「逃げずにやってきましたわね、そこだけは褒めて差し上げますわ。」
「父さんが見てるのに逃げられるかよ。」
第一アリーナ上空で二機のISが向き合っていた。
一方は深海を思わせるような透き通るような青い機体、名はブルーティアーズ。
もう一方は雪化粧をした山のような白と灰色の機体、名を白式。
それぞれの獲物は当然のように違う。
ブルーティアーズはエネルギーライフルを白式は実体剣を持っている。
「最後のチャンスをあげますわ。」
「チャンスって?」
一夏が疑問を投げかける。ちなみに試合はすでに始まっている。
「このまま勝負を続ければわたくしが勝つのは白明の理。ですからボロボロの惨めな姿を晒したくなければ、今ここで謝るというのであれば、許してあげないことも無いですわ。」
そう言って目を細めるセシリア、それと同時にISがロックオン警報を流した。如何やら不意打ちする予定の様だ。
「そういうのはチャンスとは言わないと思うぞ?」
「そうですか・・・では堕ちてくださいまし!!」
耳を劈く高音のあとセシリアのもつエネルギーライフル『スターライトMKⅢ』からレーザーが撃ちはなたれる。
「遅い!」
一夏は腰を低く落とし居合の姿勢に入り、一夏の剣がブレる。
バリッ!
「なっ!?」
何かが引き裂かれる音と共にセシリアが放ったレーザーが
「まさか・・・レーザーを切りましたの!?」
「さあ、どうだかな?」
「あんなマグレはそう何度も起きませんわ、踊りなさい!私、セシリア・オルコットとブルーティアーズが奏でる
射撃射撃射撃射撃。まさに弾丸の雨が降る中一夏は涼しい顔をしていた。
「鬱陶しいな、いい加減飽きた、早くけりをつけようか。」
「まっ、まさか!あの弾幕を無傷でしのいだというのですか!?」
「はっ、生温い弾幕だったな。」
「っ!ならばティアーズ!」
セシリアのブルーティアーズのスカートアーマーが分離、独立して飛行した。
「ビット・・・厄介な。」
「行きなさい!ティアーズ!」
直後四方八方からレーザーが撃ちはなたれ白式を傷つけ・・・なかった。
リリリリリリリリリ・・・・
澄んだ音が白式の周辺から聞こえる。
白式の剣がブレて見える、ここまでは先程と変わらないが、今度は剣を持つ白式のアームもブレていた。
「なっ何をしてらっしゃいますの!?」
「何を?教える義理は無いはずだ。」
一方その頃管制室は
モニターで二人の戦いを見守っていた山田先生は興奮気味の口調で織斑先生に伝えた。
「い、一夏君凄いですね~」
「ふん、アレはただの真似事にすぎんよ。」
その言葉に山田先生は違和感を感じる。
「真似事・・・ですか?」
「ああ、山田先生、十数年前に『特定振動と光の関係性について』という論文は読んだことがあるかね?」
「ええ、当日世界を騒がせた論文の一つですね。」
「あれで出てくる光はレーザーのことだ。」
「え!?当時はまだまだレーザー技術は開発されて無かったんじゃ。」
「さあな、そこらへんは私にもわからん。だが、今一夏がやっていることはその論文に出て来ることだ。」
「でもどうしてそのことを・・・」
「それはまだ言えないな。」
「さて、もうすぐ終わりだ、担架を呼んでおけよ。」
含みのある言葉を残して織斑先生はその場を去った。
アリーナでは
「はあ、はあ・・・なぜ当たりませんの!」
「そろそろ大詰めだな。」
セシリアの疲労は濃く、ビットもライフルも全て破壊されてしまっていた。
対して一夏の疲労は特にみられず、それどころかISが
「決める!」
一夏がセシリアに止めを刺そうととびかかって来た。
「掛かりましてよ!」
セシリアのISブルーティアーズのスカートアーマーからミサイルビットが射出され一夏に飛んでいく。
「振動流一の型、次元斬!」
バギャァ!
硬いものが凄まじい力で切り裂かれる音がセシリアが聞いた最後の音だった。
一夏sids
やってしまった、そんな感情が一夏を襲っていたので頭を振ってそんな考えを振り切る。
使う予定のない大技でセシリアのISを停止させた一夏はセシリアに近づく。
せめて無事を聞いて来ようと覗き込むと。
「セシリア大丈夫か・・・す、すまない////」
「い、いいえ、こちらこそすみませんでした、失礼な真似を。」
「こっちこそすまない・・・それよりも・・ふ、服/////」
「え?キャア!?」
一夏が赤くなるのも無理もない、セシリアの着ているスーツの胸元が綺麗に裂けていたのだから。
「・・・変態。」
「・・・悪かった。」
まるでどっちが悪いのかよくわからない形でクラス代表決定戦初戦は終わりを迎えた。
お色気要素ってこんな感じで良い?
お色気要素はいる?
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いるにきまってるんじゃん
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いらな~い!