「光司さん始めまして司賀りこです」
「光司さん久しぶりですね、七瀬すずなです」
「光司君久しぶり〜」
「うん、ナナちゃんと七瀬さんは久しぶり、司賀りこさんは初めまして」
「はぁ…私は会わせなくなかったんだけどなぁ…」
「りかしぃさんなんでそんな事言うんですか!」
「そうですよ!梨花ちゃん独占してるじゃないですか」
「最近はそうじゃないんだけど…」
とある日、ナナから久しぶりに連絡が来たかと思ったらコラボしようよっていう内容だった。
「で、企画者さん説明よろしくね」
「えぇ!?光司君がしてくれないの!?」
「話持ってきたのナナちゃんでしょうに…」
「む〜分かった。話がするね」
ナナちゃんが一応説明してくれるのだが、僕からも簡単に説明しようと思う。司賀りこさん、七瀬すず菜さん、何故か巻き込まれた梨花の3人で料理を作り、それを僕とナナちゃんが食べて審査するというもの。
「話聞いたけど…私、料理できるけど、不利じゃん…」
「そんな事ないですよ。ここで上手に出来たらアピール出来ますよ」
「そうだよ。りかしぃここで美味しく出来たらお嫁さんになれるかもだよ」
「りかしぃさん頑張りましょ!」
「対決のはずなのになんで励まされるの私…?」
本当にそう。もっとバチバチにやり合うのかと思っていたのに蓋を開けてみれば梨花を励ます回になっている。
「光司さんって料理するの?」
「えっ?するにはするけど…」
「おおー料理できる男性は良いよね〜」
「光司さんが料理するとは思えないんだけど」
褒めてくれる司賀りこさんは褒めてくれる一方で、七瀬さんはそんな事を言ってきた。
無理もないか、彼女の前では料理する所か食事する僕の姿しか見てないからね。
「光司のアカウント見たら分かると思うよ。ほら」
と梨花が僕のアカウントの写真を見せる。
「えぇ…私よりも上手じゃないですか…味はさておき…」
「おい…」
「だから私が料理しないのも分かるでしょ」
「それで肝心の味はどうなんですか?」
「私の好み知ってるだけあって旨い」
「…今から、光司さんの料理を食べる企画に変えない?」
「なんでぇ!?」
「だってほら」
と七瀬さんは梨花のスマホの画面をナナちゃんに見せた。
「確かに食べてみたい」
「ナナちゃん…」
「でも!今日は3人の料理企画の日だから!光司君の料理はまたしてもらおうよ」
「私は食べさせたくないんだけど」
「なんで?」
「これ以上、私のライバルを増やしたくないから」
「あー」
「そっちの方は…りかしぃ先輩…頑張ってください」
「他人事だと思って…」
というやりとりがあったけど、料理対決が始まった。
「光司さんは誰の料理が美味しかったですか?」
「私はスーのが一番美味かった!」
「僕は梨花かな?」
「やっぱりかー」
「よし!」
「良かったですねりかしぃ先輩」
僕の言葉で手を振り上げて喜ぶ梨花。
そんな梨花を笑顔で褒める司賀りこさん。
こうして平和に終わった料理対決だったのだが。
「せっかくだからこのメンバーで写真を撮ろうよ」
「いいじゃん!撮ろ!」
ナナちゃんの言葉に、七瀬さんが乗ったことによって写真を撮る事になった。
珠乃井ナナ『今日はこのメンバーで収録してきました~』
という言葉を添えてそのままXに投稿した。
その後、僕のアカウントに色んなメンバーから私も料理できるので食べてくださいとDMがたくさん届いたのだ。