ウルトラワールド補完計画 スクランブルコミュニティ 作:おろさん
今回の話は、ウルトラワールド本編の『第8話:集結クロスオーバー!果て無き守護者のスピリッツ!』の補完となります。
第8話をまだ読んでいない方は、先にそちらを読んでみてください。
多少グダグダな裏話を、緩くお楽しみください
・本日の出演者
宇佐見蓮子(東方project)
マエリベリー・ハーン(東方project)
佐鳥羽鈴夜(オリキャラ)
茅森奏海(オリキャラ)
・ゲスト
遠坂凛(Fateシリーズ)
佐鳥羽センリツ(オリキャラ)
√BACK-DOORSの、ホテルのロビーみたいな場所で。
鈴夜「どもども、佐鳥羽鈴夜だよー!今回のお便りはアタシが読み上げさせていただきます。
えーと……PN『名無しロボット』さんから。『クレイジークロックと戦う時に使われている『クロスタルプロテクター』。あれの全機能はどういったものなのだ?』、ねぇ。」
読み上げながら、鈴夜は軽く首を傾げる。
鈴夜の振り向く先にいる蓮子とメリー。メリーの手元には、その携帯型端末『クロスタルプロテクター』がある。
メリー「色んな機能を持ってるから確かに便利だけど、そもそもアレ、完全に機械なのよね……」
端末を眺めながら、ぽつりと。
蓮子「そうそう。魔術と掛け合わせたって言ってたけど……
そこのところ、凛さんはご存じで?」
自然と視線が横へ流れる。
蓮子とメリーの横には、遠坂凛が。
凛「……え?あ、ええ。そう言うと思って、製作者の方から説明書の方をまた貰って来たわ。」
奏海「(普通に何も知らないなコイツ……)」
凛「ちょ、ちょっとなんですかその目!?仕方ないでしょうそもそも支給されたものを頑張って使ってるんだから……」
わざとらしく咳払いをひとつして、
凛「と、とにかく、クロスタルプロテクターの機能について、振り返りも兼ねて私が説明するわ!」
***
『クロスタルプロテクター説明書』
1:結界フィールド展開
凛「まずは、メインの機能の『結界』ね。機械の左右のボタンを押して、それで上に掲げる!
……こうすることで、プロテクターが広範囲に展開!周囲の人達を巻き込まなくて済むの。」
淡く広がる光が、空間を包む。
蓮子「実際かなり頼りになるわよね。結界内の物を壊しちゃっても、元の場所の物には何の被害もないし。」
2:レーダー
凛「次にレーダー機能。下のボタンをこう……押し込んで、レーダーが起動するのよね。」
メリー「これで、魔力の動きを感知できるのよね。待ち伏せって言うなら丁度いいのよねぇ。」
3:クロスタルリングの分析
凛「で、後は……ええと……あー……えー……」
説明書をめくる手が止まる。
数秒の沈黙。
奏海「……ったく、貸せ。」
凛「あっ、ちょっと!?」
それを見かねた奏海が、凛からプロテクターを取って操作し始める。
奏海「仕方がないんで、これに関しては俺が説明する。次は、確か指輪の詳細を調べられるって機能だったよな。」
そう言って、『特命戦隊ゴーバスターズ』のクロスタルリングを取り出し、
奏海「プロテクターの上部にはめ込んで……よし出た。」
ゴーバスターズ指輪の、得られる力である『レッドバスター』と能力『超加速』についての説明書きが出た。
鈴夜「そうそう、そんな感じで調べられるんだよね。
……まあ、この機能を使う描写何てロクにないし、ぶっちゃけ実際に使って試す方が早いんだけ」
**(割愛)**
4:電話機能 他
奏海「他にも色々あるっぽいが……電話もついてるんだな。」
凛「……画面にあるアイコンっていうのを押せば、ソレが出来るわ。製作者曰く、テレビ電話とかも出来るらしいのよね。
他にもレーダーを活用した地図アプリとかもあるけど……流石にスマートフォンみたいな幅広さは無いわ。あったとしても、これ以上入れ込まれると私には分からなくなるし……(小声)」
蓮子「……というか、そもそも肝心の製作者って誰なの?」
少しだけ空気が静まる。
凛「……私も細かくは全く分からないし、完全に知らない人が関わってるのよね……強いて言うなら、最近ロード・エルメロイII世のところに接触して情報共有してるとは聞くわ。
……まあそれよりも。これで一通り説明が終わったかし――」
「ちょーっと待つのです!」
すると、プロテクターから何か声が聞こえてくる。次の瞬間、床の中とプロテクターの中から、何かが飛び出した。
センリツ「まだこのボクが作った新機能があるのです!」
SDセンリツ『そしてその新機能、佐鳥羽センリツの分身たる、SDのセンリツちゃんなのです!』
凛「え!?い、いつの間に……」
鈴夜「そう言えば頼んでたよそう言うの。……丁度いいし、それも説明しようじゃん」
EX:SDセンリツによるサポート
センリツ「フフン、ボクの体の一部を分散し、且つとあるAIの機能を活用して作り上げた独自ネットワーク!SDセンリツちゃんが、皆さんをサポートいたすのです!」
鈴夜「まあ、これはプロテクターに限らずなんだけど、もしもの時に連絡をすぐに出来るようにしたり、手間を省いて機能を使えたり……って感じだね。頼んで作ってもらったけど便利だよ。」
凛「(センリツが中に入ってるからなのか、プロテクターが浮いてる……)
……っていうか、いつの間にそんなの入ってたの!?」
センリツ「ええ、ついこの前に出来て、試しに入れ込ませてもらったのです。」
凛「か、勝手にやらないでよ……変なものねじ込んで無いでしょう……ね……」
プロテクターを手に取り、とりあえず凛は適当にアプリのボタンを押す。すると……
凛「・・・。
……ねぇ、ちょっと?何でアイドルの水着写真集っぽい画像が入ってるの?」
その一言で、場の空気がわずかに固まる。
蓮子&メリー「えっ」
ほぼ同時に、二人の視線がセンリツへ向いた。
鈴夜「……センリツ?」
静かに名前を呼ぶ。
センリツは、ほんの少しだけ後ずさる。
センリツ「え、ああ、いや失敬。この前ネットを漁ってた時のを間違って保存しちゃったっぽいので――」
奏海「あの……」
と、奏海がプロテクター内の画像を見て、
奏海「これ、新作グラビア写真集のために、事務所で撮ったばっかのやつ……」
一瞬の間。
鈴夜「ハイ、
センリツ「あっ、待ってすみませあばばばっばばばばばっばあ」
言い訳が悲鳴に変わる前に、鈴夜の腕が首元へ回る。そしてついでにSDセンリツも掴む。
見事な勢いで床に転がり込む二人。
センリツ「ぎゃああああああなーのーでーすーっ!?」
ロビーの静寂をぶち壊す絶叫。それを見て一同は呆れた表情でセンリツを見つめていた。
その横で、プロテクターの画面だけが無情にも例の画像を表示し続けていた。
第3回:終演