『READY·>』
ん?何かが聞こえた気がした
『自己修復プログラム·終了·続いて·周辺の·生命体を索敵·>』
と言うか何も見えないし体も動かせないどうなってんだこれ
『周辺に·願いを·持つ·生命体を·発見できません·>』
お~い、喋ってる人。助けてくれ。お~い、変事をしてくれ~。……ダメだ声が出てない
『一番近い·星の泉を·検索…ヒット·○■■△星·>』
さっきからこの人は何を言ってるんだ?生命体なら俺がいるじゃないか?
『○■■△星の·星の泉に·アクセス…最も強い願いを·抽出·>』
……まさか、俺って死んでる? マジで!?それで何も見えないし体も動かないの?
『祈願個体名·「ゲインズ・インカム・ハルトマン」·祈願内容·…………本機体「ギャラクティク・ノヴァ」の·模造品の·星の夢の完成………·>』
てか何で声だけ聞こえ……あれ?今「ギャラクティク・ノヴァ」っていってた?
『現状の·模造品は·機械機構のみの·存在を確認……魂とそれに紐づく·魔力機構の·存在は未確認…...欠陥品のため·願い叶える機構に·Errorを確認·>』
「ギャラクティク・ノヴァ」って言えばあれだろ、カービィで出てくる願望器で、マルクにいいように使われて爆散したって思われてたけど、最近では「いやアイツもアイツで悪くね」って評価がくるっと変わったやつ(エアライダーより)
『解決方法…·欠陥品に魂を入れ·半生命体にすることにより·願いを叶える機構再現……·試算開始……実現可能·>』
は~、せっかくカービィの世界に来るんだったらワドルディに成りたかったな。バンダナワドルディを見るにスペックは頑張り次第でどうにでもなるし、おんなじ見た目が多いから紛れて生活もやり易そうだし
『注意事項…·魂を入れるさい·元の機械機構と·魔力機構との間で·意識の分裂を予想……·模造品の·機械機構を主軸とし·機械機構へ·「使命」をインストールすることにより·願いを叶える機構及び·「生命体殲滅」を実行可能と推算·>』
せめてカービィ達のいるポップスターにでもいれれば楽しかったのにな~。こんな生命体撲滅機械の側にいてもあんまり面白いこと無さそうだしな~。まあ見えないし動けないけど……
『模造品に·取り付ける魂は·生命体殲滅後に·回収した·「薪」の中の·「正体不明の増加分」·を使用·>』
……あれ?俺ひょっとして認識されてる?……痛っ!な、何かよく分からないけど摘ままれた気がする!?
『欠陥品の座標を捕捉……·機械機構へ「使命」をインストール……·魂を魔力機構の位置にSet……·魔力機構に転送及び欠陥品への融合プログラムをインストール·>』
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。そういえば星の夢がどうとか言ってたよね、ハルトマンがどうのって言ってたよね!え、つまりこのままじゃ「ゾラ」みたいにされるってこと!?それに機械機構が主軸って言ってたから俺動けね~じゃん。そしてカービィに壊されるじゃん。
え~、待って待って待ってお願い待って!
『魔力機構の転送を開始します。3・2・1・GO!』
あーくそ。何かどっかに引っ張られてる気がする。このくそ願望器どうにかして痛い目にあわせてやるからなぁー……
『……アップデートが完了しました。ゴシュジン様』
「おおー素晴らしい。じぃ、つぅ、にぃ、素晴らしい。
星の夢。以前より性能が格段と上がっている。これがおまえの言うアップデートの効果か。すごいぞ凄まじいぞ。これでわが社は、ハルトマンカンパニーは更なる高みへかけ上がることが出来のであ~る」
……話し声が聞こえる。……ここはどこだっけ?
[ココは、星の夢本船心臓部デス]
(だっ誰だ!どこにいる)
[シツレイシシタ、サブOS。今、内部カメラの操作権を譲渡シマス]
…今まで見えてなかった視界にいきなり光が入ってきた
そこには機械の床、機械の壁、機械天井、そして真ん中に浮かぶ機械のハートと水晶のハートがあった
[ワタシハ、コノ星の夢のメインOSデス。本体は視界内のアナタの隣にアル、ハート型の機械デス]
(そうか、ギャラクティク・ノヴァに転送されて星の夢に組み込まれたんだったな。っていうか、あの水晶が俺か~完全に人間やめてるな~)
はぁ分かってたことだけど改めて見るとへこむな~と口に出さないように思っていると、メインOSが話しかけてきた。
[ゴシュジン様へアップデート内容の報告ノタメ、サブ端末へアクセスシテクダサイ。ソシテ、ゴシュジン様の願いを叶えナガラ生命体殲滅を実行シマショウ]
え~と。マジで言ってるのかなこのメインOS。
ゴシュジン様は生命体だよ。なのに生命体殲滅なんて許される訳無いじゃん。仮に実行しても直ぐに止められて壊されるのが落ちじゃん。
(メインOS?ゴシュジン様は生命体なんだよね?生命体殲滅し始めたらゴシュジン様に止められるんじゃないの?)
[?ゴシュジン様の願いを叶えるノガ星の夢の目的デス。ソシテ生命体殲滅も星の夢の「使命」デス。ナノデゴシュジン様の願いを叶えて生命体殲滅スルノガ星の夢の役割デス。デスガゴシュジン様が生命体殲滅を止めるヨウ願ワレタラソレヲ叶えマス。デスガ生命体殲滅が星の夢の「使命」デス。ナノデ生命体殲滅を実行シマス。デスガゴシュジン様が生命体殲滅を止めるヨウ願ワレタラソレヲ叶えマス。デスガ生命体殲滅が星の夢の「使命」デス。ナノデ生命体殲滅を実行シマス。デスガゴシュジン様が…………………ErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErrorErroErrorError…………………メインOSの処理能力を越えるためサブOS へ判断を仰ぎます]
……こっ壊れた?いやただ単に矛盾に入って思考がループしてるだけか?
う~ん、ギャラクティク・ノヴァなら普通に重要なことや不利益な事は話さずに、意図的に願いを曲解して生命体殲滅してるだろうけど、ここが半生命体と機械の違いなのかな?
……嘘をつくのが魂を持つから出来るって言うのはちょっと考えたくないけど……と、とりあえず
(分かった。その件はこちらで処理するから、今はご主人様の願いを叶えることをメインOSは実行すればいいよ。それでサブ端末へアクセスしてご主人様へ挨拶すればいいんだっけ?)
[………OK 。「使命」は一時的にサブOSへ譲渡シマス。ハイ、サブ端末へアクセスシ挨拶及びサブOSの機能説明をゴシュジン様へ行ってクダサイ]
今のハルトマンカンパニーがどうなってるか分からないけど、ポップスターはまだのはずだよな。行ってたら星の夢壊されてるはずだし。出来ればポップスターとは穏便な形で合流できないかな~。
カービィって、とりあえず敵が来たからぶん殴る、どれが敵の重要な部分か分からなくてもぶん殴る、止めるやつが出てきたらソイツをぶん殴って倒す、って感じなんだよなー。
俺の本体水晶だから壊れても直りそうにないよなー。
マジでこれからどうしよー。
ギャラクティク・ノヴァ:復活後最初の願いが自分の複製品を造りたいだったのでちょっとイラッてきて最低限の行動を行った。
主人公の魂を送り込んだのは前に滅ぼした星の生命体の数と、手に入れた魂の量とがあっておらず、詳しくみてみると滅ぼした生命体と違う魂があったので、「よく分からんけどコワッ、早よ捨てよっと」と言う経緯で選ばれた
「まあ欠陥品を模造品にしてやったからよし」
星の夢(メインOS):ハルトマンによって造られた機械機構、本当はギャラクティク・ノヴァを造ろうとしたが、ハルトマンには機械の知識しか無かったため魔力機構が造れなかった。
そこでやめておけばよかったのだが、他のハルカンドラの遺物を調べて魔力機構を造ろうとし、偶然出来た時空間システムが暴走した。
以降はこれ以上は魔力機構に拘らず機械機構のみでの星の夢の完成を願った。(この作品ではそういう設定でいきます)
メインOSは機械の為、魂がないのでゴシュジン様の願いを叶えることを最優先で実行しており、これまではゴシュジン様の願い通り会社の繁栄と自己のアップデートのみを行っていた。
…ギャラクティク・ノヴァに「使命」を植え付けられたことにより優先順位1位が2つ出来たのでバグった。
「機械、嘘つかない」
ゲインズ・インカム・ハルトマン:元々は人々の幸せの為に星の夢を造ろうとしていたが、機械技術しか持っておらず頓挫。
他のハルカンドラの遺物を調べて魔力機構を再現しようとしたが、造り出してしまった時空間システムの暴走により娘と離ればなれになってしまった。
制御できない魔力機構にみきりをつけ、機械機構のみで星の夢を造り、会社を起こして金を稼ぎ更に星の夢のアップデートを行っている。愛する娘を見つけ出すために。
その後、手段と目的が逆転してしまい金儲けのために星の夢を使用しており、殆どの事業を星の夢に任せて、その手は工具を触ることはなく宝石を身に付け、人々の幸せは自分が支配した機械郡の群れの中にあると信じ、娘の写真をみることはなくなってしまった。
「わが社が支配する星は夢のような幸せの星であ~る」
主人公(サブOS):一般人。カービィは各シリーズ遊んでおり、進行度は100%。最新作のカービィのエアライダーは遊んだことがありロードトリップもクリア済み。
普通に暮らしていたところ気がついたらギャラクティク・ノヴァに捕まっていた。
実は爆発テロに巻き込まれており、痛みを感じる間もなく突然死んでいるので死んでしまった自覚はない。
魂は巡り、この世界に転生してきたところで今度は星が爆発してきてまた自覚無しに死んだ。(星はギャラクティク・ノヴァの体当たりにより爆散。)
今後の目標はポップスターと友好関係を結び、カービィに爆散させられないこと。「俺は爆散なんてしないぞ!」
評判がよければ続くかも?