三人称
第2回戦の対戦が発表された
【ヴィランCチーム】VS【ヒーローIチーム】
虹夜と峰田VS八百万と葉隠の試合が始まる
「さっそく一緒だな!大空」
「あぁ、兄弟」
「さっそくオイラの個性を紹介するぜオイラの個性はモギモギ、頭のボールをもぎることができる。もぎったボールは何にでもくっつく、くっついたら体調によってくっつく時間が変わる。体調がいいと1日くっつく、オイラには跳ねる」
そう言ってボヨンボヨンと弾いてみせる
「ほう、いい能力だな」
「でも、ほかの奴らみたいに派手でも強くもないぜ?」
「んな事ねぇよ、お前の個性は俺と組めば最強だ・・・・・俺の個性は死ぬ気の炎」
俺はリングに炎を灯してみせる
「こいつは炎によってそれぞれ特性がある。普通は1種類程度だが俺は複数の属性に適正がある」
「そのリングから出てる火か?」
「あぁ、こいつは炎とちがって熱くねぇが特殊な属性があってな、お前と相性のいい属性は霧だ」
「どんな属性なんだ?」
「霧の特性は構築。無いものを在るものとし、在るものを無いものとすることで敵を惑わし、実態をつかませないまやかしの幻影」
「つまり、幻覚をみせるってことか?」
「まぁ、そんなところだ。それと俺の右目」
「それにもなんか能力あるのか?」
「意識すると書いてある数字が変わる」
「変わるとどうなるんだ?」
「え?それだけ」カリッ
「なんもねーのかよ!期待させんな!」
「あはははは!いいツッコミだぞ、兄弟」
俺はケラケラ笑うとハリボテを移動させる
「後は」
ハリボテを角に置き幻術で隠すと
「開匣」
俺は霧の炎をリングの灯すとベルトにつけた匣の一つに注入する
「霧蛾【ファレーナ・ディ・ネッビア】」
俺の呟きとともに匣から霧の炎を纏った蛾が複数現れる
「なんだそれ?蝶々か?」
「蛾だ」
「それが、お前のサポートアイテムなのか?蛾って役にたたなくね?」
「こいつの鱗粉を使って幻覚を有幻覚にするんだ」
霧蛾が部屋内を飛び回ると鱗粉が巻かれ俺は霧の炎と鱗粉で偽のハリボテ核兵器を作る
「兄弟、お前のモギモギを入り口周辺や幻覚のハリボテ近くの床に付けておいてくれ」
「でも、それだと丸見えじゃねぇのか?」
「何のための幻覚だよ、ヴィランらしくレディ達を虐めてやろうぜ兄弟。ちなみに拘束されている女ヒーローが屈辱の表情を浮かべる姿は嫌いか?」
俺がニヤリと笑うと
「おい、あんまりオイラを馬鹿にすんじゃねぇぞ」
低い声で言うと怒に燃えた目で俺を見てくる
「大好物にきまってんだろうが!!」モギモギモギモギモギモギ
そして、俺の幻覚が包み隠すと準備が整うと
『訓練スタート!!』
「そう!俺達はヴィランだ兄弟!」
「おう!奴らを身動き取れなくして屈辱的な目に合わせてやるぜ!」
『峰田少年、大空少年、余りにヒーローらしからぬ行動は訓練をちゅうしするよ』
「オールマイト、これはヴィラン側の心理になる訓練でもあるからヴィラン側があると考察しました」
『お、oh?』
「つまり!彼女達もヴィランに確保された時の恐怖を安全に知るべきです」
『な、なるほど・・・・・・だが、ほどほどにな』
「いくぜ兄弟」
「おう!オイラ達の凄さを見せつけてやるぜ」
「なら峰田は核の近くにいて合図をしたらモギモギラッシュだ」
「おう!そして大空が幻覚で位置を隠すんだな!」
「あぁ」
俺は幻覚で峰田とともに隠れ、偽の幻覚を出して二人が来るのを待つ
念のため霧の炎をソナーのようにして広げる
数分後
入り口付近の炎に反応があった
「透発見」
「えっ!?」
俺が言うと少女の声が聞こえる
俺は幻覚で槍を作ると
クルクルと回し地面に柄を突き立てる
俺は能力の一つを解放する
俺の右目に現れているであろう数字は
【一】
地獄道だ
「残念だったな・・・・・」
「うわぁ!?蔓が!?」
俺は幻覚の蔓で透の四肢を縛ると
「カラーリングの時間だ」
透の四肢にゆっくりと人肌の色を着色していく
「兄弟!足の位置にモギモギだ!」
「おうよ!」
俺は本物の峰田を隠しつつ偽峰田が投げているように幻覚を操作する
うまく幻覚がはまっているようだな
「うわぁ!何かくっついた〜っ!!」
「へへ、オイラのモギモギにくっついたら最後、もう逃げられないぜ!今のうちにとっとと葉隠にテープを巻くか」
「まぁ、まて兄弟」
「なんだよ」
俺が止めると不思議そうに峰田は見てくる
「こいつで八百万を引きずりだす。俺達はヴィラン役だろ?兄弟」
「おぉ、そうだったな!でもどうすんだ?」
「こうすんだよ」
「さぁ!八百万!出てこないと葉隠の裸がクラスメイトに公開されちまうぜ!!抵抗せずに出てくるんだな!」
そう言い俺は指先から徐々にカラーリングしていくジワと
「いやーーーーっ!!裸見られちゃうーーっ!!!」
「うひょーーーっ!最高かよ大空!!」
「最低だよ二人ともっ!!いやーーーーっ!」
「拘束されたヒーローの卵をじわじわと、ド変態だな大空」ゴクリ
峰田は目を血走らせながら生唾を飲み込む
「くはははっ!ヴィランにヒーローからの卑怯、最低は褒め言葉!!そんなに褒めるなよ!!ご褒美をやろう」
「褒めてない!!」
俺がパチンと指を鳴らすとヘソからもゆっくりカラーリングされていく
「いやーーーーっ、見られちゃう!!」
「ははははっ!八百万!無抵抗で降参しないと産まれたままの葉隠が丸見えになっちまうぞ〜〜!」
「うひょーっ!大空!お前って奴は!味方まで攻撃するなんて!俺のリトル峰田がプルス・ウルトラしちまって動けねぇ」ハァハァ
俺は峰田のキモい動きを幻覚で再現する
「いやーーーーっ!それ以上はダメーーっ!」
葉隠の身体は肩まで浮き出て、下は太もも、お腹から徐々に背中と焦らすようにカラーリングされていく
「お待ちになって」
そう言い、八百万が両手を頭の後に回しながら入り口から入って来る
「くくくっ、やっとお出ましか?ヒーロー」
俺はカラーリングを止める
「なぁ、兄弟、オイラに八百万のテープ巻かせてくれよ」ハァハァ
「お前、結構ヤバい顔してるぞ?兄弟」
「くっ、人質なんてヒーローらしくありませんわね」
「俺達は今ヴィラン役だからなぁ?兄弟」
「そうだな!捕まった女ヒーローがどうなるか教えてやろうぜ兄弟」
俺達がニヤニヤ笑ってお互い目を合わせると
「油断するこの瞬間を待っていましたわ!」
八百万は頭の後ろに回した手から何かをなげる
手榴弾?
いや、核と想定するなら
「目と耳を塞げ!」
「え?」
峰田が素っ頓狂な声をあげる中俺は目を閉じて耳を塞ぐ
瞼ごしでも眩しい光がする
「ほぎゃーーーーっ!」
「目がーーっ!目がーーーっ!」
俺が目を開けると峰田は転げ周る
音の事を言って無いって事は光だけのフラッシュバーンか
「これで私達の勝ちですわ」
偽のハリボテに手を当てて目を伏せながら静かに勝ち誇る八百万がたっていた
俺は八百万の足元を確認し笑う
「くくくくくっ」カリッ
「なんですの?」
「勝ったと思うにはまだ早いぜ」
「コールがならない?何故」
俺が指を鳴らすと偽のハリボテは霧が散るかのように消えていく
「偽物!?」
「たくっ、せっかく幻を用意しておいたのに美味しいとこ逃したな兄弟」
俺は床で転がる峰田を放置して偽峰田と部屋の景色の幻覚を会場する
「これは!幻!?なら最初から」
「あぁ、俺の術中さ」
「くっ、ですがまだ大空さんをっ!?」
八百万が構えようとすると足が動かず驚いた顔をする
「これは峰田さんの!?なんですの!?」
「峰田のモギモギは拘束に関しちゃあピカイチだ。逃げられねぇよ。さてヒーロー・・・・・自分の確保テープで自分を巻きな、さもねぇと」
俺がカラーリングを再開すると
「きゃーーーっ!ダメー見ないでーーーっ」
葉隠の乙女の秘密が明かされようとされる
既に限界の位置までカラーリングされると
「くっ・・・・・わかりましたわ」
「透も自分で自分に確保テープまきな、でないと素っ裸をカラーリングすんぞ」
そう言い蔓の幻覚をとく
「うぅ」
透はその場に体を抱くようにしてしゃがみ込むと唸る
八百万がテープを巻くのを確認すると
「ほら、早く」
透の体を抱いている手と太もものカラーリングをとき、体の着色を進める
「ぎゃーーーっ!これじゃあ隠せないっ!大空君のエッチ!!」
「くくく、早くしないと大切なところが丸見えになっちまうぞ」
「分かったからやめて〜!!」
そう言い透がテープを自分に巻き始めるのをみて解除してやる
「うぅ〜」
「ヒーローを志すものが脅しに屈してしまうとは」
落ち込む二人と
床で転げ回る峰田
最後に立っているのは俺のみ
『ヴィランチームWIN!!!』
対戦が終わったので生体兵器を戻し二人に近づく
「モギモギを今外してやるからな」
「はい」
俺は八百万を拘束するモギモギを大空の炎でコンクリートと調和させ嵐の炎で分解して塵すると葉隠にも近づく
「今解除してやるからな」
「うぅ〜、大空君!いくらヴィラン役でもあれはダメだよ!エッチ!」
そう言いしゃがんだところを痛くない強さで葉隠に叩かれる
「ははは、悪かった悪かった」
俺が葉隠の足にくっつくモギモギを塵にする
「ねぇ、大空君。その目とその個性・・・・・・沢田吉宗君ってしってる?」
「・・・・・・・」
俺の心臓がキュッ締めつけられる感覚がする
俺がここで本当の事を言えば彼女はどんな反応をするだろうか
喜んでくれる?
なわけない
俺は・・・・・彼女の知ってる俺は
ただの人殺しだ
そして
俺の本当の名前を知るとまた危険に巻き込んでしまうかもしれない
公安の闇に近づける訳にはいかない
笑えるな何処までいっても
指定ヴィラン団体と一般人
公安の弾丸とヒーローの卵
交わりそうにないな
「さぁな・・・・・・個性が被ることなんておかしくないだろ。しかも俺の死ぬ気の炎は個性が発見される前から使える人間はいたそうだし、個性ってなってるが個性かどうかも怪しいところらしいぜ。だからたまたまだろ」
「そっか・・・・・・昔のお友達とそっくりだったからもしかしたらって思って・・・・・・あははは、ゴメンね!」
「いや」
「でも、そっくりだったんだよ。エッチなところとか!幻覚が凄いところとか!カッコいいところとか!こせむぐっ!」
俺は透の口にシガレットを入れて黙らせる
もうやめてくれ
覚悟が揺らぐ
「あんま、ほかの男のこと話すなよ。可愛い女から違う男の話が出ると妬けちまうからよ」
「見えてないクセに」ポリポリ
「見えてんだよ、炎でな」
「吉宗君のエッチ」
「ふっ、引っかかるかよ。俺は沢田吉宗と呼ばれたことなんざ一回もねぇよ」
「むぐっ!?」
俺は追加で口に差し込んで黙らせると歩き出す
「ほら、戻んぞ・・・・・それだと冷えんだろ」
そう言い俺は上着を葉隠にかける
「ありがとう!」
「本物と騙されてしまいましたわ。いったいどんな個性ですの?」
「俺の個性、死ぬ気の炎だよ属性によって能力が違うんだが今使ったのは霧の炎で特性は構築。まぁ幻覚を作れるって感じかな」
「属性と言うことは他にもあるんですの?」
「大空、晴、雲、雷、嵐、雨、霧の七種類があるぜ」
そう言いリングに火を灯す
「素晴らしい個性ですわ。それぞれに特性があるなら実質7つの個性を持ってるのと同義ですわね」
「なにそれ!強すぎる!チートマンじゃん!」
「そんな事はないさ」
俺達が話しながら戻る
あれ?何か忘れてる気がするがまぁいいか
モニタールーム
「私が〜峰田少年を連れて、来た!」
「「「あっ・・・・・忘れてた(ましたわ)」」」
「大空ーー!オイラ達兄弟だろ!この裏切り者!!お前だけズルいぞ」
「さて公表の時間だが今回はいい訓練になったね」
オールマイトがそう言うと
「オールマイト!何がいい訓練なんすか!大空は人質とって男らしくなかったぜ!」
「ん〜〜何故だろうねぇ〜、分かる人」
オールマイトが手をあげると
今回は誰も手を挙げない
「今回、大空少年はヴィランの心情に徹した。まずこれはヴィラン側に立つことによって相手がどんな手を使うかを理解することにつながる。もちろんヴィラン側が何かを守るヒーローとしての行動でも間違いないが一歩踏み込んだ訓練になった事が一つ、そして凶悪で賢しいヴィラン相手にヒーローが最も苦戦する一つが人質事案だ。こいつは厄介だぜ?それに対して今回は八百万少女と葉隠少女にはいい経験になったんじゃないか?」
それ俺がいった言い訳だろ
「私の個性が完封されちゃてすぐバレました。悔しい」
「現場であれば人質がころされていましたわ。トラップである事にまで気が回らなかった事は不覚でしたわ」
「まぁ、今回は個性の相性もあったけど大空少年の戦略が1枚上手だったね!それに対して大空少年は峰田少年の個性を上手くつかって人質にしなくても簡単に無力化できるのも証明していたね、お見事だ!」
「ならオールマイト!これからはヴィラン側はヴィランっぽくすればいいのか?」
「その必要はないよ、君達が目指すのはヒーローだヒーローらしく迎撃側と潜入側として戦う事になんの問題もない。だけどヴィランの思考を考えるのも一つのチャレンジと言う良い例だったから紹介させて貰っただけさ」
「なるほど、ヴィランの考え」
「ケロ、たしかに実際に仲間を人質に取られたら困るわ」
「さぁ!考えていても時間がもったいない!どんどん行こう!」
その言葉で次々と訓練が行われていく
轟という少年のビルまるまる凍結が凄かったがそれ以外にも面白そうな個性は多くいた
そうして俺達の訓練は過ぎていった