「光司さま、私と一緒に紅茶パーティでもしてくれませんか?」
「エリーごめん、呼ばれてるから…また、機会があったら、その時にまた呼んで」
「分かりました。今回は諦めます」
彼女の名前はエリーコリファー。
にじさんじに所属するvtuberで、僕が担当しているライバーの1人。
彼女とは、相談という名の紅茶パーティーをよく起こっている仲でもある。
「それにしても…急な話なんですね?」
「そうだね。なんでも、マネージャーが何人か辞めたりとか異動するから、その話がしたいとは言われた」
「そうなんですかーでも、光司様はずっと私のそばから離れないですものね?」
「そうだったらいいけどね…」
「その言葉の意味が気になります」
「そのままの意味だよ」
彼女とは気づけばなんやかんやで6年の付き合いがあるのだ。
今更、異動という話はないとは信じたいよね。
新人ライバーが多くなってきたので、担当を増やす可能性はあるけれども
「光司、マネージャー変わるって本当?」
「いや…変わるなんて話聞いてないけど」
「変わるなら、私の担当になって欲しかったんだけどなー」
「梨花には梨花のマネージャーさんがいるんだから、彼女を困らせるような事はしないであげてね…彼女から幼馴染なんだからどうにかしてって言われてるんだから…」
「あはは…」
エリーと入れ替わる形でやってきたのは五十嵐梨花。
歳は開いているけど、幼馴染の女の子でにじさんじのライバーです。
会う度に、マネージャーになってと言われます。
「でも…先輩達と…6年…だっけ?それぐらい長かったら、変わらないよね…」
「6年もやってたら、今更変えるのも難しい判断だと思うし…仕方ないと思うよ?」
「マネージャーの話は良いとして…今日の夜、マイクラの手伝いしてもらってもいい?」
「今から用事があるから、それ次第では手伝えるな」
「オッケー、用事が終わったらメッセージ送って」
「はいよ。気をつけてな」
「本当なら、一緒に帰るつもりだったんだけど…」
「今度、ご飯奢るから許してくれ」
「本当?」
「本当だって」
「その言葉信じるからね」
とだけ言って梨花は帰っていく。
一応、彼女は配信で僕と幼馴染って事は言ってあるので、ご飯行くくらいならなんともない。何故か、配信に呼べと言われてるらしい。
偶にではあるが、マイクラで出てる。
そんなやりとりをしながらも、用事を済ませないと帰れないので、上司の元へと行くと
「本当はイディオスのマネージャーをして欲しかったんだけど…エリーさんが強く言ってきたので、エリーさんは継続した上で…五十嵐さんと石神さん、倉持さんを加えた4人のマネージャーになってね」
と言われた。
前の2人はお互いに話さなくてもわかり合ってるのと梨花は幼馴染だから、いいけど…石神さんと倉持さんとは最初からの関係だ。
2人から5人になるのはキャパオーバーになりかねないので、上司に反対したのだが
「石神さんも倉持さんも君がいいって言ってたからね。宜しくね」
と押し返されてしまった。
「あっ、忘れてた。鈴原さん復活するんだけど…」
「るるさんですか、随分と懐かしい名前ですね」
鈴原るるさん。
にじさんじにかつて居たvtuberで、彼女がデビューしてから卒業するまでの間マネージャーをやっていた記憶が蘇ってくる。
彼女にはたくさん好かれていた印象がある。
告白に近い事もされた訳で…。
「君の話をしたら、マネージャーは君がいいって言ったから、鈴原さんも入れて5人のマネージャー宜しくね」
まぁ…そうなりますよね…。