俺も小学生になり休日はトレーニングとヒミコと遊ぶ事と金稼ぎに性を出していた
「ん〜・・・・・・半導体の株はやっぱり買っといて正解だったな、あとはデトラネット社の株はまだ保有でいいか、新しく市場にでた製薬会社の株はなんか危険だって感じするしやめとくか・・・・・しかし日本口座ないのは不便だな海外口座があるから別にいいんだが」
俺は一人言を呟きながらパソコンを閉じるとソファに横になりココアシガーレットを咥えて横になりジャンプを開くと扉が空き人が入ってくる
「坊っちゃん、菓子食うなら座ってくってくれ」
「かたい事言うなよ・・・・・治崎」
「そういってこの前も菓子のクズこぼしてたろ・・・・・・それより今日は坊っちゃんもシノギに参加して貰いやすよ」
俺と同じく組長に拾われた青年、治崎廻が声をかけてくる
「断る、薬の売買にしろミカジメにしろヤクザな商売はお断りだ」
「坊っちゃん、オヤジに食わせておいて貰って何言ってやがるんです?オヤジに恩返えそうと思わないんですか?」
俺の感が危険だとつげる
俺はその場を飛びのくと俺のいたソファーが消失して誇りと少しの綿が散乱する
「ちっ」
青年の顔には発疹がでており手袋をはめる
「・・・・・いきなり何のつもりだ?治崎」
「教育だよ」
「ずいぶんと行き過ぎた教育なことで」
彼の個性はオーバーホール
分解したり、再生、融合をすることもできる個性だ
俺に個性が出てから俺を使ってシノギをしようとしてくる
俺はジャンプを閉じると治崎の方を見る
後ろには他の組員も数名いる
「若、吉宗もまだガキだからいいんじゃねぇですか?」
「ガキだからって甘やかしてばかりだとダメだろ」
ちっ好き勝手いいやがる
「いらねぇ、お世話なんだよ。出てっていいなら出てってやるよいつでもなぁ」
「吉宗、いつからそんな口きくようになったんだ?やっぱり教育が必要なようだな」
「上等だ」
廻は再度手袋を外し、俺は5つのリングを着けた右手を構える
「やめねぇか!」
ちっこいペスト人形みたいな奴が金切り声で怒鳴る
「親父に揉めるなって言われてんだろ。それに吉宗、オメォそれが兄貴分に対する口の聞き方か!?あぁん!甘やかしてるからって調子乗ってると泣かすぞガキャ!!」
がちもんの恫喝こわ
だが、こちとら0歳の頃からずっと経験してるからもうなれちまったよ
「やれるもんならやってみやがれ、死ぬ覚悟があんならなぁ!」
「んだとガキャ!!」
「死ぬ覚悟があんならかかってこいやっ!」
俺は手に光球をだす
「坊っちゃんもゆくゆくは組を継ぐんだからそこんとこしっかりしてかねぇと」
「俺はヤーさんになるつもりねぇっていってんだろうが」
俺が言うと治崎の目がスッと細まり雰囲気が変わり既に敬語ではなくなっていた
「・・・・・・俺は組長(オヤジ)に恩を返したいだけだ。だからオヤジの息子の坊っちゃんが組を継ぐのも当たり前だと思ってまるし、オヤジと坊っちゃんを燻ぶらせたくねぇと、思ってる」
「っていっても、今どきヤーさんなんて時代じゃねぇだろ」
「だから俺達で盛り上げるしかねぇんだろ。お前もオヤジに育てて貰った恩があるだろ吉宗・・・・・・オヤジの跡を継いで組盛り上げるのが恩返しじゃねぇのか」
「・・・・・・なぁ、治崎よぅ。その道にどれだけの血がながれる?堅気を巻き込まずに出来ると思ってんのか?・・・・・・・俺を養子として受け入れてくれた親父に感謝してるからこそ親父を近くでみてきた。親父が本当にそれで喜ぶとおもってんのか?」
「お前までそんな甘っちょろいこと言ってんのか!親父がヒーロー気取りの病人共に隅に追いやらてて何とも思わねぇのか!お前も隅っこで生きるつもりか!吉宗!」
机を叩きながら叫ぶ治崎を俺は真っ直ぐ見据える
「だからこそもう時代じゃねぇんだよ。お前のやり方で親父に認めて貰えると本気で思ってんのか?オメェオヤジの何みてきたんだよ」
「・・・・・オヤジもいずれ認めるさ」
「堅気を食いもんにして、組のもんを駒として使うお前をか?親父の道は極道だがオメェの道は外道に見えるのは俺だけか?」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
俺達は睨み合う
「そこまでにしやしょう、お二人とも」
「「クロノ」」
髪に矢印がついてる男が割り込んでくる
「坊っちゃんも廻も一端冷静になりやしょう」
「・・・・・・ちっ」
「・・・・・・はぁ」
俺は立ち上がる
「坊っちゃんどちらへ?」
「女のところだよ」
俺は小指立ててをみせるとその場を後にする
公園に歩いていくと
ココアシガレットを咥えながらベンチでボーッと座る
「吉宗君、待ちました?」
ヒミコが走ってきた
最近はヒミコの口調も変わっていた
「何かあったの?吉宗君・・・・・お顔が暗いです」
「・・・・・・いや、ちょっと兄弟喧嘩しただけだ」
「なら遊ぼっ、そうすればきっと元気がでるはずです」
「あぁ」
そうして俺はヒミコと話したり公園で遊んだりするうちに時間が流れ、気がつくと日が落ちていた
「そろそろ帰らなきゃ・・・・・・吉宗君、今日も血をチウチウさせて」
「ちょっと待ってな」
俺はポケットからちっちゃな折りたたみナイフをだすと腕を切る
指先だと神経が集まってるから痛いと気付いてから腕を切るようにしていた
「はむっ」
ヒミコは腕を咥えるといつも通りチウチウと言いながら血を飲む
その時嫌な予感を感じる
「ヒミコ、一端吸うのを止めてくれ」
「チウチウ・・・・・・無理です。吉宗君の血、とっても美味しいのでもっと飲みたいです」
俺は止めるが無理に引き剥がすことができず吸わせていると
「ヒミコ?」
「あ・・・・・・お母さん」
「何してるのヒミコ!!」
ヒミコの母と思われる女性はヒミコを引き剥がす
「最近変なことしなくなったと思ったのに!何で!」
「違うのお母さん」
ヒミコが言うと
パンっ!
母親はヒミコの頬を叩く
「その顔を辞めなさい!それじゃあまるで異常者じゃないっ!!」
ヒミコの顔は口の端から血が垂れており、頬がうっすらと染まり口角が上がっていた
「別に悪いことじゃないでしょ、個性の影響とかもあるでしょうし、なにより俺は嫌じゃない」
「っ!?貴方がヒミコに飲ませてたのね!カウンセリングを受けさせてようやくまともに育ってくれたと思ったのに!!」
女性はヒステリックに叫ぶと俺の首を掴んでくる
「あぐっ!」
「私の娘に近づかないで!貴方のせいで私の娘がまるで化け物じゃないっ!!」
「やめて!お母さん!!吉宗君を怒っちゃヤッ!!」
俺の首を掴み地面に抑え付けると俺に拳を振り降ろす
女性とはいえ大人の振り降ろす拳は痛いが俺は耐える
「ぐうっ・・・・何であんたが否定すんだよ・・・・・あんたの娘だろ・・・・・・それに、この社会で血を飲んでてもおかしくないだろ・・・・・ぐっ」
「うるさい!うるさい!黙りなさいっ!!」
俺は窒息しながらも言うが聞く耳を持たず殴られ続ける
どれほどたったか
それとも一瞬か
「落ち着いて!」
「離して!」
「ゲホッ!ゲホッ!」
俺は苦しさから解放される
「君!大丈夫か!」
誰かが呼んだのかヒーローが女性を抑える
「えぇ、大丈夫です」
俺は立ち上がり口を拭うと袖には血がべっとりと付く
「吉宗君」
「はぁ、はぁ・・・・・ヒミコ」
ヒミコの方を見るとそこには目をキラキラさせて頬をより赤く染めてトロけるような顔をした笑顔があった
「今の吉宗君、とってもカッコいいね」
「血塗れなのにか?」
「血塗れの吉宗君とってもカッコイイです」
そこには眩しい笑顔があった
「な、何を言ってるんだ」
そこには異物を見るような目をしたヒーローと母親がいた
「・・・・・・何だよその目は」
俺の中にどす黒い物がグツグツと煮えたぎりながら湧き上がってくるのを感じる
「あんたもそう言う目を向けるのか」ギリリッ
「吉宗君?」
俺は歯を食いしばるとヒミコの手を握る
「いくぞ、ヒミコ」
「うん」
俺はヒミコの手を握り歩きだす
「ま、待つんだ君達」
「ああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
女性は泣き崩れるとヒーローは俺達を追ってくる
「待ちたまえ君達」
「邪魔・・・・しないでください。俺達は帰ります」
「とりあえず、警察が来るまで待つんだ。」
ヒーローは俺達の前に立ち塞がるが俺は一刻も早くこの惨状をヒミコに見せないようにしてやりたい
正しいのはヒーローである彼であろう
しかしヒミコをあんな目でみた彼を俺は拒絶してしまっている
「ねぇ、吉宗君・・・・・・チウチウしていい?」
「ん?いいけど早くこの場を離れよヒミコ」
「我慢できないです」ペロリ
そう言うとヒミコは俺の頬を伝う血を舐める
「っ!?・・・・・や、やめないかっ!」
「ヤッ!離して!」
ヒーローはヒミコの肩を掴んで止めようとするが俺はヒーローの手を掴む
「離してください。彼女の個性由来のものです、俺も認めてるんで」
「こんな異常なことヒーローとして見過ごす訳にはいかないっ!」
「っ!何が異常だ!」
俺の怒りが爆発すると俺の手から光球がでる
「ぐあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
俺が掴んでいたヒーローの腕が一瞬で塵になり二の腕から血が噴き出す
「っ!」
ヒーローは痛みにもがき苦しむとサイレンの音が聞こえてくる
「大丈夫かっ!」
警察と他のヒーローがやってくる
「あいつが!私の娘をおかしくしてヒーローを襲ったの!私の娘を連れて行こうとしてる!助けてヒーロー!子供のフリをしたヴィランよ!」
ケータイを持つ女性が俺を指差して叫ぶ
警察だけだなくヒーローが来たのもそう言うことか
「なんだとっ・・・・・・悪いが一端拘束させてもらうよ」
そう言いヒーローはロープを操作して俺の方に飛ばしてくる
「クソがっ」
俺は手から光球を出すとロープを塵にする
「なっ!塵に!何て凶悪な個性なんだっ」
ヒーローはそう言うとさらにロープを出して飛ばしてくると俺の視界はロープで埋め尽くされる
「ちっ!」
光球・・・・・・憤怒の炎でロープを消し去ると
「ぐあぁぁぁぁぁっ!!!」
何の因果かロープを目隠しにして突っ込んで来ていたヒーローまで塵にしてしまった
「動くなっ!!」
そして俺に向けて警察が銃を構える
「っ!」
俺は周囲を警戒する
「まってくれ、さっきまでその子はそこの女性に殴られていたんだ彼からも話を聴くべきだ。彼が本当に子供の可能性もある、刺激するなっ」
片腕を失って倒れているヒーローの言葉で警察の1人が銃を降ろす
「君の話を聞きたい、君がヴィランじゃないならゆっくり私のところに来てくれないか、少女も警察で保護して3人の言い分を聞こう」
そう言うと銃をしまい手を広げる
「我々は君に危害をくわえに来たわけじゃない、通報も二種類入っていて事実を確かめたい・・・・・・・この通り銃を持っていない。話を聞いてくれないか!」
俺の直感に従い信じよう
「分かった、しかし、3人それぞれの話を聞くまで彼女とこの娘を一緒にしないでくれ」
「分かった・・・・・・まずは個性を消してこちらに来てくれないか、我々も武器を収めよう」
彼がそう言うと他の警察も銃を下に向けるのを見て俺も憤怒の炎を消して彼に歩みよる
「これでいいですか?」
「あぁ、我々の話を聞いてくれてありがとう、そっちの娘は」
俺が警察の視線を追うとヒミコは俺の服の裾を掴んで一緒についてきていた
「トガヒミコです。俺は沢田吉宗・・・・・・彼女の友達です。」
「分かった、それじゃあ一緒に警察署まだ来てくれるかな、今他の車もくるから別々に乗っていこうか」
「はい・・・・・・・ヒミコ、別々に警察にいかないといけないみないだから」
「ヤッ!」
ヒミコはそう言うと俺の服をギュッと握る
「大丈夫だよ。ヒミコ・・・・・・何かあったら俺が助けに行ってやるから」
「ヤアッ!!」
「お願いだ、ヒミコ・・・・・・そして、お話が終わったらまた遊んだりにチウチウしたりしよ」
「うぅ・・・・・」
俺が真っ直ぐ目を見つめて言うと目に涙を浮かべながらヒミコは手を徐々に離してくれる
「それじゃあ、行こうか」
その日、俺は警察に事情聴取された後、親父の迎えで家に帰った
翌日
組にスーツを着た男とヒーローが複数来ていた
ソファには俺と親父が座り反対側にスーツを着た人間とヒーロー、そしてそれにガンをつけながらウチの構成員が囲んでいた
「お時間を作っていただいてありがとうございます組長さん」
「・・・・・・で?何のようだ?わざわざヒーローまでつれて」
「息子さん・・・・・・吉宗君を国であずからせてもらえないかの打診に来ました」
「あぁ!?舐めたこと抜かしてっと沈めるぞゴラァ!」
「・・・・・・」
政府の人間は無表情で書類をだす
「・・・・・・・おい、黙っとけ」
「へい」
親父の一言で組員は静かになる
「どう言うことですかねぇ、吉宗を渡せとは」
「簡単な話です。彼の個性は使い方を間違えればとても危険であり、正しく使えば国益となります」
「あ゛あ?」
「故に国で彼を保護するべきと決まりましてお渡しして頂けますか?」
「はいそうですか、とテメェの息子渡す親がいると思ってのか?」
親父が低く圧のある声で言うと
「はぁ・・・・・・もちろん組長さん側にも利がある話をしてるんでよ」
「利だと?」
「貴方達のしている仕事はわりと調べがついていましてねぇ、組ごと検挙することなんて目じゃないんですよこちらとしてはね。まぁ、そうじゃなくても関係ありませんがね?」
「くくくっ、政府の人間が脅しか?この死穢八斎會組長を脅そうってのかい?あんた」
「・・・・・・・勿論、見逃してやるといってるんですよ。おたくの若い方、最近随分と派手に動いてるらしいじゃないですか。」
「テメェ!あんまり舐めたこと抜かして生きてかえれると思ってげぇっ!?」ドンッ!
叫んだ構成員がヒーローの一人により一瞬で拘束される
「公務員に対する脅迫行為。公務執行妨害で1名検挙」
「・・・・・・・わかって頂けましたか?勿論彼も見逃してあげてかまいませんよ?」
「御役人さんよう、吉宗は俺の大切な息子だ。そいつの為に命張れねぇと本当に思ってんのかい?」
「別に張っていただいて構いませんよ?潰して彼を保護するか彼を傷つけない為に飼ってやるかの話ですからね」
そう言い二人は睨み合う
「ねぇ、組長さん。最近は組員を食わせるのも難しいんじゃないですか?これ以上締めつけられて何時までもちますかねぇ?」
「・・・・・・・」
「吉宗君、君の意見はどうだい?このまま彼らと住むなら国としては君を指定ヴィラン団体の構成員として登録しないといけないし君のお父さんともどちらにしろ離れ離れだ。おじさん達と来てくれないかい?」
「親父と離れ離れってどう言うことですか?」
「簡単な話だよ君のお父さんが君を唆してヒーローを殺したって事で逮捕するからお父さんと離れ離れになるんだよ」
「っ!?」
そう来たかよ
俺はまだ逮捕できないから
親父を捕まえる口実にして
反発して暴れだす組員を一斉に検挙する算段か
「てめぇ、それが国のやり方か?」
「国の穏便な、やり方ですよ・・・・・・・そうですね、今日は彼一人でいいでしょう。明日また来ますのでいいお返事期待していますよ」
「離せゴラァ!」
「暴れるな!」
「おうおう、組のもんに手を出してただで帰れると思ってんのか!」
「ただでは帰れない・・・・怖いですね」
彼がそう言うとヒーローが動きだし
「ごはっ!?」
また構成員の一人を拘束する
「公務執行妨害だ」
「まだやりますか?組長さん」
「・・・・・・オメェら、手ぇだすな。」
「・・・・・・残念です」
そう言うと二人の構成員を拘束してその場をさる
「オヤジ!何で黙って行かせたんですか!」
「これじゃあ!メンツが立ちやせんよ!」
「オメェらは黙ってろ!!・・・・・・これから吉宗と話がある」
「ぐっ」
オヤジの一喝で組員はゾロゾロと出ていく
「吉宗・・・・・・お前はどうしたい」
「どうしたいって何だよ・・・・・・テメェのしでかした事だテメェで尻を拭うのが当然だろ」
「そう言うことじゃねぇ!!・・・・・・オメェは俺の息子だ、親が子を売るなんざありえねぇ、オメェの為なら組総出で守る。オメェは俺といてぇのか!それとも・・・・・・ここを出ていきてぇのか、どっちだ?」
親父は俺を真っ直ぐ見つめる
「・・・・・・・・」
「明日まで良く考えな」
そう言うと親父が出ていく
廊下では組員と親父が怒鳴りあっているが俺はシガレットを咥え天上を眺める
「坊っちゃん・・・・・今がオヤジに恩を返すときなんじゃねぇのか?」
「治崎」
「坊っちゃんひとりで組が守れるんだ・・・・・・オヤジにも俺達にも居場所はここしかねぇんだ」
「・・・・・・・」
「オヤジの事は俺に任せてくれ坊っちゃん」
「・・・・・・そうだ「よけいなちゃちゃ入れんでじゃねぇ治崎」親父・・・・・」
「オヤジ、良く考えてくれ・・・・・・・今のままじゃ組は潰れる」
「うるせぇよ・・・・・・俺の組だ。方針は俺が決める。オメェとの話は無しだ吉宗。荷物を纏めろ・・・・・拠点をうつす」
「いや、親父・・・・・・俺は「うるせぇ!」っ!?」
「オメェはまだガキなんだ・・・・・・・黙って親の言う事聞いとけ」
そう言うと親父はその後俺の話を一切聞いてくれず俺達は別の拠点へと移った