りかしぃの幼馴染マネージャーの話   作:桜紅月音

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7話 こんるる襲来

 

「久しぶり、光司君」

 

「久しぶり、るるちゃん」

 

「るるちゃんじゃなくて、るるで良いって!しばらく会ってないうちにまた戻ってしまったの?」

 

と頬をむすッとしながら言っている彼女は、鈴原るる。

一度は卒業したが、この度帰ってきたライバーさんです。

 

「流石に呼び捨ては出来ないよ…」

 

「昔な、もっと仲良しだったのに、他人事みたいに感じるんだけど…?」

 

「久しぶり過ぎて感覚がね…」

 

だって4年半だよ。

実際には、その後も会う事があったから実際に4年半という訳ではないけど

 

「それで、あの時の約束を守ってくれる?」

 

「いや…あれは無理でしょ…」

 

「私と結婚するって約束は果たしてもらうよ」

 

「言ってない言ってない。友達としては付き合うと言ったけど」

 

確かに最後の挨拶する時に、そんな事を言われたけど。

できる訳無いし。

 

「だから、戻ってくる時に光司君の名前を聞いて嬉しくなっちゃった」

 

「鈴原ちゃん、マネージャーは高橋さんじゃないと嫌って言ってたわよ」

 

隣から声をかけてきたのは坂本さん。

僕と同期のおばちゃんです。

 

「坂本さんお久しぶりです!聞いてください。光司君が私のプロポーズを断ったんですよ、どう思いますか」

 

「あら…光司君もやるわねぇ〜幼馴染の梨花ちゃんいるのに、鈴原ちゃんにプロポーズされるなんてね。モテる男の子っていいわね」

 

「…えっ…?光司君、女の子の幼馴染いたんだ…へぇ…」

 

ちょっと坂本さん、るるちゃんを怒らせるのは辞めていただけませんかね。止められなくなるんですこの子は

 

「るるちゃん…とりあえず落ち着いて」

 

「その子と…私…どっちの方が可愛いですか…?」

 

「おっと…私、余計なことしちゃったわね。あら、いけない大事な用事があったわ。じゃあねー」

 

「ちょっと坂本さん!?」

 

この場から逃げだした坂本さんに声をかけたら、止まるはずもなく絶望する中、気づければ床に倒されていた。

 

「光司君…私とその子…どっちが可愛いですか…?答えてください」

 

僕のお腹に乗って、可愛い印象とは正反対のオーラを出し、目もガンギマリでそう聞いてくる彼女は怖い。

 

「どっちも可愛いじゃ…ダメだよね…」

 

「もし、それが答えでしたら、私は光司君を監禁しないといけなくなります」

 

「ねぇ…鈴原さんって高橋さんだとあんな感じなの?」

 

「そうだよ。鈴原さん、高橋さんに惚れて結婚すると言うくらいだよ」

 

背後からは後輩達の声が入ってくる。

 

「るるの方が可愛いよ…」

 

「合格ですね」

 

とるるはそう言って、僕から降りてくれる。

 

「なので、私と一緒に配信に出てくれますか?」

 

「配信って言っても…復帰配信は無理だよ?」

 

「流石の私でもそこまでは言いません。しばらくしたらで構いませんので」

 

「いいんじゃないですか。公式配信にも顔を出してますし」

 

「大山…」

 

後ろから現れた大山が口を挟んできたことによって、出る事が確定みたいな雰囲気になってるよ…

 

「光司君、るると一緒に配信出てくださいね」

 

「そこまで言われたら出るしかないじゃないですか…全く…」

 

「じゃ、光司君、その話も含めて、今後の話をしようよ」

 

と彼女は僕の手を引いて、会議室へと連行されてしまった。

 

「るる先輩ってあんな人だったの」

 

「うん、というか私達やばくね…?」

 

「そうだよね。エリー先輩がいるのに、るる先輩があそこまで本気なら私達…勝ち目ないんじゃ…」

 

 

 

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