パンのみに生きるにあらず   作:改造黄金虫

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ああっー9章をくれェ!!
出先だとリンバスをプレイできないんだぁ!


第9話 デートの時間 後編1/2

 狭い道が無数に広がる、枝分かれした路地の集まり。

 

 背の高い建物たちが壁となって日陰を落とし、普通に歩いているのに、地下に潜っているようだと感じてしまう。

 

 さっきの市場と異なり、人はまばらで、ついでに似たような景色が続くせいで、さほど広くもないのに、油断すればあっという間に迷うだろう。

 

 まさしく迷路だ。

 そんな余所者を拒む気しかない路地街なので、ここに構える店はどこも癖が強い。

 

「……合言葉を言え」

 

 ドンドンドン。と寂れた鉄の扉を強く叩けば、心底不機嫌そうな声が返ってきた。何が悲しくて客商売などしてるのだろう。

 

「銀の靴」

「……お前が最も恐ろしいものはなんだ」

「巨大な火の球」

「……チッ」

 

 そこまで言ってようやく、カンヌキが外れる音が響く。防犯意識が高いのではなく、億劫さからくるものだというのが、ノロノロと面倒げに開く扉から滲み出ていた。

 ここまで露悪的な態度の接客など、親指じゃなくてもはっ倒されるだろうに。

 

「そんなに客商売が嫌なら人でも雇えよ」

「なんで雇ってまで、嫌いな人間をそばに置かなきゃならんのだ」

 

 俺の顔を確認するために、煤けた顔がチラリと覗くが、すぐに店内の暗闇に引っ込んでいく。その影をひょいっと捕まえる手が一つ。

 

「……おいジョセフ。これはなんだ?」

「連れだ。ほっとけ。お前も早く離せ」

 

 その手を掴んで引き離せば、店主は早足で奥に引き篭もった。ちょっかいをかけた下手人には見向きもしない。

 

「ねぇ、ジョセフって?」

 

 そして手を出したはずのレイナもまた、店主を無視して興味の矛先をこっちに向けてきた。

 

「偽名だ。この姿の時は所属を隠してるって言っただろ」

「ふーん。わたしは本名の方が好きよ」

「そうかよ。……いや、そんな事よりも…何勝手に動いてやがる。お前はじっとしてろよ」

 

 ただでさえ目立つのだ。勝手にフラつかれてしまえば、どんな相手に目をつけられるかしれた事じゃない。

 ギロリと本気の苛立ちを滲ませて睨みを効かせれば、流石のレイナも少し申し訳なさそうにする。

 

「ごめんなさい。ちょっと気になっちゃって……」

 

 初めて見るしおらしい態度だった。こいつにそんな情緒があったのかと内心驚き、毒気が抜かれる。

 

「……まぁ、あの外見だからな。その好奇心はわかるが」

「? わたしが気になったのは、()()()()()()()()()()だけれど」

「あぁん? 何言ってんだ?」

 

 ようやく少しだけ噛み合う部分があると思えば、すぐにまた手を離れて不明瞭になる。

 これまでどんな態度を取っても、暖簾に腕押しでヒラヒラと流れるだけだったレイナが、初めてまともに反応しただけに。その事実がもどかしく思えて、もう少し踏み込もうと口を開く。

 

「オイッ! さっさと品を受けとれ! そして金払って帰れ!」

 

 しかし、張り裂けんばかりの怒声が浴びせられて、その機会はあっさりと掻き消された。玄関で悠長にし過ぎたらしい。ほんとうに人嫌いを拗らせている奴だ。

 そして、そんな奴に仕事を引き受けされるまでやった苦労を思えば、ここで遅れるわけにもいかなかった。俺たちは急ぎ店の奥へと進んだ。

 

 

 空間拡張によって異様に深くなった部屋の中。僅かな松明の明かりで照らされた作業台の側で、不気味なシルエットが睨みつける。

 

「次チンタラやったら、二度と引き受けんぞ…」

 

 不快感を噛み殺したような声を発するその頭部は、動物のサイを模した姿に改造をされていて、目玉などは五つも付いている。

 

「肝に銘じる。それで頼んだ物は?」

 

 何故そんな姿になったのだろうか。そんな疑問もあるが、禁句であるので踏み込まない。それに俺が店主に求めているのはただ一つ。

 

「確認しろ」

 

 銃職人(ガンスミス)としての確かな腕前だけだった。

 

 

 闇の中で静かな光沢を宿した銃口。シンプルながら幾つもの機能が搭載された機関部に。あらゆる物を叩き潰せる硬質なストック。

 元になった銃の基本を損ねないままに、追加機能を拡張して、俺に合わせた調整(チューニング)までこなすこの技量は、そうお目にかかれるものじゃない。もとより銃職人自体が少ないのだから、こんな性格じゃなければ拉致してでも親指に取り込んだだろう。

 

「ハハっ、ようやく手元に戻ってきたか愛銃……」

 

 手に馴染む久々の感覚にうっとりと悦に浸っていると、レイナが不思議そうに袖を引っ張る。

 

「あれ、銃はもう持ってるんじゃないの?」

「あれは古い予備だ。ちょっと前にK社の戦闘職員とやり合ってな。修理に出してたこっちが本命」

 

 その問いに答えながら銃を触り、その状態を慎重に確認する。重量。バランス。強度。そして一つ一つの機能を検める。

 

「てことは、この前の戦い時のヴァ……ジョセフは本調子じゃなかったの?」

「当たり前だろう。本来ならあの程度の敵、瞬殺だ瞬殺」

 

 失敗や苦戦にグダグダと言い訳をするのは趣味じゃないが、それでもこれは事実だ。相手もそれをわかっていたからこそ、あんなに手の込んだ罠を張ったのだろう。

 

「強いんだね」

「じゃなきゃこんな地位にいねぇよ」

 

 レバーを動かして、弾倉に試験用の空弾を送り込む。そのまま引き金に指をかけて、発射。

 ガチンと撃鉄が作動して、役目を終えた薬莢が排出された。

 

「パーフェクトだ店主」

「そうか帰れ」

 

 そのあまりの拒絶っぷりに、しばし顔を顰めながら代金を渡せば、店主はそれを確認もせずに仕舞い込んだ。不用心ではなく、俺がつまらない真似をする客じゃないという信頼がなければ、そもそもこの工房の顧客に選ばれもしないからだ。

 

「また大きな戦いに出る。その結果次第じゃ、修理ではなく新調をすることになるだろう」

「……次の合言葉は美しい貴婦人だ」

 

 獣の顔でもわかる、うんざりとした表情で、店主は蝿でも追っ払うように手を振り払った。同時に周囲の空間が軋みを上げ始めて、瞬く間にその場にあった景色が押し流される。そして気づけば店の外に放り出されていた。

 

 

「……マジで接客どころの話じゃねぇだろ」

 

 よく店が成り立つなと独り言ちる背後で、重厚な音を立てて鉄扉が固く閉ざされた。親指じゃなくても、礼儀指導したくなるようなクソ態度だが、替えがきかない以上、その機嫌を損ねる訳にはいかない面倒な相手だった。

 

「まぁ、ここの要件は済んだし。次に行くぞ」

 

 そうやって隣に向けて手を差し伸べるが、そこに飛びついてくる重みはなかった。

 

「?……あっ! ちょっ、外に出たの俺だけかよ! レイナいねぇじゃねぇか!! オイッ! 連れを返せ!」

「………合言葉を言え」

「死ねぇ!!!」

 

 その後レイナは戻ったが、扉をぶっ壊した代償に、しばらくの出禁を食らったのだった。

 

 

◆◆◆◆

 

 

「お前はまた何をしたんだよ……」

「だから、わたしは何もしてないって」

 

 相変わらず人気のない道のりを二人で歩く。離れないようにしっかりと手を繋ぎながらだ。

 

「あの筋金入りの人嫌いが、ああもスッとボケてまでお前を攫う意味がねぇよ。お前の力に当てられたんだろう」

 

 レイナを店から連れ出した際、あの店主は最後まで、そんな奴知らんと言い張っていた。拒まれるだけで、話自体はしっかりと通じる人物であるにも関わらずだ。

 

「あの人はわたしの影響を受けてないわよ」

「嘘つけ。最初に自分から触りにいってたじゃねえか」

「それでどういう事になるか、あなたは知ってるじゃない」

 

 ……確かに。別に正気を失っている様には見えず、レイナへの対応以外はずっと変わらなかった。

 

「……やっぱりあんな頭をしてる奴は、脳みそのネジも外れてるからなのか?」

「酷い言い草ね。そして違うわよ」

 

 くすりと、甘い声で笑い、内緒話をするように囁かれた。

 

「アレはね、機械でできてるのよ」

「……義体のことか?」

「いいえ、文字通りのロボットよ。部屋の壁の中に人の気配を感じたから、多分そこから遠隔操作してるんじゃないかしら」

 

 びっくりよね。とはしゃくが、こっちはそれ以上の驚きで、唖然とするばかりだ。

 

(知らなかった……。常連客を自負していたのに)

 

 初対面のやつが見抜けた事に気づかなかった。そんな事実にショックを受けて固まれば、レイナからの視線がじっと向けられる。

 布で隠れて見えないが、その顔はまた笑っているのだろう。

 

「俺を翻弄するのは楽しいか?」

「ええ、とっても」

 

 トトンと、軽いステップを踏みながら、レイナは俺の前に躍り出る。

 

「顰めっ面な仮面をかぶってる時より、ずっとよく見えるもの」

 

 不意に繋いでいた手が、強く引き寄せられる。うんと近づいたせいで、影の中にレイナの顔が薄らと見えた。

 

 初めて見る、真面目な顔つきだった。

 

 

「ヴァラキ。これはデートなんだから、一番大切なのは相手を知ることよ」

 

 頬に手が添えられて、お互いの距離がゼロに近づく。

 街の喧騒から切り離された静けさに、二人分の息遣いがくっきりと耳に届いた。

 

「力とか肩書きとかじゃなくて、その人の人間性。……何が好きで嫌いで、どういう想いを抱いているのかっていう。心の内を知ろうと、歩み寄ること」

 

 それは、これまでの捉えどころのないものではなく、どこか芯のある言葉だった。

 

「それがデートってものよ」

 

 そしてそれを武器に、レイナは俺の心に踏み込んできた。

 

 

「相手を知る……か」

 

 その言葉を噛み締める様に呟いて、……吐き捨てる。

 

「くっだらねぇー! 何言ってやがんだ……」

 

 曲げていた体を一気に起こして、張り付いていたレイナを引き剥がした。

 

 大体都市でそんなことは求められていないのだ。これだけ大量の肩書きや階級があるのも、相手を知ろうとしなくても、円滑なやり取りが成り立つからに他ならない。

 

 第一、俺はその階級を何よりも重んじる親指の一員として──

 

「はいそれ、今は禁止よ」

 

 俺の思考の流れを、ちょうど読んだかの様に声が遮った。

 

「さっき自分で言ってたじゃない。その格好の時は組織じゃないって。今の貴方はただのヴァラキよ」

 

 ズルを咎める様に、伸ばした指先でトンと胸を突かれる。小さすぎる衝撃だが、胸中を混乱の渦に叩き落とすには十分な刺激だった。

 

 

(なんなんだよこいつは……)

 

 予知か、読心か、これまでも兆候はあったが、ここまで露骨に使ってくるのは初めてだった。改めて、得体の知れない存在への恐ろしさ感じながら、この化け物に対抗する為、必死に頭を回転させる。

 

 

(こいつの目的は……何の為に…、どうすれば丸め込める)

 

 この流れを否定して、主導権を奪取する為の計略を脳内で錯綜させ、最適な言葉を紡ぎ出そうとする。

 

 それでも、そっと差し出された手に、考えは纏まらず、掻き乱されて……。

 

 

「これがデートだって言うならよ……」

 

 結局、口をついて出る言葉は、俺の思惑を置き去りにしてたもの。

 

「それなら……お前のことも教えろよ」

 

 なんの考えもない。ただの感情の発露だった。

 

 訳のわからない彼女を、(あば)くのではなく、知りたいと……そう思ってしまった。

 

 

 レイナと出会って、何度目にもなる理性の敗北であり。

 ずっと被り続けて、自分の顔だと思っていた仮面に、亀裂がはしる音が聞こえた気がした。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「過去はどうでもいいだろう。思い出す価値もないくだらん代物だ。だから未来の展望は教えてやる」

 

 そもそもロクに思い出せんしなと付け加えて手元の包みを破く。

 

 白い日差しが、ほんのりと朱を浴び始める黄昏前。これまた人気のない路地裏で木箱を椅子に、俺たちは遅めの昼食を摂っていた。

 

「カポに昇進すること。それが俺の長年の目標であり、堂々と胸を張れる最低条件だ」

 

 最初は小洒落たカフェの看板などを眺めていたが、そんな所に入れるはずもない。テイクアウトメニューだけで納得させた。

 

「理由はまぁ……上司との約束でもあるし、純粋に待遇が今と桁違いになるからだな」

 

 人に覚えさせる気のない品名のコーヒーを口に運んで、舌を潤す。……値段の割にあまり美味くない。いっそジュースをセットで頼むべきだったか。

 

「例えば武装なんかがそうだ。ソルダードは雑兵扱いだからな。まとまった軍団で運用する為に、武装も統一されるんだ。多少の改造を許されても基盤は変えられない」

 

 口直しにポテトを口にする。これはまぁ、流石に美味かった。

 

「けどカポは統率者として独自性が保証される。そうなれば、いろんな工房装備や仕掛け、発明品が実戦で試せるようになるんだ」

 

 一通り話したので、塩気の効いたサクサクとした食感を楽しみながら、相手の返答を待つ。

 

「ふーん。じゃあもう一つ聞いてもいい?」

 

 遠慮がちな声色。

 その今更な配慮に、若干呆れながらその続きを目で促した。

 

「ヴァラキってあれよね。そういう発明品とか工房についてだと、すっごく楽しそう。工房オタクってやつ?」

 

 180度入れ替えたようなテンションで放たれる、ストレートな物言い。

 そうやって直球で踏み込んでくる行為は、奇妙な力とか関係なしに、やっぱりイラっとくるものだった。

 

 

 ──しばらく後。

 

「はぁ……俺は話したんだから、次はお前の番だ」

 

 俺の抱える野望。人間関係。好き嫌い。話せることはそこそこ打ち明けた。だから攻守を入れ替える事にした。

 長めのポテトを指揮棒代わりに、真っ直ぐにレイナを指し示すと、少し困った様に俯いた。

 

「うーん……何から話したらいいのかな」

「じゃあ質問するから答えろ」

 

 本当に、どう言ったらいいのかわからないという風に悩むレイナに、こちらから踏み込むことにする。

 

 

「まずお前は、人の思考を受信……感じることができるって事でいいのか?」

 

 最初からずっと気になっていた事を聞く事にした。これまでは下手に知ろうと鑑みれば、あの発狂状態に陥るんじゃないかと、踏み込まなかった事だ。

 

「……結果は似てるけど、正確には違うわね」

「なにがだ?」

「真逆なのよ」

 

 要領を得ない回答に首をひねっていると、逆にレイナの方から問いが投げかけられる。

 

「ヴァラキ、貴方はあのビルで初めて会った時に、わたしを見てどう思った」

「どうって……」

「率直に言って」

 

 今、全身を黒づくめで覆い隠した、サンドイッチをハムスターの様にちびちびと片付けるレイナじゃなくて。決して直視することができない、剥き出しのレイナについて。

 それについて聞かれたら、言えることは一つだけだった。

 

 

()()()()()()()?」

 

 ただそこに存在していることすらも信じられない。世界に空いた果てのない底なし穴。目を凝らしても無限に意識が引き摺り込まれるだけで、何かに触れることすらない。

 

 完全なる虚無。人の形をした空洞。それがレイナだった。

 

 

「そう。わたしは何もない空白の存在」

 

 ふっと一息飲んでから、レイナは更に言葉を続ける。

 

「人間はね、白紙の紙を見つけると、そこに何かを書き出したくなる本能があるのよ」

 

 頭を斜め上に向けながら、何かを思い出す様にポツポツと語りした。

 

「ただでさえ都市はどこもかしかも、人間とその被造物でひしめき合っていて、自分だけの居場所なんてものはどこにもありはしない」

「だからこそ。もし、誰のものでもない余白を見てしまえば、水が低きに流れる様に、意識もまたそこに殺到してしまう」

「そうやって吐き出されるものは、胸中に抱いた万感の想いであったり。積み上げた人生の記憶であったり。忘れ去っていた衝動であったりと。人が内包するあまねくものを持って、空白のキャンパスを埋めんとする」

 

「お、おいレイナ!」

 

 レイナがしてきた話し方とまるで違う。レイナの言葉ではない、誰かに与えられた解説文。それが次々と溢れてきた。

 

『それでいて、どれだけの絵筆を連ねられようとも、染まることのないこのモノは、まさに無空の寵児であろう』

 

『嗚呼だからこそ、作品という枠組みを与えることが自体が間違いだ』

 

『これは、()()()()()。……だ』

 

 

 一片に捲し立てる様に、そこまで言い終わると。静かに、ぷつりと糸が切れたようにして異様な雰囲気も消え去った。

 

「……………………」

「おい、無事か?」

 

 呆然と空を見上げるレイナの肩を揺らして、呼びかける。そうするうちに徐々に反応が戻ってきた。

 

「ん、あぁ……。大丈夫。ちょっと驚いただけよ」

「お。おぅ。ならいいんだが……」

 

 落ち着く様にと、ジュースを手渡してやれば、ズルッと一気に飲み込んだ。

 

「ぷはぁっ! ごめんなさい。ちょっと興奮して話しすぎちゃった」

「それはいいんだが、……さっきのあれは薬指の話だろう。記憶にないんじゃなかったのか?」

 

 少なくとも、あの廃墟の時にはこんな具体的な話や人物は、一欠片さえも出てこなかった。だがそれでも、あの時は隠してたというには、不自然な点が多々あった。

 

「ええ、わたしには自分に纏わる記憶がほとんどないわ」

 

 言わずとも俺の疑問に答えたレイナは、そっと自分の胸元に手を寄せて、何かを掻き寄せるように握りしめた。

 

「でもね。"わたし"を"わたし"として捉えて、そう扱う誰かと話をしていると。糸が結びつくように、時々なにか……わたしの感情と呼べるものが、像を持って浮かび上がってきたりするのよ」

 

 白紙としてじゃなくてね。と小さくそう呟いた。

 

 




今回で終わらせるつもりだったのに、なぜこうも膨れ上がるのか。
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