面倒見のよい性格。叶えたい夢や目標を持てなかった過去があり、そのせいか今でも自分自身の価値を低く見ている。

 

担当であるシオンのことは心から大切に想っており、彼女のためならトコトンまで無理をしがち。彼女の何かと思い悩みやすい一面もよく見ており、隣に寄り添うことで真摯に支え続けてきた。

シオンには優しいが、近しい相手には口の悪さが出るところがある。特に同期の天池やURA職員の笹田に対しては、それぞれ癖が強い相手なせいもあって扱いが雑。

 

新人のはずだが、実は過去に担当していた(?)ウマ娘がいたとのこと。他にもトレーナー養成所にいた頃に辛い経験をしたようで、それはシオンにも話せていない。

 

 

●物語において

 

とある模擬レースにてシオンに出会い、その走りに強く惹かれる。こっそり練習を見に通い、作り上げた専用のトレーニングメニューを持って彼女にスカウトをかけに行った。

日々のトレーナー業はもちろん、一方ではオルフェ陣営との合同夏合宿や、ファンたちとの交流会なども企画しつつ、シオンのことを献身的に支えていく。

 

一方ではなかなか彼女を勝たせてあげられず、自分の無力さを悔やんでいた。一時はシオンの不調を見過ごしてしまうまでに追い詰められていたこともある。

それでも、シオンが挫折しそうになった時は彼女と正面から向き合う。

夢を見失いかけた彼女に、それでも君の走りが見たいと本心を告白し、その想いをギリギリのところで繋ぎ止めた。

 

 

オルフェーヴル

 

●性格、キャラクター関係

 

シオンの同期。圧倒的な実力を持ち、自らを王と呼んで憚らないほどに自信家なウマ娘。

周囲からは金色の暴君とも呼ばれ、実際に普段の態度や物言いは傍若無人な王様のそれ。気ままな面もあり、実は相手を困らせて反応を楽しむ悪戯好きでもある。

 

シオンに対しては他と同じく雑な態度をとるが、一方でわざわざからかいに行ったり、合同練習に付き合って道を諭したりもする。少なくとも興味がないわけではなさそうである。

トレーナーの天池に対しても基本的な扱いは雑。ただし指示はちゃんと聞いており、彼と組んで走り方に変化が表れている所もある。一定の信頼は置いている模様。

 

 

●物語において

 

日本ダービーでシオンを下し、クラシック二冠目を獲得。夏合宿ではシオン陣営からの合同トレーニングの誘いを承諾し、彼女が大きく成長するきっかけとなった。

最終日に行われた模擬レースの後、成り行きからシオンと二人きりで会話することになった。この時、何のために走るのかという問いをシオンに投げかけている。

 

秋の菊花賞では、シオンとの全力勝負の末に土壇場で異常な成長を見せて勝利。史上7人目のクラシック三冠ウマ娘となり、日本中を湧き上がらせた。

 

 

天池(あまいけ)

 

●性格、キャラクター関係

 

オルフェの担当トレーナー。新人ながらかなり優秀で、自由人なオルフェのことも一応は扱えている。

一見すると物腰柔らかな優男だが、話してみるといつも一言多い。相手を試したり探ったりするような話し方も普通にするので、シオンなど苦手に思う人も多い。

 

ただし苦労人な面もあり、オルフェの自由奔放さには日頃から振り回されている。彼女の実力には絶対の信頼を置いており、何だかんだいい相棒関係は築けている。

松早とは養成所時代からの腐れ縁。彼の実力は高く買っており、ライバルとして意識している様子もある。

 

 

●物語において

 

日本ダービーの後、松早から夏合宿の合同トレーニングを提案され、それをオルフェにも伝える。合宿中はシオンたちと練習を共にしつつ、秋以降の長距離戦を見越してオルフェのスタミナ強化に力を注いでいた。

一応敵同士にはなるものの、この合宿中に松早のことを巡ってシオンと二人で話したりもしている。

 

秋以降はオルフェの三冠達成を見届け、その後も担当トレーナーとして多忙な日々を送る。その傍らでシオンのジャパンカップを見に行き、同席していた松早に彼女の不調を指摘した。

 

 

笹田(ささだ)

 

●性格、キャラクター関係

 

URAの職員。シオンの熱烈なファンであり、彼女とはプライベートでも交流を築いている。

基本は世話焼きな姉御肌。URA職員の権限を活用してシオンに会いに来たりとちゃっかりしているところもあるが、特に問題になっていない辺り仕事はできる模様。

 

昔からレース観戦が生きがいで、シオンのことはデビュー当時から追っている。彼女の活躍を願っており、良き友人として色々相談にも乗っている。

反面、松早に対してはやや当たりが強い。よくシオンのことを巡って言い合いに発展しているが、彼女の担当トレーナーとしての実力はちゃんと認めている。

 

 

●物語において

 

日本ダービー前にシオンたちの元を訪れる。二人の近況について聞き届け、彼女が松早との信頼を深めるきっかけを作った。

夏にはURAの仕事という名目でトレセン学園の合宿に参加。シオンたちに差し入れをしたり、仕事のしすぎで倒れた松早を運んだりと、できる範囲で彼女たちをサポートしていた。

 

秋以降は長期の仕事で北の方へ出張中。忙しい毎日の傍ら、シオンに連絡したり、松早に聖蹄祭のメイド服シオンの写真を贈るよう脅したりと裏で色々動いていた。

 

 

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