ウルトラワールド補完計画 スクランブルコミュニティ 作:おろさん
今回の話は、ウルトラワールド本編の『第7話:求める
第7話をまだ読んでいない方は、先にそちらを読んでみてください。
本編を書き終えてから1週間経ってしまいましたが、多少グダグダな裏話を、緩くお楽しみください
√BACK-DOORSの、ホテルのロビーのような一室にて。
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蓮子「PN『バッター1』さんからのお便り。
『今回の話で、イリヤ達の学校の美術の授業で自由に絵を描いていたとのことですが、守護者の皆さんの画力はどんな感じなのでしょうか? ふと気になりました。そこはどうなんですか?』
……そういえば、美遊ちゃんはキュビズムをやたら使ってたらしいけど、他のみんなはどんな感じなのかしらね。」
メリー「私たちも含めて、この際みんなの絵心について語ってみましょうか。」
蓮子「む、いい機会ね。この前ア○トークでもやってたし。
それじゃあ今回は、絵心対決――」
美遊「あの……」
いつの間にか、蓮子とメリーの横に美遊が立っていた。
美遊「絵心対決って言いますけど……
小説だと、確かめようがありませんよね?」
蓮子&メリー「……。」
美遊「挿絵を掲載するにしても、本文では無理ですよね?」
蓮子&メリー「……。」
沈黙。
美遊「あと、もうゴジュ○ジャー本編が終わってギャ○ンインフィニティが始まってるのに、それでもやるつもりなんですかこのコー――」
**(割愛)**
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蓮子「ということで、第1回√BACK-DOORSデッサン会ー!」
数分後。イリヤ、鈴夜、そして奏海を呼び、キャンバスや画材を用意。即席のデッサン会が開催されることとなった。
美遊「(結局やるのこれ……)」
イリヤ「が、頑張ります!」
鈴夜「よろしくー」
奏海「ども」
メリー「そんなわけで、人物画を描くべくゲストにお越しいただきました。
というわけでお願いします――『白坂小梅』ちゃん!」
小梅「えへへ、こんにちは……」
その言葉と同時に、一同の前へ小梅が現れる。
イリヤ「えっ!? まさかの白坂小梅ちゃん!?
すっごい予想外の人選なんだけど!?
……というか、よく考えたら一番最初のゲスト枠じゃん!?
てっきり凛さんとかルヴィアさん、それか文香ちゃん辺りかと……」
奏海「いや、だってそりゃあ……作者の最推しだからだろ。」
イリヤ「え、そうなの!? 本編で最初に出た文香ちゃんか、ありすちゃんかと……」
奏海「ああ。作者がデレマスに興味持ったきっかけが小梅だからな(実話)。」
イリヤ「そ、その理由で……。
というか、こういうのはもう少し適任の人がいるんじゃ――」
奏海「まだ本編に出てないのを出すわけにもいかんだろ。
(▼-▼ )」
イリヤ「……ですよねぇ……;;
……あれ、私たちまだ本編で小梅ちゃん達とまともに会話してないけど……」
**(割愛)**(何で!?(byイリヤ)**
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蓮子「というわけで、お願いします!」
小梅「せっかくだから、怖く描いてほしいなぁ……」
美遊「……まあ、やるからにはきちんと描きますけど。」
椅子を中央に置き、その周囲を囲むようにキャンバスを並べる。小梅が椅子に座り、デッサン会が開始された。
六人は鉛筆や各種画材を手に、小梅の姿をスケッチし始める。
***
30分後――
蓮子「はい、終了ー! どんな絵を描いたか発表しましょう!」
順番に作品を確認していく。
蓮子とメリーは、堅実で人並みに整った出来。
美遊はそれ以上に完成度が高い。
イリヤは、小学生らしい素直な仕上がり(というか、本来はこれくらいが普通である。単に美遊が飛び抜けているだけだ)。
メリー「で、あとは男性お二人だけど……」
小梅「わぁ……♪」
奏海の方を向くと、小梅が目を輝かせている。気になった四人も覗き込む。
イリヤ「わ、わお……すっごい……」
そこには、ただ上手いだけでなく、可愛らしさの中にきちんと“怖さ”を織り込んだ一枚があった。小梅のリクエストに忠実に応えている。
奏海「ま、ホラー系は得意なんでね。」
小梅「Pさん、ありがとう……えへへ……♪」
蓮子「おお、良い笑顔……っと、いけないいけない。次は――」
嬉しそうな小梅に微笑ましさを感じつつ、視線は鈴夜へ。
鈴夜「……んー……こんなもんかなぁ」
メリー「あと鈴夜さんね。そういえば描き始めてから全然喋ってなかっ――」
二人が回り込んで絵を覗き込んだ瞬間。
ドサッ!
盛大な音を立てて、蓮子とメリーが倒れた。
イリヤ「え!? ど、どうしたの二人――と……も……」
イリヤも絵を見て、泡を吹いて倒れる。
美遊「……い、一体どういうこと?」
奏海「あー……そういや……」
思い出したように呟く奏海。
美遊と小梅が恐る恐る絵を確認する。
それは“下手”という言葉で片付けられるものではなかった。
普通に見て、モザイク処理が必要になりそうなレベルの“恐怖そのもの”が描かれていたのだ。
美遊「え、あの……どういうこと……?」
奏海「たまにいるだろ? 料理を作ると、なぜか必ず壊滅的に不味くなる人。
……こいつはそれと同じだ。絵心が皆無。何を描いても、大半がR10000-G化する。」
鈴夜「ノートの端の落書きとか、タブレットで描くのはまだマシなんだけどさー。
大きく描くと、なぜかこうなるんだよねー」
小梅「私は好きだよ? スプラッターっぽくて、ゾクゾクする……」
それを聞き、美遊は静かに言った。
美遊「……これを知って、ひとつだけ言えることがあります。
……この人が本編でアルテ・クリープと出会わなくて、本気で良かったと思いました。」
奏海「まあ……それはな。」
鈴夜「……というか、こんなオチにするならさ。ウルトラワールド本編に出たケミーカードのクイズでも作ればよかったんじゃないの?」
奏海「申し訳ないが、本編書き終えて一週間経ってからの予定変更はちょっと……
(※この辺りを書いてる最中に、この案を思いつきました(マジ))」
複雑な空気が室内を満たす中――
蓮子「ホッパー1……ピカホタル……ゲンゲンチョウチョ……」
メリー「ヒーケスキュー……ゲキオコプター……ディープマリナー……」
イリヤ「ワープテラ……ギガロドン……トライケラ……ブリザンモス……エックスレックス……」
三人は呪文のように唱えていた。
\ガッチャーンコ!(幻聴)/
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第2回:終演