母親が骨折したのだが思っていたより早く回復したので3日程で東京に帰ってきた。
「この度は迷惑をかけてすみませんでした」
「いいよいいよ。誰だって自分の母親が倒れたってなったら光司君みたいになると思うし。それに付いていったライバーさん、とても元気になってたしね。光司君も頑張ってくれてたし」
「ありがとうございます」
「今日は軽めの仕事だけやって帰ってくれたらいいからね」
「五十嵐さんと立伝さんのラジオの収録ですよね」
「流石!そう、その収録だけやったら五十嵐さんと一緒に帰ってもいいし、そのまま仕事してもいいわよ」
と説明を受けた。
その後、事務所内を歩いていると、前方から顔を真っ赤にした梨花が走ってきて、僕に抱き着いてきた。
「光司。助けて!セクハラされたー!」
「えぇ…誰に…?」
スタッフさんがそんな事をするわけがない。
恐らく、ライバーの誰かだと思うが…
「りかしぃ先輩待ってください~」
「あの子にだよ~」
「あっ…光司さん!久しぶりです!」
「うん。あの時以来だね」
目の前にやってきたのは、立伝ととさん。
以前番組で一緒になった事があり、知り合いではあるのかな…?
「光司、初対面なのにセクハラされたの!」
「ちょっと待ってください!説明させてください」
「うん、片方だけの意見を受ける訳にはいかないから…説明してもらっていいかな?」
「分かりました」
と抱き着いて離す気がない梨花はさておき、立伝さんから説明をしてもらって聞いた。
で、説明をしてもらったのだが理解が出来なかった。
「…いや分からない…」
「この気持ちを今、言わないと思ったんですよ!」
「一応、初対面だよね…?」
「はい!そうです!」
「ますます、なんでそんな事を言ったのか分からないんだけどな僕…」
「おっぱいでかいですねって言っただけですよととは!」
「…まぁ…梨花はでかいけど…って何を言わすの…」
「やっぱり光司さんもそう思うって事ですよね!」
「なんでそんなにテンションが上がってるの…」
「光司…なんとかしてよ」
「いやぁ…僕にこれをどうにかしようがないんだけど…」
内容は確かにセクハラだとは思う。ってかセクハラだなこれ。
だからといって僕に…いや、マネージャーだから回ってくるか、
「なんでよ!幼馴染が助けてって言ってるのに助けてくれないの」
「助けてあげたいのはそうなんだけど…触れていい問題なのかが気になってしまって」
「今更じゃん、それに光司は私におっぱいくらい気にしないじゃん」
「おおー見たことがないりかしぃ先輩だ」
「分かったって、こっちでなんとかするからね」
「頼んだからね!」
と言って梨花は歩いていったのだが、隣にいる立伝さんはおどおどとしている。
「大丈夫だよ、何もしないから。笑い話でもしてあげて。あー言ってるけど特には気にしてないと思うし」
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「っていう事があったんですよね」
「あー懐かしい」
「初対面でおっぱい凄いんですねって言われた私の身になってよ」
「仕事に復帰して最初の日にこれですよ。やってられないですよ」
「その度は本当に申し訳ありませんでした」
「もう笑い話になってるんで気にしなくていいですよ」
「先にも後にも私だけ合って欲しいわ」
「それはそう」
収録を手伝うって話だったのに、何故かラジオに参加する羽目になっていた。本当になんで。
色々と収録したが、それはまたいつか話そうと思う。